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記事詳細

2018/09/12 20:07

太陽観測施設「アメリカ国立太陽観測所」が、理由不明のまま突然の謎の閉鎖に。同時に周辺地域にFBIから「退避命令」も発令。それに対して広がる様々な憶測

アメリカ国立太陽観測所の「謎の閉鎖」について報じる9月11日の報道
sunspot-secrcy-closure.jpg

冒頭の報道は、アメリカの ABC ニュース系の記事ですが、それも含めて、米国のブログ「ゼロヘッジ」がいくつかのメディアの記事から、このことをまとめていましたので、その記事をご紹介します。

皆様には何が起きたのかご想像できますでしょうか? 私自身は想像さえつかないのです。

では、ここから記事です

National Solar Observatory Mysteriously Closed As Geomagnetic Storm Looms
zerohedge.com 2018/09/11

磁気嵐が地球に迫る中で不可解な閉鎖をしたアメリカ国立太陽観測所

米ニューメキシコ州のサンスポットにあるアメリカ国立太陽観測所(太陽天文台)が、9月6日以来閉鎖されている。

米 ABC ニュースは、9月10日、国立太陽観測所を管理していた組織「オーラ(AURA / Association of Universities for Research in Astronomy)」のシャリ・ライフソン(Shari Lifson)氏を取材した。

記事でライフソン氏は以下のように述べている。

「オーラは国立太陽観測所を管理しており、現時点でセキュリティ問題に取り組んでいます。そして、私たちは、現時点での予防措置として、人々を施設から退去させることを決定したのです。施設から職員等を避難させたのは、私たちの決定によるものです」

ライフソン氏は、ABC ニュースに「太陽観測所の再開の目処は立っていない」と語った。

ABC ニュースは、FBI (アメリカ連邦捜査局)にも、この件について連絡を取ったが、報道時刻までに FBI からの返答はなかった。

FBIは、地元(サンスポット)の法執行機関と観測所の閉鎖の期間について話し合ったが、法執行機関のひとりは ABC に以下のように語っている。

「 FBIは、何が起きているのかを私たちに伝えたくないようでした。 FBI は私たちに退避させながら、このサンスポットで待機するようにも要求したのです」

「地元の私たちは、誰ひとりとして、今どのような状況なのかをまったく知らされていないのです。 FBI の人たちはたくさんいましたが、なぜ彼らがいるのかという理由については、誰も話さないし、話すつもりもなかったのでしょう」

「しかし、そこには数多くのものがありました。ブラックホーク・ヘリコプター(軍用の多目的ヘリコプター)があり、そしてアンテが建てられ、その周囲では多くの人たちが作業をしていました。しかし、その目的が何なのかを誰も私たち地元の人間には言わないのです」


ここから、FBIが、太陽観測所閉鎖の理由を地元司法当局に伝えなかったことがわかる。

サンスポットは、UFO についての陰謀論で名高いニューメキシコ州のロズウェルから、209キロの場所にある。あるいは、アメリカ陸軍が管理するホワイトサンズ・ミサイル実験場(WSMR)からも 150キロしか離れていない。

アメリカ太陽観測所は 1958年にサクラメント山脈の非住居地域に設立された。

これに関係して、奇妙な話を、アメリカのサイト SHTFplan が記している。それは「太陽に巨大な穴(コロナホール)が発生したのと同時に観測所が閉鎖された」というのだ。

この国立太陽観測所は太陽からの影響による磁気嵐を監視している公式の組織だ。

アメリカ海洋大気庁(NOAA)は、9月11日、G2レベルの太陽嵐のための磁気嵐について発表した。磁気嵐は、5段階で示され、G5が最も高いレベルなので、G2の磁気嵐は比較的穏やかなものといえる。

なお、現在、太陽は活動の極小期に向かっている。これは、太陽の 11年周期の中で最も太陽の活動が少ない期間だ。つまり、太陽黒点、コロナ質量放出(CME)、あるいは、太陽フレア活動がはるかに少なくなることを意味する。

しかし、太陽活動が極めて弱い場合でも、太陽にコロナホールと呼ばれる「穴」が開くことがある。この領域は太陽の大気中の、より低温で低密度のプラズマ領域であり、磁場が開放されている領域となっている。

この開放磁場により、太陽風が容易に太陽の表面から外へと放出されるようになり、電磁放射を高速で宇宙空間に吹き飛ばす。

その方向に地球がある場合、地球は太陽風の影響を受けることになる。

今回の磁気嵐の予測は G2レベルだが、GPS を妨げるため、宇宙船の操作が影響を受ける可能性がある。また高緯度の地域では、電波に影響を受ける可能性もある。

ここまでです。

簡単にまとめますと、以下のようなことが起きていると。

ニューメキシコ州のサンスポットで起きていること

・アメリカ国立太陽観測所が突如閉鎖。

・観測所の職員と共に、周辺の人たちにも退避命令が出される(ここには書いていませんが、近くの郵便局にも退避命令が出ています)。

・観測所のあるニューメキシコ州のサンスポットに FBI の職員が多数集まる。

・しかし、サンスポットの司法当局にさえ FBI の職員たちが集まる理由を言わない。

・FBI は、軍用ヘリコプターやアンテナ等をを設営している。


というようなことになっているのです。

アメリカの田舎を旋回するブラックホーク・ヘリコプターなんていうのは、何というか、ちょっとした安物の SF 映画っぽい構図が浮かんで来るのですよね。

また、CIA ではなく、FBI というのが、何だか妙な臨場感を醸し出します。

何を目的として FBI が、このような行動をおこなっているのかは、もうこれはいくら考えてもわかりません。

上のゼロヘッジの記事には、

> 「太陽に巨大な大きな穴(コロナホール)が発生したのと同時に観測所が閉鎖された」というのだ。

という下りがあります。

これはまるで「太陽にコロナホールが現れたことと退避命令と関係しているかのような」感じに響きますが、太陽に出たコロナホールが「ニューメキシコ州の小さな街にだけ影響を与える」というはずもありませんし、つまりは、「そのコロナホールによる磁気嵐の影響を調べるための機関である国立太陽観測所が、その大事な時期に閉鎖した」というのが不思議だということなのかもしれません。

このコロナホールが太陽に出現し始めたのは 9月6日頃くらいからです。

コロナホールというのは、磁気を宇宙空間に放出する「穴のように見える黒い空間」で、それが 9月9日くらいまでに、地球に磁気嵐の影響を与えるほどに成長しました。

現在も大きいままです。

下の写真は、9月10日の太陽の様子です。

現在の太陽のコロナホールの状態
coronal-hole-0910.jpg

確かに大きなコロナホールなのですが、この2年から3年の間の太陽は、今までにないような巨大コロナホールが頻出していまして、これより大きなコロナホールが何度も出現しています。

下の写真は、2016年10月に出現したコロナホールで、太陽が、「その表面の3分の1ほどを《穴に埋め尽くされている》」という状態になったものです。

2016年月10日25日の太陽(黒い部分はすべてコロナホール)
2016-1025-hole02.jpg

これに関しては、過去すべての記録の中で「最大のコロナホール」だったことがわかったことについて、今年の以下の記事で記しています。

「太陽と宇宙線の関係」が観測史上初めて「崩壊」したかもしれない。そして今、太陽に勃発し続けているきわめて異常な事態とは

2018年5月10日の米メディア「ザ・ウォッチャー」の記事より
something-extraordinary-is-happening-on-the-sun.jpg

今回の記事に説明などを下手に入れてしまうと、内容がゴチャゴチャし過ぎるかもしれないですので(内容がカオス化しやすいのは私のブログの悪い部分です)、説明や解説などは、後日(世の中で何も起きなければ次回の記事)させていただきます。

過去記事で、今回のことと関係したものは複数ありますが、過去記事を読まれたことのない方は、カテゴリーの「これからの太陽活動」から記事を選ばれていだたくか、あるいは、今回の内容と比較的関係した最近の記事は下のものがあります。

次第に「光が消滅していくような」太陽の奇妙な見た目は日に日に増加して

massive_strip.jpg

長くオーロラを撮影してきたという撮影者も、「こんな大きなものは見たことがない」と述べていました。

ちなみに、オーロラは、太陽からの影響を受けて発生します。

超巨大なコロナホールにより太陽風に晒され続けていた地球

太陽とオーロラの関係については、JAXA の「太陽のオーロラが地球のオーロラを作る」というページから抜粋いたしますと、

オーロラは、太陽が放出している太陽風によってつくられます。太陽からプラズマ粒子(太陽風)が放出され、それが地球の極地の高層大気と衝突して発光します。

一種の放電現象なのです。


ということで、太陽からのプラズマの粒子が地球に強い影響を与えるほどオーロラが発生しやすいということになりそうです。

それでは、上のオーロラの頃、太陽風が強かったのかというと「非常に強い」状態が続きました。

では、その頃、たとえば、太陽フレアなどの太陽活動が激しかったのか? というと、「全然活溌ではなかった」のでした。

太陽活動は、夏くらいからずっと沈静化したままで、小さなものはともかく、おそらくは、春くらいからのこの数か月間、地球方向を直撃した大きな太陽フレアは「ひとつもなかった」と思います(記憶で書いていますので、正確に調べれば、あるかもしれません)。

とにかく、非常に弱い太陽活動が続いているのですが、では、どうしても、上のような巨大なオーロラが発生するほど地球の地磁気が影響を受けたかといいますと、その頃の太陽には「巨大な暗い穴」が開いていたのです。

コロナホールの説明を Wikipedia で見ますと、

コロナホールは、太陽のコロナが平均よりも暗く、冷たく、密度が低い領域である。(略)

太陽活動の極小期には、コロナホールは主に極地方で見られるが、極大期にはどこにでも存在しうる。


ここに、

> 太陽活動の極小期には、コロナホールは主に極地方で見られる

と書かれてあり、そして今は、太陽活動が縮小に向かっている縮小期ですので、一般的には太陽の「極」、地球でいえば、北極とか南極とか、そういう位置で見られるもの・・・という「通常の状態」を前提に、先週の太陽のコロナホールを見ていただきたいと思います。

2015年10月13日の太陽
coronalhole_sdo-2015-10a.jpg

これはですね・・・デカイです。

coronalhole-sdo-2015-1-04.jpg

これも大きいといえば大きいのですけれど、極のほうに発生しているせいで、地球に面している部分はそれほど広い面積ではなかったのですが、今回のコロナホールは、「何百個分の地球がすっぽり入るほど」の面積で地球に向いていて、地球への太陽風もかなりのものだったと思いますし、地球の地磁気の乱れも相当なものだったように思います。

未来予測プロジェクトのウェブボットの代表クリフ・ハイは、2009年に「太陽の病気」というテーマのもと、以下のようなことを書いていました。

2009年1月のウェブボットより

・ 「太陽の病気」は人間にとっては大変に危険な影響をもたらす。人間の精神に影響するのである。これによって突然と意識を失って倒れるような現象が相次ぐ。

・ また、この太陽の異常によって人々の現実に対する意識と感覚が大きく変化し、二つの異なった世界に同時に住む人々が多く出現する。これは「超現実」「幻想」「他の世界のような」などのキーワードと関係している。

・ この時期には、社会環境の変化とそのストレスに耐えられなくなり精神的におかしくなった人々が多数出現する。


すっかり様子がおかしくなりつつある太陽

もうひとつの最近の太陽の写真をご覧いただきたいと思います。

これも、いろいろと合理的な理由はつくものだとは思いますが、何となくややショックな感じを受けたもので、それは「太陽の半分が真っ黒」になっているというものです。

太陽観測衛星SOHOが2015年10月17日に撮影した太陽
latest-EIT284-1017.jpg

これは一般的には、下のような感じで示されるものです。

eit284-photos.jpg

太陽観測衛星 SOHO は、主に太陽のコロナの状態を測定している探査機で、12個の観測機器を持ち、それぞれが別の観測点から太陽を記録しています。

上の写真は、その中の EIT ( Extreme ultraviolet Imaging Telescope )という観測機器により観測された画像で、この EIT というのは、 Wikipedia によりますと、

コロナ下部の構造、活動を観測する。

とあります。

つまり、この「太陽が半分黒くなっている状態」は、「コロナの下で起きている」ということになります。

コロナというのは、太陽の外側の大気層をいいますので、その下の太陽本体の状態だといえるようです。

ちなみに、私はこのような太陽の構造を信じる者ではないですが、現在の一般的な科学においては、太陽の構造は下のようになっているとされています。

taiyou_03.jpg

このような「黒い状態」は2015年の夏くらいから多くなっていまして、2015年8月18日にも下のような太陽の姿が SOHO の EIT によって観測されています。

Soho-EIT-284-18-aout-2015.jpg

詳しい方が見れば、特に問題のあるものではないのかもしれないですが、こんなに黒い部分が多い状態の日々は、以前はあまりなかったように思います。

2015年の7月に書きました、

太陽が割れてきた。その研究を読みながら、太陽を含めた「自然の存在の役割」を考える

sun-devide.gif
▲ 2015年07月07日の英国王立天文学会ニュースプレスより

Does the solar magnetic field show a North-South divide?
王立天文学会 ニュース&プレス 2015.07.07

太陽磁場は、太陽の南北の分割を示しているのか?

North-South-divide.jpg

毎秒 200~500キロメートルの間の速度で太陽のコロナを通過する噴射の研究は、太陽の磁場によるプラズマの動きの速い行列が、南半球よりも北半球ではるかに強く偏向されていることを示す。

この太陽の南と北での非対称性は、太陽の磁場を発生させる機構である「太陽ダイナモ」に対しての理解に重要な意味を持っていると思われる。

この研究結果は、2015年7月8日に、英国ウォーリック大学のジュゼッペ・ニスティコ博士( Dr Giuseppe Nistico )によって、ランディドノーでの国立天文学会議で発表される。

ニスティコ博士と国際研究チームは、2007年3月から 2008年4月の間に発生した 79の太陽の極の噴射を研究してきた。

この研究は、NASA の太陽調査プロジェクト STEREO (太陽立体化計画 )によって観察したものだ。STEREOは、太陽の軌道に沿って地球から離れて、反対方向に周回している双子の衛星だ。

NASA の STEREO
STEREO-spacecraft.gif

二機の衛星により運ばれる STEREO のふたつのデータが、太陽の立体観察を可能にする。ニスティコ博士と研究チームは、双子のSTEREO探査機によって同時にコロナ噴出を観察するために、極端紫外線撮像装置(EUVI)と呼ばれる撮像装置と、COR と呼ばれる機器の画像を使用した。

特定されたそれぞれの噴出のために、研究チームは、太陽の南側と北側共に、太陽表面から 70万キロメートルの距離で、噴出と太陽との角度を測定した。北と南の2つの測定場所の間には、約 10分の時間遅延がある。

sun-kakudo.jpg

ニスティコ博士は、以下のように語る。

「STEREO は、太陽の異なる層を調べることができますので、私たちは時間をかけて噴出の進行状況を見ることができるのです。 EUVI は、太陽の表面に祝言した噴出を示し、 COR1 は、太陽の大気やコロナを通じて進行状況を表示します」

「噴出が低いところから高いところに移動する時には、それらの噴出は、磁力線によって”案内”され、直線ではなく、むしろ丸く追随していきます。しかし、太陽の極に近い噴出を分析すると、この偏向量が異なるという意外な事実を示すのです。」

「私たちは太陽の南よりも北の極で、相当大きな偏向(変位)を確認しました。このことが、私たちに疑問を生じさせます。・・・この太陽の極の噴出は、『太陽の磁場が南北で対称ではない』ことを示している?・・・という疑問です。」

「初めて黄道面に周回する宇宙船から太陽の極地の機能の測定を行うことの難しさにもかかわらず、私たちは、太陽コロナの全体的な構造のトレーサーとしての冠状の噴出を研究できました。そして、南北非対称性としての太陽のそれぞれの存在の独立した指標をさらに提供しています」

「将来的には、ソーラー・プローブ・プラス( NASA の太陽コロナの観測のための探査機)と、ソーラー・オービター(欧州宇宙機関が開発中の太陽観測衛星)が、太陽に近い位置からの極の直接観測によって、太陽の南北非対称についての新たな洞察を提供するでしょう」

という記事では、イギリスの王立天文学会のニュースプレスをご紹介しました。

その記事の内容は、

「太陽の磁場が南北で対称ではない」

かもしれない可能性を示唆するものでした。

そういうことを含めまして、何だかこう、今年の夏くらいから、「太陽がますます変」な感じに見えている(本当に変なのかどうかはわからないけれども、見え方としては変に感じるというような意味です)ことは確かなようです。

ところで、太陽とは何か?

上のほうで、私は「科学で言われている太陽の構造を信じていない」というようなことを書きましたけれど、そこには「太陽を科学的な構造でのみ考えると、太陽が危険なものにしか見えなくなるから」という理由もあります。

太陽は基本的に人類の母であり、完全な味方であると考えている以上、いくら変に見えようが何だろうが、そこにも「人類に対しての意味がある」と考えます。

太陽に関しての過去記事をお読みになられたことがある方には、この記事に書かれていることが、「もしかすると、深刻な予兆なのかもしれない」ということを思われる方もいらっしゃるのではないかとも思います。

あるいは、「全然深刻ではない」のかもしれません。

つまり、それはわからないのです。

記事には、

・中期的なこと (過去にない巨大コロナホールの増加)
・短期的なこと (太陽風と宇宙線の関係が崩壊)


のふたつが書かれていて、短期的なこととしては地震との関係のことなども書かれていますが、地震はともかく、個人的には「巨大なコロナホールの増加の異常」について、そして「太陽風と宇宙線の関係の崩壊」は漠然と感じていたたことで、「それが事実だった」ということで、とても今ショックを受けています。

「これからどうなるのかな」と思いながら翻訳していました。

ここからです。なお、太陽の写真が何枚か出てきますが、太陽表面の「黒い部分」がコロナホールです。

Solar modulation of galactic cosmic ray flux on the wane? Something extraordinary is happening
watchers.news 2018/05/09

太陽活動の変化による銀河宇宙線への影響が消えた? 何か異常なことが起きている

コロナホールの出現が現在の太陽活動である「サイクル23」の間に話題に上がることはあまりなかった。しかし、次のサイクル24では違うかもしれない。
2013年8月はじめ、米フォックスニュースの記者が、科学誌ディスカバリー・マガジンに、以下の巨大な太陽のコロナホールについて、これがどのようなものかを質問したたことがある。この時期は、サイクル23の活動最大期の狭間だった。

2013年7月13日の太陽(NASA)
2013-0718-chole.jpg

その後の数年間、コロナホールは出現し続け、ニュースやインターネット上の記事では、散発的にコロナホールに関しての記事が取りあげられることがあった。

それは、過去の太陽活動の極小期に見られたものよりも、はるかに大きなコロナホールが太陽活動の「最大期」に出現していることについてのもので、「巨大な穴」というような見出しで報じられていた。

しかし、実はその頃すでに太陽のコロナホールは「何かが普通とは違って」いた。

以前の太陽サイクルでは、巨大なコロナホールは、太陽の極域(※ 北極や南極に近い部分。写真では上部や下部)に出現した。太陽の極域にコロナホールが出現することは、以前からよく観測されていたことで、珍しいことではない。

ところが、この 2013年頃から出現し続けていたコロナホールは、太陽表面の中央部分(写真で横の部分)に現れ続けたのだ。

2016年5月の終わり頃にかけて、太陽上に巨大なコロナホールが周期的に何度も出現し始めた。

この際にも、メディアでは「巨大な」、あるいは「広大な」という表現の見出しの記事が出された。英国のあるメディアでは「太陽がバラバラになった (The Sun is Ripping Apart!)」という表現さえしていた。あるいは、「デススターのような形をしたコロナホール」と伝えているメディアもあった。

これらの記事の表現は誇張ではないかもしれないが、しかし、実は、問題はそのようなことではない。

そして、実際には、現在の太陽周期活動に起きていたコロナホールの異常性について、過小評価されていると思えてならないのだ。

下は、非常に顕著な様相を見せたもののひとつで、2016年10月25日の太陽のコロナホールだ。

2016年10月25日の太陽(NASA)
2016-1025-chole.jpg

私は、このコロナホールを見た後、スペースウェザーの過去記事のすべての太陽画像を検索し調査した。その結果、以前の太陽活動極小期が続いていた 2007年と 2008年、そして 2009年の 3年間のすべての太陽画像において、この 2016年10月25日のような「巨大な」コロナホールは見当たらなかったのだ。

私は、NASA の科学者の「過去の太陽活動最大期には、太陽フィラメントの爆発が頻繁に起きていた」という言葉を引用した知人から送られてきた電子メールを思い出した。

それは、コロナが「何らかの影響により太陽表面から "はがされて" いる」ことを述べたものだった。

おそらくは、2016年頃から頻繁に出現している巨大なコロナホールは、私たちが想像している以上に「普通ではない」ものなのかもしれない。しかし、それを理解するほど、私たち人類の太陽観測の歴史は長いものではないかもしれないともいえる。

つまり、これらの巨大なコロナホールは本当に異常な「何か」を示しているものなのかもしれないし、そうではないかもしれない。

さて、しかし実は、今回の記事の本題はこれらのことではないのだ。

太陽のコロナホールは、高速の太陽風の発生源となる。

そして、太陽風と銀河宇宙線(GCR)との間には逆の関係があることが広く知られている。つまり、太陽からの太陽風が強い時には、通常、宇宙線の流れは低下する。

今回の記事のタイトルで言及した「何か異常なこと」というのは、これと関係している。

じつはこの数日間、「太陽風と宇宙線の逆の関係」が崩壊しているのだ。

今の太陽にもコロナホールがある。下がその画像だ。

2018年5月7日の太陽
2018-0507-chole.jpg

この太陽の表面を覆い尽くす巨大なコロナホールは、2018年5月5日以来、秒速 700キロメートルを超える太陽風を生成している。

通常は、このような強力な太陽風に直面した場合、銀河宇宙線は約 2%の大幅な低下を示す。

ところが、「それが起きていない」のだ。

データを見ると、太陽風も銀河宇宙線もどちらも上昇しているのである。

私は科学者ではない。あくまでコンピュータプログラマーであり、太陽の専門家ではない。しかし、私は過去 5年間にわたり、スペースウェザーのデータと、フィンランド・オウル大学の宇宙線観測ステーションのモニターを毎日徹底的に調べた。そして、太陽活動と銀河宇宙線の関係を研究した。

その中で、私が他の人々と共に気付いたことのひとつに、太陽活動が長い活動休止状態の後に「プロトン事象(陽子密度が高い太陽風)」が発生した時には、巨大な地震が起きることだ。

実際、2018年2月16日のメキシコの M7.5 の地震の直前にそれが起きていて、私は大きな地震が発生すると予測した。これは地震の予測の自慢しているのではなく、現実として、インターネット上には多数の、いわゆる専門家ではない観測者たちがいて、それらは主観的科学の観測とは違うものであっても、そこにメリットがないわけではないということを言いたいだけだ。

少なくとも過去 5年間に関しては、主流の科学者たちの多くが太陽風と宇宙線の関係を綿密に観察してきたかどうかは疑わしい部分がある。

過去 30日間のフィンランド・オウル大学の宇宙線ステーションのチャートは次のとおりだ。
gcr-now2018.jpg

過去数日では、銀河宇宙線の数値は 6700付近の直近のピーク値に止まっている。本来なら、現在のような強力な太陽風にさらされている中では、銀河宇宙線は、2%、あるいはそれ以上に下がるのが普通なのだ。これは、過去「必ず」起きてきた。

しかし、今回はそれが起きていない。

このようなことを、少なくとも私は過去一度も見たことがない。

このようなことが続くと、どうなるのか。それはわからない。わからないにしても、興味は湧く。

なお、宇宙線は(雲の生成と関係しているため)その量は極端な降雨と関係する。これに関しては主流の科学でも認められていることであり、宇宙線の増加は極端に多い雨と関係していると考えられている。

現在の世界での極端な悪天候や雹や洪水、異常な雲や竜巻、そして、火山活動や地震……。

何か普通ではないことが始まっているのかもしれない。

この記事の中でご紹介した海外の記事には以下のようにあります。

このコロナホールを見た後、スペースウェザーの過去記事すべての太陽画像を検索し調査した。その結果、以前の太陽活動極小期が続いていた 2007年と 2008年、そして 2009年の 3年間のすべての太陽画像において、この 2016年10月25日のような「巨大な」コロナホールは見当たらなかった。

2016年頃から頻繁に出現している巨大なコロナホールは、おそらくは、私たちが想像している以上に「普通ではない」ものかもしれない。


このようなことが書かれていて、これは、私の過去 10年くらいの太陽観察日記としての感想とも大体は似ています。

この2、3年、太陽は「かつてなかったような巨大なコロナホールを頻繁に出現させるようになった」と言えるような感じなのです。

理由はわかりません。

そもそも、現在の科学では、「なぜコロナホールが出現するか」ということもわかっていませんし、そもそも「コロナホールとは何か」という定義も「仮のもの」といえます。

つまり、この「真っ黒な穴は一体何なのか」ということは、実際にはよくわかっていないのです。

いずれにしても、このコロナホールが出現したことと、その頃にアメリカ国立太陽観測所が理由不明のまま閉鎖して、周辺にも退避命令が出されたということとは関係がないはずですが、不思議なのは、

「 FBI が地元の司法当局にも理由を明かさない」

という点です。

このような「地元住民は退避して下さい。しかし、理由は言えません」というのは、映画ではあるかしれませんが、実際にはあまり聞いたことがなく、そこがとても不思議です。

何か大きなことが起きているのか、そういうわけでもないのか。

なかかなわかりづらい出来事でしたので、報道のままご紹介させていただいた次第です。

皆様はどのように解釈されます?

なお、先ほど書かせていただいたコロナホールによって、9月10日頃から現在もなお地球は弱い磁気嵐に見舞われています。

地上の GPS や通信に影響が出るほどのものではなく、日常生活に関係するものではないでしょうが、一応は「今現在、地球は磁気嵐の真っ只中」であります。

最終更新:2018/09/12 20:18

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コメント 2件 コメントを書く

2018/09/12 22:34:58

転記元

中村さん

InDeep記事の紹介でしょうか?

2018/09/13 16:53:34

InDeep記事です。

リコー農研さん

InDeep記事です。

必要でない所を削除して繋いだ記事です。

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