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2017-12-14 23:48

「悪魔は現実の人物で、司教と共に行動する」とフランシスコ法王は主張するけれど、思い出すのはパウロ6世ホールの様相
2017/12/14
2017年12月14日のニュージーランドの報道より
satan-is-real.jpg

今日、「よく見知った花が悪魔的だった」ということを知った後で、上のフランシスコ法王がイタリアのテレビ局に語った興味深い言葉についての記事を見ました。

それを含めて、いくつかのことをご紹介します。

2017年が「悪魔的時代の始まり」だったかどうかは断定できないにしても

今年 2017年というのは、その始まりからして「 21世紀の悪魔元年」的なことを予想させるような始まりではありました。

今年 1月1日にアメリカのフェニックス(北緯 33度線)で起きたことを書いた、

悪魔元年? : 怒濤の「北緯33度線からの使者ラッシュ」が示す場所「フェニックス」の意味。そして、2017年という年の示唆を再び振り返る
2017/01/06 2017/08/21
2017年1月1日に米国フェニックス(北緯33度)で撮影されたとされる写真

Richard-Christianson-Demon.jpg

デビルマンのような、あるいは「ヤシの木では?」という意見もあったり、結局何かわからなかったものですが、この「フェニックス」というのは、この1〜2年、本当に因縁めいた「光景」が出続けている場所でもあります。

2017年4月15日にフェニックス近郊に出現した光
phenix-light-2017ap.jpg

他にも、本当にいろいろなことが起きている場所ではあります。

Satan is a real person, not ‘mist’ Pope Francis
NewsHub 2017/12/14

「サタンはリアルな人物であり、幻想ではない」 フランシスコ法王

ローマ法王が、悪魔と議論する行為に対して警告を発した。そして法王は、悪魔は現実の人物だと主張した。

イタリアのカトリック放送局との談話でフランシス法王は明らかに、「彼は悪いのです(he is evil)」と述べた。イギリスのテレグラフ紙によれば、フランシス法王は、カトリック放送局 TV2000 に対して、「彼は霧のようなものではありません。彼は曖昧な存在ではないのです。彼は現実の人物なのです」と語った。

そして、法王はその場で以下のように続けた。

「誰であろうと人は決してサタンと会話をしてはならないと私は確信しています。もしあなたがサタンと会話をすれば、あなたは自分を失うでしょう。彼(サタン)は、私たちよりも知能が高く、あなたの頭をムチャクチャにし、あなたは混乱に陥るでしょう」

そして、法王は、人がいつ自分が悪魔と会話しているのかを知ることは難しいと言った。

「サタンはいつも礼儀正しさと教養を装っています。サタンはそれらのことを司祭と共に、そして司教と共に行っているのです。これがサタンがあなたがたの心の中に入る方法なのです」

「しかし、その時にあなたに何が起きているのかを理解していなければ、あなたはひどい結末を迎えるでしょう。私たちはサタンに『立ち去れ!』と言わなければなりません」

サタンの出現は聖書には一切記述されていないので、本当に礼儀正しい人物と、サタンのような者との違いを私たちが知る方法は明確ではない。

フランシスコ法王のこのサタンとの会話に対しての警告は、法王が、「『主の祈り』は訂正を必要としている」と主張してからすぐ後のことだ。法王は、人々を「誘惑」に導くのは神ではないために、キリスト教の「主の祈り」は間違っていると述べている。新約聖書に使われた元のギリシャ語からの翻訳が間違っていると法王は非難した。

「私たちを誘惑に導くのはサタンなのです」

ここまでです。

この中で、フランシスコ法王は、「悪魔に人格を与える」という言動をおこなっています。

さらには、

> サタンはそれを司祭と共に、そして司教と共に行っているのです。

という下りもあり、この流れでは、「それじゃ、教皇はどうなんだ」というように思ってしまう人が出てきても不思議ではないような気もします。

何しろ、先日の記事、

・結局この世はサタンと爬虫類のもとにあるのか……とローマ法王の謁見ホールに思うとき

で、パチカンにある「パウロ6世記念ホール(Paul VI Audience Hall)」のことを記したのですが、下のような状況で謁見するローマ法王の存在を見ますと、

「共におこなっているのでは?」

と、つい呟いてしまう部分もあります。

パウロ6世記念ホールで謁見中の法王ベネディクト16世
pope-something-02.jpg

フランシスコ法王と悪魔の関係については、数年前に何度か記事にしていますが、それらはちょっとややこしい話となりますので、記事をリンクするに留めます。

フランシスコ法王と悪魔の関係の記事

・「神の敵の登場」:神による天地創造を否定し、ビッグバンと進化論を演説で肯定したフランシスコ法王
pope-god-top5.gif

「神は万能でも創造主でもない」と演説で語ったフランシスコ法王
上の記事を書いた後、海外で一斉に冒頭のフランシスコ法王の演説についてのニュースが流れました。

10月 27日、フランシスコ法王は公式な演説で、その内容を簡単に書けば、

「神による天地創造はなかった」と述べた

のでした。

下の写真は、YouTube にアップされた ODN ニュースの映像からです。
pope-speech.jpg

ニュースで映っている部分では、法王は以下のように述べています。

世界は、何か他に起源を持つようなカオス(混沌)の中から始まったのではありません。しかし、愛から作られた至高の原則を直接的に派生させます。

現在では世界の始まりとされているビッグバン理論は、神の創造的な介入と矛盾するものではありません。逆に創造論はビッグバンを必要としているのです。

自然の進化論は、神による創造の概念の逆にあるものではありません。なぜなら、進化論には「生物の創造」が必要とされるからです。


この 11月 27日の演説原稿の全文がバチカンのウェブサイトにイタリア語で掲載されているのですが、そこには以下のような下りがあり、それが冒頭の記事の「神は魔法の杖を…」というタイトルにつながっているようです。

私たちが聖書の創世記の記述を読む時には、神が魔術師であったかのような錯覚や妄想に陥る危険があります。それはまるで、神が魔法の杖ですべてのものを造り出したかのような妄想です。

しかし、それは正しくありません。

創造は、何千年、何千年といったように何世紀にもわたって続いて、現在に至っているのです。

なぜなら、神は創造者でもないし魔法使いでもありませんが、すべての存在に生命を与えた創造主だからです。


とあります。

最後の「なぜなら神は創造者でもないし…」からの下りの文章は、訳が何だか日本語が妙な感じとなっているのですが、これ以上どうもわからないです。

となっていて、英語にすると、

because God is not a creator or a wizard, but the Creator who gives being to all entities.
となります。

「a creator ではないけど the Creator ではある」の部分がうまく日本語にできませんでした。

いずれにしても、全般としては「神がすべてをお造りになったのではない」というニュアンスのものであり、これは西欧社会では驚くべき法王の発言としてとらえられた部分もあったようで、しかし、一方では VOR の報道にある、

この法王の声明は、天地創造の偽科学的コンセプトに終止符を打ち、この世と人類は唯一の創造主によって作られたという理論を終わらせるもの

だとしているメディアも多いようです。

どちらにしても、

「この世と人類は唯一の創造主によって作られたという理論を終わらせるもの」

というのは、事実上、聖書の記述と「神による天地創造」を否定するということになり、そういう意味では、ついに現れた「創造主としての神」の最大の敵は、何ということか、その象徴であるバチカンのボスだったということになったようです。

「最後の法王」ベネディクト16世辞任後のバチカンの受難

1148年に死去したアイルランドのマラキという聖職者が記したと言われる「聖マラキの預言」、正式には「全ての教皇に関する大司教聖マラキの預言」という書のことを取りあげました。

この預言書は、1143年に即位した 165代ローマ教皇ケレスティヌス2世以降の 112人の歴代教皇についての預言書となっているのですが、この預言書では、最後の法王は前代のベネディクト16世となっているのでした。とはいえ、 Wikipedia によりますと、この聖マラキの預言書は、

実際には1590年に作成された偽書と見なすのがほぼ定説となっている。

とありまして、「ニセの書」とされているわけですが、その「ニセの書」の内容の「最後の教皇」に関するくだりは以下の通りです。

「全ての教皇に関する大司教聖マラキの預言」より 111番目の教皇

111.オリーブの栄光 ベネディクト16世(2005 - 2013年)

ローマ聖教会への極限の迫害の中で着座するだろう。
ローマ人ペトロ 、彼は様々な苦難の中で羊たちを司牧するだろう。そして、7つの丘の町は崩壊し、恐るべき審判が人々に下る。終わり。
Prophetia.gif
・聖マラキの預言の一部

そんな最後の法王とされたベネディクト16世は 2013年 2月 11日に自らの意志で退位を発表します。この「自らの意志」での退位というのは大変に珍しく、1294年のケレスティヌス5世という法王以来だそうで、実に 719年ぶりの「自由意志による辞任」でした。

ベネディクト16世はラテン語で辞任の宣言を行いましたが、その出だしは次のようなものでした。

多くの急激な変化を伴い、信仰生活にとって深刻な意味をもつ問題に揺るがされている現代世界にあって、聖ペトロの船を統治し、福音を告げ知らせるには、肉体と精神の力がともに必要です。この力が最近の数か月に衰え、わたしにゆだねられた奉仕職を適切に果たすことができないと自覚するまでになりました。

そして、719年ぶりの「自由意志によるローマ教皇職の辞任」を宣言します。

ベネディクト16世の辞任の2日後の 2013年 2月 13日、バチカンの聖ピエトロ大聖堂の屋根には何度も何度も雷が落ちました。
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それでも、「 111人目(第 265代)のローマ教皇で終わり」とした聖マラキの預言は外れ、「聖マラキの預言には存在しない」112人目(第 266代)のローマ法王が無事に誕生します。

それがフランシスコ法王です。

その後、フランシスコ法王就任後の 2014年 1月 27日には、法王が子どもたちと共に聖ピエトロ大聖堂から放った平和を象徴する白いカラスが、直後にカラスに襲われて食べられてしまうという出来事が起きました。
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▲ 2014年1月29日

「悪魔 vs キリスト教」の戦いが世界中でエスカレートしている

マラウイ共和国でも

昨年の 12月 29日には、アフリカのマラウイ共和国という国でも、キリスト教会に雷が直撃して、教会の中にいた人たちが死亡したという出来事がありました。
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▲ 2013年12月29日の英国インディペンデントより。

最近は日々の出来事が多く、悪魔関係の記事を取り上げる機会がなかったものですので、今回はコツコツ溜めている「悪魔記事ストック」(イヤなストックだな)から、いくつか取り上げています。

米国オクラホマ州の州議会議事堂前に悪魔の像が建つ日

他にも、アメリカではオクラホマ州の議事堂の前に「サタンの彫像」が建立される計画を巡って、地元で紛糾が続いています。
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▲ 2014年1月7日の米国デジタル・ジャーナルより。

これは AP 通信などが日本語でも報道していますので、抜粋します。

サタニスト団体、米オクラホマ州会議事堂に悪魔像の設置を要請
AP 2014.01.08

サタニスト (悪魔主義者) の団体が、2012年にモーセの十戒の記念碑が設置されたオクラホマ州会議事堂の敷地内に、高さ7フィート (2メートル134センチ) の悪魔の彫像を建立するよう求めている。

ニューヨークを拠点とするサタニック・テンプルは、州会議事堂の管理委員会に、悪魔像の設置を申請した。

オカルトのシンボルとしてよく使用されている角を生やしたヤギの頭に翼と長いヒゲを持つ悪魔バフォメットをアーティストが表現した彫像のデザインも提出された。設計図では、悪魔は星形五角形の装飾を施した玉座に座り、横に笑顔の子どもを連れている。


とのことで、その「サタニック・テンプル」(意味は「悪魔寺院」)という団体が申請している「悪魔が星形五角形の装飾を施した玉座に座り、横に笑顔の子どもを連れている」という彫像のデザインは下の図です。

satan-oklahoma.jpg

このことが揉めている背景には、オクラホマシティに建立されている「モーセの十戒碑」と同じ敷地内にサタンの像を建てようとしているということがあるようです。モーセの十戒碑は、上のデジタルジャーナルの写真にある碑です。

要するに、オクラホマの議事堂をはさんで、下のような状況になるということのようです。
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他にも、以上のようなことと類似した報道が多くなっている中、バチカンはどのような態度で臨んでいるか。

それは・・・悪魔払いの供給を増やしているのです。
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▲ 2014年1月4日の英国テレグラフより。

その理由としては、「需要が増えている」ということなんですが、需要というのは、つまり、「悪魔を祓ってほしい」という需要です。それが増えているということのようです。

実際、最近では毎日のように世界中で「エクソシズム」の文字がタイトルにつく報道があります。ためしに、今、 Google ニュースで検索してみただけでも、インド、メキシコ、アゼルバイジャンと、次々と報道が出てきます。どれもが通常のマスメディアのニュース報道です。

ところで、先ほどのパウロ6世記念ホールの謁見ホールの後ろの彫刻を見ていまして、その形状が、最近知ったあることと関連したりしたのです。

パウロ6世記念ホールの彫刻のドクロのような奇妙な造形
paul-dokuro.jpg

それは「花について」のことなのでした。

余談でしかないですが、少しご紹介させていただきたいと思います。

その花の名前はキンギョソウ

キンギョソウという花があります。

ガーデニングや、ベランダなどでも育てられ、3月などわりと寒い時期からでも花を咲かせてくれることもあり、花屋さんでもよく売られているものです。

以前は私もベランダにキンギョソウを置いていました。

下のような花ですね。

キンギョソウ
snapdragon-flower.jpg

花の形が金魚と似ているからキンギョソウという単純なネーミングの花ですが、実はこの花にはもうひとつの「特徴」があるのです。

上のキンギョソウの写真は、花が咲いているところですが、これが「花が枯れる」と、どうなるか。

下のようになるのです。

キンギョソウの花が枯れた後。サヤの殻が残っている状態
snapdragon-aft.jpg

そうなのですよ。

キンギョソウの花が枯れた後は、そのサヤは「ドクロそのもの」になるのです。

アップにするとこうです。
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この花のサヤが枝から離れて落ち、それが地面にたまると、下のような惨状に。

地面に落ちて溜まったキンギョソウのサヤ
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この光景で、パウロ6世記念ホールの彫刻を思い出したのでした。

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これらは「悪と苦悶の世界」そのものだとは思いますが、それにしても、わりとかわいらしいキンギョソウに、その花が咲き終わった後には、このような凄惨な状況が繰り広げられていたのですねえ。ネット上では広く取りあげられていましたが、私はつい最近知りました。

自分でもキンギョソウは育てていましたけれど、このことに気づかないのは、自宅で花を世話をしている場合は、普通、「枯れた花はすぐ摘み取る」という習慣ができていまして、花が枯れたままの状態にしておくことがなかったからです。

来年の春は、ぜひキンギョソウをベランダに置いて、「花が枯れたら、そのままにしておく」ということで、その修羅場の光景を楽しみたいと思います。枯れたキンギョソウのあるベランダにトカゲでも紛れ込めば「あっという間にパウロ6世記念ホール」というようなことになりそうです。

あと、最近、「南極のほうから 666 が近づいている」というような自然現象がありまして……まあ、これだけじゃ何が何だか訳がわからないですが、機会がありましたら、ふれさせていただくこともあるかもしれません。

2017年が悪魔元年だったとしたら、2018年は「完成に近づいていく」ということになっていくのでしょうか。

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2017-12-13 21:50

トルコ東部が「12時間で1メートル超の積雪」を記録した前例のない降雪に見舞われる
2017/12/10
2017年12月8日 トルコ東部アルトウィンの光景
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今年のトルコは 11月から雪の報道が多くなっていましたが、12月6日から8日にかけて、トルコ東部の各地が異例ともいえる大雪に見舞われました。

中でも、アルトウィンという地区では 「 12時間で 1メートルの雪が積もる」という、少なくともトルコとしては大変な暴風雪となり、最大の場所では 120センチを越える降雪となったようです。

12月8日 アルトウィン
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トルコ・アルトウィンの場所
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12月9日の時点ではまだ雪が断続的に降っているようです。

また、各地で道路が雪で寸断されているために、アルトウィン周辺だけでも 45の村が孤立した状態となっていると報じられています。

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実は現在、世界中で「異例ともいえるような大雪」に見舞われている場所がとても増えていまして、これが一時的なものなのかどうかはわからない面はありますが、数十年に1度とか、あるいは「観測史上初」というような大雪も見られます。

日本も今のところは、やや寒さが先行した冬になっている感じでもありますが、冬はこれからが本番ですので、どのようになっていきますかね。

2017-12-13 21:45

フィンランドの海岸に出現した「均等の大きさの無数の氷のボール」。正確な発生メカニズムは不明
2017/12/13
2017年12月11日 フィンランド湾沿岸
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この現象を報じるロシアのニュース
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フィンランドとエストニアに囲まれたフィンランド湾のいくつかの沿岸で、12月11日、「無数の氷の球体が沿岸に出現する」という現象が発生しました。
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フィンランド湾の場所
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このような氷の球体は、極めて低い気温の場合に何度か現れたことがありますが、その明確な理由が説明されたことはありません。

湖面に張った氷と風の影響によって作られるのではないかというように一般的に言われていますが、どうしてこのような状態に至るのかは説明されていません。

報道の写真を見てみますと、ほとんどの氷の球がほぼ均等の大きさであり、こういうあたりも不思議さを放ちます。

ロシアの報道より
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この球体は、昨年 11月にはロシアに現れていまして、その際には、

・ロシア極北の海岸に出現した「無数の氷の球体」
ロシアのオビ湾沿岸に漂着した氷の球で遊ぶ少女(ロシアTVより)
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ロシアの極北に位置する「オビ湾」の沿岸に、おびただしい数の「氷の球」が漂着したことが伝えられています。

オビ湾の場所
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という記事でご紹介したことがあります。

その前は 2014年1月にアメリカのミシガン湖に出現したことがありますが、私自身が知っている例はそれだけです。

他にも例はあるのでしょうけれど、それにしても、相当にレアな現象と言えそうです。

そして、この現象もまた異様な寒波と「今までとは違う何らかの風や波を作り出す天候システム」の中でしか見られないものでもありますので、今年はさらにこの事例が世界で出現するかもしれません。

2017-12-13 21:32

地球上の「超巨大噴火」の発生周期がこれまでの定説より何十倍も短いことが英国ブリストル大学の最新の研究で明らかに。これによって現在は「完全に噴火発生時期の範囲内」に
2017/12/10
英国ブリストル大学の調査を紹介した科学記事
super-volcano-2017.jpg

あまりにも大きく塗り替えられた過去の超巨大噴火のサイクル

「超巨大火山」とか「超巨大噴火」、あるいは「破局噴火」など、いろいろな言葉はありますけれど、この地球の文明の姿を大きく変えてしまう可能性のあるような火山の噴火に関しては、これまで何度も記事にしてきたことがありました。

この地球が経験する自然災害の中で、

「地球規模での大きな変化を受けることになる」

という事象はそう多くはなく、それは、

・巨大天体の衝突
・火山の超巨大噴火


のふたつです。というか、そのふたつだけです。

6500万年前に恐竜が滅びた原因が天体の衝突だったとすれば、そのようにひとつの時代を変えるものでもあり、また、火山の超巨大噴火も多くの文明を変化させたり滅亡させてきました。

火山の超巨大噴火の場合の問題としては、直接的な影響の他に「長く気候と気温が変わってしまう」ことがあり(日照が少なくなり、平均気温が大きく下がる)これが影響するのですけれど、それと共に、いわゆる「破局噴火」というものなどは、直接的な被害も大変なものとなると考えられています。

過去記事の、

・「噴火すれば最悪1億人が死亡と想定」 : 九州南方にある鬼界カルデラの活動の徴候の報道から再び「破局噴火の時代」をおもう

被害想定は最悪「死者1億人」の衝撃

報道は下の通りです。抜粋したものですので、全文をお読みになりたい場合は、リンクから神戸新聞のサイトでお読み下さい。

九州南方海底に活動的マグマか 神戸大が確認

神戸新聞 NEXT 2016/11/18

神戸大学海洋底探査センターは18日、九州南方の海底に広がるくぼみ「鬼界(きかい)カルデラ」を調べた結果、熱くて濁った水が海底から湧き出る「熱水プルーム」を5カ所で確認した、と発表した。

海底からの高さは最大約100メートルに上る。現時点では噴火予測はできないが、カルデラ直下のマグマが活動的であることを示しているという。

同センター長の巽好幸教授(マグマ学)のチームは10月13~27日、大学保有の練習船「深江丸」を使い、鹿児島県の薩摩半島南約50キロに位置する鬼界カルデラ(直径約20キロ)内で、ドーム状に盛り上がっている場所などを調べた。

音響測深装置で、水深約200~300メートルの海底に向けて船から音波を出し、反射波を観測。少なくとも5カ所で、海底からの高さ数十メートル~100メートル程度の熱水プルームを見つけた。

鬼界カルデラは約7300年前に噴火を起こし、九州南部の縄文文化を滅ぼしたとされる。

巽教授によると、こうした超巨大噴火は日本では過去12万年で10回発生。実際に起これば国内で死者が最悪約1億人と想定している。

というものです。

この記事に出てきます鬼界カルデラの大体の位置は下のようになります。
kikai-caldera-map.gif

この記事の最後は、

> 実際に起これば国内で死者が最悪約1億人と想定している。

という物騒なものとなっていますが、ただ、この死亡者1億人というのが今回の調査での鬼界カルデラ単体のこととは思えず、おそらく他のカルデラ噴火を含めての想定ということなのでしょうけれど、いずれにしても、こんな数の想定をしていたということは、初めて知りました。

単一の自然災害において「1億人の死者の想定」というのは、まさに物騒中の物騒といえることで、「ザ・キング・オブ・ザ・物騒」というような称号も与えられようかと思われるものですが、その数に反応して、この記事を取り上げたというような次第です。

「 1億人」というような数字が出てきたりします。この数字は報道にあったもので、個人的にはちょっと極端だと思いますが、それでも「直接的な死亡者数」だけでも相当なものとなる可能性が指摘されています。

推定として、九州にある火山が破局噴火(カルデラ噴火)を起こした場合の推定状況は以下のようになると思われます。2014年10月の東京新聞の記事からです。

2014年10月23日の東京新聞より抜粋

巨大なカルデラをつくる巨大噴火が今後百年間に日本列島で起きる確率は約1%とする試算を神戸大の巽好幸教授らがまとめ、二十二日発表した。最悪の場合、一億二千万人が死亡し、実質的な「日本喪失」もありうるとしている。

巽教授らは、二万八千年前の姶良カルデラ噴火と同規模の噴火が九州中部で起きたと想定する被害を予測した。

九州のほぼ全域が火砕流に襲われ、約二時間で七百万人が死亡する。西日本は一日のうちに五十センチの火山灰が積もり、四千万人の生活の場が埋没する。

北海道と沖縄以外は十センチ以上の火山灰で覆われる。生活の糧を奪われ救援もできないため、日本の総人口に近い一億二千万人が死亡する恐れがあるとした。

というようなことが推定されています。

あくまで推定ですので、起きてみないと何ともいえないですが、影響が大きなものであることには変わりはなさそうです。

いずれにしましても、こういう巨大な噴火が発生した場合、文明は大変な影響を受けることはわかっているわけですが、それにしては、私たちはそれほど危機感を持たずに生きていられるわけですけれど、その「理由」というものは、すなわち、

「そのような超巨大噴火の発生間隔は長いから」

ということがあったのです。

何十万年に1回とか、そういう数字をよく見かけたりしているうちに、「それならダイジョブ」と思っていたというような感じでしょうか(とはいえ、先ほど書きました日本の破局噴火の間隔は結構短くて、過去には平均すれば「 6000年に 1度ほど」起きていますが)。

しかし、世界レベルでの超巨大噴火に関して、最近の研究において、「相当短い間隔で発生していた」ことが、過去 10万年という期間の地質的調査により判明したのです。

今回は、その論文の内容を紹介していた科学メディア「エウレカラート( eurekalert ) 」の記事をご紹介します。

最初に数字を書いておきますと、

[2004年に推定されてから現在まで定説となっていた発生周期] → 超噴火の発生間隔は 4万5000年から 71万4000年

[今回発見された発生周期] → 超噴火の発生間隔は 5200年から 4万8000年


ということで、そして、平均値は「 1万 7000年」ということになったのでした。壮絶な「短縮」となったのです。

以前までは「 70万年ものあいだ噴火しない時があったのだからダイジョブ」という感じだったのですが、新しくわかったところでは「最短で 5千年周期で超噴火により地球の様相が書き換えられていたこともあった」ことがわかったという感じです。

これまでの最後の超噴火は、「ニュージーランドのタウポ山」で起きたものとされていて、それは「 2万 5000年前」です。ということは、今現在は、しっかりと「超噴火の周期に突入している」ということになります。

ちなみに、超噴火というものとは違うかもしれませんが、先ほど書きました「噴火後2時間で 700万人が死亡する」というようなタイプの破局噴火を過去に起こしたと考えられる巨大カルデラは、日本だけでも下のように多数あります。

日本の巨大カルデラ
caldera-japan.jpg

また、世界で過去に超巨大噴火を起こしたことが地質学的にわかっている火山は以下の地図の「赤」と「オレンジ」のものとなります。ここでは、南北アメリカとアジア地域だけを示しています(アジアとアメリカ以外では、イタリアに存在するだけですので)。

supervolcano-map-america.jpg

supervolcano-map-asia.jpg

アメリカは南も北も「超巨大火山の宝庫」だということが改めてわかります。

もちろん、地球には「まだわかっていない超巨大火山」が海底を含めてたくさんあるものと思われます。

では、ここから記事です。

Time between world-changing volcanic super-eruptions less than previously thought
eurekalert.org 2017/11/29

世界の姿を変えてしまう火山の「超巨大噴火」の発生周期は、これまで考えられていたよりも短かった

英国ブリストル大学の科学者たちによるチームが、過去 10万年の間に採取された地質学的記録のデータベースを分析したところ、いわゆる火山の超巨大噴火が発生していた間隔の平均年代が、実際にはこれまで考えられていたよりもはるかに短いことを発見した。

超巨大火山の噴火は、地球規模での破壊が生じる自然災害に分類されるが、そのような災害は、他には小惑星などの巨大天体の衝突しかないほどのものだ。

最近の研究による評価によれば、超巨大火山の噴火は、現在の人類を「文明以前」に戻す可能性があると記されている。

火山の噴火の中で最大の爆発的噴火は「超噴火(super-eruptions)」と呼ばれ、1000ギガトンの質量を噴出する。これは大陸全体を火山灰で覆い、数十年にわたって世界の気象パターンを変えるのに十分な量だ。

ブリストル大学の地球科学校と数学校のチームは、最大の爆発的噴火がどれほどの頻度で起きていたを推計した。

その分析によると、超噴火が起きる平均間隔は、私たち人類に農業革命が起きた 1万 2000年よりわずかに長い程度だった。

チームを率いた統計学者のジョナサン・ルージェ(Jonathan Rougier)教授は以下のように述べる。

「 2004年に行われた以前の推定では、超噴火の発生の間隔は、平均で 4万5000年から 71万4000年で発生するというものでした。そのために現在の私たちの文明が超巨大噴火で脅かされることはないだろうとされてきました」

「しかし、今回発表された論文では、この範囲は 5200年から 4万8000年と見積もられ、最良推定値は平均で 1万 7000年となったのです」

地質学的記録によると、最近の 2回の超噴火は 2万〜 3万年前だった。

これについては、ルージェ教授は、「それ以来、地球が超噴火を経験していないということは(推定平均値からみれば)やや幸運だと思います」と言う。

「しかし、過去 2万年間に超噴火がなかったということが、その期限を過ぎているということを示しているわけではないと考えることが重要です。自然は規則的ではありません」

「そして、火山の超噴火は、これまで考えられていたよりも現在の文明に脅威を与えている存在だと言えると思います」

私たちの文明は、今後数千年の間に想像もできない形で変化するだろうが、次の超噴火が起きる前にも、壊滅的な打撃を受ける可能性のある他の多くの災害の可能性はいくつもある。それらの根拠に基づき、ルージェ教授は、超巨大火山の噴火に対しての計画を立てる必要はほとんどないと言う。それよりも、現在そして次世代の人たちに影響を与える多くの他の重要な問題に取り組むべきだと述べている。

2017-12-13 21:13

「虹は神と人間との契約のしるし」 台湾の「9時間出現し続けた虹」の後から起きていること…。中国のこと…核攻撃のこと…北朝鮮のこと…ビットコインのこと…
2017/12/07
11月30日 台湾に世界記録の「8時間58分間」虹が出現し続ける。しかも「五重」
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旧約聖書『創世記』09章 12・16節

さらに神は言われた、「これはわたしと、あなたがた及びあなたがたと共にいるすべての生き物との間に代々かぎりなく、わたしが立てる契約のしるしである。

すなわち、わたしは雲の中に、虹を置く。これがわたしと地との間の契約のしるしとなる。 わたしが雲を地の上に起すとき、虹が雲の中に現れる。

虹が雲の中に現れるとき、わたしはこれを見て、神が地上にあるすべて肉なるあらゆる生き物との間に立てた永遠の契約を思いおこすであろう」。


世界最長記録となる「9時間出現し続けた」台湾の虹

今日ニュースを見ていましたら、下のように「朝鮮半島での戦争は不可避に」なんていう物騒なものと出会いました。

12月7日のニューズウィークの速報より
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このニュースを見て、ふと、冒頭に写真を載せました「台湾の世界記録の虹」を思い出したのでした。

この虹は、台湾で 11月30日に出現したもので、中国文化大学の大気科学科の科学者たちによって正確に記録されました。

すごいのは「出現していた時間」で、「11月30日の午前 6時 57分から、午後 3時 55分までの 8時間 58分間出続けた」のでした。

これまでの虹が保持された時間の記録は、報道によれば、1994年 3月14日に英国シェフィールドで記録された約6時間ということで、今回の台湾の約 9時間出現し続けたという記録は、それを大幅に上回ったことになります。

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しかも、「五重の虹になった」という時があったようなのです。写真を見た時には四重くらいかなと思っていたのですが、台湾ニュースの英語版では、下のように、5つの矢印で説明していましたので、「五重」ということになりそうです。

台湾ニュースより
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五重の虹というのは大変に珍しいですが、その少し前の 11月21日に、スコットランドのルイス島というところで、五重の虹が出現していまして、これは、

・ついに出ました「五重の虹」:英国スコットランドにて[2017年11月21日 ルイス島のストーノーウェイ市]
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という記事でご紹介していますが、今回の台湾の虹のほうが遙かに鮮烈です。

今回の冒頭に「聖書」などというものから抜粋しましたのも、聖書の創世記には、虹は、

> これがわたしと地との間の契約のしるしとなる。

とあり、つまり、「虹の出現は、神とあらゆる地球の生命との契約のしるし」だと明確に書かれているからです。

聖書の記述なんてものは何の意味もない戯言の積み重ねだと考えられるのなら、これには大した意味はないですが、聖書に多少なりとも意味があると考えられる方々なら、このように明確に書かれてある意味は何なのかと思われても不思議ではない気はします。

そして、虹は現実に日々出現しており、聖書の通りに考えるのならば、「そのたびに、神と人間の契約のしるしを提示されている」か「警告」ということにもなりそうです。

世界は静かながらも混沌ぶりがものすごい

最近は、それが良いのか悪いのかわからないニュースも含めて、いろいろ多彩でもあります。エルサレムのことや、ビットコイン相場の異常だとか、北朝鮮に関しても、今日なんて、下のように「朝鮮半島の戦争は不可避」という物騒なニュースも出ていました。初出はロイターのようです。

12月7日のニューズウィークの速報より
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北朝鮮外務省は、米国と韓国による大規模な合同軍事演習や、先制攻撃をほのめかす米当局者らの発言を受けて朝鮮半島での戦争勃発が不可避になったと警告した。(ロイター)

「印象的な虹が出るたびに社会が少し動く」といいうような思い込みをしている私は、最近の「立て続けに出現する記録的な虹」も感慨深く眺めていました。そして、気づけば、天幕の下で酔って裸に(そうかよ)。

ビットコインの相場もいよいよ異常で、何が起きているのかわからないですが、今日なんて下の様相ですよ。

12月7日のビットコイン。ほんの数時間で140万円から190万円に
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そして、今回は、中国の北朝鮮と近い吉林省で、省の政府系新聞が「市民に核兵器からのサバイバルの方法を提供した」という報道をお送りして締めたいと思います。

下が、その吉林省の中国政府系新聞「吉林日報」の12月6日号の紙面です。

2017年12月6日の吉林日報より
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イラストなどを含めて「核攻撃を受けた場合の対処の方法」が解説されています。

いろいろと混沌とした現在の状況をあらわしているような出来事でもあるのかもしれませんが、その内容については、パッと見た感じ「役に立たない」ような気もしましたので、そこはふれません。

核攻撃を受けた際の対応については、むしろ過去記事の、

・核戦争で地球が滅びることを心配をするより、自分たちの日常の対策として放射線の性質を知ることも大事……だとシカゴ市が発表した「核爆発対処マニュアル」を読んで思いましたので
2017年8月10日の米国CBSニュースより
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先日、アメリカのシカゴ市が、ウェブサイトを通じて「核攻撃に遭遇した際の正しい行動」というものを文書で提示していました。

冒頭の CBS ニュースはそのことについて報じたもので、今回はそのシカゴ市のウェブサイトの内容をご紹介しようかと思います。

核の脅威に際して

核爆発は、激しい光と熱、有害な圧力波と広範囲の放射性物質を伴う爆発であり、その影響で大気や水、そして土地を数キロ以上に渡って汚染する可能性があります。

核に関しての事象が起きた場合、可能な限り放射性物質を避けることが重要となります。

専門家たちは、現時点では、核攻撃は他のタイプの攻撃よりも起こりにくいと予測していますが、そのようなテロの発生の可否を予測することもまた不可能です。

そのため、核事象が起きた場合についてのアドバイスとして、世界保健機関(WHO)などが提唱する以下を念頭において下さい。

核爆発が発生した場合にその近くにいた時

・目を傷つけないように目を伏せて閉じてください。

・顔を下向きにして地面に伏せ、体の下に手を置いて下さい。

・熱と2つの衝撃波が通過するまでその姿勢のままにして下さい。

爆発の時に屋外にいた場合

・スカーフ、ハンカチ、その他の布など口と鼻を覆うものを見つけ、覆います。

・換気された場所で衣服をブラッシングし、衣類のほこりを取り除きます。
 重要なのは、これをしている間、口と鼻を必ず覆うことです。

・避難所、地下室、または他の地下に移動してください。好ましくは、風が吹いている方向から離れること。

・衣類は汚染されている可能性があるため、脱いでください。
  可能であれば、避難所に入る前にシャワーを浴び、髪を洗い、衣服を交換してください。

すでに避難所または地下などにいる場合

・爆発による煙が通過したことがわかるまで、口と鼻をスカーフやハンカチなどで覆います。

・換気システムを遮断し、ドアや窓を密閉します。 煙が通過した後、ドアや窓を開けて空気が循環できるようにします。

・当局が安全だと言うまで避難所や地下内部に留まってください。

・情報とアドバイスについては、地元のラジオやテレビから得てください。 当局は、避難所に滞在するか、より安全な場所に避難するようかを指示する場合があります。

・外出する必要がある場合は、湿ったタオルで口と鼻を覆います。

・貯蔵された食べ物と飲料水を使用すること。水道水は飲まないでください。

・傷がある場合、その傷口をきれいに洗ってください。

避難勧告を受けている場合

・テレビやラジオ、インターネットで、避難する時間、使用する経路、一時的な避難所、従う手順について公式のニュースと指示を確認してください。

・退室する前に、窓やドアを閉じてロックし、空調、通気孔、ファンを止めてください。

・避難する時は小さな旅行バッグ(Go Bag)を持って下さい。


この中で、「口と鼻を覆う」ことが何度も書かれていますが、これは実は大変重要なことですが、それらの理解として、補足として、まず「核爆発で放出される放射線の種類と、その防御法」を記しておきます。

曝露を減らすために

放射性降下物から身を守るために知っておくこと。

距離 放射性降下物(死の灰)から距離は離れていればいるほど良い。

シールド あなたと放射性降下物との間を、できるだけ重くて密度の高い材料で遮る。たとえば、厚い壁、厚い土、コンクリート、レンガ、水、本など。
部屋から出ないこと。あるいは地下に留まること。地下のシェルターでは、放射線の曝露は 90パーセント減少する。10センチメートル未満の土や大地も、約 50パーセントのガンマ線の侵入を防ぐことができる。

時間 放射性降下物の大部分は、急速にその効力を失う。従って、核攻撃の後、時間が経てば経つほど、危険は減少する。

セブン-テン・ルール

最初の爆発の後、放射線の量は、7時間ごとに10倍ずつ減少することを覚えておくのもいいかもしれない。

たとえば、 500ラドのレベルは、7時間で 50ラドまで下がり、そして、2日(49時間)後には 5ラドまで減少する。つまり、もしもあなたが良いシェルターを持っているのなら、そこで7時間じっとしていれば、生き残る可能性は高くなるということになる。

上記の放射線測定装置、ラジオ、携帯電話との併用で、いつシェルターを出ればいいのかが把握できる。

(訳者注) ラドは、吸収した放射線の総量の単位。

通常の屋内での避難場所

シェルターを持っていない場合、以下のような場所や方法で、適度なシールド材料を用いて危険な放射線から保護することができる。

地階 地階がある場合、もっとも深い場所の隅に行く。

一軒家/マンション/アパート 自宅に地下施設がない場合、窓から離れた家の中心部に留まる。

トレーラーハウス できれば、そこを離れて、地下やレンガ、コンクリートなどの、より丈夫な避難所を見つけたほうがいい。

ビル、または高層建築物 ビルの中心部に行く。できれば、9階よりも上のフロアが良い。もし、あなたのいる場所が、屋根や天井の隣だったり、同じフロアの場合は、ひとつ上か下に移動する。屋根や天井には、放射性降下物が溜まるからだ。また、放射性降下物は地上にも溜まるので、1階に留まるのも避けること。

屋内のシェルター化

いくつかの簡単な方法で、危険な放射線から身を守るための急場でのシェルタを、自宅や仕事場などに作ることができる。


1. 適当な場所に、大きくて頑丈な作業台かテーブルを置く。もし、テーブルがない場合、箱や家具の上にドアなどを置いてテーブル状のものを作る。

2. テーブルの上と横にできる限りの遮断物を積む。それは、たとえば、家具、キャビネット、電気機器、本などが詰まった箱、埃や砂を詰めた枕、食べ物の詰まった段ボール、水、コンクリート、ブロックなど。これをあなたのいる回りを取り囲むように置いていく。テーブルの上は、テーブルが壊れない程度にすること。必要なら、テーブルの足を強化するために家具などで補強する。

3. 作業がある程度終了したら、そこにいる全員がただちにテーブルの下に入り、内部から密閉する。

4. 中から空気を入れるための 10センチ程度の小さな空気穴を2つ残すか、ない場合は開ける。穴は両サイドに、ひとつは高い位置に開け、もうひとつは低い位置に開けることによって、空気の流れが良くなる。

5. この簡易シェルターには、放射線発見装置とラジオ、携帯電話、数日分から数週間分の水と食料、そして薬や公衆衛生用品を入れること。

EMP(電磁パルス)

核兵器は、電気系統やインフラに損傷かクラッシュを引き起こす電磁パルス( EMP )を発生させるので、核攻撃の際には、テレビ、ラジオ、電話、インターネット、 ATM などにアクセスできなくなる可能性がある。

また、電力、給水システム、食糧配給、輸送などに影響が出る可能性もある。

ここまでのことを簡単に書けば、核攻撃の際に爆心地やその周辺にいた場合は、まず助からない。しかし、そのゾーンより数キロ外にいる場合は、上記の方法などで、48時間かあるいは2、3週間、シェルター内(自宅内のシェルターでも)に留まることができるのなら、生き残ることができる可能性が高いということ。

あと、注意すべきは、アルファ線、ベータ線、ガンマ線の3種類ですが、それぞれ体内に入った場合には被害があります。

放射線のタイプ

核放射線は、3種類の主要な放射線を含んでいる。

アルファ線
紙、あるいはヒトの皮膜によって遮ることができる。アルファ粒子が吸入されるか、口から摂取されるか、あるいは傷などを通して体内に入った場合、組織と細胞に損傷を引き起こすことがあり得る。

ベータ線
皮膚、あるいは、より厚いシールド(木のような)で止めることができる。吸入されるか摂取された場合、ベータ粒子が内臓に重い損傷を引き起こすこ可能性がある。また、目の損傷や皮膚に火傷を引き起こすことがある。

ガンマ線
ガンマ線はもっとも危険で、人間の体の全身を透過することができ、体内のあらゆる器官と血液、骨を通して全身の細胞に損傷を与える可能性がある。放射線は神経細胞を刺激しないので、放射線が体に吸収されても、何らかの感覚を感じることはない。高水準のガンマ線に晒された場合は放射線障害に陥るか、あるいは死に至る。ガンマ線を遮断して身を守るためには、暑く遮断されたシェルターが必要となる。


このようになっていまして、つまり、

・アルファ線 → 皮膚の皮で遮られる。
・ベータ線 → 皮膚で遮られる。


ということになり、これらに対しては、人間の皮膚と皮膜が最大の防御の役割を果たすようなのです。

しかし、さきほどのシカゴ市のサイトに「目と鼻と口を守る」ことが繰り返し出てきたのは、目は皮膜に守られていないためと、口と鼻の中も皮膜で守られていないことに加えて、「口と鼻を覆っていないと、呼吸などと共に内臓に放射線が入る」からです。

特にアルファ線などは簡単な防御で遮られますので、口と鼻を覆うことは侮ってはいけないと思われます。

そして、問題のガンマ線。

ガンマ線は、いろいろなものを透過していく性質を持つので、現実にはそう簡単には遮断できないのです(ですので、核シェルターというものが存在します)。

ただ、部屋の中に緊急で「簡易型核シェルター」を作ることは絶対に不可能とまでは言い切れないです。

本物のシェルターのようにはいかないですが、「ガンマ線は、どんな素材だと、どれくらい遮るか」を知っていれば、それに準じれば、ある程度のものは作れるかもしれません。あるいは、これを知っておけば、どのような場所に避難するのがいいかということを、即断できるかもしれません。

それを参考までに記しておきます。

ガンマ線に対しての保護係数( 1/1000)

・鉛 10センチメートル

・鋼 25センチメートル

・コンクリート 60センチメートル

・土 91センチメートル

・水 182センチメートル

・木材 279センチメートル


ということで、ここで現実的なのは「地下」(土の中にあるため)と、あるいは、分厚いコンクリートの壁があるビルなどの建物も、窓だらけでないのならば、それ自体ある程度のシールドになると言えるかと思います。

などをご参照いただいてもよろしいかと思います。 EMP 攻撃でさえなかったのなら、爆心地以外では何とかなります。

というわけで、その中国での核攻撃対応が政府系新聞に掲載されたことに関してのブルームバーグの記事です。かつてこんなことはなかった出来事でもあります。

北朝鮮に近い州の中国政府系新聞が核攻撃から生き残るための助言を提供

北朝鮮近くの中国公共新聞は、金正恩の兵器プログラムに対する不安が増す兆しの中で、核攻撃に対処するための記事ページを公開した。北朝鮮の北東の国境に面している吉林省の政府新聞『吉林日報』は、核兵器の仕組みとその被害を説明する5ページの記事を発表した。

同紙は漫画を使って住民が放射線被ばくについてどのように対処できるかについてアドバイスし、核攻撃の中の対応の方法について説明した。記事では、消火器や呼吸用マスクなど緊急用備品として不可欠な項目が記載されている。また、別の記事では、その際の攻撃が核攻撃の他、化学兵器、生物兵器による攻撃である可能性を警告し、1945年の広島への原爆投下を例に挙げている。

漫画は、住民たちが放射線にさらされた後の体やブーツ、コートの清掃方法を示し、また、近くに放射線がある場合、ヨウ素の錠剤を服用することを奨励している。

この警告は、米韓が史上最大の空軍演習を行う中で 12月5日、金正恩の挑発に対抗するためにアメリカ軍が朝鮮半島周辺に空軍の B-1B ランサー戦略爆撃機を配備したことが明らかになったことに対してのものだ。

先週新しいタイプの大陸間弾道ミサイルを発射した北朝鮮は、今回の米韓合同軍事演習訓練に先立ち、「歴史における最高レベルの強硬措置」を検討すると朝鮮中央通信社は報じている。

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