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2019/02/17 18:41

ロシア政府が「国家全体を世界のインターネット網から遮断」する計画を実行しようとしている。しかも、早ければ2ヶ月以内に実験を行う可能性が

2019年2月14日の報道より
russia-disconnect-internet2019.jpg

最近、「国家がインターネットを支配しようとする」という話題や報道が結構多いのですが、先日、冒頭のような記事がありました。

それは、

「ロシア政府が、世界のインターネット網からの切断を行う」

ための準備を進めていることが報じられていました。

最初は実験としておこなわれるようなのですが、そういう流れが主要国にもやって来るかなあというように思います。

まずは、その記事を最初にご紹介させていただきます。

Russia Is Preparing to Disconnect The Entire Country From The Internet
sciencealert.com 2019/02/14

ロシアが国全体を世界のインターネット網から切断する準備をしている

技術的自立性のためのセンセーショナルな試みとして、ロシア政府は、インターネットを世界の他国から遮断するという計画を立てている。

ロシアのインターネットユーザーは 1億人以上にのぼるが、そのロシアの人たちに影響を与える巨大な「切断」実験となる。

ロシアはこの数年、このことについて語り続けており、それによれば、実験の理由は、孤立したロシアのインターネットが、海外のサーバーからロシア国内のインターネット網を強制的に切断するようなサイバー攻撃が発生した際に、「国内のインターネットをオフラインにできるかどうか」を確認するための一時的なテストだという。

ウラジミール・プーチン大統領の元インターネット顧問であるジャーマン・クリメンコ(German Klimenko)氏は、「ロシアの領土にあるべき重要インフラの保護について大統領と話している」と 2016年に述べたことが米ワシントンポストに掲載された。

クリメンコ氏は以下のように述べていた。

「ロシアと西側との関係においては、『構造的変化』を起こす可能性が高いと思われます。したがって、私たちの仕事は、そのようなシナリオからロシア国内を保護するために、ロシア国内のインターネット分野を調整するのです」

このような考え方は現在、ロシアで法律化されつつある。2018年12月にロシアで導入された法案の草案は、先週、ロシアの国会議員たちから暫定的な承認を得た。

その立法案では、ロシア国内のインターネットプロバイダは、海外からのサイバー攻撃者からの潜在的な脅威に対抗するために、自社のネットワークで技術的対策を講じなければならなくなる。

同時に、ロシア国内の通信を担当するロシアの政府機関「ロシア連邦通信局」は、インターネット上で禁止されているメディアを管理し、検閲する新しい権限を取得した。

これは現在、ロシアのインターネットプロバイダによって個別に行われている。

このインターネットに関しての新しい政策の背後には、昨年 9月に明らかにされた、アメリカ政府の新しいサイバーセキュリティ戦略の攻撃性に反応して起きていると関係者は述べる。

ロシア情報技術委員会のレオニード・レヴィン(Leonid Levin)氏は、「西側諸国が、ロシアへの圧力を増大させるという呼びかけを行っており、私たちは、サイバースペースでロシアの主権を守るための追加の方法を検討することを余儀なくされた」と述べている。

その上で、

「ロシアがワールド・ワイド・ウェブ(世界中につながるインターネット網)への接続を切断することは、国際的な緊張が高まる中で起こりうるシナリオの 1つだ」

とも述べている。

しかし、ロシアの誰もがその計画に参加・賛同しているわけではない。

人権とインターネットの自由を擁護する人々は、このインターネットの遮断という行動は、中国が実施している巨大ファイアウォール(中国国内に通過させてはいけない通信を阻止するシステム)と似た別の技術的なディストピアが生み出される懸念があると主張している。

ロシアの起業家の連合さえも、極端な対策はロシアのインターネット機能への脅威であると考えている。

ロシアのインターネット専門家、フィリップ・クリン(Filipp Kulin)氏は、以下のように英国 BBC に語った。

「世界規模のインターネット網からロシアが切り離されるということは、私たちロシアは、すでに他の国々と戦争をしているということを意味するでしょう」

そして、以下のように述べた。

「このような状況下では、私たちはインターネットのことを考えるのではなく、核の冬のために、ジャガイモを育てる方法を考えるほうがいいのかもしれません」

このような多くの懸念の声があるにも関わらず、この「インターネット切断計画」は、すぐに法律が制定されると予測される。

ロシアのインターネットの切断という大きな試みが、いつ起きるかはわからないが、かなり差し迫ったものとなっているはずだ。

正確な日付は設定されていないが、ロシアの計画案では、巨大な切断の試みというその事象は、今年の 4月1日より前に発生すると思われる。

ここまでです。

最後の1行には驚きました。なにしろ、巨大な影響が考えられるそんな試みが「 4月1日より前に発生する」可能性があるというのです。

まあ、一般的に考えれば、ロシアが世界のインターネット網から切り離されるとしても、最も影響を受けるのは、ロシア国内のインターネットユーザーであり、他の国の人は、そういうことがおこなわれていることも知らないままだと思います。

しかし、私なんかの場合は、ニュースソースがロシアのものであることが大変に多いのですね。

ロシア語が出来るわけではないですが、ロシア語は、文法的には英語などとさほど変わらないですので、Google翻訳などで、英語にして読むことができます。

ロシアのメディアや SNS を見始めてから、つくづく思うのは、なんというかこう……ロシアの人たちの感覚っていうのは独特なのですよね。

美的感覚も(みんなじゃないでしょうけれど)非常に独特で、素晴らしいものなんです。

この In Deep のブログをパソコンで見ますと、右側に「今日の黙示録的な一枚」という写真のコーナーがあります(スマートフォンでは下のほうにあります)。

そこで紹介させていただいている写真は、7割くらいがロシアの SNS からのものではないかと思います。

たとえば、今、そのロシアの SNS を見てみましても、下のような美しくも奇妙な雲の写真などが非常に早い情報として載せられていたりします。

ロシアのSNSに投稿されといた2月13日のクロアチアの雲
croatia-cloud-0213.jpg

同SNS上の2月13日のスイスで撮影された彩雲
swiss-rainbow-cloud.jpg

このような印象的な写真が、毎日数多く、世界中から集められて投稿されています。

こんなに「美しいものが多く」「非常に印象的で」「そして情報が早い」というようなウェブサイトは、それはまあ、他の国にもたくさんあるのだとは思いますけれど、私自身は、ロシアのいくつかのウェブサイトや SNS 以外では知らないです。

そしてまた、こういう写真の数々は、ロシアの人たちが、世界中の SNS や報道などから集めてきているもののわけでもありまして、ロシアがインターネットから切断されれば、ロシアの人たちは、他国のウェブサイトに接続することができなくなりますし、私たちもロシアのウェブサイトにはアクセスできなくなるのでしょうね。

今回の「実験」が、1日とか 2日とかの短期間で終わるものなのか、そういうものではないのかはわからないですが、こんなこともする時代なんだなあと。

そういえば、インターネットの「支配」について、最近とても驚いたのは「韓国で多数のア ダルト サ イトがいっせいに遮断された」という報道でした。

以下は、2月12日の韓国中央日報の記事からの抜粋です。

韓国政府、アダ ルトサ イトを11日から遮断…「独裁時代か」の声も
中央日報 2019/02/12

アダル トサイ トなど政府が不法と規定した有 害サ イトへの接続が11日から全面的に遮断された。

IT業界によると、韓国国内インターネットサービス事業者は当局の要請を受け、11日から「サーバーネームインディケーション(SNI)フィールド遮断方式」を利用したウェブサイト遮断を始めた。この遮断方式は以前より強力なウェブサイト遮断技術。

審議当局の関係者は「11日の一日の間に約800件のウェブサイトがSNIフィールド遮断方式で接続が遮断された」と伝えた。

サイトが全面的に遮断されると、一部からは表現の自由の委縮や盗聴、検閲問題が指摘された。

またインターネットサービス事業者の顧客センターやSNSなどでは特定サイトに突然接続できなくなった理由について使用者の問い合わせが集中した。


主要国で、これをやったのは見たことがないです。

この場合は、「ア ダルト サイト」という前提があるので、あまり世間一般からは、反論や反対が出にくいかもしれないのですが、記事に、

> 政府が不法と規定した有害サイト

とありますが、このような

「大義名分」

は、「国家のため」という理由付けができるのなら、どんなものに対しても機能するものだと思われます。

「政府が不法と規定する」ことに基準があるわけではないでしょうし、たとえば、「特定の国のウェブサイトを韓国国内で遮断する」とかも、大義名分がつけば、何でもできるはずです。

これが今の韓国の政権の共通意志なのか、大統領単独の意志なのかはわからないですけれど、韓国は、想像以上の「社会主義的独裁国家」を目指しているのだなあと思わざるを得ません。

ロシアの試みも含めて、こういうような試みは、最終的には、以下の報道のようにまで発展していくことだってあるわけです。

今年 1月の報道です。

コンゴ政府、全土でネット遮断=大統領選後の騒乱阻止と説明
時事通信 2019/01/02

コンゴ政府は1日、全土でインターネットを遮断したことを明らかにした。

12月30日投票の大統領選をめぐり不穏な空気が漂っており「大衆の騒乱」を阻止するためだと説明した。

野党は12月31日からネットがつながらないと政府を批判。欧米各国も早急な復旧をコンゴ政府に求めていた。

大統領選は、カビラ大統領の後継候補と野党の有力2候補の計3人が独自の集計に基づき自身の優勢をそれぞれ主張している。

コンゴ政府高官は1日、「うその集計結果を大衆に吹き込む者がいて、これが騒乱の元になる」と強調。ネット遮断は政府の「責務だ」と訴えた。 


インターネットで何か都合の悪い情報が強く流れるようなら、「全部遮断すればいい」というようなことを考えることが、他にも出てくるのかもしれません。

結局、ある程度の多くの国は、現在の中国のように、インターネットを国家が支配するという方向に進みたいのですかね。

「世界をつなぐインターネット」という夢のような概念まツールが、私たち一般人でも気楽に使えるようになって、大体 20年になります。私が初めてインターネットに接続したのも、その頃でした。

その夢の概念の世界も、さまざまな国や地域で進行している「ディストピア化計画」の中で、次第に消えていくものなのかもしれないですね。

いずれにしても、先日の以下の記事などを含めまして、今年は特にロシアの動きが重大なものとなるのかもしれませんね、

ロシアが構築した「世界終末核装置」。ポセイドンという名のその報復兵器の破壊力は、広島に落とされた原爆の5000倍

2019年2月11日の米国ビジネス・インサイダーより
doomsday-device-russia2019.jpg

近い将来情報が入ってこない時代が来る可能性があります。

正しい情報集めて惑はされないように注意して下さい。

あと、今言える事は偽りの時代に入った事です。

盲目にならないよう、ご注意して下さい。

最終更新:2019/02/17 18:41

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2019/02/15 20:46

ロシアが構築した「世界終末核装置」。ポセイドンという名のその報復兵器の破壊力は、広島に落とされた原爆の5000倍

2019年2月11日の米国ビジネス・インサイダーより
doomsday-device-russia2019.jpg

終末兵器の決定版「ポセイドン」

今日、海外の報道を見ていましたら、

「ロシアが構築した海中で作動する終末兵器」

についてのニュースが、いろいろなメディアで取りあげられていました。

どんなものかといいますと、魚雷のような形をした海中で作動する核兵器ですが、そこに搭載されている核兵器の量というか破壊力というか、それがすごくて、今回ご紹介するアメリカの報道メディアの表現をお借りしますと、

ロシアのポセイドンは、これまでに爆発した最大の核爆弾と同じぐらい強力な弾頭を数多く搭載していると言われている

というものだそうです。

下は、ロシア国防省のクレジットのある CG イラストですが、このような魚雷のような形をしていて、「目的の海域」まで進み、爆発する装置のようです。

発射準備中のポセイドン
poseidon-russia02.jpg

そして、例えば、下の図はニューヨークの沿岸に進行したポセイドンが爆発した場合の爆発の規模と被害想定です。

ニューヨーク沿岸でポセイドンが作動した時の被害想定
new-york-poseidon.jpg

この画に「 100メガトン」という規模の単位がありますが、これ単体で見ると、この破壊力がよくわからないですが、たとえば過去の核爆発と「比較」すると、これはかなり壮絶です。

たとえば……。

「広島に落とされた原爆は 15キロトン」

でした。

「キロ」と「メガ」という基本的な単位が違うことがおわかりだと思います。

ここから考えますと、上の「 100メガトン」とある核兵器は、

広島に落とされた原爆の 5000倍の威力だということになります。

しかも、それが「海中で作動する」わけで、このような非情なほど強力な核兵器が、海の中で作動すると、どうなるかといいますと、

・海の生態系が放射線により壊滅

・海岸沿いの生命体系が放射線により壊滅


というようなことになり、しかも、その破壊力から、影響を受ける範囲は夥しく広大だと思われ、まさに終末をもたらす兵器といえそうです。

これまでの核兵器は、たとえば目標とした都市や地域を壊滅させる目的で作られたものですが、このポセイドンという装置は、

「海の生態系を含めた、極めて広範囲に本当の壊滅をもたらす」

という目的で作られたもののようです。

今回ご紹介する記事には、「そんなものを、なぜロシアは作ったのか」ということが書かれています。

そして、そこから見ますと、この話は、1960年代のスタンリー・キューブリック監督の映画『博士の異常な愛情』とまるで同じような発想のようなのですね。

これについては、本文の後で少しふれます。

まずは、ここから冒頭のビジネス・インサイダーの記事です。

The real purpose of Russia's 100-megaton underwater nuclear doomsday device
Business Insider 2019/02/11

ロシアが100メガトンの水中の「核の終末装置」を構築した本当の目的

ロシアが、 100メガトン級の海中に構築する新しい核兵器による終末装置を製造したと言われている。この装置は従来の核戦争の考えを超え、地球の人類や生命の将来に直接の脅威をもたらすものだ。
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ロシアの新しい核魚雷の映像がロシアの国営放送で最初にリークされた 2015年以来、世界は、なぜ、ロシア政府が、このような地球上のすべての生命を終末に導く可能性のある兵器を構築するのかを自問してきた。

核兵器は、そのものが凄まじい大量破壊兵器だが、このロシアの「ポセイドン」と呼ばれる新しい終末装置(Doomsday Device)は、核による殺戮と、放射能で世界中を荒廃させる核兵器の効果を最大にするための措置を講じる装置だといわれる。

もし、核弾頭を搭載したアメリカ空軍の大陸間弾道ミサイル「ミニットマン」が、目標に向けて発射された場合、それは目標の場所の高い上中で爆発し、その爆風は信じられないほどの下方圧力となる。

その場合、核兵器自体の火の玉は地面に触れることもないかもしれない。そして、その下では、どんな小さな粒子さえも一掃されるだろう。

しかし、ロシアのポセイドンは、そのようなものものよりさらに大きな破壊力を持つのだ。ポセイドンは、これまでに爆発した最大の核爆弾と同じぐらい強力な弾頭を数多く搭載していると言われる。

さらに、ポセイドンは、海中と直接に接触するように設計されており、それは、あらゆる海洋生物や海底とダイレクトに繋がることになる。そして、爆発の際に発生する「放射性津波」により、致命的な放射線を何十万キロメートルもの陸地と海に広げ、海や土地を何十年もの間、人や生物が住むことができなくする。

簡単にいえば、現行の核兵器は、さまざまな都市ひとつを荒廃させる兵器だが、ロシアのポセイドンは、「大陸と海洋単位で終末をもたらす」装置といえるのだ。

このような世界的な終末を導く装置を構築するという考えは、冷戦時代の真っ只中であっても、真剣に考えた人たちは誰もいなかったと、オーストラリア戦略政策研究所の上級アナリストであるマルコム・デイヴィス( Malcolm Davis )氏は、ビジネスインサイダーに述べた。

なぜロシアは今これを構築したのか
russia-defense-2019.jpg

デイヴィス氏は、ロシアのポセイドンを「第三攻撃報復兵器 (third-strike vengeance weapon)」と呼んだ。

つまり、ロシアが NATO の一員を攻撃し、それにアメリカが対応して、ロシアが破壊された場合、ロシアはこの海に隠れた核兵器を、アメリカの海辺全体に向けて放つことを意味する。

デイビス氏によれば、ポセイドンは、ロシアの先制攻撃に対する NATO の対応を防ぐための「抑圧」を与えるだろうという。

ロシアはここで、東欧を占領するだけでなく、NATO が第5条の宣言(NATO加入の一国でも攻撃を受けた場合は、加入国全体が反撃する集団的自衛権の行使)に基づいて行動しないことにより、NATO の信頼性を失うことを強要しようとしていると述べた。

デイビス氏は、「ロシアのウラジミール・プーチン大統領は、NATO の崩壊を求めていることを明らかにしています」と言う。「 NATO が加盟国の助けにならない場合、それは防衛同盟としては、ほとんど終わったものとなるのです」

本質的には、ロシアは防衛の保険としてポセイドンを使用することができるが、それは NATO を切り離すことにもなる。

つまり、何十年も防衛策を講じていないアメリカの海岸線が、海中魚雷装置によって放射能に徹底的に暴露される可能性があるという懸念を考えると、そのようなリスクを負って、ヨーロッパを守る必要がアメリカにあるのかという話でもある。

デイビス氏は、 「ポセイドンは、ロシアの脅威への対応における NATO のリスクを強調し、ロシアの抑圧力を劇的に増加させました」と述べる。

ロシアは最近、中距離核兵器禁止条約に違反した核兵器を用いて、西側諸国に抑圧をかける意向を示しているとデイビス氏は語る。これらの中距離核兵器は、ロシア本土からヨーロッパの首都をターゲットにして構築されている。

しかし、ロシアは、NATO に取り囲まれていると感じたときには頻繁に核の存在を使っての威嚇を繰り返してきた。

「ロシア側の意図に、実際の核兵器の使用が含まれるのか、それとも脅威だけなのかは不確実です」とデイビス氏は述べる。

ポセイドンによる破壊を起こすための正当な理由を想像することは難しいが、デイビス氏は、核戦争について、ロシアがアメリカと同じように考えていると私たちは考えるべきではないと警告した。

ちょうど、ほぼ 1年前の 2018年2月に以下の記事で取りあげています。

RUSSIA DEVELOPS 'DOOMSDAY' NUCLEAR TORPEDO DESIGNED TO WIPE OUT U.S. COASTAL CITIES
Newsweek 2018/02/03

ロシアが、アメリカの沿岸地域を消し去るよう設計された「終末の核兵器」を開発中

アメリカ国防総省の新たな報告書によると、ロシアが「終末兵器(doomsday weapon)」と記されている核弾頭を備えた魚雷を開発中だ。

ロシアが開発しているのは新型の「ステータス6 (Status 6)」という兵器で、2月2日にアメリカ政府が発表した「核態勢の見直し(NPR)」の発表の際に、その開発の認識も初めて公式に示されていた。この兵器は潜水艦の下から配備できる「大陸間の海中を進む核武装した原子力推進の魚雷」と記述されている。

これは水中発射のドローンタイプの装置で、アメリカ沿岸の軍基地や都市を狙う可能性があるという。そして爆発後は広範な地域で核汚染が発生するように設計されている。

そして、この兵器は、アメリカとロシアのどの武器よりも強力であると考えられていると核態勢の見直しでは報告された。

ロシアの戦略的核兵器の専門家のひとりは、その武器は実際には存在しないかもしれないと語る。「ステータス 6 のリーク全体を読んで思ったのは、ロシア人が私たちアメリカ人にメッセージを送ろうとしていることだ」と彼は言う。

また、別の専門家は、ロシアが積極的にシステムを開発しているという証拠はないと述べた。アメリカ科学者連盟のアダム・マウント氏は、「ロシアが積極的にシステムを開発しているという公的情報からの兆候はなく、アメリカ国防総省の文書でそれを見たことに驚いている」と述べた。

国防総省は、1年前にトランプ氏が大統領に就任した後から核兵器と戦略の再検討を促していた。その後、大統領は、アメリカの核兵器の増強を拡大する意向を表明した。

アメリカ国防情報局は、ロシアは短距離弾道ミサイル、重力爆弾、中距離爆撃機に載せることのできる深度爆弾などの非戦略核兵器 2,000隻を確保していると推定している。

この時には「開発中」とありましたが、この世界終末装置が現在完成しているのかどうかは、はっきりとはわかることもないでしょうけれど、世界中のメディアがそのような感じで書いていますので、完成しているのかもしれません。

まあ、ロシアは以前から、桁外れに強力な装置を次々と作っていますので、それほど驚きはしないのですが、しかし「 100メガトンの爆弾」というのは、被害面積としては、「日本列島 5個分くらいが吹っ飛ぶ」ものだと思われます。

ロシアは 2016年にも、テキサス州ひとつを消し去ることのできる核兵器を作っていて、その時には下の記事で取りあげたことがあります。

ロシアが発表した2つの新型武器に見る未来 「日本の国土面積の2倍を一発で吹き飛ばせる」スーパー核兵器「悪魔2号」、そして、新しい物理的原理に基づいて設計された正体不明の新型電子兵器

2016年10月25日の英国の報道
satan-02-images.jpg

2016年10月14日のロシアの報道
russia-new-arm.jpg

今回はこの報道にあるようなことの関連について少しご紹介しようと思います。

物騒づく最近のロシア

今日(10月25日)、下のような報道がありました。

ロシアが、ヨーロッパとの国境で大規模な「侵攻訓練」的な軍事演習をおこなったというものです。

2016年10月25日の英国デイリースターの記事より
russia-mock-invasion.jpg

そして、その少し前に、冒頭の2つの「ロシアの新しい兵器」に関しての報道が、それぞれまったく別のものとしてリリースされていました。

ここ最近のロシアをめぐる話は「物騒な」という言葉がよく合いまして、過去記事の、

・ロシア非常事態省が「モスクワのすべての市民を地下シェルターに避難させる用意ができた」と発表したこと。そして、大地震の前の上空の電子数の変化が地震予知に使われるかもしれないこと

2016/09/30
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今日は、久しぶりにやや遠方に赴くため、あまり時間がなく、短い記事になってしまいますが、どうしても今日見まして気になった2つのニュースをご紹介しておきたいと思います。

ひとつは、冒頭のロシア・トゥディの記事ですが、おそらく、この報道が最初だと思うのですけれど、ここからロシア国内で一斉に報道されていました。

それは、モスクワの地下に「モスクワの全市民が避難できる地下シェルターが用意された」というニュースです。

このニュアンスからは「完成した」ということのようです。

ロシア非常事態省は、モスクワ市民の避難のための地下シェルターを完全な状態で用意したと発表

shelter-russia.jpg

ロシア非常事態省によると、緊急時の避難のためにモスクワの地下に設計されたシェルターが完全な状態で用意されたという。また、このシェルターはモスクワの市民全員を収容することができるとも述べている。

EMERCOM(ロシア民間防衛問題・非常事態・自然災害復旧省)の長官補佐であるアンドレイ・ミスチェンコ(Andrei Mishchenko)氏は、ロシア RIA 通信社に対して以下のように説明した。

「モスクワの民間防衛を担う新しい手法の導入の結果として、モスクワの地下空間の建物の目録が完成しました。そして、これは、モスクワ市の住民の 100%を収容することができます」

非常事態省の担当者は、この対策はロシアの民間防衛を強化するために取られたと述べた。

現在、非常事態省は、管理システムと報告の近代化、そして、法的枠組みを形作り続けている。

また、公共訓練システムを改善し、民間防衛の分野での国際協力を強化するための作業も進行中だ。

ここまでです。

まあ・・・ロシアに関しては、例えば「第三次世界大戦の準備をしている」というようなたぐいの話は、この何年ものあいだ、世の中では常にいろいろなものが飛び交っていまして、ほとんどが憶測や陰謀論のような感じなんですが、比較的最近のアメリカの報道というか、娯楽メディア系のものでも、下のようなものは最近ずっと満ちあふれています。

2016年9月7日のアメリカメディアより
nuclear-war-2016.jpg

2016年7月12日のアメリカメディアより
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こういう見出しを日々見ていますと、第三次世界大戦という言葉が日常的に感じるようになってくるような最近のメディアではあるのですが、今回のロシア非常事態省の「モスクワの全市民を避難させる準備ができた」という発表を聞きますと、そういうことが起きるか起きないかはともかく、準備のほうはしているのだなあとは思います。

個人的な日常として考えましても、私の住んでいる場所は、アメリカ空軍所属の所沢通信基地と、航空自衛隊の入間基地の間のあたりという「軍事最前線」の場所でありまして、今も毎日毎時間ひっきりなしに軍用機が飛び回る戦争気分の高い場所でもあります。

では、モスクワに住むすべての市民( 1200万人)を収容できる対核攻撃用地下シェルターが用意できたというアナウンスがあったことにふれ、その後、

広がり続ける「第三次世界大戦の噂」

2016年10月14日の英国デイリースターより
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「第三次世界大戦」。英語では WWIII などと表記したりしますが、この言葉自体は、もう長い間ずっとインターネット上でも繰り返し出てきているものですが、今ほど報道メディアの記事上にこの言葉が飛び交っていることはないのではないかというほど、よく使われています。

それでも、いわゆる高級紙系では、直接的な言葉を使うことはあまりないようですが、大衆紙系のメディアでは、冒頭のように「第三次世界大戦」とか、「核戦争」などの刺激的な文字が数多く見出しに使われています。

モスクワの全市民を地下シェルターに避難させることができるようになったと発表したことをご紹介しましたが、その少し後に、4000万人を動員する演習が実際に行われたことが報じられていました。

モスクワ市民の数は 1400万人ですので、演習は、さらに大きな規模で行われたということになりそうです。

2016年10月4日の英国サンより
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この時の英国サンは記事の見出しに「被害妄想のプーチン」というようなことを書いていますが、そうであれ何であれ、ロシアではいろいろと話は進んでいるようです。

これらと関連するいくつかの報道を少し並べてみたいと思います。

これらがどの程度、これから先の状況に影響してくるような真実性があるかどうかはわからないです。

真実も真意もわからないながら

先ほどご紹介した英国のサンは、10月13日にも、下のように「プーチン大統領が海外にするすべてのロシア人の子どもや学生たちにロシアへの帰国を命じた」ということを報じています。

2016年10月13日のサンより
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このタイトルにあります「第三次世界大戦の準備のため」というのは、サンの創作に近いものですが、ただ、ロシア政府が海外にいるロシア人の子どもや、海外留学している学生たちにロシアへの帰国を命じたというのはどうやら本当らしく、複数の欧米メディアで報じられています。

どこの国でも、海外に子息を出すというのは、ある程度上流の人たちが多いわけけですが、例外なくロシアに帰国することを命じたと記事にはあります。

海外の若者たちに帰国する命令を出した理由は不明ですが、サンの記事によれば、ロシア政治のアナリストが、「大きな戦争の準備をするためではないか」と述べたことが、このタイトルの見出しとなったようです。

そのロシアの報道にも「第三次世界大戦」という言葉が最近よく登場します。

下は、シリアのアサド大統領の言葉を見出しにしたロシア・プラウダの記事です。

2016年10月14日のロシア・プラウダより
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そして、アメリカの方も、政治の人たちの意志のほうはよくわからないですが、少なくとも軍部トップはやる気まんまんのようで、下のように軍最高幹部のひとりであるアメリカ陸軍参謀総長マーク・ミリー(Mark Milley)大将が、

「我々アメリカ軍は、ロシアを、かつてないほど激しく叩きのめすだろう」

とスピーチで述べていたりします。

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そして、アメリカの方も、政治の人たちの意志のほうはよくわからないですが、少なくとも軍部トップはやる気まんまんのようで、下のように軍最高幹部のひとりであるアメリカ陸軍参謀総長マーク・ミリー(Mark Milley)大将が、

「我々アメリカ軍は、ロシアを、かつてないほど激しく叩きのめすだろう」

とスピーチで述べていたりします。

2016年10月16日には、ロシアの空母が地中海へ出航しています。

ロシア空母、地中海へ出航=シリア空爆支援の部隊増強

時事通信 2016/10/16

ロシア国防省は、同国唯一の空母「アドミラル・クズネツォフ」が15日、地中海へ向け出航したと明らかにした。

ロシアは過去約1年にわたり、シリアでアサド政権を支援する空爆作戦を実施。ロシア海軍の部隊が、地中海から作戦を援護している。


というように、

> ロシア唯一の空母

がアメリカ軍がたくさんいる方向に向かっているということになります。

そのアメリカは、これもロシアの報道ですが、

米国がシリア軍への空爆を検討開始、ワシントンポスト紙

sputonik 2016/10/05

米国政権はシリア紛争への軍事介入の可能性を検討している。ワシントンポスト紙が報じた。

報道によれば、先週ホワイトハウスでは国務省、CIA、米国統合参謀本部の代表者らを交えた会合が行なわれ、シリア政権側の陣地へ空爆を行なう問題が話し合われている。


というものもあり、これに関してはその後どうなったのかはわかりませんけれど、話はどんどんと「偶発的なことが起きやすい方向」に広がっているようにもうつります。

いわゆる高級紙のほうも、挑発的なタイトルを掲げている場合も多く、英国インディペンデントは、イギリスの元国際開発庁長官のアンドリュー・ミッチェルという人が「現在のロシアと、1930年代のドイツ・ナチスの行動を比較した」ことを取り上げたことを詳しく記事にしています。

2016年10月11日の英国インディペンデントより
Andrew-Mitchell-says.jpg

何だか英国の報道が多いですが、実際に英国でこの関係の記事が多いようで、ロシア・トゥディの、

・The Russians are coming, the Russians are coming! https:●//www.rt.com/op-ed/362949-war-russia-us-uk/
(直訳だと「ロシア人たちが攻めてくる、ロシア人たちが攻めてくる!」)

という 10月17日の記事の冒頭は、

という 10月17日の記事の冒頭は、

「英国での報道のいくつかによれば、ロシアとの戦争が迫っている」

という記述でした。

それにしても、この記事のタイトル「The Russians are coming, the Russians are coming!」(ロシアン・イズ・カミング、ロシアン・イズ・カミング!)というのは騒々しいタイトルだなあと思いまして、調べてみましたら、これは 1960年代のアメリカ映画のタイトルなのでした。

という記事では、ロシア市民 4000万人(ロシアの全人口の約3分の1弱)を動員しての対核攻撃の演習が行われたというようなことも記しまして・・・まあつまり、何だかこう物騒ではあります。

それに加えて、今日のヨーロッパ国境付近での演習や、そして新型の武器ということで、それらについて論評なしにご紹介しておこうと思った次第です。

新型の武器とは、簡単に書きますと、

・一回の攻撃でテキサス州の面積すべてを吹き飛ばせる新型核兵器「サタン2」

・まったく新しい概念の強力な電子兵器

という大変に物騒なものです。

ところで、余談になってしまうのですが、「ロシアの独自性」というと、話題としては夏前のものですが、とても強烈に記憶に残ったものがあります。

ロシアの偽造牛乳

ロシアというのは不思議な国で、いいところも悪いところも「意外性」がある部分があります。以前、 BS の海外ニュースか何かを見ていた時に、ロシアからの報道で、

「ロシア国内で牛乳の偽造が大規模に蔓延している」

ということを報じていまして、ロシア国内では結構な割合で「偽造牛乳」が出回っているのだそうです。

「それにしても、牛乳ってどういうふうに偽造するんだ?」

とは思いました。

中国大先生などの例を代表として、いろいろな国でいろいろな食品の偽造が行われていますが、牛乳というのはあまり聞いたことがありませんでした。

そのテレビでは偽造の方法については具体的には述べていなかったので、ロシア国内の報道をインターネットで調べてみますと、下のようなものが次々と出てきました。

ロシアのタス通信より
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「ほお、チョーク」と私はそのオリジナル性に唸りました。

本文を少し読んでみますと、偽造する人々や組織などによって、いろいろな製法はあるのでしょうが、以下のように記されていました。

(ロシアでの牛乳の偽造では)乳製品に、澱粉、チョーク、石鹸、ソーダ、石灰、ホウ酸かサリチル酸、あるいは石膏を混入する。

クリームを偽造する場合は、通常、水、ヨーグルト、そして脱脂カッテージチーズで希釈し、そこに植物油、大豆タンパク、低品質の乳成分、澱粉、安定剤および香味剤を注入する。場合により、マーガリンや他の水素化脂肪を加える。


「なんかすごい」とは思います。石鹸などという言葉も出てきていて、「創意工夫」という言葉が浮かびますが、ここまで手間暇をかけるなら、単に牛乳やクリームをそのまま売ったほうが利益が出るのではないかと思いますが、いろいろと事情があるようです。

そして、こんなにいろいろなことをした乳製品がロシア国内に少なくも「数パーセントを上回る規模」で流通しているという可能性があるそうです。

いくら何でも「味で・・・わからないの?」とは思いますが、これらが発覚しているのは、内部告発や当局の調査によるもののようで、消費者側からの告発といったようなものではないようですので、ロシアの偽造乳製品は味ではわからないものようです。

悪魔という新型兵器

話がまったく逸れてしまいましたが、そういうような独自性に溢れるロシアで、最近2つの「兵器」の発表を行いまして、これもどちにもオリジナリティに溢れたものでした。そのふたつが先ほども書きました、

・一発でテキサス州を吹き飛ばせる新型核兵器

・新型の電子兵器


というもののようです。

どちらの武器も詳細はあまりはっきりしないのですが、核兵器「サタン2」のほうに関しては、どの報道でも、「一回の攻撃でテキサス州全土ほどの面積を壊滅させられる破壊力」を持つ最大16個の核弾頭が装填されている兵器とあります。

ちなみに、テキサス州はアメリカで2番目に面積の大きな州で、その面積は日本の2倍近くあります(テキサス州約 70万平方km、日本の面積は約 38万平方km)。

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ですので、このサタン2の攻撃ですと、日本列島なら全体的に消えてしまうものなのかもしれません。

まあ、名称がサタン2、つまり「悪魔2号」ですしね・・・(ここまでストレートに悪魔的な名称の兵器は珍しいのでは)。

そして、もうひとつの「新しい電子兵器」についても詳細はよくわからないのですが、タス通信には、

「新しい物理的原理に基づいて設計された武器の最初のサンプル」

とあり、何か今までの電子的な兵器とは違うもののようで、どうやら、「物理的に対象を破壊できる」タイプの電子武器のようで、SF映画などに出てくるようなタイプのものなのかもしれないです。

いずれにしても、牛乳も含めて物騒この上ない話ではありますが、武器の詳細については、これ以上はわからないですので、今回は、冒頭から3つめに貼りました「ヨーロッパとの国境近くでの軍事演習」の記事をご紹介します。

今回の記事はそこで一度締めたいと思いますが、今は何だかいろいろありますね。

Russia launches massive ‘mock invasion’ near Europe’s border TODAY
Daily Star 2016/10/25

ロシアは今日、ヨーロッパとの国境近くで巨大な「模擬侵攻訓練」を行う

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600以上のロシア海兵隊部隊と戦闘機、そして装甲機動隊が、今日(2016年10月25日)、ヨーロッパとの国境近くに集結する。

今日と明日の2日間、ロシアは、旧ソ連時代から続くベラルーシとの合同軍事演習を行うのだ。

10月24日には、ポーランドとの国境からわずか数キロの位置にあるベラルーシのブレストに 900以上のロシア部隊が集結した。

そして、10月25日、この同盟軍はロシアの首都モスクワ近くで複数の演習を開催する。

約 600のロシア空挺部隊、そして、少なくとも 30ユニットの武装装甲車両隊、そして航空機が「着陸訓練と戦闘射撃訓練」を実践し、それはまるで、「模擬侵攻作戦」のような怪しさを見せる。

ベラルーシの空中特殊部隊の大隊も約3時間、南ロシアの首都ラヤザンでの演習に参加する。

ロシア国防省のスポークスマンは以下のように述べた。

「ロシアとベラルーシの空挺部隊との間のプロフェッショナリズムの相互作用を改善するために、我々は戦闘車両で混合部隊を結成した」

「両国の海兵隊は、移動中の装甲兵員輸送車から切り離され、攻撃と守備の完全な戦術を展開する」


ロシアは、西側諸国との関係の崩壊の中で数多くの軍事演習を実施していることが懸念されており、第三次世界大戦のおそれを懸念する向きさえある。

先週、ロシアは驚くべき2万人規模の演習を開催した。それに先立ち、ロシアの人口の約3分の1にあたる 4000万人のロシア市民が、核攻撃に備える演習に参加した。

そして、ロシアのプーチン大統領は、新しい核兵器「サタン2」を 10月24日に発表した。この核兵器は、アメリカ合衆国の東海岸全体を破壊する能力を持つ。

最終更新:2019/02/15 20:46

2019/02/14 22:38

地球上の昆虫の減少が「カタストロフ的なレベル」であることが包括的な科学的調査により判明。科学者たちは「100年以内にすべての昆虫が絶滅しても不思議ではない」と発表

2019年2月12日の英国インディペンデントの報道より
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地球の植物の90%は昆虫によって受粉されることにより生き継いでいる

少し前に、以下のようなタイトルの記事を書かせていだきました。

2億5000万年前の地球史上最大の大量絶滅では「まず植物が先に絶滅」し、それから他のすべての絶滅が始まったことが判明。そこから思う「今まさに進行している地球の6度目の大量絶滅事象」

2019年2月1日の米ネブラスカ大学のニュースリリースより
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Nickel and died: Earth’s largest extinction likely took plants first
unl.edu 2019/02/01

ニッケルと植物の死 : 地球の歴史上最大の大量絶滅は、まず植物から起きたと見られる

大絶滅として知られる地球の歴史上最大の大量絶滅では、当時の地球上にいたほとんどの生命が生き残ることができなかった。しかし、ネブラスカ大学リンカーン校が率いる新しい研究は、多くの動物たちが絶滅するよりずっと以前に、まず植物から絶滅が始まったという強い可能性が見出された。

約 2億2500万年前、地球では、パンゲアと呼ばれる超大陸が激しく大地の分裂を起こしていた。地球内部からはスーパープルームが上昇し、世界各地の火山活動が活発となり、現代のシベリアにある火山群が次々と噴火し始めていた。

その中で、多くの火山の噴火は、約 200万年間ものあいだ、地球上の大気に炭素とメタンを吹き込み、これらの噴火により、海洋生物の約 96パーセントが絶滅し、陸上の脊椎動物の 70パーセントが姿を消した。これは地球の歴史上で最大の大量絶滅だった。

しかし、新しい研究によれば、噴火の副産物である「ニッケル」が、ほとんどの海洋生物種が消える、およそ 40万年前にオーストラリアの植物を絶滅させたかもしれないことを示唆している。

ネブラスカ大学リンカーン校の地球大気科学部の教授で、論文の執筆者であるクリストファー・フィールディング(Christopher Fielding)氏は以下のように述べる。

「これは大きなニュースです。これまでも、そのことについての示唆はあったのですが、そのことが具体的に突き止められたことはなかったのです。今回の研究で、地球の歴史がまたひとつ明らかになろうとしています」

研究者たちは、化石化した花粉、岩石の化学的組成と年代、そしてオーストラリア南東部の崖の底から採取した堆積物の層を研究することによって、今回の結論に達した。

研究者たちは、オーストラリアのシドニー盆地の泥岩の中で、驚くほど高濃度のニッケルを発見した。

地球大気科学部の教授のトレイシー・フランク(Tracy Frank)氏は、この調査結果はシベリアのニッケル鉱床を通じた溶岩の噴火を示していると述べる。

その火山活動がニッケルをエアロゾルに変え、そこから、地球上の植物の生命の大部分がニッケルに毒されるほど南に何千マイルも大気中を流れた可能性がある。ニッケルの同様の急増は、世界の他の地域でも記録されたとフランク教授は言う。

フィールディング教授は以下のように言う。

「それは状況の組み合わせでした。そして、それは地球の歴史における5回の主要な大量絶滅のすべてを通じて繰り返しされています」

もし、そうなのだとすれば、確かに、その後の大量絶滅でも、植物の絶滅が先駆けた後に、他の大半の動物たちが絶滅する引き金となったかもしれない。

植物の不足で死ぬ草食動物、そして草食動物の不足で死ぬ肉食動物、そして、毒性の物質が川から海に流れ、結果として二酸化炭素が上昇し、酸性化と気温の上昇が進む。

研究チームはまた、別の驚きの証拠を見出した。これまでは赤道近くの場所で行われることが多かった、この地球上最大の絶滅に関する以前の研究の多くでは、その間に堆積した堆積物の急激な着色の変化を明らかにしていた。

灰色から赤色の堆積物への変化は一般的に、火山活動による灰と温室効果ガスの放出が世界の気候を大きく変えたことを示していると研究者たちは述べていた。

それでも、その灰色 - 赤色のグラデーションは、シドニー盆地でにおいては、はるかに緩やかなものであり、噴火からの距離は当初、他の場所で見られる激しい気温上昇と乾燥からそれを緩衝するのに役立ったことを示唆した。

この 2億2500万年前の大量絶滅の時間的進行とその規模は、地球の現在の生態学的危機を超えたものではあるが、しかし、 2億2500万年前の大量絶滅と現在には類似性がある。

研究者たちは、特に温室効果ガスの急増と種の絶え間ない絶滅の連続が似ているとして、これらは研究の価値があるものになるだろうと述べている。

そして以下のように述べた。

「地球の歴史の中でこれらの大量絶滅事象を振り返ることは、私たちに何ができるかということを知ることができるという意味において意味があります」

「地球の状況は過去にどのように混乱したのか? いったいどんなことがあったのか? そして、その変化はどのくらいのスピードで進んだのか。そのようなことを研究することは、私たちが、『今の地球で何が起きているのか』を知り、研究することの基礎になるのです」

この研究は、アメリカ国立科学財団とスウェーデン研究評議会よって資金が供給され、論文は、科学誌ネイチャー・コミュニケーションズに発表された。

これは、

「地球の最大の大量絶滅の際には、《先行して植物が説滅していた》」

ということが米ネブラスカ大学の研究で明らかになったということをご紹介させていだたいたものでした。

そして、2017年10月には、以下のような記事を書きました。

More than 75 percent decrease in total flying insect biomass over 27 years
phys.org 2017/10/18

過去27年間で「羽を持つすべての昆虫類」の生息量の75%以上が減少していたことが判明

2017年10月18日に発表された研究論文によれば、すべての羽のある昆虫のバイオマス(ある空間内に存在する生物の量)は、自然保護区域において、過去 27年間で 75パーセント以上減少していたことがわかった。オープンアクセス・ジャーナル「 PLOS ONE 」に研究論文が掲載された。

昆虫は、野生の植物の 80パーセントの受粉を担っており、鳥類の 60パーセントに食物源を提供するなど、自然界の生態系機能に重要な役割を果たしている。

昆虫の多様性と生息量が全体として低下していることはわかっていたが、これまでの研究では、昆虫のバイオマスを長期間にわたって監視するのではなく、単一種かそのグループに対しての調査のみだった。

研究をおこなったのはオランダ・ラドバウド大学のキャスパー・ホールマン(Caspar Hallmann)博士で、ホールマン博士らの研究チームは、昆虫の減少の程度と根本的な原因をより深く理解するために、ドイツにある 63の自然保護区域に 27年以上かけて配備されたマレーズトラップを用いて、昆虫の総バイオマスを測定した。

そして研究チームは、これらの地域で、羽を持つ昆虫のバイオマスがわずか 27年間で 76パーセント(夏期は 82パーセント)にまで減少したことを発見したのだ。

彼らの結果は、それまで報告されていた、蝶や野生のミツバチ、蛾などの種の最近報告された自然界での減少と一致している。しかし、この調査では、特定の種類だけではなく、羽を持つ昆虫の全体的なバイオマスが大きな減少を起こしていることがわかり、事態の深刻さを示している。

研究者たちは、この劇的な減少は、生息地に関係なく明らかであるとしており、天候や、土地の利用状況、および生息地の特性の変化などの要因では、全体的な減少を説明することはできないことも判明した。

この減少は、大規模な要因が関与しなければ説明がつかないことを研究者たちは示唆しており、今後の研究では、昆虫のバイオマスに潜在的に影響を与える可能性のある全範囲をさらに調査すべきだとしている。

論文の著者たちは、この減少の原因とその地理的範囲、およびその潜在的影響が生態系にどのように影響するかについて、さらに調査するように促している。

これは、「昆虫が、過去27年間で 75パーセント減少していた」という衝撃的な調査でしたが、この記事のタイトルにもありますように、この地球の生態系には、以下のような事実があります。

自然界の植物の 90パーセントが昆虫によって受粉されている

つまり、

「昆虫が完全に消えれば、多くの植物は生き残ることができない」

ということになるわけです。

ここで、先ほどの「大量絶滅の時に、植物が先行して絶滅していた」ということに関して振り返りますと、「植物がなければ、他の生物は生きられない」ということは、感覚的にも現実的にもよくわかるのですが、

「その植物そのもそのが、昆虫がいなければ生きられない」

ということになります。

そんな中で、今回ご紹介させていただきますのは、オーストラリアの2つの大学の共同研究によって、これまで世界中で発表された「昆虫の減少に関しての論文」を総括的に調査した結果として、

地球の昆虫の減少ぶりは、おそろしい規模になっていた

ことがわかったというものです。

そして、論文を書いた生物学者たちは、

「このままだと、100年以内に、地球の昆虫がすべて絶滅してしまう」

とまで述べているのでした。

地球の昆虫がすべて絶滅というのは大げさな感じの表現ですが、しかし、すべてということではなくとも、大規模な昆虫の大量絶滅が進行中なのは確かなようで、数十年内に、相当な種類の昆虫が絶滅していくことは確実な情勢のようです。

そして、先ほど書かせていただきましたように、「昆虫がいなければ、ほとんどの植物は生きられない」のです。

その上で、

「植物がいなければ、ほとんどの生き物は(昆虫も)生きられない」

という、実に明確な「輪廻」があります。

その輪廻が「発動」するまでの時間は、そんなに長いものではないということが、次第に明らかとなってきています。

まずは、その研究についての記事を先にご紹介しておたきいと思います。

イギリスのガーディアンの記事をご紹介させていただきますが、このことは、世界中の多くのメディアが伝えています。

中には、下の報道にように、「 100年以内に 100パーセントの昆虫が絶滅する」というストレートなタイトルのものもありました。

2月11日の米メディアの記事より
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なお、記事中に「浸透性殺虫剤」という言葉が出てきますが、以下のようなものだそうです。

浸透性殺虫剤

薬剤を植物の茎葉に施用したり,土壌中に注入すると,その薬剤が植物体内に浸透し,全身に移行して,その植物全体が殺虫力をもつようになる殺虫剤。

現在の浸透性殺虫剤には哺乳動物に対する毒性の強いものが多い。(ブリタニカ国際大百科事典)


それでは、ここから記事です。

Mass insect extinction within a century threatens 'catastrophic' collapse of nature’s ecosystems, scientists warn
Independent 2019/02/12

100年以内に「昆虫の絶滅」が発生する恐れがあり、それは自然の生態系システムの「壊滅的」な崩壊の危機と直結すると科学者たちが警告した

地球規模の科学的検証によると、農薬、汚染、気候変動により「驚くほどの」割合で昆虫種が一掃されていることが判明した

農薬の使用が、世界中の昆虫の「驚くべき」減少を引き起こしており、これは自然の生態系に「壊滅的」な影響を与える可能性があると研究者たちは警告している。

科学誌「バイオロジカル・コンサーベイション(Biological Conservation / 生物学的保全)」に掲載された科学レビューによると、昆虫種の 40パーセント以上が、この数十年で絶滅の危機に瀕している。その原因には、気候変動や汚染も含まれている。

昆虫の生体数の急落率があまりにも激しいために、ほぼすべての昆虫が 1世紀以内に消滅する可能性があると、この研究は明らかにした。

論文で研究者たちは、「急減している昆虫の個体群の回復を可能にし、それらが提供する重要な生態系の役割を保護するために、農業業界の見直しが緊急に必要だ」と述べている。

研究は、オーストラリアのシドニー大学とクイーンズランド大学の研究者たちによっておこなわれた。

この研究では、生物学者たちが、世界中の 73例の歴史的な昆虫の減少の報告について系統的レビューをおこなった。

その中で研究者たちは、既知の昆虫種の 10パーセントがすでに絶滅していることを見出した。比較すると、脊椎動物では、絶滅は 1%だった。

そして、絶滅せずに残っている昆虫のうちの 41%が減少していた。

過去 30年間で、全昆虫の総質量は年間平均 2.5パーセント減少していた。

シドニー大学生命環境科学部のフランシスコ・サンチェス-バイヨ(Francisco Sanchez-Bayo)博士は、以下のように警告する。

「あまりにも劇的なこの減少は、今後 100年のうちに昆虫が地球からいなくなってしまうことを示しています」

もっとも大きな減少率だったのが蝶(チョウ)と蛾(ガ)類で、ミツバチやフンコロガシも最悪レベルの減少率だった。

また、研究者たちは、かなりの割合の水生ハエ種もすでに消えていると述べた。

このレビューでは、絶滅の主な 4つの要因が強調されている。

農業、都市化、森林伐採による生息地の喪失、汚染。そして、侵入種や病気などの生物学的要因と気候変動。

調査された研究の 40パーセントで「農業が主な原因」であり、研究者たちは特に脅威として「農薬の使用方法」を強調している。

サンチェス-バイヨ博士はこのように述べる。

「私たち人類は、何千年も農業を続けてきましたが、その何千年の間に、このような昆虫の減少が起きたことはありませんでした。浸透殺虫剤の登場は、農業の方法に大きな変化をもたらしました」

そして、博士は以下のように言った。

「農業での食物の生産方法を変えなければ、あと数十年で、昆虫全体が絶滅の危機に瀕する可能性があります」

「これが地球の生態系に与える影響は、控えめに言っても壊滅的です」

研究者たちは、減少しつつある昆虫個体群は、世界の動植物種において「地球での6回目の大量絶滅」が進行している証拠であると付け加えた。

昆虫以外のあらゆる生物が非常に激しく減少し続けてはいまして、2015年には、「ヨーロッパの鳥類が大幅に減少している」ことがわかったり、WWFの調査で、野生生物の個体数が 1970年以来、60パーセント減少していることがわかったり、他にも爬虫類なども世界中で減っています。

2015年5月の英国ガーディアンの報道より
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2016年10月の米ロイターの報道より
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2010年6月の英国BBCの報道より
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あるいは、水中にすむあらゆる生物も、以下の記事に書かせていただいた「人間の薬の水への排出」により壊滅的な影響を受けている可能性が浮上しています。

完全絶滅プロトコル : 魚たちが次々と「男性から女性へと変化」しているその原因が判明。そこから気づいた「人間から水循環システムの中へ排出されている薬たちによる皆殺し」

2017年7月8日
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Male Fish Are Mysteriously Changing Gender
mysteriousuniverse.org 2017/07/05

オスの魚たちが不可解な性別の変化を起こしている

イギリスでの新しい試験では、試験したオス魚の 5分の1がトランスジェンダーとなっていることが判明した。そのオスたちは攻撃的ではない態度を示し、精子の数は減少し、それどころか卵さえ産生する。

今週、英国エクセター大学で開かれたイギリス漁業協会 50周年記念シンポジウムのオープニング講演で、エクセター大学の魚類生理学者で環境毒性学者であるチャールズ・タイラー教授(Professor Charles Tyler)が、英国の 50の異なる場所で捕獲された淡水魚のうちの約 20%がトランスジェンダーであったという報告を述べて、会場を驚かせた。

さらに衝撃的なデータとして、研究者たちは、このミステリアスな性転換の原因が、トイレや流し場などから川に入りこむ避妊薬(経口避妊薬 / ピル)であることを突き止めたのだ。

これは、体内から尿として排泄される分と、直接廃棄されて流されるものと両方が含まれる。

タイラー教授はこう述べる。

「私たちは、化学物質のいくつかが、これまで考えていたよりもはるかに魚に広く健康への影響を与えている可能性があることを知りました」

ヒトの避妊薬は、女性ホルモンであるエストロゲンを魚に異常な量を与える主要な原因だが、研究者たちは、魚にエストロゲン様の変化を引き起こす水域に、他にも 200種類以上の化学物質が存在することを発見した。

研究者たちは、以下のように述べている。

「他の研究では、下水処理によって排出される他の多くの化学物質が、魚に影響を与える可能性があることがわかってきています。たとえば、抗うつ薬を含むいくつかのの薬剤は、魚の臆病さを減少させ、それにより捕食者に対する反応がにぶくなってしまうことが示されているのです」

避妊薬と化学物質により、攻撃的でも競争的でもなくなったオスの魚たちは仲間を惹きつけることが難しくなる。この性質的な弱点は、次世代に受け継がれるわけではないが、それらの性質の変化により生殖行為の総数が減るため、結果として、その種の魚の数は減っていく。

行動に加えて、化学物質は魚の物理的特性にも影響を与えていることについても、研究者たちは下のように語った。

「特別に作ったトランスジェニック魚を使って、リアルタイムで魚の体内の化学物質への反応を見ることができます。たとえば、いくつかのプラスチックに含まれる物質は、魚たちの心臓の弁に影響することを示しました」

プラスチックは現在、太平洋に夥しい量が漂っていることがわかっているが、それらは、イギリスの魚の心臓不全も起こしているらしいのだ。

これらの解決法について、エクセター大学での講演で、魚生物学者たちは、「人間の行動の変化が伴わない限り、いかなる解決法もありません」と述べている。

つまり、尿から排水システムに大量の薬が流れていくような生活をやめて、プラスチックの過剰な廃棄をやめるしかないと言っている。

シンポジウムの主催者であるスティーブ・シンプソン博士(Dr. Steve Simpson)は、今できる最善の策として、「手遅れになる前に、この急速に変化する海と川の魚類の減少を防ぐ方法を私たちは議論しなければなりません」と言う。

しかし……もしかすると、もう手遅れだということはないのだろうか。

ここまでです。

講演の内容の主題は、

「河川に流入した避妊薬が魚たちの性質や生殖本能に影響を与えていて、そのために魚の総数が減っている」

というものです。

ピルを服用する女性は「他人の感情を読み取る力」がなくなる? 副作用の原因は一切不明話題の研究内容!

2019/02/11
経口避妊薬(ピル)は避妊以外にも、生理周期のコントロールに生理痛の緩和、子宮内膜症の悪化防止など、正しく使えば女性の生活の質を高めてくれる薬である。日本ではあまり普及しているとは言い難いが、世界中で1億人以上の女性がピルを使用しているとされている“ありふれた薬”の一種であり、医学史上もっとも研究されている薬の一つとも言われている。だが、そんなピルに新たな副作用の可能性が示されて話題となっている。英「Daily Mail」(2月11日付)ほか、複数メディアが報じている。

今月11日に学術誌「Frontiers in Neuroscience」に掲載された論文によると、ピルを常用している女性に他人の表情から感情を読み取る能力が損なわれる副作用が起きている可能性が示された。人間の目をアップにした白黒写真を見せ、その目から感情を読み取るテストを行ったところ、わずかではあるが、ピルを服用中の女性では複雑な感情を読み取る能力が低下していたというのである。

 実験にはピルを服用中の女性41人と服用していない女性53人が参加した。テストでは悲しみや幸福といった簡単なものから、軽蔑や自尊心など難易度の高いものまで、様々な感情を反映した目の写真が使われた。簡単なものでは2つのグループ間に違いは出なかったというが、最も難しいテストではピルを服用しているグループの方が10%ほど結果が悪かったという。またこの結果は、実験時の月経周期や薬の種類とは関係がなかったそうだ。

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「これらの機能障害は非常に微妙なものであると考えられ、検出するには高感度なタスクで女性の感情認識を調べなければなりませんでした」

 そう話すのは論文著者の一人であるドイツ・ポツダム大学の認知心理学者アレクサンダー・リシュケ氏である。科学ニュースサイト「Science Alert」に対しリシュケ氏は、見つかった副作用は非常に微妙なもので、例えばうつ病などで引き起こされる認識障害に比べるとはるかに軽微であると強調している。

「経口避妊薬が女性の感情認識に劇的な障害を引き起こしていたら、おそらくパートナーとの日常のやり取りの中で気づかれていたはずです」(リシュケ氏)

 ピルはエストロゲンやプロゲステロンといった女性ホルモンのレベルを抑えることで、避妊や月経の改善などに働く。今回のような副作用が起こるのもそのようなホルモンに原因があると考えられるが、ピルが女性の感情認識を変化させる詳細なメカニズムはよくわかっていないという。また、ピルが感情の認識に与える障害がその女性の社会生活に深刻な影響を与えているかも不明だという。

 女性ホルモンという微妙なものに作用する以上、身体だけでなく精神にも影響が出るというのは不思議な話ではない。現時点ではこの副作用の原因となるメカニズムやその影響についてまだまだ不明点が多いが、今後の研究で解明が進むことだろう。

日本はなぜかピルに対する忌避感が強く、今回のような研究もマイナスに受け取られる可能性は高いかもしれない。しかし見方を変えれば、こんなささいな副作用も研究されているような薬であるともいえる。医学史上最も研究されている薬というのも伊達ではないのだ。

「また薬関係の話なのか……」と思わず呟きましたが、しかし、今までベンゾジアゼピン系の抗精神約や抗うつ剤のことや、血圧を下げる薬やコレステロールを下げる薬などの問題は書いたことがありますが、避妊薬というものについては考えたこともありませんでした。

その中でも昆虫の減少の急激さは非常にすさまじいものがありますが、今回のオーストラリアの研究論文のように、

「 100年以内に昆虫が絶滅する」

というような極端な説が、科学者により主張されたのは、これが初めてのことだと思われます。

おそらく、相当な危機感があってのこの表現だったのでしょうけれど、ただ「その理由」については単純ではなさそうです。

今回の論文では、科学者の人々は、たとえば、「農薬」などとの関係を強く示唆ししています。もちろん、植物自体に殺虫性を持たせる浸透性殺虫剤が、昆虫に良い作用を及ぼすわけがないとは思います。

しかし、先ほどリンクしました記事「この世の昆虫の数は回復不能なレベルで減少していた …」の内容は、オランダのラドバウド大学の生物学者たちによって、ドイツの 63におよぶ自然保護区で、昆虫の生態調査をおこなったものですが、その調査からは、「理由はもっと根本的なところにあるかもしれない」ということが伝わってくるのです。

その結果は、その論文から抜粋しますと、以下のようなことになっていました。

2017年10月18日に発表された昆虫の減少に関する研究論文より

研究チームは、これらの地域で、羽を持つ昆虫のバイオマスがわずか 27年間で 76パーセント(夏期は 82パーセント)にまで減少したことを発見した。

彼らの結果は、それまで報告されていた、蝶や野生のミツバチ、蛾などの種の最近報告された自然界での減少と一致している。

しかし、この調査では、特定の種類だけではなく、羽を持つ昆虫の全体的なバイオマスが大きな減少を起こしていることがわかり、事態の深刻さを示している。

研究者たちは、この劇的な減少は、生息地に関係なく明らかであるとしており、天候や、土地の利用状況、および生息地の特性の変化などの要因では、全体的な減少を説明することはできないことも判明した。

この減少は、大規模な要因が関与しなければ説明がつかないことを研究者たちは示唆している。


ここにありますように、

> この劇的な減少は、生息地に関係なく明らか

> 土地の利用状況、および生息地の特性の変化などの要因では説明できない


というように、原因の特定が容易ではないほど「大規模にどこでも」起きているのです。

そもそも、自然保護区では殺虫剤は使われないと思われますが、そのような場所でも、すべての自然保護区域で、昆虫は劇的に減少していたのです。

上の論文の、

この減少は、大規模な要因が関与しなければ説明がつかない

というあたりが示していますように、「本当の原因」は、想像もつかないものなのかもしれません。

とはいえ、もちろん、現在の行きすぎた農薬の大規模な使用に問題がないわけもなさそうですが、しかし、現実問題として農薬を制限していくというのも現実的な話ではなさそうです。特に、日本などの超少子高齢化の社会では、農家さんの多くが高齢化しており、農薬を完全に使わない農業は事実上不可能なはずです。

ちなみに、私自身は、昆虫を含めた生物の大規模な減少が進んでいる原因のひとつには、

「地球の磁場の極端な弱体化」

があると思っています。

もちろん、これは理由の中のひとつであり、どの程度関与しているかについても何ともいえないですけれど、この世の多くの生物は、基本的に「磁場で生きている」ものなのです。

それに関しては、以下の記事で取りあげさせていただいたことがあります。

おそらく人間を含めた「全生物」は磁場により生きている ハトや蝶が持つ光受容体がヒトにも存在していること。そして、そのハトや蝶が「全滅」に向かっていること

2015年11月23日

磁場の影響を受けやすいと思われるハトが欧州で90%激減していることが示唆する、これからの地球の全生物


この「クリプトクロム」というタンパク質はずいぶん以前からわかっていて、そして、鳥は「磁場があるからこそ生きていけるのかもしれない」ということに関してもずっと以前からわかっていたことのようですが、そのメカニズムがわかっていませんでした。

アメリカの各地で「鳥が空から落下している」という出来事に対して、「各地で鳥が落下しているのは、磁場の異変が原因ではないか」ということについてふれたもので、多くの渡り鳥たちが、

・くちばしの細胞で磁場を感知する
・光受容体細胞の中にあるたんぱく質(クリプトクロム)で磁場を「見て」いる

ことなどから、地球の磁場が消滅する、あるいは、弱くなりすぎた場合に、鳥は生きていくことができなくなるのではないかというようなことを書いたものです。

そして、何度もふれていることですが、地球の磁場は過去 100年で一貫して弱まり続けています。

1880年から2000年までの地球の地磁気の強度の変化
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また、5月には、英国などの調査で、「ヨーロッパでは、3分の1の鳥が消滅する危機にさらされている」ことが報告されています。

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その中でも、先ほどから出ています「ハト」は、

・ヨーロッパのハトは、1980年代から 90パーセントの減少

となっていて、この三十数年は異常といっていい減り方を見せています。アメリカのモナーク蝶も、過去 20年間ほどで、80パーセント減っていることがわかったのだそうで、磁場で旅をする代表的な生物たちが確実に消滅し続けています。

もちろん、磁場の減少以外にいろいろな理由はあるでしょうけれど、これほどまでの急激な減少は、通常の理由では探りづらい感じもします。

そして、

「人間を含めた非常に多くの生物が磁場によって生きている可能性がある」

ということなどを考えますと、近づいているかもしれない「磁極の逆転」(その際、磁場は「ゼロ」になると見られています)の際に、どんなことが起きるのかは、本当によくわからなくなってきた感じもあります。

今の私たち現世人類が、仮に磁場の逆転を経験するとなると、「まさに初めてのこと」となるわけで、やはり大きな出来事になるのかもしれません。

そして、現在の地磁気のものすごい減少を見ていますと、徐々にではあっても、やはり「すでに始まっている」と考えるのもそれほど奇妙な考え方ではないかもしれないとも思います。

ここから、シエ博士のグループの発表について説明していたデイリーメールの記事をご紹介します。

The secret of how pigeons find their way: Magnetic proteins in their EYES act like a compass...and humans have them too
Daily Mail 20105/11/18

ハトたちが自分の行き先を見つける方法に関しての秘密:彼らの瞳の磁気タンパク質は、まるでコンパスのように振る舞う...そして人間にもそれがある

ハトは、動物界で最も大胆な旅をおこなうもののひとつで、数千キロを越えるような移動をした後にでも、正確な位置に到達することができる。

今、科学者たちは、鳥や蝶、そして他の動物たちが、どのように地球の磁場を自分たちの行き先を決めるために使用しているかの解明をしている。

すでに、科学者たちは、網膜と神経細胞で生産され、目から脳へと走る「コンパスのように振る舞うタンパク質」を発見している。

この複合体は、地球の磁場に関する情報と、太陽の位置を組み合わせることにより、動物たちに彼らが旅行する方向を検出させることができる。

そして、これは驚くべきことだとも思われるが、研究者たちは、人間にも、これらと同じタンパク質が発現することを発見したのだ。

鳥などよりも、はるかに少ない量ではあるが、私たちにも磁場を感知するいくつかの能力があるということになる。

研究を率いた中国北京大学の分子生物学専門のカン・シエ博士は、そのタンパク質は、コンパスの針のように作用し、神経系に情報を送信するように見えると述べている。

「かつて、動物が地球の磁場を検出することができるという概念は、一笑に付されていたものでした。しかし、今、それが事実であることが確立したのです」

この研究は、科学誌ネイチャー・マテリアルに発表された。

シエ博士は以下のように述べる。

「この生物コンパス( biocompass )モデルは、動物の磁気のナビゲーションと磁気受容( magnetoreception )の分子機構の完全な解明に向けてのステップとして機能すると私たちは考えています」

「人間に磁気を感じる感覚が存在するかどうかは議論もありますが、地磁気の磁場は、人間の視覚系の光感度に影響を与えると考えられるのです」

サメ、ウミガメ、鳥類、昆虫、オオカミ、クジラ、さらには線虫など、多くの動物たちが、自身の移動を助けるために、地球の磁場を使用すると考えられている。

しかし、彼らがどのようにそれをおこなっているかについての正確なところは、いまだ謎のままだ。

一部の研究者たちは、以前から、ハトのような鳥の持つ、磁場に反応しているように見える特定の目の細胞や、くちばしを同定しているが、その正確なメカニズムは不明であり、一部の研究者たちは、分子によって結合された鉄の塊を特定し、そこに源があるのではないかとした。

また、他の研究者は、クリプトクロム( cyrptochromes )と呼ばれる感光性のタンパク質に起因していると主張した。

しかし、シエ博士と彼のチームによる研究では、実際には、これら2つのシステムは、これらの動物の細胞内でのナビゲーション複合体を形成するために一緒に働くことを見出した。

特に、研究チームの発見した、円筒形の複合体を形成するクリプトクロムと結合するタンパク質を産生する MagR と呼ばれる磁気受容体の遺伝子の存在が大きい。

MagRは、感光性タンパク質のクリプトクロムと結合し、外部磁場の方向に自発的に整列するのだ。

この MagR は非常に磁気を帯びており、そのため、研究者たちは、研究をおこなうための特別なプラスチックのツールを開発しなければならなかったほどだ。

そして、これらの分子が、眼から脳に向かって走っている網膜神経細胞の中で特に発現していることがわかった。

ショウジョウバエ、オオカバマダラ(モナーク蝶)、ハト、そして人間のすべては、これらの分子を生成する。また、ミンククジラやハダカデバネズミ(げっ歯類)、などの他の生き物も、これらの磁気タンパク質を有している。

研究者たちは、これらの発見は、多くの生物学分野の研究、および産業用への応用研究のための新たな領域につながる可能性があると述べる。

また、この発見は、磁場、または、磁気感度を増加させる方法に応答する遺伝子治療の新しいタイプにつながる可能性もある。

研究者たちは述べる。

「 MagR ポリマーおよび、クリプトクロムと MagR の複合体の磁気的な特徴は、異なる分野全体での、数多くの用途の可能性が秘められていると考えます」

米国マサチューセッツ大学の神経生物学者、スティーブン・レパート博士( Dr Steven Reppert )は、この研究結果は、巨大な影響を与えると科学誌ニュー・サイエンティストに語った。

「これは極めて挑発的で、非常に画期的な可能性を秘めています。息をのむような発見といっていいと思います」

そこでご紹介した記事には以下のような記述があります。

サメ、ウミガメ、鳥類、昆虫、オオカミ、クジラ、さらには線虫など、多くの動物たちが、自身の移動を助けるために、地球の磁場を使用すると考えられている。

生物にとっての「移動」とは、一般的にはエサを獲得するためのもので、それはすなわち生きることそのものであり、それができなくなれば、昆虫も生きていけないはずです。

地球は、このような磁場で生きているたくさんの動物たちに支えられていますが、その地球の磁場は急速に消えていっています。

おそらくこれが生物の絶滅が続く大きな原因のひとつだとは思いますけれど、この「磁場の弱体化」は、「人間の努力では是正できない」です。

そして、現状では、地球の磁場が回復する兆しはまったくないですので、昆虫を含む生物種の危機的状況は今後も続いていくものと考えられます。

何といいますか、ほんの 20年後くらいの地球がどのようになっているかも想像できなくなってきましたね。

最終更新:2019/02/14 22:38

2019/02/14 00:06

繰り返されるサウジアラビアの洪水。すでに今のアラビア半島の砂漠は「日本より雨が多い」状態に

2019年2月9日のサウジアラビアの報道より
saudi-flood-feburuary2019.jpg

昨年以来、アラビア半島では、豪雨や洪水が何度も発生していまして、最近では、1月の終わりに以下の記事で取りあげた洪水がありました。

サウジアラビアの砂漠がまたも黙示録的な大洪水に襲われている

2019年1月26日のサウジアラビアの報道
saudi-arabia-floods0126.jpg

2019年1月27日 サウジアラビア・メディナ
sa-flood-river02.jpg

サウジアラビアの砂漠が、またも激しい大雨と洪水に見舞われています。

この2年間くらいで、アラビア半島の気候はすっすりその様相を変えていまして、本来は雨の降らない砂漠の国であるアラビア半島各地に頻繁に洪水が発生し続けています。

その大洪水から、10日ほどしか経っていない 2月9日ころから、サウジアラビアで大雨が降り続き、またも洪水に見舞われていることが報じられています。

sa-car-flood03.jpg

sa-track-05.jpg

1月の終わりから断続的に続く豪雨と洪水により、これまで、サウジアラビア全土で 14人が死亡していると伝えられています。

そして、各地で、家屋や施設、道路などが洪水により大きな被害を受け続けているそうです。

まあ、もともとサウジアラビアのインフラは「大きな洪水を想定していない」上で築かれたものでしょうしね。

洪水の後の道路の様子
road-floods-003.jpg

大雨で溢れるサウジアラビアのダム
sa-dum-flood.jpg

サウジアラビアの気象ニュースを見てみますと、2月9日頃から現在(2月13日)に至るまで、「サウジアラビアのどこかでは雨が降っている」という、何だか、日本の梅雨時のような天気状況となっています。

毎日、サウジアラビアのどこかの上空を悪天候を伴う低気圧が通過しています。

そして今年の日本は、本州などを中心に、実に雨が降らないカラカラの状態が続いていますので、今のサウジアラビアは「日本より多く雨が降っている」という状況とも言えるかもしれません。

本来は、この時期の日本の雨量はサウジアラビアの 5倍から 10倍はありますが、どう見ても、今はサウジアラビアのほうが雨量が多いです。

そう考えますと、今のサウジアラビアの気候は確かにおかしいですが、今の日本の気候も十分におかしいということに気づきます。

最終更新:2019/02/14 00:06

2019/02/13 23:45

ハワイの州立公園で史上初めて「雪」が降り積もる

2019年2月11日のアメリカの報道より
hawaii-first-snow2019.jpg

北極からの非常に冷たい旋風である「極渦」が、1月以来、アメリカやヨーロッパなどに劇的な寒波をもたらした後、先日は、日本の、特に北海道などに強力な寒波をもたらしました。

そのような異例ともいえる寒気の大きな動きが、さらに南下を続けているのかどうなのかはわからないですが、2月10日に、ハワイのマウイ島で、

「史上初めて、雪が降った」

ことが報じられています。

2月10日 マウイ島のポリポリ州立公園の様子
polipoli-state-park0210.jpg

上のポリポリ州立公園というところを含めて、マウイ島の他のいくつかの場所でも降雪が確認されたようです。

ポリポリ州立公園は下の赤い円の中にありますがも、その周辺も含めて、雪と、そしてハワイでは考えられない低い気温に見舞われていたようです。

マウイ島の位置と雪が降ったおよその範囲
maui-snow-2019.jpg

2月10日 マウイ島のクラの様子
kula-maui-snow0210.jpg

ハワイ州土地・天然資源委員会(BLNR)は、「ハワイの州立公園に雪が降るのは、おそらく初めてのことだ」と述べています。「おそらく」というのは、記録にない時や場所で降った可能性があるからですが、少なくとも、観測が始められてからは、これが初めてのことになるようです。

なお、ハワイでも、平地ではなく、ハワイ島のマウナ・ケア火山の山頂では、稀にですが、雪が降ることはあります。

しかし、最近はその状況もややおかしなことになってきていまして、2016年には、ハワイ島のマウナ・ケア火山で、

「 6月に雪が降った」

ということが報じられたことがあります。

それについては下の記事でご紹介しています。

ハワイで6月の雪

2016年6月14日の USA トゥディより
hawaii-june-snow.jpg

ハワイ島の火山であるマウナ・ケア山で「6月に雪が降った」という観測が、アメリカ国立気象局によってなされています。

アメリカ国立気象局が撮影した雪に覆われたハワイのマウナ・ケア山
Mauna-Kea-snow-0612-01.jpg

マウナ・ケア山は、冬に雪に覆われることはありますが、この夏も近い時期の雪は普通のことではなく、話題となっています。

ハワイ島にあるマウナ・ケア火山の場所
mauna-kea-map.gif

上の地図の掲載されている観光サイトには、マウナ・ケアの雪について以下のようにあります。

マウナ・ケアでは、冬になると雪が降り、白い姿を見せることがあります。

ですが、冬場ならば常に見られるというものではありません。行いの良い人、運の良い人だけにポリアフ(雪の神様)が雪を見せてくれると言われているそうです。


というように、ハワイには「雪の神様」がいらっしゃるようで、運がよければ、冬には雪に覆われた山の姿を見ることができるということですが、さらに運がよかったのか、6月になっても、まだ雪の光景が見られているということになっているようです。

アメリカ国立気象局が撮影した雪に覆われたマウナ・ケア山
mk-snow2.jpg

mk-snow3.jpg

このような季節にハワイに雪が降るということは、気象的にはあり得ないことではないようで、気象条件によってはあり得るとのことです。

それにしても珍しいことではあり、何というか、太平洋などの上空の大気の条件が、いろいろと複雑になってきているのかもしれないですね。

そして、ついに今度は「ハワイの平地に雪」という事態となりました。

ちなみに、この日のハワイは、気温も場所によって非常に低くなっているで、たとえば、先ほど出てきましたハワイ島のマウナ・ケア火山の山頂では、2月11日に、

「氷点下 12℃」

まで気温が下がったことが記録されています。

2月11日のマウナ・ケア火山の気温
mauna-kea-minus12c.jpg

米国ウェザーチャンネルの報道によれば、この日は、ハワイ各地で観測史上で最も低い気温が記録されたそうです。

また、これらの気象は、一種の「冬の嵐」と共にやってきていて、大変な暴風に見舞われている場所も多いようです。

現在、ハワイのいくつかの地域では、「路面凍結など冬の天候に関しての注意報」が発令されています。ハワイで、このような「冬の天候に関しての注意報」が出されたのは、過去に 3度あったそうですが、記録を見ますと、

・2016年12月
・2017年02月
・2018年02月

と、すべて最近のことであることがわかります。

明らかに、ハワイの気候は以前とは違うものとなりつつあるようです。

最終更新:2019/02/13 23:45

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