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2018/09/13 18:15

地質的異変が相次ぐメキシコで、直径30メートルの巨大なシンクホールが発生

メキシコでのシンクホールを伝える9月5日の報道より
mexico-sinkhole-2018.jpg

メキシコの首都メキシコシティ近郊にあるクアヒマルパという街にあるサッカー場で、「突然、巨大なシンクホールが発生した」という出来事が報じられています。

メキシコ・クアヒマルパのサッカー場に発生した巨大シンクホール
mexico-sinkhole-2018b.jpg

msh-003.jpg

直径 30メートルのシンクホールというのはかなり巨大な規模です。深さは 6メートル。

発生原因については、まだはっきりとはしていないとはいえ、メキシコ通信交通省が原因を調査しているとのこと。

この出来事そのものは、シンクホール事象ということで、巨大ではあっても、最近は世界中で頻発していることでもありますので、特筆すべきことでもないのかもしれないですが、問題は「最近のメキシコで地質的異変が続出している」ことです。

特に首都のメキシコシティの周辺ではいろいろなことが起きています。

これは、昨年の 9月にメキシコで起きた M7.1と M8.1のふたつの巨大地震以降、顕著になっている感じがします。

メキシコの2017年9月のふたつの巨大地震の震源
mexico-epicenter2017.jpg

そして、今年になってから、たとえば、下のような出来事をご紹介しています。

2017年の巨大地震の震源付近のメキシコシティ近郊に長さ400メートルの巨大な亀裂が発生

5月11日のメキシコの報道より
mexico-crack-2018may.jpg

メキシコの首都メキシコシティの近郊で、5月11日、ふたつの地区にまたがり、巨大な亀裂が突然発生するという出来事が起きました。

crack-tlahuac-01.jpg

亀裂は、長さ 400メートル、深さ 4メートルというも巨大なもので、途中には道路や住宅などもある場所のために影響が出ているようです。

住宅街の道路と建物にも影響を及ぼした亀裂
mexico-crack-rorad01.jpg

亀裂が発生したのは、メキシコシティの近郊ののトラウアク地区という場所から、ミルパ・アルタ地区にかけての場所です。

地図で示しますと、下のふたつの場所の間のあたりになりそうです。

mexico-crack-map.jpg

トラウアク地区とミルパ・アルタ地区の間の地域に走る亀裂
mexico-mega-crack03.jpg

このような巨大亀裂そのものも特筆すべきものですが、この場所は、昨年 9月に発生したマグニチュード 7.1の巨大地震の震源でもあるのです。

2017年9月のメキシコでは、ふたつの巨大地震が発生して大きな被害が出ました。
下がそれぞれの震源で、今回の亀裂は地図では上部の 9月19日の地震の震源の位置と重なります。

2017年9月8日のM8.1の震源と9月19日のM7.1の震源
mexico-epicenter-0919b.jpg

また今回の亀裂のすぐ近くには、メキシコの活火山であるポポカテペトル山がありますが、このポポカテペトル山もこの数日、活動を激しくし増加している報道がなされています。

5月11日のメキシコの報道より
popocatepetl-active-2018.jpg

これら一連の地質活動と昨年の連続した巨大地震に関係があるかどうかは地質学者たちも明らかにできないでいますが、関係があるかないかは別として、再び、メキシコで活溌な地質活動が始まっている可能性がありそうです。

そして、それは環太平洋火山帯になおいて、すべて同じ状況だと考えられます。

メキシコに正体不明の「燃え上がるクレーター」が出現する

2018年1月17日のメキシコのメディア報道
crater-mexico-2018-jan.jpg

メキシコのサルティーヨという場所にあるハイウェイの上に、1月17日、「真っ黒い大きなクレーター」ができているのが発見されました。

ハイウェイ上の黒い穴
mexico-burning-crater02.jpg

メキシコのサルティーヨという場所にあるハイウェイの上に、1月17日、「真っ黒い大きなクレーター」ができているのが発見されました。

ハイウェイ上の黒い穴
saltillo-mexico.gif

穴の大きさは、直径が約 8メートルで、深さも 8メートルあり、深さがなかなかのものです。

サルティーヨの警察当局などは現地には来たようですが、今のことろ、このクレーターについて「これが何なのか」ということについてのコメントは出されていません。

ネット上では、以下のような主張がなされています。

・隕石などの天体が衝突してできたクレーター
・地面の内部で何かが燃焼している
・シンクホール現象で地盤が崩壊した

どの意見にしても、本格的な調査がなされていない以上、実証しようがないですが、「真っ黒のクレーター」という存在は、なかなか不気味ではあります。

この正体については何ともいえないにしても、通常のシンクホールで地面が燃え上がるということはないですので、天体の衝突の可能性があるのかもしれません。

天体の衝突のような出来事は、実証できない事例も含めて最近とても多く、どうも世界中でいろいろなことが起きているようです。

今年 5月に、メキシコシティの近郊で巨大な亀裂が2カ所で発生し、また、サルティーヨという場所では「焼け焦げたクレーター」が発生しました。

サッカー場にクレーターが発生したクアヒマルパと共に、それぞれの場所を地図で示しますと、以下のようになります。

クレーターが発生したクアヒマルパと、メキシコでの最近の地質事象
mexico-tishitsu-map2018.jpg

それぞれの事象に関連があるというわけではないでしょうが、メキシコの地質的状況がとても不安定になっているというような感じはどうしても受けます。

今後もメキシコや、その周辺地域ではある程度の不安定さが続くのではないかと考えられます。

もちろん、今、地質が不安定なのはメキシコだけではなく、それは環太平洋火山帯全域にわたっていると考えるのが正しいようには思います。

最終更新:2018/09/13 18:15

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