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2018-08-16 19:15

「2040年頃に人類の文明は終演する」 米マサチューセッツ工科大学のコンピュータが弾き出した人類文明の崩壊と終焉……そしてその状況を最も現実化しているのはおそらく「日本」

8月15日のアメリカのブログ記事より
end-in-2040.jpg

数日前、イギリスのメディアで一斉に、

「マサチューセッツ工科大学のコンピュータが、人類の文明は 2020年頃から劇的にその質が低下し、2040年頃に終わりを迎える」

という内容が報じられました。

それは一体どんなものだ? と思い読みましたら、それは「 1973年に出されたコンピュータモデル」のものだったのでした。つまり今から 45年前の話であり、なぜこれが今になって大きく報道されているのかはよくわからないのですが、しかし、それは、

「私自身が個人的に考えているものとあまり変わらない」

ものでもあったのです。

漠然とですが、時期として同じようには感じていまして、つまり、年代的に 2020年頃から文明(主要国的な文明)社会の質の低下が目立ち始め、そこから文明の終焉(人類の終焉ではありません)までは 20年か 30年くらいなのでは……というような感じです。

そのように思うのも、このブログで書いてきたいくつかのことそのものからだったりするのですが、とりあえず、その 1973年のコンピュータモデルについてご紹介しようと思います。元の英国の報道そのものは素っ気ない感じのものですので、いろいろと「味を加えた」冒頭のアメリカのブログ記事をご紹介したいと思います。

なお、この 1973年のコンピュータモデルは、それが「ローマクラブ」というものの政策の背景となったようで、そのあたりにもふれられています。

とりあえず、ここからご紹介します。

MIT Computer Model Predicts Dramatic Drop In Quality Of Life Around 2020 And The “End Of Civilization” Around 2040
The Economic Collapse 2018/08/15

マサチューセッツ工科大学のコンピュータモデルは、2020年前後から社会生活の質は劇的に低下し、2040年頃には「文明の終焉」を迎えると予測した

人類は今、大きな転換期に近づいているのだろうか。1973年に MIT (マサチューセッツ工科大学)の科学者グループによって最初に開発されたコンピュータモデルが、人類社会が劇的に変化すると警告していたことが判明した。

このコンピュータの予測が正確であれば、私たち人類の生活水準は 2020年ごろに劇的に低下し始め、2040年頃には「文明の終焉」を目撃することになる。

もちろん、このような不吉な予測が私たちの未来についてなされたのは、これが初めてではない。限られた天然資源が使い尽くされるにつれて、水、食糧、石油の深刻な不足に向かっていることを、専門家たちは長年にわたって警告してきた。

そして、別の専門家たちは、私たちの経済モデルは持続可能なものではなく、歴史的な崩壊に向かっていると長年警告し続けてきた。

あるいは、地球全体の地震活動の驚くべき増加について警告する専門家たち、大量破壊兵器の拡散について警告してきた専門家たちなど、人類社会に対する警告は数限りなくあった。

事実、社会は私たちの周囲でどんどんと崩壊しており、「パーフェクトストーム」が人類社会に訪れる要素は時間と共に間違いなく増加している。

このコンピュータプログラムの名前は 「ワールド・ワン(World One)」というもので、もともとは、コンピュータの先駆者であったジェイ・フォレスター(Jay Forrester)氏によって作成されたものだ。

英国エクスプレスの記事には以下のようにある。

この予測は、MITの研究者チームによって開発され、オーストラリア最大のコンピュータによって処理されたワールドワンという名のプログラムから生成されたものだ。

ワールドワンは、コンピュータの先駆者であったジェイ・フォレスター氏が、ローマクラブからグローバルな持続可能なモデルを開発するよう任命されたことにより、考案された。

しかし、それによるコンピュータの計算による結果は、汚染と人口のレベルが 2040年までに世界的な崩壊を引き起こすという衝撃的な結末を示した。


(※訳者注)「ローマクラブ」とは、人類の危機の接近に対し,可能な解決策を追求するため,イタリアのA・ペッチェイを中心に世界各国の科学者、経済学者などにより設立された民間組織のこと。フ●ーメ●ソ●組織の一部

この記述でわかるのは、「ローマクラブ」の発想の背後に、ジェイ・フォレスター氏のこのコンピュータ分析の結果があるという事実だ。これは危険な信号だ。なぜなら、ローマクラブには、デイヴィッド・ロックフェラー氏や他のグローバリストたちが資金提供しており、その政策推進のために利用されてきたものだからだ。

このコンピュータモデルが、グローバリストたちが到来を信じているような未来を垣間見ることが可能だったかどうかはわからないが、そのコンピュータモデルは、私たち人類の生活を大きく変化させると判断している。エクスブレスは以下のように記す。

「2020年ごろから、地球の状態は非常に危機的になる」

「それに対して何もしなければ、生活の質は「ゼロ」に陥る。汚染が深刻になり、人を殺すようになる。人口は減少し続け、それは 1900年の時点と比べても少ないような状態となる」

「そして、2040年から 2050年にかけて、私たちが知っているようなこの地球での文明的な生活は終わりに向かう」


このコンピュータモデルは、主に天然資源と公害の問題、そして人口レベルを強く示唆するものだが、現実には、他の要因も同様に考慮する必要がある。

「文明」というものを持ち持続するためには、人類は「文明的な方法」で行動する必要があるはずだ。ところが、今の私たちは日常的に高度な社会崩壊状態にあるという証拠が増えている。もはや多くが「文明的な方法」で行動していない。

たとえば、司祭は私たちの社会の中で最もよく行動し、文明化されたメンバーの一人であると誰でも思うだろうが、ペンシルバニア州の聖職者の虐待に関する新しい報告は、暗闇での驚異的な行為を暴露している。8月15日の報道では、以下の事柄が一斉に報道された。

米ペンシルベニア州のカトリック教会で 300人以上の司祭が児童を性的に虐待したという信頼できる申し立てがあり、カトリック教会が長年隠蔽してきた 1000人を超える被害者が特定された。大陪審の報告書で明らかになった。

大陪審は記録が消失した、または名乗り出る勇気のない子どもがいることを考慮すると実際の被害者は「数千人」規模と推定している。(AFP 2018/08/15)


皆さんが気づかなければならないのは、この事件はペンシルベニア州というひとつの州だけの出来事だということだ。アメリカすべて、あるいは世界すべてで、このような事例がどのくらいになるのかは想像もつかない。

これはひとつの例だが、日常の中で、多くの人々が、「文明的な方法」で行動していないことを示す報道があまりにも多い。

そのようなおびただしい事例の報告からは、今の私たちの文明の板は「とても薄い状態」となっていると思える。その薄い文明の板は、社会の崩壊やカオス、あるいは無秩序を簡単に導いてしまうものだ。

1973年に出されたコンピュータモデルが、最も適切な未来の示唆になると思っているわけではないが、巨大な社会変化が非常に急速に進んでいることには同意するしかないのではないだろうか。

しかし、ほとんどのアメリカ人たちは、そのような社会の崩壊やパーフェクトストームの到来といった概念についてはフィクションだと考え、現実にそのようなことが起きるとは思っていない。彼らは今のこの私たちの社会の文明形態が持続可能だと考えているのだ。

しかし、「その日」は必然的に来る。それは 1973年のコンピュータモデルでさえ予測しているほどだ。

なお、個人的な見解では、過去 10年間と比較して、今後 2年間でより大きな変化を目の当たりにすると確信している。時計は刻々と変化しており、アメリカの運命の日は急速に近づいていると考えている。

未来が素晴らしい日々になることを願ってはいるが、しかし、最悪の未来に備えての準備が必要な時に来ている。

ここまでです。

ローマクラブについては、私はよく知らないですので、ふれません。

ところで、この 1973年のコンピュータモデルの内容で、やや驚いたのが、

「人口の減少を予測している」

ところです。

この 1973年頃というのは、多くの主要国において、子どもが増え続けてきた時代で、たとえば、日本でも今のような「少子化」などという概念が出てくる社会になっていくとは誰も考えていませんでした。

実際、この 1973年は日本の出生数がピークを迎えた年で、1年間で 209万人の子どもが生まれています(2017年は、その半分以下の 94万人)。そして、この 1973年以降、現在まで出生率は基本的に下がり続けています。

以下のグラフは、1972年からの日本の出生数と出生率の変化の推移です。

2016年までの日本の出生数と出生率
japan-shussei-2016.jpg

2003年には、「少子化社会対策基本法」というものが公布されますが、それからさらに劇的に少子化に拍車がかかっています。

なお、上のグラフは、以下の過去記事に載せたものです。

国家滅亡を選択する日本の若者たち。そして、今はその意志に静かに従おうと思う悪しき時代を作り出した私たちの懺悔

12月24日のアメリカ「ゼロヘッジ」の記事より
japan-celibacy-syndrome.jpg

上の記事に出てくる英単語 celibacy の意味
celibacy-means.jpg

日本の出生数減少を「破滅を招く国家的大災害」という言葉で語る海外の報道

世界全体が、本来なら精神主体であるぺき人間文明のありかたをもはや失ってしまっているというように見た場合、今後、私たち人類に訪れるかもしれない最も想像し得る道のりは、シュタイナーが亡くなる半年ほど前に言っていた、

「人間は根絶やしにされるでしょう。」

というようなものとなっていく可能性がとても高く、それは理論的・合理的に説明するようなものではないかもしれないですが、わりと多くの方が、頭のどこかにそのような「未来」がちらつくことはあるのではないでしょうか。

たとえば、今でも報道やニュースで最も注目を浴びるタイプのものが「終末的」という言葉が当てはまるものだったりします。

潜在意識の実現化とか、いろいろな概念がこの世にはありますが、多くの人々の頭や心の中のどこかで「いつも終末のイメージが躍動している」ということは否定できないところではないでしょうか。

特に主要国と言われる国々に住んでいる人たち……多くが、電子端末とコンクリートに囲まれた生活をしている人たちは特にそんなようなことになっている気がします。便利だけれど「人間本来の生活だとは誰も思っていない」毎日がこうも何十年も続いていると、人間の本能としてのどこかの部分で「リセットスイッチ」を押したくなる。

しかしまあ、「世界全体」なんていう大げさな話はともかくとして、前回の記事では「日本がなくなっていく」ということの寂しさを書きたかったのでした。

特に、私は「日本語」というものが大好きで、これは文法的にも世界で非常に特異な言語であり、基本的には類似したものはないといえます。なので、この日本語が将来的に地球から消えていくというのは本当に悲しいことだと思います。

英語教育の重要性なんていう、少なくとも一般の日本人にとっては(あまりにも)くだらない概念のために、今ではまるで「日本語が英語より劣っているかのような」変な感覚を持つ若い人たちさえいる。日本語は人類が実際に使っている中では信じられないほど高度で感情深い言語なのに。

今回は冒頭に、一昨日のアメリカの人気サイト「ゼロヘッジ」の記事のタイトルを載せたのですけれど、これは、数日前の「日本の出生数が過去最低に」という報道と関係しているものです。

そのゼロヘッジの記事のタイトルに「セリバシー / celibacy 」という聞き慣れない単語が出ていたのです。「セリバシー症候群」というように表記されていました。

この「セリバシー」を調べてみますと、辞書的には、

・宗教的な独身主義、禁欲主義

というような意味となるのだそうで、また、このセリバシーという単語を検索しますと、Wikipedia の「不淫」という項目がトップページに表示されます。

不婬(ふいん、英: celibacy)とは自発的に独身でいること、または性的に禁欲すること、またはその両者であり、多くの場合宗教的な理由による。これはしばしば宗教内における公的な立場や献身と関係する。

狭義においては celibacy という語は、宗教上の誓いや、放棄、および信念に基づく独身者のみに用いられるが、広義には単に性的な禁欲を意味するものとされる。


ということで、ゼロヘッジの見出しで使われているセリバシーの意味は「単に性的な禁欲を意味する」というほうのものだと思いますが、結局これを「性的禁欲シンドローム」という訳にしたのですけれど、調べてみますと、この「日本の若者たちの性的禁欲シンドローム」というニュアンスは、海外では、数年前から繰り返し使われていたものなのでした。

最初は、2013年にイギリスのガーディアンが、「性的行為を捨てた日本の若者」という事柄について特集記事を組んだのが始まりだったようです。

2013年10月20日の英国ガーディアンの報道記事
japanese-people-2013b.jpg

このガーディアンの記事は非常に長いもので、全部読み切れないほどのものでしたが、この現在の日本の男女の状態は、海外から見て「異様」にうつるらくし、そこに出てきた表現が、宗教的な禁欲を意味する言葉を使っての「日本で広がる性的禁欲シンドローム」ということになったようです。

ここでは、冒頭に挙げましたゼロヘッジの記事をご紹介しておたきいと思います。ここからです。

Japan Births Plunge To Lowest Level Ever Recorded As "Celibacy Syndrome" Takes Its Toll
zerohedge.com 2017/12/22

日本で「性的禁欲シンドローム」が増加する中、出生数が過去最低に急落

2013年に私たちは「なぜ日本の若者たちはセックスをやめたのか?」という問いを発した。その際、日本家族計画協会がおこなった調査を載せたが、その内容は非常に深刻なものだった。調査では、16歳から 24歳までの日本人女性の 45%、男性の 25%が「性的接触に興味がない」と回答したのだ。

そして今となり、その答えは、絶え間なく減少し筒付ける日本の出生率によって、それ自体が明らかにされたのかもしれない。

事実、「性的禁欲症候群(celibacy syndrome)」は日本政府にとって大きな懸念となっており、これは日本にとり恐ろしい国家的カタストロフ(大災害)のひとつと考えられている。そして、現実として加速度的に大災害への道は大きくなり続けている。

日本の厚生労働省が発表したデータによると、日本の児童出生数の総計は 2017年には、わずか 94万1000人にまで減少し、データでは 1899年に記録を始めて以来最低の数字となった。また、この数字は、日本で最も出生数が多かった 1940年代から 65%近く低くなっている。

フィナンシャル・タイムズ紙によれば、日本政府は、資格取得プログラムを通じ、若い世代の育児費用をカバーするなど人口増加を促すための計画立案者たちの最善の努力を続けているにもかかわらず、日本の出生率の低下は拡大している。

以下はフィナンシャル・タイムズ紙からの抜粋だ。

日本の出生率の上昇を最優先課題に挙げている安倍晋三政権は、12月22日、現在の出生率低下の傾向を逆転させるために無料の就学前教育、私立高校と大学教育の無料化を提供するための第一歩を踏み出す予算を承認した。

極端に低い出生率が逆転されない限り、日本の人口を増やす唯一の選択肢は、より多くの移民を受け入れることになるだろう。しかし、強い経済に牽引された外国人労働者の流入が多いにも関わらず、日本の政治家は移民の議論を躊躇している。

安倍晋三政権は、日本の合計特殊出生を 1.8人に引き上げるという目標を設定した。役人たちは、女性が仕事と育児を容易にするための対策と相まって家族がより多くの子どもを育てるよう奨励することになるだろう。

首相は、「子どもたちを支える戦略を進め、出産のための環境を整えることで出生数の減退を止めたい」と述べた。

その一方で、日本では高齢化も拡大している。2017年の死者数は 3%増の 134万人となり、人口の自然減としては、第二次世界大戦以降最大となった。

国家社会保障・人口研究所の予測によれば、日本の人口減少のペースは今後さらに加速し、2045年までに、日本は年間約 90万人の人口を失うとの見通しがある。このことから、危機は時間の経過とともに悪化すると予想されている。

現在の傾向では、日本の人口は 2065年までに現在の 1億2650万人から 8千800万人に減少する。そして、2115年には日本の人口は 5100万人となる。

国家の維持と存亡そのものをコントロールするのは生きている若者たち自身

この問題と関係する「なぜ結婚しなくなったのか」そして「なぜ子どもを作らなくなったのか」ということについては、いろいろとあるにしても、世間では一般的に、「経済的なこと」や「将来の希望や不安」などが言わますが、部分的にはそれはそうかもしれないですが「根本的な問題ではない」とも思います。

というのも、過去のデータを見ると、

・社会の平和や繁栄と出生率の増加はリンクしていないからです。

女性が生涯で何人の子どもを出産したかという合計特殊出生率がありますが、先ほどのゼロヘッジの記事では、日本政府はこの合計特殊出生率を「 1.8 」にする目標があるとしています。つまり「日本の女性が生涯で平均 1.8人の子どもを出産するような社会になってほしい」と(現在は 1.44)。

その合計特殊出生率の「 100年間の推移」を見てみますと、下のようになっています。

1918年から2016年までの日本の合計特殊出生率の推移
shussei-1925-now.jpg

これを見ますと、「女性たちが子どもを出産しなくなっていった時」と、一般的に言われる「少子化となる理由」が、時代の背景から見て、リンクしていないことがおわかりかと思います。平和も経済的な繁栄も、多少は影響があるのてじょうけれど、直接的にはあまり関係がないようです。

ちなみに、その国の「人口が維持される」ための合計特殊出生率は「 2.07以上」と言われています。そういう意味では、日本は 1970年代からすでに人口減の過程が始まっていたということになり、そして今になって顕著になったということになると思われます。

同時に、「出生に関してのこと」が「社会的に問題のある状態としてクローズアップされるまで」には、数十年かかることもわかります。

ということは、今から数十年後は……。

そして、もはや出生数や、あるいは結婚もそうですけれど、「そういう数を上げていく」ことが相当厳しいというのは、社会的な議論云々を経なくてももわかる気がします。

つい最近のキャリコネニュースの記事「出生数、過去最低は必然なのか 「赤んぼの泣き声を煙たがってる社会に未来はない」「自分の人生を自由に生きたい」」には、たとえば、ネット上の意見として、

「いまは一人でもスマホがあれば、そんなに孤独感を感じない。誰かと寄り添いたいという気持ちより、誰にも縛られない自由を大事にする時代になったと思う」

「お金とかの問題じゃなくて、純粋に子供が欲しいと思えない。今の時代ほかに娯楽も沢山あるし、自分の人生を自由に生きたい」

とあったり、あるいは、

厚生省の調査によると、「結婚は個人の自由であるから、結婚してもしなくてもどちらでもよい」という考えに賛成する人は1992年には30.9%に留まっていたが、2009年には48.0%まで増えている。

これは、アメリカやイギリスのメディアで、「日本の若者たちが異性との性的関係をあまり持たなくなっている」ことが一斉に報じられた時のことで、そのことを記事にしたものでした。

国家社会保障・人口研究所の予測では、今後、日本は 2045年までに「年間 90万人ペース」で人口を失うことになるとされています。

その結果として、

「日本の人口は 2065年までに現在の 1億2650万人から 8千800万人にまで減少する」

という予測が立てられています。

この予測は今も変わっていないというより、「加速している」感じもあります。

それに加えて、単に人口が今より 2000万人減るということだけならともかくとして、その 2065年頃には、

「その大半が高齢者」

という人口構成になっています。

今回ご紹介した 1973年のコンピュータモデルにある「 2040年には人口減少により文明の終焉を迎える」という一見荒唐無稽な解析結果も、「日本に当てはめてみれば、実に正しい予測に見える」のです。

このような未来が確実となっている私たちの社会は、戦争が起こらなくても、小惑星が衝突しなくても、経済が信じられない大崩壊をしなくとも、「それでも文明は持続できない」と考えるのが妥当で、それは……まあコンピュータの言うような 2040年ではなくとも、2050年頃までには確実ではないでしょうか。

2050年に人口の20%以上が60歳以上になると予測される国
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赤は、高齢者人口が全体の 30%を超えると予測される国(日本、中国、韓国、ヨーロッパのほとんど、カナダ、アルゼンチンなど)、黄色は 25-30%などとなっていまして、予想以上に「地球は高齢化している」ことがわかるのです。この記事のオリジナルのタイトルは、「人口統計的な時限爆弾 : 急速に高齢化が進む世界 (The Demographic Timebomb: A Rapidly Aging Population)」というものでした。

もちろん、人口だけではありません。
1973年のコンピュータモデルが予測した「汚染」もそうです。

しかし、当時の概念の「汚染」と、今認識される「汚染」は意味が違います。

私が今最も深刻な汚染だと考えるのは、

・抗生物質
・プラスチック
・主要国の人々の過度な衛生観念

の3つです。どれも地球の生態系そのものを壊し続けていて、肥大していくばかりです。

抗生物質というか「薬」がどのように地球全体の生物体系に干渉しているかは、以下の記事で取りあげたことがあります。

簡単にいえば、「人間の排出から薬が地球全体に拡散している」ということがわかったのです。

魚たちが次々と「男性から女性へと変化」しているその原因が判明。そこから気づいた「人間から水循環システムの中へ排出されている薬たちによる皆殺し」

2017年7月8日
fish-male-vanish02.jpg

昨日(7月7日)まで、イギリスで英国漁業協会という英国最大の漁業団体の設立 50周年を記念するシンポジウム(リンク)が、英国エクセター大学で5日間にわたっておこなわれました。

その中で講演したエクセター大学の魚類の専門家たちが驚くべき発表をおこなっていたことが報じられていました。

どのようなものかというと、

「英国の淡水魚たちの5分の1が《オスからメスへと》変化しつつある」

というショッキングなものでした。

これは英国でおこなわれた調査の結果ですが、その内容を読みますと、主要国ならどこでも当てはまるかもしれないというものでもあります。

まずは、その報道記事をご紹介します。記事では、オリジナルでも「トランスジェンダーとなっている」表現されていますので、そのまま記載しますが、厳密な意味でのトランスジェンダーでいいのかどうかはわかりません。

そして、この現実からふと気づいた「予想される地球の未来」について少し書かせていただきます。

ここからです。

Male Fish Are Mysteriously Changing Gender
mysteriousuniverse.org 2017/07/05

オスの魚たちが不可解な性別の変化を起こしている
2-fish.jpg

イギリスでの新しい試験では、試験したオス魚の 5分の1がトランスジェンダーとなっていることが判明した。そのオスたちは攻撃的ではない態度を示し、精子の数は減少し、それどころか卵さえ産生する。

今週、英国エクセター大学で開かれたイギリス漁業協会 50周年記念シンポジウムのオープニング講演で、エクセター大学の魚類生理学者で環境毒性学者であるチャールズ・タイラー教授(Professor Charles Tyler)が、英国の 50の異なる場所で捕獲された淡水魚のうちの約 20%がトランスジェンダーであったという報告を述べて、会場を驚かせた。

さらに衝撃的なデータとして、研究者たちは、このミステリアスな性転換の原因が、トイレや流し場などから川に入りこむ避妊薬(経口避妊薬 / ピル)であることを突き止めたのだ。

これは、体内から尿として排泄される分と、直接廃棄されて流されるものと両方が含まれる。

タイラー教授はこう述べる。

「私たちは、化学物質のいくつかが、これまで考えていたよりもはるかに魚に広く健康への影響を与えている可能性があることを知りました」

ヒトの避妊薬は、女性ホルモンであるエストロゲンを魚に異常な量を与える主要な原因だが、研究者たちは、魚にエストロゲン様の変化を引き起こす水域に、他にも 200種類以上の化学物質が存在することを発見した。

研究者たちは、以下のように述べている。

「他の研究では、下水処理によって排出される他の多くの化学物質が、魚に影響を与える可能性があることがわかってきています。たとえば、抗うつ薬を含むいくつかのの薬剤は、魚の臆病さを減少させ、それにより捕食者に対する反応がにぶくなってしまうことが示されているのです」

避妊薬と化学物質により、攻撃的でも競争的でもなくなったオスの魚たちは仲間を惹きつけることが難しくなる。この性質的な弱点は、次世代に受け継がれるわけではないが、それらの性質の変化により生殖行為の総数が減るため、結果として、その種の魚の数は減っていく。

行動に加えて、化学物質は魚の物理的特性にも影響を与えていることについても、研究者たちは下のように語った。

「特別に作ったトランスジェニック魚を使って、リアルタイムで魚の体内の化学物質への反応を見ることができます。たとえば、いくつかのプラスチックに含まれる物質は、魚たちの心臓の弁に影響することを示しました」

プラスチックは現在、太平洋に夥しい量が漂っていることがわかっているが、それらは、イギリスの魚の心臓不全も起こしているらしいのだ。

これらの解決法について、エクセター大学での講演で、魚生物学者たちは、「人間の行動の変化が伴わない限り、いかなる解決法もありません」と述べている。

つまり、尿から排水システムに大量の薬が流れていくような生活をやめて、プラスチックの過剰な廃棄をやめるしかないと言っている。

シンポジウムの主催者であるスティーブ・シンプソン博士(Dr. Steve Simpson)は、今できる最善の策として、「手遅れになる前に、この急速に変化する海と川の魚類の減少を防ぐ方法を私たちは議論しなければなりません」と言う。

しかし……もしかすると、もう手遅れだということはないのだろうか。

ここまでです。

講演の内容の主題は、

「河川に流入した避妊薬が魚たちの性質や生殖本能に影響を与えていて、そのために魚の総数が減っている」

というものです。

「また薬関係の話なのか……」と思わず呟きましたが、しかし、今までベンゾジアゼピン系の抗精神約や抗うつ剤のことや、血圧を下げる薬やコレステロールを下げる薬などの問題は書いたことがありますが、避妊薬というものについては考えたこともありませんでした。

というか、結果として「人間が服用する避妊薬が川の魚の生殖能力をそぎ落としている」ということになっていることに驚くと共に、これは、ここで取りあげられている避妊薬という問題を超えて、

「他にもいろいろなことが水の中で起きているのだろうなあ」

と考えざるを得ませんでした。

今までそんなことを考えたこともないということ自体が浅川マキ…じゃなくて浅はかだったとも思います。

どの部分を考えたことがなかったかといいますと、今回の記事の中に、

> 体内から尿として排泄される分

という下りがありますが、このことを考えたことがなかったのでした。

つまり、

・現在の主要国のほとんどの下水処理は水洗システム

・つまり、人間から排出されたものはほとんど自然の水の中に循環される

・ということは、口から体内に入った薬、化学物質は、尿などからそのまま水中に入っていく


ということから、つまり、

「人間が飲んでいる薬のほとんどすべては川に垂れ流されている」

ということになることに初めて気づいたのです。

と同時に、

「あー、こりゃダメだ。もう遅い」

と思わざるを得ませんでした。

薬という存在は結局、自然界を絶滅に導きそうであります

西洋からアジアにいたるまでの多くの主要国でどのくらいの薬が消費されているかを考えるのは難しいですが、私などは今まで、「人間の体内に入るものとしての薬」という側面だけを考えていました。

こういう浅川マキ…じゃない、浅はかな考えの下では「地球と人間」という関係は何も見えていなかったのだなと今は思います。

人間は常に「排出している」ということを忘れていた。

かつては人間の排出は、すべてが水循環システムの中に入っていくというわけでもなかったでしょうが、現在では、主要国ではほぼすべて、その他の国でもかなり多くが水洗の排出システムを使っています。

ですので、「体内に入ったものは、結局、大自然の水循環に戻っていく」ということになります。

自然からとられたものを体内に取り入れて、それがまた尿や便として自然の中に戻っていくのであれば、これは通常のサイクルとして認められますでしょうが、人間の消費の中で、

「薬」

というものが、途中で入り込み、人間を通して、自然の中に循環していく。西洋薬というのは基本的に化学物質ですから、そういう自然の中では通常産生されるものではない物質が人間の消費の段階で入り込んでしまう。

今回の記事で取りあげられていたのは避妊薬ですが、他のほぼあらゆる薬が、人間から水洗システムを通して水循環の中へ取り込まれていると思われ、最終的には、それらは海に到達してもいるはずですので、いかに海が広大とはいっても、現在の夥しい薬の消費量を考えますと、地球のすべての水循環が何らかの薬の影響を受けている可能性さえ考えられなくもないかもしれません。

これは重い話ではあります。

今回の記事の話は、

・避妊薬が魚のオスをメス化させている

ということでしたが、他にも、抗生物質や抗精神約など、水の中の生物たちに大きな影響を与えている可能性のある物質は多そうです。

たとえば、下のようなニュースも思い出します。

中国で「6割の児童の尿から抗生物質」 過剰摂取に警鐘 水・食物に原因か 消費は「米国の10倍以上」

産経新聞 2015/05/07

台湾の民放「中国広播」が伝えたところなどによると、復旦大公共衛生学院の研究グループが江蘇省、浙江省と上海市の8~11歳の児童計千人余りを対象に調査。58%の児童の尿から抗生物質が検出された。このうち25%の児童からは2種類以上を検出し、中には6種類が検出された児童もいたという。


ここでも「尿」の調査となっているように、薬のほとんどは尿から出ます。

人間は基本的には「口から入った異物を排出しようとする」わけですが、ほぼすべての西洋薬は「異物」ですので、ほぼすべての薬が、このように外に排出されているということになりそうです。人間にとっては飲むことにほとんど意味のない薬も自然の循環の中では大きな影響を与える可能性もあります。

ちなみに、今回の「避妊薬」については、その作用機序を見ますと、

1. 排卵の抑制
2. 子宮頚管粘液の性状の変化(精子の子宮内侵入を抑制)
3. 子宮内膜の変化(受精卵の着床抑制)


となっていまして、当たり前ではありますが、「妊娠させないようにする」薬ですので、今回は「オスのメス化」ですけれど、魚のメスの不妊化というものとも関係する可能性があるのかもしれません。つまり、普遍的な不妊化ということと関係するかもしれないということです。

そしてまあ、そこには「食物連鎖」があり、結局、人間に戻ってくると。

今、ヒトの世界も含めて、「不妊」という問題は多くの動物の間で広がっていることでもありますが、今回のようなことが関係あるのかないのかわからないですが、魚がすでに「汚染」されているという事実がある以上、その食物連鎖に関係する他の生き物たちに影響しても不思議ではないかもしれません。

魚を食べない人種はあまりいないですし。

つまり、今の地球は、もしかすると、

「常に避妊薬を飲んでいる状態の生き物の世界」

というようなことになりつつあるということなのかもしれません。

下の報道は今年3月のアメリカのものですが、アメリカでは、著しいペースで「男性が原因と考えられる不妊」が増えていて、また、男性の精子密度も「年率 1.5%」の割合で減少しているのだそうです。

2017年3月31日の米国報道より
male-infertility-usa-03.jpg

この記事は興味深くはあるのですが、下手な論文より長い、ものすごく長編の記事で、ちょっと気軽に翻訳できるようなものではないのですが、時間がある時にでも、少しずつ翻訳して、いつかご紹介してみたい気もします。

というのも、これはアメリカの話ですが、おそらく「どこの国も同じ」だろうと思われるからです。

不妊の原因や、男性の精子の減少の理由は今でもメカニズムが不明の部分が多いですが、今回の「魚の話」を読みまして、私たちの現代社会は、かなり罪深いことを自然に対してしているだけではなく、

「結局、自分たち人間社会がその影響を大きく受けている」

という可能性を感じます。

そして・・・どのくらいの時間がかかるかはわからないにしても、結局、私たち人類も、そして魚たちも絶滅していくという方向なのだと認識できます。

本当は、この「薬の汚染」に関しては、いろいろ書きたいところもあるのですが、独断的な解釈になってしまうので、それはやはり問題もありますので、書けないでいるという部分もあります。

いずれにしましても、1973年のコンピュータの「文明の終焉」予測は、それから 45年後の私の漠然としたアナログ予測と不思議と同じであることに興味を持ち、ご紹介させていただきました。

ちなみに、この上のふたつの問題、

・人口減少
・汚染

への対策は「ない」と考えています。理由は比較的明白ですが、長くなるのでふれません。

逆に、それぞれに完全な対策が「ある」という奇跡が存在するならば、それをどなたかが推し進めてほしいです。

しかし、現実的には、文明の質の低下とその終焉は、時間が前後にずれることはあっても避けられないとしか思えないのです。

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2018-08-15 11:11

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2018-08-14 21:56

日本にシロナガスクジラが打ち上げられた頃の地球の海はどこも死んだ様相。であることは事実だけれど、それでも海は自力で復活することをメキシコ湾の「デッドゾーンの急激な縮小」により知らされる

8月5日の同じ日に日本とニュージーランドで起きたクジラの座礁
japan-new-zealand0805.jpg

一見すると死に続けている海で

8月5日に、鎌倉の海岸にクジラが打ち上げられ、その後、このクジラがシロナガスクジラであることがわかり、日本で初めての座礁例となったことが報じられていました。

シロナガスクジラ死骸漂着 鎌倉 「全国初」と博物館
日本経済新聞 2018/08/06

5日午後2時半ごろ、神奈川県鎌倉市坂ノ下の由比ガ浜海水浴場近くの海岸にクジラの死骸が打ち上がっているのが見つかり、国立科学博物館が調査した結果、シロナガスクジラだったことが分かった。

国立科学博物館の田島木綿子研究主幹(海生哺乳類学)は「100年以上前の文献にはあったが、実際に国内でシロナガスクジラの漂着が確認されたのは初めて。あらゆる調査をして生態を探りたい」と話している。


この同じ日には、ニュージーランドのベイリーズ・ビーチという場所で、ザトウクジラが「まだ生きている状態」で海岸に打ち上げられました。下がその時の動画ですが、打ち上げられた後、海岸で死亡しています。

https:●//youtu.be/wUQQsOgwOE0

ちなみに、日本のほうの漂着は、日本でというより、シロナガスクジラの座礁自体がとても珍しいことだと思われます。

そして、報道されていることとはあまり関係のない感慨ですが、「これが日本に漂着したことについての印象深さ」という部分はありまして、どういうことかといいますと、シロナガスクジラというのは、英語では「ブルー・ホエール(Blue Whale)」といいます。

つまりシロナガスクジラは英語で「青いクジラ」と書くのですね。

実はこの 1ヶ月くらいの間の世界の海は「死んでいる」といっていい状態でした。もっともひどいのはアメリカのフロリダ州で、赤潮と青藻の大量発生などの要因で、とんでもない海洋生物の大量死が続いています。

今やフロリダの海岸は多くの場所が魚やウミガメなど海洋生物の死骸だらけになっているようで、文字通り「死の海」となっています。

8月2日の米国NBCニュースより
nbc-miami-0802.jpg

このフロリダの海の状態については、いずれ取りあげさせていただくことがあるかもしれないですが、「海の極端な状態のひとつ」を示しているものだとは思います。

さらには、最近1ヶ月で、下のような大量死事象や海での異変が各地で発生していました。日付は報道のあった日です。

2018年の夏の「海の異変」

07月09日 ベトナムのハノイで数百万匹の魚の大量死。原因は不明
vietnam-fishdie-0709.jpg

07月09日 インド・ゴアのビーチで夥しい数の「死んだヒトデ」が打ち上げられる
hitode-india-0709.jpg

07月24日 メキシコのマアウアルでイワシの大量死

08月08日 アイルランドの海岸に三頭のクジラが打ち上げられる
ireland-whale-03.jpg

08月07日 ヴァージン諸島のトルトラ島で魚の大量死。原因は調査中

08月06日 ライン川のドイツとスイスの国境周辺で大量の魚が死亡しているのが発見される


ここに先ほどの日本とニュージーランドのクジラの座礁、そして、フロリダの毎日のように起きている海洋生物の大量死が加わります。

猛暑の場所も多いため、他にも数多くの大量死が発生しているとは思いますし、特にここ数年は、海での大量死が大変な件数となり続けていることは事実です。

理由は事例によって、いろいろだとは思いますが、しかし全体として、

「海が死に続けている」

という状態が進行し続けていることは確かだと思います。

たとえば、ちょうど1年ほど前の下の記事では、アメリカ・メキシコ湾で、「デッドゾーン」といわれる海洋生物が生息できない海域が過去最大の面積になったことをご紹介したことがあります。

海はさらに死に続けている 拡大が止まらない米国メキシコ湾の死の海域「デッドゾーン」が過去最大の面積に。
2017年8月2日の報道より
dead-zone-2017summer.jpg

2017年の時点で、メキシコ湾のデッドゾーンは以下のような状態にまで拡大していまして、観測史上最大の面積となっていました。

2017年8月(ちょうど1年前)のメキシコ湾のデッドゾーンの範囲
gulf-dead-zone2017.jpg

私もそうでしたが、これを見れば誰でも、「これはもうダメかもしれんね」と思うのも仕方ないところで、メキシコ湾が死に絶えるのも時間の問題だと思っていたのです。

ところがつい最近、アメリカで、「メキシコ湾のデッドゾーンの面積が大幅に《縮小》している」ことが判明したと報じられたのです。

8月2日の米ワシントンタイムズの記事より
dead-zone-smaller2018.jpg

報道によれば、

・2017年のデッドゾーン面積 が 8,497平方キロメートル

だったのが、

・2018年のデッドゾーン面積 は 2,720平方キロメートル

と、3分の1近くへと急激に縮小したのです。

昨年、過去最大を記録してからのあまりにも急激な減少で、NOAA (アメリカ海洋大気庁)も、その原因については具体的には述べることをしていません。

そういう意味では、どちらかというと、「謎の急減」というように言えるものなのかもしれません。

デッドゾーンが拡大する背景には、いろいろとあるにしても、主要な要因として、

・陸地からの排水等の汚染
・高い海水温度

などにより、藻を含む微生物が大量発生し、海中の酸素が奪われてしまうことにあると思われます。

それがどういうわけか「唐突に改善しつつある」ということになっているのです。

理由は明確ではないですが、しかし、「人為的にはほとんど何もしていない」ですので(陸地からの排水の状況はむしろ悪化していると NOAA は述べています)、つまり、「自然自身の何らかの力で急激にメキシコ湾の状況が改善している」ということになると思われるのです。

この「自然自身の何らかの力」というものには、微生物などの海の生態系を含んでいます。

「海が死につつある状況」と「海が自力で復活していく状況」が同時に起きている

しかし、同時に、「どちらの《力》が勝つのだろうな」

とも思います。

海が死んでいく力のほうが強いのか。

あるいは、海が自力で回復していく力がそれを上回ることもあるのか。

このどちらかによって、海によって生かされていると言ってもいい私たち人類の未来もずいぶんと違うものになっていくのかもしれません。

いずれにしても、今、

・海は死に向かっている

・でも、海は自力での凄まじい回復を現実化している

という混沌とした現状を同時に私たちは経験しているわけで、どちらが勝つのかは、もう少し経てばわかるのだと思われます。

2018-08-14 21:30

人々はそれを「終末の雲」と呼んだ。米国イリノイ州アンナの空を覆い尽くした天空の邪悪な門のようなものすごい様相の雲

8月10日の米メディアの記事より
doom-cloud-anna.jpg

最近は「ものすごい雲」のことを取りあげることが多いですが、このところの雲は「なんというカテゴリーに入るのかよくわからない」というものが多いです。

アメリカ・イリノイ州のアンナという街に最近出現した雲がそうでした。

イリノイ州アンナの場所
anna-illinois-map2018.jpg

下のような雲がアンナの街を覆い尽くしたのです。

8月7日 米国イリノイ州アンナにて
anna-0808-02.jpg

anna-0808-03.jpg

これは、動画もいろいろと撮影されていまして、そちらのほうが「雲が空全体に広がる様子」がわかりやすいかと思われます。

下が動画です。

https:●//youtu.be/0fEVf9a_Ej8

現地のメディアなどでは「巨大な棚雲(シェルフ雲)」と記されています。棚雲は、日本では「アーチ雲」とも呼ばれますが、分類はともかくとして、すごい様相です。

anna-clouds-07.jpg

人々がさかんに空を見ている様子がわかります。
まあ、見たくもなりますよね。

doom-cloud-05.jpg

昨年 9月に、やはりアメリカのジョージア州で下のようなアーチ雲が出現したことをご紹介したことがありますが、今回ご紹介したアンナの雲のほうが構造の規模が巨大です。

2017年9月2日 米ジョージア州ゲインズビルに出現した雲
george-cloud-2017sep.jpg

アメリカでも、そして世界中の雲たちも、その様相はどんどんと迫力を増し続ける一方です。

2018-08-13 20:51

過去1万年は噴火していないと考えられるアイスランドの火山の周囲に隆起やシンクホール、そして亀裂が次々と発生中。火山活動との関連は不明

8月10日のロシアの報道より
tungnafellsjokull-iceland-2018.jpg

アイスランドはその国土の中に、130以上の火山を持っているとされています。

その中には活動中のものもあれば、何万年、何十万年と噴火していない火山もあるわけですけれど、その中で、「1万年ほどは噴火していない」と考えられている火山のひとつの周辺で、いろいろな地質的異変が起きていることがわかりました。亀裂が生じたり、シンクホール(陥没)現象が起きたり、あるいは逆に、「土地が隆起」したりしているのです。

その火山は、トゥングナフェルスヨークトル (Tungnafellsjokull)という火山で、アイスランドの科学者チームによるアイスランドの火山の全体的な調査の中で、そのことがわかりました。

トゥングナフェルスヨークトルの周辺で起きていること
iceland-volcano2018a.jpg

iceland-volcano2018b.jpg

iceland-volcano2018c.jpg

sinkhole-iceland-007.jpg

場所は、以下のようになります。

トゥングナフェルスヨークトル火山の位置
tungnafellsjokull-iceland-map2018.jpg

これらの地質的な変化が何を意味しているのかはわかりませんが、仮に、トゥングナフェルスヨークトル火山の活動と関係しているのだとすれば、これは「かなり長い眠りから覚める」という徴候になるのかもしれません。

何しろ、このトゥングナフェルスヨークトル火山は、詳しいことはわかっていないとはいえ、たとえば、アイスランドの火山一覧には以下のようにあります。

トゥングナフェルスヨークトル 休眠中 完新世のころに活動

この「完新世」というのは、1万2000年ほど前から現在に至る地質時代のことですので、結局、「過去1万年のうちに噴火したと考えられるが、詳しいことはわからない」という火山ということにはなりそうです。そして、ここにある「休眠中」というのが、「休眠ではなくなる」という可能性も出てきているのかもしれません。

そして、仮に活動が始まるとすれば、「1万年の眠りから覚める」という、ダイナミックな目覚めということになりそうです。

なお、アイスランドの科学者のページによれば、このトゥングナフェルスヨークトルの北部地域は、この数年来、地形が変化してきていることが衛星からの観測でわかっているのだそう。

この「地形の変化」の意味することろが何かはわかっていないとのことですが、火山と関係した地質の変化をあらわしている可能性もありそうです。

アイスランドでは、たびたび火山の噴火はありますが、近年で印象的だったのは、2010年のエイヤフィヤトラヨークトル火山の噴火だったのではないでしょうか。

その噴火の後の「怒りの形相のような3つの火口」は今でもよく覚えています。下が、その 2010年の噴火の際の火口です。

2010年のエイヤフィヤトラヨークトル火山の噴火によりできた火口

eyjafjallajokull-face-2010.jpg

現在アイスランドで起きている地質的変化が、噴火などの事象に結びついていくのはどうかは何ともいえないですが、最近の世界中の火山活動の活況から考えますと、何らかの火山活動と関係があってもおかしくはないと思われます。

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