【楽天市場】Shopping is Entertainment! : インターネット最大級の通信販売、通販オンラインショッピングコミュニティ 店長の部屋Plus

記事詳細

2018/06/03 18:16

アドリア海の海水温が異常な高騰。海底火山活動が活溌といわれるイタリア周辺の海で何が起きている?

アドリア海の位置と5月31日の海水温度の平年との差
adria-may-2018.jpg

イタリア半島の東部に「アドリア海」という海域があります。

少し大きな地図で示しますと、下の位置になります。

アドリア海
adriantic-sea-map.jpg

この海域が、現在「極めて高い」海水表面温度に見舞われていまして、冒頭にも示しましたが、その大部分が平年を 3℃以上も上回る場所に覆われているという、やや異常な状況となっています。

下がアドリア海の平年との海水温度の差を示したものです。

アドリア海の海水温度の平年との差
adriaric-sea-3.jpg

大気の気温なら、平年より 3℃高いくらいはどうということもないのですが、海の温度となると事情も違います。

たとえば、現在の「全世界の海水温度」の平年との差はどのくらいになっているかといいますと、下は日本の気象庁の 4月(入手できるもので最新)のデータですが、以下のようになっています。

最も海水温度が高い海域でも「平年より 1℃高い」程度が最大限となっていることがおわかりかと思います。平年より 2℃高いという場所さえありません。

2018-april-kaisuiondo.jpg

ところが、現在のアドリア海では、そのほぼ全域が「平年より 3℃、あるいはそれ以上高い」ということになっていまして、注目を集めています。原因はわかっていません。

このヨーロッパの周辺の最近の気温は、このように海水温度に影響を与えるような高温ではありませんでした。

そこで個人的に気になりましたのが、過去記事でご紹介していたことですが、

最近、イタリア半島の周辺で海底火山の活動が活溌化している

ということです。

下のふたつの記事は、イタリア周辺の海底火山に関してのものです。

ポンペイを壊滅させたイタリア ベスビオ火山近くの海で未知の海底火山が6つ同時に発見される

投稿日:2016年10月4日
vesvio-unknown-volcanoes.png

ヨーロッパ最大の地球科学の研究機関である「イタリア国立地球物理学火山学研究所(INGV)」が、イタリアのベスビオ(ヴェスヴィオ)火山近くのナポリ湾の海底に、今まで知られていなかった海底火山が「6つ」発見されたと発表しました。

これは、火山学研究所が、ベスビオ山の噴火の状況に関しての研究として、二酸化炭素排出量を検査し続けていたのですが、その測定の中で、ベスビオ山から数キロの場所にあるあるナポリ湾という湾の海底に高さ 800メートルほどの6つの未知の火山を発見したというものでした。

新しく見つかった海底火山の位置
six-volcanic-structures-vesuvius-italy.gif

ベスビオ山とナポリ湾の場所
Vesuvio-map.gif

なぜ、イタリア国立地球物理学火山学研究所がベスビオ山の噴火の可能性についての研究を続けているかといいますと、現在のイタリアにとって、ベスビオ山の噴火は、自然災害として、大きな懸念だからです。

西暦 79年に、当時の古代都市ポンペイが、ベスビオ火山の噴火による火砕流によって完全に埋もれてしまったことは有名です。

62年2月5日、ポンペイを襲った激しい地震によりポンペイや他のカンパニア諸都市は大きな被害を受けた。町はすぐに以前より立派に再建されたが、その再建作業も完全には終わらない79年8月24日の午後1時頃にヴェスヴィオ火山が大噴火し、一昼夜に渡って火山灰が降り続けた。

翌25日(噴火から約12時間後)の噴火末期に火砕流が発生し、ポンペイ市は一瞬にして完全に地中に埋まった。降下火山灰はその後も続いた。

噴火直後に当時のローマ皇帝ティトゥスはポンペイに使者を出すが、市は壊滅したあとだった。市民の多くが火砕流発生前にローマなどに逃げたが、これら一連の災害により、地震の前には2万人程度いたポンペイ市民の内、何らかの理由で街に留まった者の中から逃げ遅れた者約2千人が犠牲になった。


その後も、1631年12月にも大噴火を起こして、約 3000人が死亡するなど、過去に大きな噴火を繰り返しています。

そして、次の噴火の可能性について調査している中で、新しい海底火山が見つかったということのようです。

現在のベスビオ火山
vesuvius-now.jpg

先ほど、新たに見つかった海底火山の場所を図で示したものを載せましたが、航空写真で見ますと下のような感じになり、このナポリ湾という場所は、狭い範囲にベスビオ山を加えて7つの火山が存在する場所だということが今にしてわかったということになります。

undersea-volcano-napoli.jpg

今年8月には、イタリア中部で大きな地震が発生し、その後も長く余震が続いています(参考記事)が、イタリアも最近は地質的に不安定な部分もあるのかもしれなく、新しく見つかった海底火山とベスビオ火山の活動との関連などに注目が集まっています。

あまり世界各地の火山の噴火状況について詳しくお伝えすることができていませんけれど、今は本当に世界中で火山の噴火が活発です。

イタリア沖で海底からの謎の爆発・噴出現象が確認される。未知の海底火山が活動し始めた可能性も
投稿日:2017年3月31日

イタリアの報道より
mysterious-sea-explosion.png

イタリアで、「原因不明の爆発現象が海で起きている」ことが現地メディアで報じられています。既知の海底火山がある場所ではないようで、専門家たちが現在、海底の調査を進めているようです。

確定した原因はわかっていませんが、イタリアの地質学専門家たちは「未知の海底火山の活動の可能性がある」としています。

下の動画は最初に現地の漁師の人が発見した時に撮影されたもので、それほど状況がよくわかるものではないですが、爆発・噴出と同時に、周囲の海域の色が変わっていたそうです。

爆発が起きているのは、イタリアのティレニア海にあるピアノーザ島という島の近くです。

ピアノーザ島の場所
pianosa-island-map.gif

イタリア国立地球物理学火山学研究所(INGV)の専門家たちが該当海域の水質や水中の状況を調査しましたが、海底ではメタン濃度が高くなっていることが確認されたそうです。

海底からメタンが吹き出している様子
methane-iatly-01.png

それにしても、昨年以来、イタリアでの地質活動は非常に顕著なものがあります。

イタリア中部では「泥火山」の活動が確認されています。

連続した地震に見舞われているイタリア中部の村に謎の「泥火山」が形成され、泥の噴火が続く

2016年11月4日の報道より
italy-mud-volcano.jpg

イタリア中部では、8月24日にマグニチュード 6.2の地震が発生した後、10月26日にはマグニチュード 6.1の地震、そして、10月30日には、イタリアの近代史でも最大級のマグニチュード 6.6の地震が発生し、その後も非常に多くの余震が続き、連続する地震におさまる気配が今のところは見えていない状態です。

そのイタリア中部のサンタ・ヴィットーリア・イン・マテナーノという場所で、「泥火山が形成されつつある」という報道がなされていました。

形成されつつある泥火山
mv-02.jpg

サンタ・ヴィットーリア・イン・マテナーノの場所
santa-vittoria-in-matenano-map.gif

サンタ・ヴィットーリア・イン・マテナーノというのはイタリア中部の小さな村で、人口 1400人の閑静な場所らしいのですが、そこに突如として泥火山が出現したことで、ちょっとした騒動となっているようです。

また、イタリア中部では、昨年来、数多くの地震に美馬分けていますが、その中で「イタリア半島を縦貫するアベニン山脈が 40センチ低くなった」ということもわかっています。

連続する地震の中、イタリア半島を縦断するアペニン山脈の中央部が40センチメートル「沈んだ」ことが明らかに

2016年10月31日のロシアの報道より
apennine-40cm-dropped.jpg

イタリア中部での地震が収まりません。8月24日にマグニチュード 6.2の地震が起きた後、10月26日には、その震源の近く(同じ場所ではないです)でマグニチュード 6.1の地震が発生しました。

そして、10月30日には、イタリアとしては過去数十年で最大の規模となるマグニチュード 6.6の地震が発生。これも震源は近いですが、以前の2つとは少し離れた場所です。

今回の地震で死者は報告されていませんが、度重なる中部地域での地震により建物の耐震性が弱くなっていたためか、写真で見る限りは、建物の被害は過去2度と同等か、さらにひどいようにも見えます。

italy-e31-01.jpg

アペニン山脈はイタリア半島を縦貫する山脈であり、長さ約1,200キロメートルあります。

今回のイタリア国立地球物理学火山学研究所の発表では、その中央部が、最近一連の地震活動の中で「 40センチ低くなった」というのです。

アペニン山脈の場所
apennine-mountains.gif

そして、最近では、イタリアのエトナ山の噴火がさらに激しくなっていることが報じられ続けています。

短い期間の単位での変化はともかく、ある程度の期間の中で、これだけいろいろなことが起きているイタリアの地質的な変化がどのようなことに結びついていくのかは、地質学者たちの懸念でもあり、興味でもあるようです。

上の記事で、イタリア半島周辺で「未知の海底火山」か、その可能性があるものについて報道された場所は下の位置です。

italy-undersea-vol2017.jpg

これらは今回のアドリア海とは半島をはさんで逆の位置ですので、関係があるということではないのですが、イタリア周辺は最近、陸上の火山も含めて「地殻活動がとても活溌化している」と考えられています。

そういう中で、アドリア海で観測されている異常な海水温度の上昇も、あるいは、アドリア海の海底でも何か海底火山的なものの活動が起きていたりするのかもしれないとふと思った次第です。

原因はともかく、このように海の気温が上昇しますと、気候が荒れやすくなることは確実で、今後の南欧や東欧あたりの気象はさらに激しくなっていくのかもしれません。

最終更新:2018/06/03 18:19

このお店で1週間以内に売れた人気アイテム

コメント 0件 コメントを書く

コメント入力欄
お名前(必須)
タイトル(必須)
本文(必須) ※全角で800文字まで記入できます。

書き込みに際しては店長の部屋規約の禁止事項や免責事項をご確認ください

ページ上部へ

カレンダー

2018年6月
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

今月

過去の日記

2020年
  • 01月
  • 02月
  • 03月
  • 04月
  • 05月
  • 06月
  • 07月
  • 08月
  • 09月
  • 10月
  • 11月
  • 12月
2019年
2018年

このお店で1週間以内に売れた
人気アイテム