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2018/12/12 20:06

イエローストーンの間欠泉スチームボート・ガイザーの今年の噴出回数が30回を超え、54年前の記録を更新し過去最大に

2018年12月10日のアメリカの報道より
steamboat-geyser-nr2018.jpg

今年、アメリカのイエローストーンにある間欠泉「スチームボート・ガイザー」の話題を何度か取りあげたことがあります。

その内容は、この間欠泉が「過去にないほど活発な噴出を起こしている」というもので、最初に取りあげたのは以下の記事でした。

米イエローストーンの間欠泉の「尋常ではない噴出」についてのアメリカでの大々的な報道。そして、この2年ほど拡大しているように見える「徴候」のようなもの

2018年4月29日の米国ロイターの報道より
yellowstone-unusual-eription.jpg

徐々に「徴候的な現象」が拡大しているのかもしれない
この数日、アメリカのメディアでは久々に「イエローストーン」についての記事が広くリリースされています。

その内容は、イエローストーンでの「異常な間欠泉の活動」についてのことですが、今回際立つのは、いわゆるメジャーメディアがこぞって報じているということかもしれません。

昨年あたりもイエローストーンに関しての報道を取りあげることが多くなっていましたが、まずは今回のアメリカでの報道をご紹介します。

いろいろ報じられているのですが、現在のアメリカの様々なメディアの内容を参照して記事にしている米ゼロヘッジの記事をご紹介しようと思います。

これをご紹介しようと思った理由は、記事の最後のほうに、イエローストーン火山観測所の科学者たちが、

> 「噴火の際には、数週間から数年間の警告の兆候が先行する可能性が高い」

と述べていることです。

この1、2年間のにイエローストーンで起きていたことを羅列すれば、それはもしかるすと、「警告の兆候」というもののカテゴリーに入るものなのかもしれません。過去のそれらの事象については、ゼロヘッジの記事の後にご紹介します。

それでは、ここからです。

"Unusual Eruptions" At World's Largest Active Geyser In Yellowstone Stoke "Supervolcano" Fears
zerohedge.com 20108/04/29

イエローストーンにある世界最大の活動間欠泉での 「異常な噴出」が、超巨大火山の噴火への懸念を燃え上がらせている

約1ヶ月前に、アメリカでは、イエローストーンの世界最大の間欠泉の噴出が増加していることが各メディアから報告されていた。ロイターの報道によれば、この場所での最後の噴出は 2014年のことで、今回はそれ以来のこととなる。さらに今年の最初の噴出からイエローストーンの間欠泉は6週間で3回以上噴出したという。

地質学者たちによると、この6週間で3回以上の噴出というパターンは 「普通のことではない」というが、しかし、この異常な間欠泉の活動がイエローストーンの地下で破壊的な火山活動が始まっていることを示すものではないという。

ただ、今回のイエローストーンの活動は、アメリカのメジャーメディアによって数多く報じられていることが気になるところだ。様々な報道で、今回の活動について「異常なこと」だとする専門家たちの記述がなされている。

報道によれば、イエローストーンの間欠泉は、3月15日と 4月19日に、それぞれ 約 91メートルの高さの噴出を発生させた。

そして、現地メディアの報道では、4月27日の午前 6時30分にイエローストーンの間欠泉「スチームボート・ガイザー(Steamboat Geyser)」で 3回目の噴出が報告された。現在、そこに至る通路は閉鎖されている。アメリカ地質調査所(USGS)のイエローストーン火山観測所によれば、イエローストーンの間欠泉で3回の噴出があったのは、 2003年が最後だという。

今年のスチームボート間欠泉の噴出は、これまでのところは通常の噴出よりも規模が小さくなっているが、それでも、4月の 2つの噴出はイエローストーン公園の有名な間欠泉「オールド・フェイスフル・ガイザー(Old Faithful Geyser)」の噴出水量の約 10倍だった。

そして、このことは予想されたことだが、今回の出来事が起きてすぐにアメリカの地質学者たちがメディアに次々と登場して、「イエローストーンで大きな噴火が近づいている可能性を示す徴候はない」と語った。

しかし、地質学者たちの言葉にもかかわらず、彼らは、今回の間欠泉の熱擾乱を示す可能性がある最新の一連の噴出の原因を突き止めることができてはいない。

イエローストーンのスチームボート・ガイザーより高く噴き上がる間欠泉は、ニュージーランドのワイマング・ガイザー(Waimangu Geyser)だけだが、しかし、その噴出は 100年以上起きていないという。

今回のスチームボート・ガイザーでの「異常な噴出」の原因が何であろうと、ただちにパニックを起こす必要はもちろんない。

イエローストーンの最後の大規模な噴火事象は 7万年前とされているが、この地域は現在でも依然として非常に地質活動は活溌であり、イエローストーンは将来的に噴火する可能性がある。ワシントン・ポスト紙が先週報告したように、イエローストーンは、1980年のセント・ヘレンズ爆発よりも何千倍も強力な噴火を起こす可能性を持つ。

アメリカ地質調査所は、イエローストーンでそのような強力な噴火が起こるとは考えにくいと前置きしつつ、もしそのような噴火が起きた場合、イエローストーン北部のロッキー山脈の多くを灰の中に埋めてしまうだろうと述べている。また、溶岩流は中心から半径 50キロメートルから 60キロメートルを覆い尽くし、火山灰は、最大で 800キロメートルの範囲に及ぶだろうとしている。

もちろん、これは最悪のシナリオだが、いずれにしても、科学者たちは、イエローストーンに関しては「私たちの生きている間(この数十年でという意味)にそのような噴火が起きる可能性はほとんどない」と強調する傾向がある。

なお、イエローストーン火山観測所の科学者たちは、「噴火の際には、数週間から数年間の警告の兆候が先行する可能性が高い」とメディアに記している。

ここまでです。

ここ2年ほどのイエローストーンでは、いろいろとありましたが、印象的な出来事としては、ふたつほどありまして、ひとつはイエローストーンの近くの川が「沸騰した」という 2016年夏の以下の出来事でした。

イエローストーン近くの川が「沸騰」してから4カ月後の夏、周辺の川では1万匹にのぼる魚が大量死。
2016年8月18日
米国モンタナ州のパラダイス渓谷を走るイエローストーン・リバー
yellowstone-river-top.jpg

2016年8月のイエローストーン国立公園で

アメリカのイエローストーンについては、その話題をたまに取り上げることがあります。

イエローストーン国立公園近くの川が「沸騰」しているということをご紹介したことがありました。

yellowstone-boiling-river2.jpg

そんなイエローストーン国立公園を流れるイエローストーン・リバーで、かつてない規模の「魚の大量死」が発生していることが、アメリカの多数のメディアで報じられています。

2016年8月17日の米国報道より
yellowstone-fish-die-1.jpg

冒頭の写真のように、イエローストーン・リバーは、イエローストーン国立公園のかなり広範囲を流れているようなのですが、そのすべての流域で魚が死んでいるのが発見されているようです。

最初は 1.000匹ほどの大量死だと思われたのですが、後に、モンタナ州の魚類野生動物公園局(Montana Fish, Wildlife and Parks)は、「その 10倍が死んでいる可能性がある」と発表しました。

この川では、前代未聞の大量死だそうです。

原因はまだわかっていませんが、多くにおいて、水中での大量死の原因は、

・藻の大発生を含む酸素の欠乏
・水温の異常(高すぎる、低すぎる)
・化学物質など


などですが、時に、これらのどれにも属さない「原因が不明」の大量死も、しばしば見られます。

場所がイエローストーンですので、こういうことが起きると、いろいろな話が飛び交います。

当然、下のような「これは噴火と関係しているのではないか」というような投稿も SNS などで多少飛び交っています。

ツイッターより
ys-er-fish.jpg

しかしまあ、さすがに、イエローストーンほどの巨大な火山の噴火の前兆だと、この程度のものとも思えないです。

あとは、昨年のイエローストーンの群発地震の回数が「 2500回を超えた」ということでしょうか。下の記事は、群発地震が 2567回を超えた時のものです。

米国イエローストーンの群発地震の発生が2567回を超え、回数と継続期間が「観測史上最大」の規模に
2017年9月3日
米国ニューズウィークの記事より
yellowstone-record-2017st.jpg

6月からアメリカのイエローストーンで群発地震が始まったことは何度かお伝えしたことがありますが、8月31日に、群発地震が始まってからの回数が 2567回となり、過去に記録されたすべての記録を上回ったことが発表されました。

イエローストーンの場所
yellowstone-map2017.gif

イエローストーンの今年の群発地震は、始まった当初から、

収まらないイエローストーンの群発地震。発生以来の地震の回数は500回に迫る規模に

2017年6月22日
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イエローストーンでの地震発生数が「1000回」を超える

2017年7月のアメリカ地質調査所による月例報告書
yellowstone-observatory.png

などのように、500回とか 1000回などの節目の回数で記事にしていましたが、気づくと、8月の終わりに 2500回を超えていたのでした。

これまでの一連の群発地震の中で、最大だったのは 6月15日に記録されたマグニチュード 4.4で、過去1ヶ月では、8月21日のマグニチュード 3.3が最大の地震でした。

このイエローストーンの群発地震は、基本的にはマグニチュード1以下の小さな地震が大部分ですが、いずれにしても、これほど長期間、イエローストーンの群発地震が続くことはあまりないことです。

過去には 1985年と 2010年に、やはり 2000回を超えたことがありましたが、しかし現在のイエローストーンはいまだに群発地震が続いているため、過去最長となる可能性が高いようです。

あまり関係のないことですが、8月21日にアメリカを通過した 99年ぶりの皆既日食が、ちょうど「イエローストーン領域の上」を通過していったことを思い出します。

2017年8月21日の皆既日食のルート
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アメリカ地質調査所はイエローストーンに対してはいかなる警報も出しておらず、安全なままの態勢ですので、群発地震が続いている以外は、特別何らかの動きがあるというわけではないですが、さらに群発地震が長く続くようですと「新しい動きが始まっている可能性」も感じないではないです。

イエローストーンの群発地震に関しては、節目ごとにご報告したいと思います。

次は 3000回ですが、そう遠い日のことでもなさそうです。

最終更新:2018/12/12 20:06

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2018/12/12 19:45

インドネシアのジャワ島で巨大竜巻が人口100万人の都市を直撃し、「数分間で800軒以上」の家屋を破壊

12月7日のインドネシアの英字紙ジャカルタポストより
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インドネシアのジャワ島西部で、12月6日、このあたりの気象としては、とても珍しいと思える「巨大竜巻」が発生し、ジャカルタに近いボゴールという街を直撃しました。

下は、ボゴールが竜巻の直撃を受けている中で撮影された動画です。

https:●//youtu.be/UKa1fOwCAaA

12月6日のボゴールの竜巻
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竜巻の直撃を受けたボゴールという街は、人口 103万人の大都市で、住宅も多いということもあるのでしょうが、大きな被害が発生し、少なくとも、 850軒の家屋が被害を受けたと報じられています。

インドネシア・ボゴールの場所
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被害の範囲は、5キロメートルに及んだそうですが、竜巻の発生していた時間は、「ほんの数分」だったとのだそう。

発生した後、瞬く間に大きな被害を出して消えていったようです。

bt-hg-005.jpg

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12月頃からの時期のインドネシアは雨や悪天候の多い時期だそうで、今回も、悪天候の中で竜巻の発生もあり得るかもしれないとジャカルタの気象局は通達していたそうですが、それは結局は、この土地ではほとんど見ることもない巨大な規模の竜巻が発生となってしまったようです。

ジャワ島の悪天候の季節は、通常なら 2月まで続きます。

最終更新:2018/12/12 19:45

2018/12/12 19:39

パプアニューギニアのマナム火山で「13キロメートル超」の噴煙を上げる大噴火が発生

12月8日 噴煙13kmを立ち昇らせて噴火するマナム火山
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パプアニューギニアのマナムという小さな島にある火山が、12月8日、非常に巨大な噴火を起こしました。

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マナム火山の場所
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火山情報を伝えるボルケーノ・ディスカバリーの報道によれば、噴煙は、13.5キロメートルの高さにまで上っているようです。

この火山は、今年 8月にも巨大噴火を起こしており、それについては以下の記事で取りあげたことがあります。

パプアニューギニアの小さな島「マナム」で噴煙15キロメートルに達する巨大噴火が発生。全島民退避の可能性も
パプアニューギニアでの噴火を伝える8月25日の報道より
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その島にある火山が大噴火を起こしたのですけれど、その噴火の噴煙の高さは、15キロメートルにもおよぶもので、島の全長よりも高いものとなっています。

この「噴煙の高さ 15キロメートル」がどのくらい激しいものかといいますと、たとえば、日本で最も活溌に噴火している火山のひとつである鹿児島の桜島の「歴代で最も高い噴煙の高さ」が、5キロメートル( 2013年8月18日)ですから、その 3倍の高さというところで、噴火の規模のすさまじさがわかります。

下の写真は、8月25日の噴火の様子です。

8月25日のマナムでの噴火の様子
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このマナムの人口は 9000人なのですが、この噴火を受けて、最も影響のある地区の 2000人に退避が命じられました。

しかし、報道では、島全体が噴煙と火山灰に覆われているようで、全島民の避難の可能性があるようです。

この 13キロとか 15キロの高さの噴煙というのは、日本での火山活動と比較すると非常に際立っているもので、たとえば、鹿児島の桜島の歴代で最も高い噴煙の高さが、2013年8月に記録された 5キロメートルですから、マナム火山は、この半年の間にその 2倍から 3倍となる噴火を起こしたことになります。

12月8日の噴火の様子
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なお、マナム島の人口は 9000人ですが、現在のところ影響はわかりません。

環太平洋火山帯の活動は、なお活発であるようです。

最終更新:2018/12/12 19:39

2018/12/10 20:49

奇跡の光景 米国バージニア州の湿地帯に出現した「七色の水面」の世界

2018年12月8日
米ファースト・ランディング州立公園に出現した「虹色の水面」
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11月の下旬、アメリカ・バージニア州にあるファースト・ランディング州立公園という場所において、その公園にある池、あるいは沼の水面が、「虹色に光輝く」という現象が起きました。

これが公園に来ていた複数の人々によっと目撃、撮影され、「この現象は何だ?」ということで話題となっています。

虹色に光輝く水面
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まるで CG か画像処理をしたような光景ですが、多くの人たちによって撮影されていて、実際の光景であるようです。

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ファースト・ランディング州立公園の場所
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この後、このことがインターネット上で話題となっている中、メディアで取りあげられることとなり、その中のひとつの記事では、この理由について、専門家の意見として以下のように説明しています。

米国メディアtreehuggerの記事より

これは、湿地や沼地などで、紅葉が終わった後、その落ち葉が水中で腐敗する中で発生する「自然の中の油類」が水面に膜を張ったことによって起きる現象で、自然な生物学的プロセスといえる。


ということなのだそうです。

つまり、落ち葉とか、そういうものが水中で腐敗する中で生成される「油」が水面に張ったことによる現象だと説明されています。

ある程度の条件が揃わないと難しいレアな現象ではありながらも、専門家たちの中には「何度か見ている」と話す人もいるので、こういう現象が沼地などではあり得るということを知りました。

しかし、このメカニズムから考えますと「原油流出」などの場合でも、波がまったくないとか光の角度などの条件によっては水面が虹色に輝くこともあるのかもしれないですね。

光の反射というのは不思議な効果をいろいろな場所に作り出すものです。

最終更新:2018/12/10 20:49

2018/12/10 20:34

「半分、黒い。」 磁気を噴出するコロナホールが太陽の大部分を占める異常な状態が「定着」し、人類が太陽からどんな影響を受けるのかがもはや分からない

太陽観測衛星から撮影された12月6日の太陽。ほとんど半分黒いのです
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太陽が「本格的におかしい」と多くの人が感じ始めていたことを記事にしたのは、今年 5月の以下の記事でした。

「太陽と宇宙線の関係」が観測史上初めて「崩壊」したかもしれない。そして今、太陽に勃発し続けているきわめて異常な事態とは
2018年5月10日の米メディア「ザ・ウォッチャー」の記事より

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今回の記事に説明などを下手に入れてしまうと、内容がゴチャゴチャし過ぎるかもしれないですので(内容がカオス化しやすいのは私のブログの悪い部分です)、説明や解説などは、後日(世の中で何も起きなければ次回の記事)させていただきます。

過去記事で、今回のことと関係したものは複数ありますが、過去記事を読まれたことのない方は、カテゴリーの「これからの太陽活動」から記事を選ばれていだたくか、あるいは、今回の内容と比較的関係した最近の記事は下のものがあります。

次第に「光が消滅していくような」太陽の奇妙な見た目は日に日に増加して

2015年10月20日
10日ほど前、おそらくは、地上から観測されたオーロラとしては、ほぼ最大クラスではないかと思われる超巨大オーロラがノルウェーで撮影され、それがスペースウェザーの記事に載せられていました。

下のオーロラです。

ノルウェーのトムロソで撮影されたオーロラ(2015年10月9日)
massive_strip.jpg

長くオーロラを撮影してきたという撮影者も、「こんな大きなものは見たことがない」と述べていました。

ちなみに、オーロラは、太陽からの影響を受けて発生します。

超巨大なコロナホールにより太陽風に晒され続けていた地球

太陽とオーロラの関係については、JAXA の「太陽のオーロラが地球のオーロラを作る」というページから抜粋いたしますと、

オーロラは、太陽が放出している太陽風によってつくられます。太陽からプラズマ粒子(太陽風)が放出され、それが地球の極地の高層大気と衝突して発光します。

一種の放電現象なのです。


ということで、太陽からのプラズマの粒子が地球に強い影響を与えるほどオーロラが発生しやすいということになりそうです。

それでは、上のオーロラの頃、太陽風が強かったのかというと「非常に強い」状態が続きました。

では、その頃、たとえば、太陽フレアなどの太陽活動が激しかったのか? というと、「全然活溌ではなかった」のでした。

太陽活動は、夏くらいからずっと沈静化したままで、小さなものはともかく、おそらくは、春くらいからのこの数か月間、地球方向を直撃した大きな太陽フレアは「ひとつもなかった」と思います(記憶で書いていますので、正確に調べれば、あるかもしれません)。

とにかく、非常に弱い太陽活動が続いているのですが、では、どうしても、上のような巨大なオーロラが発生するほど地球の地磁気が影響を受けたかといいますと、その頃の太陽には「巨大な暗い穴」が開いていたのです。

コロナホールの説明を Wikipedia で見ますと、

コロナホールは、太陽のコロナが平均よりも暗く、冷たく、密度が低い領域である。(略)

太陽活動の極小期には、コロナホールは主に極地方で見られるが、極大期にはどこにでも存在しうる。


ここに、

> 太陽活動の極小期には、コロナホールは主に極地方で見られる

と書かれてあり、そして今は、太陽活動が縮小に向かっている縮小期ですので、一般的には太陽の「極」、地球でいえば、北極とか南極とか、そういう位置で見られるもの・・・という「通常の状態」を前提に、先週の太陽のコロナホールを見ていただきたいと思います。

2015年10月13日の太陽
coronalhole_sdo-2015-10a.jpg

これはですね・・・デカイです。

1月4日の太陽の写真を載せたことがあります。
coronalhole-sdo-2015-1-04.jpg

これも大きいといえば大きいのですけれど、極のほうに発生しているせいで、地球に面している部分はそれほど広い面積ではなかったのですが、今回のコロナホールは、「何百個分の地球がすっぽり入るほど」の面積で地球に向いていて、地球への太陽風もかなりのものだったと思いますし、地球の地磁気の乱れも相当なものだったように思います。

私はといえば、その先週くらいまでは、体調そのものはともかく、

「とにかく毎日、ものすごい量の夢を見る」

という日々が続きました。

眠っている間、ずっと夢を見続けていたのではないかというような尋常ではない量の夢を見る日が数日間続いたのでした。

この「おびただしい量の夢を見る」というのは、うちの奧さんも同じだったようで、「こんなにたくさんの夢を見るのは珍しいかも」とおっしゃっておりました。

太陽風や地磁気の乱れが夢見と関係するかどうかはよくわからないですが、感覚的には、「そういうことがあっても不思議ではないだろうな」とは思います。

未来予測プロジェクトのウェブボットの代表クリフ・ハイは、2009年に「太陽の病気」というテーマのもと、以下のようなことを書いていました。

2009年1月のウェブボットより

・ 「太陽の病気」は人間にとっては大変に危険な影響をもたらす。人間の精神に影響するのである。これによって突然と意識を失って倒れるような現象が相次ぐ。

・ また、この太陽の異常によって人々の現実に対する意識と感覚が大きく変化し、二つの異なった世界に同時に住む人々が多く出現する。これは「超現実」「幻想」「他の世界のような」などのキーワードと関係している。

・ この時期には、社会環境の変化とそのストレスに耐えられなくなり精神的におかしくなった人々が多数出現する。


まあ、この、

> 精神的におかしくなった人々

は、ニュースなどを見ても、散見できるような気もしますが、何より私自身もすでに「 精神的におかしくなったまま」なのかもしれないですし、自分のことは結構わからないものであります。

すっかり様子がおかしくなりつつある太陽

もうひとつの最近の太陽の写真をご覧いただきたいと思います。

これも、いろいろと合理的な理由はつくものだとは思いますが、何となくややショックな感じを受けたもので、それは「太陽の半分が真っ黒」になっているというものです。

太陽観測衛星SOHOが10月17日に撮影した太陽
latest-EIT284-1017.jpg

これは一般的には、下のような感じで示されるものです。
eit284-photos.jpg

太陽観測衛星 SOHO は、主に太陽のコロナの状態を測定している探査機で、12個の観測機器を持ち、それぞれが別の観測点から太陽を記録しています。

上の写真は、その中の EIT ( Extreme ultraviolet Imaging Telescope )という観測機器により観測された画像で、この EIT というのは、 Wikipedia によりますと、

コロナ下部の構造、活動を観測する。

とあります。

つまり、この「太陽が半分黒くなっている状態」は、「コロナの下で起きている」ということになります。

コロナというのは、太陽の外側の大気層をいいますので、その下の太陽本体の状態だといえるようです。

ちなみに、私はこのような太陽の構造を信じる者ではないですが、現在の一般的な科学においては、太陽の構造は下のようになっているとされています。

taiyou_03.jpg

このような「黒い状態」は今年の夏くらいから多くなっていまして、今年 8月18日にも下のような太陽の姿が SOHO の EIT によって観測されています。
Soho-EIT-284-18-aout-2015.jpg

詳しい方が見れば、特に問題のあるものではないのかもしれないですが、こんなに黒い部分が多い状態の日々は、以前はあまりなかったように思います。

2015年の7月に書きました、

太陽が割れてきた。その研究を読みながら、太陽を含めた「自然の存在の役割」を考える

sun-devide.gif
▲ 2015年07月07日の英国王立天文学会ニュースプレスより。

南と北が「非対称の磁場」である太陽

今回記事のタイトル「太陽が割れてきた」というのは、上の王立天文学会プレスリリースの「太陽磁場は、太陽の南北の分割を示している?」というものを、そのまま書いたものなんですが、よく読みますと、このタイトルは「やや大げさ」ではあります。

英国ウォーリック大学のジュゼッペ・ニスティコ博士という方と国際チームが、NASA の太陽観測衛星 STEREO のデータを使っての調査で、

太陽の磁場が、南の極と、北の極で《非対称》になっている


かもしれないことを見出したというものです。

太陽の磁場というと、具体的にはともかく、何となく下のような「中心を軸として、対照的で、均等な紋様を描く」かのようなイメージを持たれることが多いのではないでしょうか。

例としての太陽の磁場のイメージ
solar-mag-fields.jpg

しかし、今回の研究によると、太陽は、「南と北でバラバラ」の磁場の紋様を描いているという可能性があるようです。

あるいは、

「以前はそうではなかったけれど、最近になって、そのようになってきている」

ということかもしれないです。

まあしかし、太陽はこの数年間、如実に変化していましたからね。

王立天文学会が、最近、「地球はミニ氷河期に入る」ことを、総会で全会一致した意見として採用したことが報じられていました。少しご紹介しておきます。

地球は15年後“ミニ氷河期”に入る」英国王立天文学会で発表
IROIRO 2015.07.13

先週、イギリスのウェールズで開催された英国王立天文学会総会で、「今後15年以内に、地球はミニ氷河期といえる時代に入る」という予測が発表された。これは太陽を専門に研究する学会員の一致した意見で、「97%確実」であるとのこと。

研究者たちを代表してこの発表を行なったのは、英国ノーザンブリア大学のヴァレンティナ・ジャルコヴァ教授。

ジャルコヴァ教授は、「太陽の活動は、2030年あたりには今と比べて60%減衰する」と言う。また、この予測は「97%」確実であるとのこと。

それでは、ここから本記事です。

Does the solar magnetic field show a North-South divide?
王立天文学会 ニュース&プレス 2015.07.07

太陽磁場は、太陽の南北の分割を示しているのか?
North-South-divide.jpg

毎秒 200~500キロメートルの間の速度で太陽のコロナを通過する噴射の研究は、太陽の磁場によるプラズマの動きの速い行列が、南半球よりも北半球ではるかに強く偏向されていることを示す。

この太陽の南と北での非対称性は、太陽の磁場を発生させる機構である「太陽ダイナモ」に対しての理解に重要な意味を持っていると思われる。

この研究結果は、2015年7月8日に、英国ウォーリック大学のジュゼッペ・ニスティコ博士( Dr Giuseppe Nistico )によって、ランディドノーでの国立天文学会議で発表される。

ニスティコ博士と国際研究チームは、2007年3月から 2008年4月の間に発生した 79の太陽の極の噴射を研究してきた。

この研究は、NASA の太陽調査プロジェクト STEREO (太陽立体化計画 )によって観察したものだ。STEREOは、太陽の軌道に沿って地球から離れて、反対方向に周回している双子の衛星だ。

NASA の STEREO
STEREO-spacecraft.gif

二機の衛星により運ばれる STEREO のふたつのデータが、太陽の立体観察を可能にする。ニスティコ博士と研究チームは、双子のSTEREO探査機によって同時にコロナ噴出を観察するために、極端紫外線撮像装置(EUVI)と呼ばれる撮像装置と、COR と呼ばれる機器の画像を使用した。

特定されたそれぞれの噴出のために、研究チームは、太陽の南側と北側共に、太陽表面から 70万キロメートルの距離で、噴出と太陽との角度を測定した。北と南の2つの測定場所の間には、約 10分の時間遅延がある。

sun-kakudo.jpg

ニスティコ博士は、以下のように語る。

「STEREO は、太陽の異なる層を調べることができますので、私たちは時間をかけて噴出の進行状況を見ることができるのです。 EUVI は、太陽の表面に祝言した噴出を示し、 COR1 は、太陽の大気やコロナを通じて進行状況を表示します」

「噴出が低いところから高いところに移動する時には、それらの噴出は、磁力線によって”案内”され、直線ではなく、むしろ丸く追随していきます。しかし、太陽の極に近い噴出を分析すると、この偏向量が異なるという意外な事実を示すのです。」

「私たちは太陽の南よりも北の極で、相当大きな偏向(変位)を確認しました。このことが、私たちに疑問を生じさせます。・・・この太陽の極の噴出は、『太陽の磁場が南北で対称ではない』ことを示している?・・・という疑問です。」

「初めて黄道面に周回する宇宙船から太陽の極地の機能の測定を行うことの難しさにもかかわらず、私たちは、太陽コロナの全体的な構造のトレーサーとしての冠状の噴出を研究できました。そして、南北非対称性としての太陽のそれぞれの存在の独立した指標をさらに提供しています」

「将来的には、ソーラー・プローブ・プラス( NASA の太陽コロナの観測のための探査機)と、ソーラー・オービター(欧州宇宙機関が開発中の太陽観測衛星)が、太陽に近い位置からの極の直接観測によって、太陽の南北非対称についての新たな洞察を提供するでしょう」

という記事では、イギリスの王立天文学会のニュースプレスをご紹介しました。

その記事の内容は、

「太陽の磁場が南北で対称ではない」

かもしれない可能性を示唆するものでした。

そういうことを含めまして、何だかこう、今年の夏くらいから、「太陽がますます変」な感じに見えている(本当に変なのかどうかはわからないけれども、見え方としては変に感じるというような意味です)ことは確かなようです。

太陽に関しての過去記事をお読みになられたことがある方には、この記事に書かれていることが、「もしかすると、深刻な予兆なのかもしれない」ということを思われる方もいらっしゃるのではないかとも思います。

あるいは、「全然深刻ではない」のかもしれません。

つまり、それはわからないのです。

記事には、

・中期的なこと (過去にない巨大コロナホールの増加)
・短期的なこと (太陽風と宇宙線の関係が崩壊)


のふたつが書かれていて、短期的なこととしては地震との関係のことなども書かれていますが、地震はともかく、個人的には「巨大なコロナホールの増加の異常」について、そして「太陽風と宇宙線の関係の崩壊」は漠然と感じていたたことで、「それが事実だった」ということで、とても今ショックを受けています。

「これからどうなるのかな」と思いながら翻訳していました。

ここからです。なお、太陽の写真が何枚か出てきますが、太陽表面の「黒い部分」がコロナホールです。

Solar modulation of galactic cosmic ray flux on the wane? Something extraordinary is happening
watchers.news 2018/05/09

太陽活動の変化による銀河宇宙線への影響が消えた? 何か異常なことが起きている

コロナホールの出現が現在の太陽活動である「サイクル23」の間に話題に上がることはあまりなかった。しかし、次のサイクル24では違うかもしれない。
2013年8月はじめ、米フォックスニュースの記者が、科学誌ディスカバリー・マガジンに、以下の巨大な太陽のコロナホールについて、これがどのようなものかを質問したたことがある。この時期は、サイクル23の活動最大期の狭間だった。

2013年7月13日の太陽(NASA)
2013-0718-chole.jpg

その後の数年間、コロナホールは出現し続け、ニュースやインターネット上の記事では、散発的にコロナホールに関しての記事が取りあげられることがあった。

それは、過去の太陽活動の極小期に見られたものよりも、はるかに大きなコロナホールが太陽活動の「最大期」に出現していることについてのもので、「巨大な穴」というような見出しで報じられていた。

しかし、実はその頃すでに太陽のコロナホールは「何かが普通とは違って」いた。

以前の太陽サイクルでは、巨大なコロナホールは、太陽の極域(※ 北極や南極に近い部分。写真では上部や下部)に出現した。太陽の極域にコロナホールが出現することは、以前からよく観測されていたことで、珍しいことではない。

ところが、この 2013年頃から出現し続けていたコロナホールは、太陽表面の中央部分(写真で横の部分)に現れ続けたのだ。

2016年5月の終わり頃にかけて、太陽上に巨大なコロナホールが周期的に何度も出現し始めた。

この際にも、メディアでは「巨大な」、あるいは「広大な」という表現の見出しの記事が出された。英国のあるメディアでは「太陽がバラバラになった (The Sun is Ripping Apart!)」という表現さえしていた。あるいは、「デススターのような形をしたコロナホール」と伝えているメディアもあった。

これらの記事の表現は誇張ではないかもしれないが、しかし、実は、問題はそのようなことではない。

そして、実際には、現在の太陽周期活動に起きていたコロナホールの異常性について、過小評価されていると思えてならないのだ。

下は、非常に顕著な様相を見せたもののひとつで、2016年10月25日の太陽のコロナホールだ。

2016年10月25日の太陽(NASA)
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私は、このコロナホールを見た後、スペースウェザーの過去記事のすべての太陽画像を検索し調査した。その結果、以前の太陽活動極小期が続いていた 2007年と 2008年、そして 2009年の 3年間のすべての太陽画像において、この 2016年10月25日のような「巨大な」コロナホールは見当たらなかったのだ。

私は、NASA の科学者の「過去の太陽活動最大期には、太陽フィラメントの爆発が頻繁に起きていた」という言葉を引用した知人から送られてきた電子メールを思い出した。

それは、コロナが「何らかの影響により太陽表面から "はがされて" いる」ことを述べたものだった。

おそらくは、2016年頃から頻繁に出現している巨大なコロナホールは、私たちが想像している以上に「普通ではない」ものなのかもしれない。しかし、それを理解するほど、私たち人類の太陽観測の歴史は長いものではないかもしれないともいえる。

つまり、これらの巨大なコロナホールは本当に異常な「何か」を示しているものなのかもしれないし、そうではないかもしれない。

さて、しかし実は、今回の記事の本題はこれらのことではないのだ。

太陽のコロナホールは、高速の太陽風の発生源となる。

そして、太陽風と銀河宇宙線(GCR)との間には逆の関係があることが広く知られている。つまり、太陽からの太陽風が強い時には、通常、宇宙線の流れは低下する。

今回の記事のタイトルで言及した「何か異常なこと」というのは、これと関係している。

じつはこの数日間、「太陽風と宇宙線の逆の関係」が崩壊しているのだ。

今の太陽にもコロナホールがある。下がその画像だ。

2018年5月7日の太陽
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この太陽の表面を覆い尽くす巨大なコロナホールは、2018年5月5日以来、秒速 700キロメートルを超える太陽風を生成している。

通常は、このような強力な太陽風に直面した場合、銀河宇宙線は約 2%の大幅な低下を示す。

ところが、「それが起きていない」のだ。

データを見ると、太陽風も銀河宇宙線もどちらも上昇しているのである。

私は科学者ではない。あくまでコンピュータプログラマーであり、太陽の専門家ではない。しかし、私は過去 5年間にわたり、スペースウェザーのデータと、フィンランド・オウル大学の宇宙線観測ステーションのモニターを毎日徹底的に調べた。そして、太陽活動と銀河宇宙線の関係を研究した。

その中で、私が他の人々と共に気付いたことのひとつに、太陽活動が長い活動休止状態の後に「プロトン事象(陽子密度が高い太陽風)」が発生した時には、巨大な地震が起きることだ。

実際、2018年2月16日のメキシコの M7.5 の地震の直前にそれが起きていて、私は大きな地震が発生すると予測した。これは地震の予測の自慢しているのではなく、現実として、インターネット上には多数の、いわゆる専門家ではない観測者たちがいて、それらは主観的科学の観測とは違うものであっても、そこにメリットがないわけではないということを言いたいだけだ。

少なくとも過去 5年間に関しては、主流の科学者たちの多くが太陽風と宇宙線の関係を綿密に観察してきたかどうかは疑わしい部分がある。

過去 30日間のフィンランド・オウル大学の宇宙線ステーションのチャートは次のとおりだ。

gcr-now2018.jpg

過去数日では、銀河宇宙線の数値は 6700付近の直近のピーク値に止まっている。本来なら、現在のような強力な太陽風にさらされている中では、銀河宇宙線は、2%、あるいはそれ以上に下がるのが普通なのだ。これは、過去「必ず」起きてきた。

しかし、今回はそれが起きていない。

このようなことを、少なくとも私は過去一度も見たことがない。

このようなことが続くと、どうなるのか。それはわからない。わからないにしても、興味は湧く。

なお、宇宙線は(雲の生成と関係しているため)その量は極端な降雨と関係する。これに関しては主流の科学でも認められていることであり、宇宙線の増加は極端に多い雨と関係していると考えられている。

現在の世界での極端な悪天候や雹や洪水、異常な雲や竜巻、そして、火山活動や地震……。

何か普通ではないことが始まっているのかもしれない。

この記事で問題としたのは、

かつては太陽で、その極地以外には、ほとんど出現することのなかった「コロナホール」と呼ばれる磁気を放出する領域が、異様なほど頻繁になり、その面積も拡大し続けている。

ということでした。

少なくとも、2015年頃までは、小さなコロナホールでも出現すること自体が比較的珍しいことだったのです。

たとえば、上の記事で翻訳してご紹介した海外のサイトの記事では、著者は以下のように書いていました。

私は、現在の太陽周期活動に起きているコロナホールの異常性については、過小評価されていると思えてならない。

たとえば、下の写真は、2016年10月25日の太陽のコロナホールで、非常に顕著な様相を見せたもののひとつだ。

2016-1025-chole.jpg
このような巨大なコロナホールを私は見たことがないと感じ、このコロナホールを見た後、スペースウェザーの過去記事のすべての太陽画像を検索し調査した。

その結果、以前の太陽活動極小期が続いていた 2007年と 2008年、そして 2009年の 3年間のすべての太陽画像において、この 2016年10月25日のような「巨大な」コロナホールは見当たらなかったのだ。(The Watchers 2018/05/09)

この方は、前回の太陽活動極小期の「3年間分の毎日の太陽の写真」、それは数としては、1095枚となりますが、それを全部見て、

「こんなコロナホールはひとつもなかった」

と確認したことを書いています。

このように、上のような巨大なコロナホールは、太陽観測衛星による記録が残っている分には「基本的に存在しない」ものでした。

今では、そんなものは「出放題」なのです。

「放題」といえば、食べ放題とか、野菜を袋に詰め放題とか、いろいろとありますが、本当に頻繁に出現し続けています。

今年の 10月にも以下の記事で、このコロナホールの異常について書いています。

10月6日の太陽表面に出現したコロナホール
coronalhole-sdo-1006.jpg

現在、太陽表面に出現しているコロナホールは冒頭の写真のものですが、文字などを入れていない状態で示しますと、次のようになります。

黒い部分がコロナホールで、現在、ほぼ地球に正面の位置に向いてきています。

コロナホールとは、低密度のプラズマ領域とされている場所で、黒く見えるということはともかくとして、この場所は、

「磁場が開放されている領域」

となります。

つまり、ここから太陽の磁気が、宇宙空間にどんどん放出されている場所ということになるのです。

それで、現在、この巨大なコロナホールが地球に向いているということは、地球はあと2、3日のうちに「磁気嵐の渦中となる」ことを意味します。日本では 10月8日頃から地磁気の影響が多少出るかもしれません。

このコロナホールの長さは、約 90万キロメートルとされていて、もう少し発達すれば、100万キロメートルの長さの、今年の記録では最大級のものとなります。

そして、どうにも、さらにこの「コロナホールの異様」は、さらに進行しているように見えて仕方ないのですよ。

冒頭には、今日 12月6日の太陽の写真を載せていますが、今現在のコロナホールの様相が顕著になってきて、もう2週間以上になります。

今年だけでも、そういう期間は何度もありました。

現在のコロナホールの状況としては、11月20日頃までは、太陽には特に顕著なコロナホールは見当たりませんでしたが、その後「 長さ 100万キロメートルクラス」のコロナホールが出現し始め、どんどん面積を拡大していきました。

下の写真は、11月20日から 3日位ずつの太陽の変化の様子を示したものです。

2018年11月20日から 12月3日までの太陽表面の様相の推移

11月20日過ぎから太陽を分割するような派手なコロナホールが出現し始める
corona-hole-1123.jpg

どんどん面積が大きくなります
corona-hole-1130.jpg

12月はずっと太陽の半分くらいが黒いままです
corona-hole-1203.jpg

12月3日あたりの雰囲気は、壊れたハロウィンのカボチャのような様相にも似ています。

そして、今日 12月6日にかけて、この巨大コロナホールの位置は「まっすぐ地球に向いている」状態となっています。

注意すべきは、このコロナホールというものは、単に見た目が黒いということなのではなく、

「磁気を放出している」

ということです。

それに加えて、数日前には、「黒点がないのに、つまり太陽フレアが起こりようがないのに CME (コロナ質量放出)が発生した」という事象も太陽で起きています。

この CME は地球方向に向いていたため、地球が磁気嵐の直撃を受ける可能性がありましたが、先ほど、NOAA (アメリカ海洋大気庁)が、「直撃は避けられた」と述べていまして、今回のコロナ質量放出による地磁気の影響はないようです。

しかし、コロナホール自体が地球に磁気の影響を与えているということもあるのか、黒点などほとんど出ていない日々の中でも、磁気による現象であるオーロラは、非常に活発に出現し続けています。

少し前ですが、11月19日には、

「虹色のオーロラ」

などという、私自身、聞いたことがない色彩のオーロラがノルウェーのトロムソで観測されていました。

2018年11月19日 ノルウェーで撮影された虹色のオーロラ
rainbow-clorored-auroras.jpg

なぜ、このような色のオーロラが出現し得るのかということについては、スペースウェザーは以下のように説明しています。ちなみに、一般的には、オーロラという現象は「圧倒的に緑色が多い」です。

オーロラの色についての説明

オーロラの色は、地球の大気中の特定の原子や分子と関連する。

オーロラで多い「緑」は、上空 100 kmから 200 kmの間の高度で酸素原子にぶつかる活発な粒子によるものだ。「赤」は、酸素原子によっても引き起こされるが、緑色と違い、それが上空 200 km以上で起きる。

ピンク色に輝くオーロラには、窒素分子が関係している。これは上空 100 km以下ではピンク色に輝き、窒素イオンは上空 100km 以上で青色に輝く。

要するに、「オーロラが発生する高さと、ぶつかる原子の種類によって、オーロラの色が決まる」ということらしいのですが、そこから考えると、先ほどのような、「さまざまな色にあやどられているオーロラ」というものは、「いろいろな高さで、いろいろな原子とぶつかって発光する現象が一度に起きている」ということになり、そういう意味では、「やや異常な現象」と言えなくもないのかもしれません。

オーロラのほうのことはともかくとして、

「太陽に巨大なコロナホールが頻繁に出現するようになっている」

ということと、

「それは磁気の影響を地球に与えている」

ということもまた今後の人類社会への影響と関係するのだろうなあと思います。

何しろ、現在の太陽のコロナホール現象については、「以前なかったことが、今は日常的に起きている」わけで、しかも、それは一辺の長さが数十万キロから 100万キロメートル以上という、直径 1万2000メートルの地球から見れ、超巨大な現象なわけです。

太陽が、かつてない、そしてそれは不規則に見えるような大規模な活動を始めた今、そしてこれから、人類は太陽からどのような影響を受けるのかは気になります。

気にはなりますけれど、それは想像も難しい世界のようにも思います。

太陽活動は、これまで私が個人的に少しずつ学んできた「太陽と人類の関係」についての知識が役に立たない局面に入った可能性があります。

最終更新:2018/12/10 20:34

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