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2018/06/21 22:14

ヨーロッパの地中海での海水温度が完全に異常な状態となっており「通常より5℃高い」海域も。原因は不明

2018年6月14日の地中海の海水表面温度の平年と差異
mediterranean-sea-temperature2018.jpg

今月のはじめに、以下の記事において、イタリア西部のアドリア海の海水温度が「異常に高い」ということについてご紹介したことがあります。

アドリア海の海水温が異常な高騰。海底火山活動が活溌といわれるイタリア周辺の海で何が起きている?
アドリア海の位置と5月31日の海水温度の平年との差
adria-may-2018.jpg

イタリア半島の東部に「アドリア海」という海域があります。

少し大きな地図で示しますと、下の位置になります。

アドリア海
adriantic-sea-map.jpg

この海域が、現在「極めて高い」海水表面温度に見舞われていまして、冒頭にも示しましたが、その大部分が平年を 3℃以上も上回る場所に覆われているという、やや異常な状況となっています。

下がアドリア海の平年との海水温度の差を示したものです。

アドリア海の海水温度の平年との差
adriaric-sea-3.jpg

大気の気温なら、平年より 3℃高いくらいはどうということもないのですが、海の温度となると事情も違います。

たとえば、現在の「全世界の海水温度」の平年との差はどのくらいになっているかといいますと、下は日本の気象庁の 4月(入手できるもので最新)のデータですが、以下のようになっています。

最も海水温度が高い海域でも「平年より 1℃高い」程度が最大限となっていることがおわかりかと思います。平年より 2℃高いという場所さえありません。

2018-april-kaisuiondo.jpg

ところが、現在のアドリア海では、そのほぼ全域が「平年より 3℃、あるいはそれ以上高い」ということになっていまして、注目を集めています。原因はわかっていません。

このヨーロッパの周辺の最近の気温は、このように海水温度に影響を与えるような高温ではありませんでした。

最近、イタリア半島の周辺で海底火山の活動が活溌化している

ということです。

今回のアドリア海とは半島をはさんで逆の位置ですので、関係があるということではないのですが、イタリア周辺は最近、陸上の火山も含めて「地殻活動がとても活溌化している」と考えられています。

そういう中で、アドリア海で観測されている異常な海水温度の上昇も、あるいは、アドリア海の海底でも何か海底火山的なものの活動が起きていたりするのかもしれないとふと思った次第です。

原因はともかく、このように海の気温が上昇しますと、気候が荒れやすくなることは確実で、今後の南欧や東欧あたりの気象はさらに激しくなっていくのかもしれません。

その後も、アドリア海の海水表面温度は高いまま推移しているのですが、最近になって、海水温度が高いのは、このアドリア海という狭い範囲だけのことではなく、

「地中海全域が平年に比べて異常に高い海水温度を記録している」

ことが判明したのです。

冒頭の気温分布は、世界地図では以下の範囲となります。

world-map-tituekai.jpg

ふたつを合わせますと、その場所がわかりやすいかと思います。

6月14日に異常な海水温度を記録した範囲
mediterranean-sea-temperature0614.jpg

これは色の分布を見ますと、イタリアのアドリア海は、平年との気温の差が「 5℃以上」(薄い紫から白で示されています)となっている海域がかなりの面積を占めていて、これは・・・ちょっと異常ですね。

そして、地中海のイタリアからギリシャ、トルコにいたる海域がほぼすべて「平年より 3℃以上、海水温度が高い」ということが示されています。

前のアドリア海の記事の時にも書いたのですけれど、海水温度は大気のいわゆる気温とは違い、そんなに大きな変動があるものではないのです。

平年より 3℃高いというのも相当なもので、まして 5℃高いとなると、異常ということが言えるかと思われます。

どうして、このようなことになっているのかはわかりません。

それに、何よりも不思議なのは、実は世界的には、「今年は海水温度が比較的低い」のです。

この数年、非常に高い海水温度が続いていた世界の海ですが、今年はそうでもないのです。

たとえば、下は、アメリカ海洋大気庁(NOAA)の「海水温度の差異」のデータで、リリースされている中で最新の 6月18日のものです。

赤くなればなるほど平年より高い」
青くなればなるほど低い」
黄色が平年並み」
ということで見ていただくと、おわかりやすいかと思います。

2018年6月18日の世界の海水温度の平年との差異
sea-2018-0618.jpg

黄色の部分(平年並み)と、青い部分(平年より低い)が多く、赤い部分(平年より高い)は、かなり少ないことがおわかりかと思います。

実は、この海水温度が台風やハリケーンの行方も決定していくものとなるのですが、このように世界的に低い状態のままならば、今年は台風やハリケーンが「多くはならない」可能性がありますが、この先の変化もありますので、今はそのことにふれられないとしても、最近数年とは違う落ち着いた海水温度を示しているといえます。

ところが、その中で、地中海、そして北欧などのヨーロッパ周辺の海域は突出して高いのです。
eu-st-05.jpg

どうしてこんなことが起きているのかということについて興味はありますが、ここまで高いとなると、どうしても「海底火山など、メタンガスの噴出を含む地質の活動」を疑ってしまいます。

これはそのうち記事にしようと思いますが、実際現在は世界中でメタンガスの噴出がとても活発なのです。このブログで最近取りあげただけでも、オーストラリア、インド、アメリカ他、さまざまな場所でメタンガスが地底から噴出しています。記事はこちらのリンクにあります。

燃える川 : オーストラリア東部の川底から噴出し続ける「原因のわからないメタンの泡」が激化
australia-methane-bubble.gif
オーストラリアのコンダマインという場所にある川で、川底から「謎の泡」が噴出し続けていて、最近それが激化していることが報じられています。

「謎の泡」とはいっても、これが「メタン」であることがわかっています。

下の写真のように「噴出したメタンが燃えている場所」も見受けられるようです。

川の上で燃えている噴出中のメタン
condamine-river-methane-bubbling-burns.jpg

コンダマインの場所
Condamine-map.gif

なぜこういう現象が起きているのかはよくわからないようなのですが、オーストラリア ABC ニュースの報道をご紹介します。

Condamine River's mysterious bubbling 'intensifying'
ABC ニュース 2016/02/15

コンダマイン川の謎の泡が激化

クイーンズランド州で「メタンの泡が噴出している」土地の所有者は、その泡がこの数ヶ月間、「激化」していることに対して、州政府にその原因を突き止めるように調査を呼びかけている。

場所は、チンチラの近くにあるコンダマイン川で、メタンの噴出が初めて報告されたのは 2012年のことだった。

しかし、現在に至るまで、メタン噴出の原因を特定できるための情報を持っていないとクィーンズランドの州政府は ABC に語った。

コンダマイン川のメタンガスの噴出の環視を続けているオーストラリア連邦科学産業研究機構(CRISCO)の非在来型ガス研究者の第一人者であるダミアン・バレット教授(Professor Damian Barrett)は、過去 12ヵ月間で噴出の泡が激化したことを確認した。

川の上流と下流の両方で気泡の数が倍増しているという。

この泡については、2013年に、科学調査企業をおこなうノースウェスト・コーポレーション(Norwest Corporation)が、いくつかの「この現象が起き得るシナリオ」を解説している。

そこには、干ばつや洪水の後の帯水層の再貯留など自然イベントが含まれていると同時に、また、炭層ガスに関しての、操作や水での掘削などの人間活動の可能性も挙げた。

バレット教授は、川のメタンが時間と共に変化してきていることはわかっており、そして、それは人為的な原因ではなく、自然の要点である可能性が高いと言う。

しかし、その原因はまったくわからないとも述べる。

これらが自然の要因ではなく、ガス採掘などによる人為的な要因だという見方をする人たちも多くいる。

クィーンズランド州政府が 2012年12月に発表した報告書では、「泡の原因について、短期間の調査で原因を解明することは難しく、科学に基づいた答えを得るために、長期的なアプローチが必要だ」としている。

インド : 地下から突如として炎が噴き出した現象に住民たちは「神の怒り」だとパニックに

2016年6月6日のインド英字メディアの報道より
india-vidisha-flames.jpg

インドのヴィディシャーという地区にある村で、井戸を掘削する作業をしていた時に、土の中から炎が噴き上がり、村の人々がパニックに陥ったという報道がなされていました。

その後、地元の警察はバリケードを設営して現地への入場を制限しましたが、話を聞いた人々が周辺地域から数多く集まり、「これはこの地の神の怒りだ」というような話が広がっていると報じられています。

インドの地質学の権威である大学教授は、これはメタンの噴出だろうと述べています。

様々な「地下からの噴出」も、それぞれ原因が特定されているわけではないですが、地下からの噴出が、世界中で増加しているという感じを思わせます。

アフガニスタンで地下から火と水が同時に噴き出す現象
fire-and-water-b1.jpg

サウジアラビアで砂漠の地下からの噴き上がり現象
saudi-blowhole-phenomenon1.jpg

そして、NOAA の図を見ていますと、海もまた「異常に海水温度が低い場所」もあれば「異常に高い海域」もあることがわかります。気温だけではなく、海水温度も均衡を欠いた状態となっているということなのかもしれません。

最終更新:2018/06/21 22:14

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