【楽天市場】Shopping is Entertainment! : インターネット最大級の通信販売、通販オンラインショッピングコミュニティ 店長の部屋Plus

2019/07/17 11:08

こんにちは!リコー農研です。

当店の今週(7/10 - 7/16)の人気商品ランキングを発表!

1位の商品は[送料無料]【結晶硫マグFe】10kg葉面散布にも土壌施肥にも使える硫酸マグネシウム肥料
他にも3位には[送料無料]【大玉緩効性化成肥料】中長期にわたり肥効が持続する化成肥料です。10Kg
6位には[送料500円]【Si58】粒1kg微量要素、極微量要素を補給し団粒構造を促進して好気性微生物を増やす有機ケイ酸肥料などもランクインしております♪

店内にもオススメ商品がたくさん揃っているので
気になる方は是非チェックしてください!
リコー農研のトップへ!

王冠
リコー農研週間ランキング

(7/10 - 7/16)

※本ランキングは楽天市場ランキングチームが独自にランキング順位を作成しております。
※ランキングデータ集計時点で販売中の商品を紹介していますが、このページをご覧になられた時点で、価格・送料・レビュー情報・あす楽対応の変更や、売り切れとなっている可能性もございますのでご了承ください。

最終更新:2019/07/17 11:08

この記事を読んだ人はこんな商品にも興味があります。

2019/07/16 22:00

香港-台湾間の空に出現した「巨大な極彩色の鳥」のような異様なレンズ雲

2019年7月14日 香港と台湾の間の上空で撮影された極彩色のレンズ雲
hongkong-clouds-0714.jpg

雲が虹色に光る、いわゆる彩雲そのものは、わりとよく空にあらわれるものですけれど、ものすごく光り輝くというようなものは、少なくとも日本の日常ではあまり見られるものではないです。

7月14日、香港と台湾の台北を結ぶ航路を飛行中の商用航空機から冒頭のような、珍しいほどさまざまな色に光り輝く彩雲が撮影されました。

香港と台北の位置
taiwan-hongkong-map2019.jpg

まるで「極彩色の空飛ぶ鳥」のようにさえ見える美しくも異様な光景が空に広がっていたようです。

2019年7月14日 香港 - 台北間の上空にて
ht-clouds-003.jpg

ht-cloud-002.jpg

ht-clouds-007.jpg

hk-clouds.jpg

思い出しますのは、2018年1月に、南米ペルーのラマスという場所で撮影されました、やはり「光る鳥」を彷彿とさせる以下の雲です。

2018年1月18日 ペルーのラマスで撮影された極彩色の雲
birds-clouds-2018jan.jpg

今回ご紹介した香港 - 台湾間の雲にしても、2018年のペルーの雲にしても、ここまで激しい色彩にまでなるメカニズムはよくわからないですけれど、いずれにしましても、こういう「それまで誰も見たことのないような空の光景」がどんどん増えてきています。

最終更新:2019/07/16 22:00

2019/07/16 21:52

世界最大の食糧消費国である中国も「かつてない洪水の時代」に突入し、農作地が荒廃し続けている

中国の洪水被害を伝える2019年7月13日の報道より
china-floods-2019july.jpg

世界最大の食糧消費国の現在

今年は、猛暑や寒波のような極端な気温や、激しい気象、そしてそれに伴う洪水や干ばつ、雹(ひょう)嵐などによる農作物被害が世界的に著しく表面化している年です。

それについての最近の記事としては以下のようなものがありますが、アメリカ、フランス、オーストラリアなどを含めて、食糧生産大国がことごとく異常気象に攻撃され続けています。

狂った気候と気温の中で、世界の食糧生産地帯を見てみれば

気象庁が発表した2019年7月6から8月5日までの日本の1ヵ月間の気温予想
kion-0706-0805.jpg

気象の「狂気」を示唆するヨーロッパの気温の推移

昨年の日本は、関東では 6月の終わりに梅雨が明けていまして、それと同時に 33℃だの 35℃だの、とんでもない猛暑が 7月の最初から続きまして、今頃の時期はもう本当に暑い日々でした。

私は暑いのが苦手ですので、昨年の今ごろは呆然として過ごしていましたが、今年は、梅雨がまだ明けていないということはあるにしても、今日などは最高気温も 20℃に届くかどうかといった涼しさで、これはこれでいろいろと問題があるとはいえ、個人的には楽に過ごせています。

昨日、気象庁は、冒頭のように「 7月6日からの 1ヵ月の気温の予測」を発表しましたが、今後 1ヵ月の気温は、ご覧の通り、

「日本全国で平年より低い」

と予測されていまして、特に東北から関東、西日本などは、かなり低い気温の推移となりそうです。

こういう日本の気温の予想を見ていまして、ふと、「そういえば、ヨーロッパはどうなったんだろう」と思いました。

今年のヨーロッパは、6月の終わり頃にすさまじい熱波に見舞われていまして、フランスなどでは、以下の記事などで示しましたように、「熱で作物が焼けてしまった」というような、途方もなく高い気温に覆われていました。

2019年6月29日 焼け焦げたフランス・モンペリエのブドウ畑の木々montpellier-france-0629.jpg

plants-burning-france02.jpg

このフランスとスペインでは、45℃などという信じられない最高気温を記録したりしていましたが、それから1週間ほど経ちました現在、ヨーロッパはどうなっているのだろうか? ・・・ と現地の報道などを見ていまして、

「ああ、やっぱりムチャクチャだ」

と呟くのでした。

たとえば、以下は 7月4日のオランダの気温についての報道です。

観測史上最も低い気温を記録したオランダについての報道
record-low-kion2019.jpg

Record low temperature set in the Netherlands, July noticeably colder across Europe

オランダで7月の最低気温の記録が更新される

2019年7月4日の夜、オランダ東部の旧トウェンテ空軍基地で -1.6°Cの気温が記録された。これは、7月としては、観測史上最低の気温で、涼しい中で住民たちは夏を迎えている。オランダでのこれまでの 7月の最低気温の記録は、1984年 7月1日に観測された -1.5°Cだった。

6月の下旬、ヨーロッパは激しい熱波に見舞われたが、その後、北ヨーロッパでは、平年より気温が低い状態が続いている。今後しばらく、北ヨーロッパの気温は、著しく低くなることが予測されている。


このように、1週間前までは、30℃だ、40℃だと言っていたヨーロッパが、今は「氷点下の 7月」というようなことになっています。

そういえば、つい数日前、フィンランドで「雪が降った」ことが、フィランド国営放送のニュースで報じられていたことを以下の記事でご紹介しています。

2019年6月30日のフィンランド国営放送の報道
finland-snow-june2019.jpg

45℃の夏も困りますが、夏に雪が降るようなのもちょっと困ります。

ヨーロッパ全体としては今、気温はどういう状態なのかと、「平年との差」を見てみますと、これが、「全体的に平年より気温が低い」のです。

以下は、7月6日からの 5日間のヨーロッパの平均気温の平年との差異です。茶色の部分が「平年より高い」場所で、青や水色は「平年より低い」場所です。

2019年7月6日-10日の平均気温の平年との差異
kion-europe-0706.jpg

全土的に「茶色」、つまり平年より気温が高いのは、ヨーロッパではフランスとイタリアとギリシャくらいで、あとは、ヨーロッパの多くの国々が、「平年より気温が低くなる」と予想されているのです。「あの熱波は何だったんだ?」ということもさらに強く思います。

しかし、今とても寒い夏となっているオランダにしても、先日まではある程度の熱波に見舞われていたと思われるのですけれど、こういう異常な気温の変化のもとでは、やはり「農業」というものが、さらに気になってきます。

農作物として育てられる多くの植物というのは、一般的には、45℃も苦手でしょうし、氷点下にもあまり耐えられないような気がします。

そういえぱ、先日、日本農業新聞の記事で、「過去27年間で干ばつにより収穫量が減少した国や地域」の地図が載せられていました。

その中の小麦は以下のようになっていました。

過去27年間で干ばつにより小麦の収穫量が減少した地域とその率
drought-worls-27y.jpg

ヨーロッパから中東にかけてと、アメリカでは全土的に真っ赤になっていまして、農業生産というのは、実はずいぶんと自然環境の中で減り続けていることを知りました。

上の地図では、中国やインドに関しては、干ばつによる収穫量の減少はあまりないということが示されていますが、今は以下のような報道が並んでいます。

インド

インドは5年来最大の干ばつの中で、農業被害が懸念されている
tw.news.yahoo.com 2019/07/01

インド気象局は、雨季の遅れにより今年は 5年ぶりの最も乾燥した6月であると述べ、農業収穫と経済全体への影響を懸念している。

モンスーンの雨は平均の約 3分の1で、北部ウッタルプラデーシュ州を含むいくつかの州では、降雨量はさらに 61%減少した。

インドはアジアで 3番目に大きな経済力を持ち、その耕地の約 55%が雨で灌漑されている。そして、農作物が経済の約 15%を占めている。インド農業省のデータによると、6月28日現在、耕地面積は 1,470万ヘクタールで、前年同期比で 10%近く減少した。

インドの干ばつの状況(黄色の部分はすべて干ばつの状態)
india-drought-map2019.jpg

中国

中国の深刻な干ばつは、山東省で 120万ヘクタールの作物を破損している
新華社 2019/06/29

中国東部の山東省で深刻な干ばつが進んでいる。最新の統計によると、干ばつは約 119万ヘクタールの作物に被害を与え、これは山東省の畑の全作物面積の 21.9%を占めている。

他にも、いろいろと農業についてのニュースは見られていまして、少し並べてみたいと思います。

アメリカ・ミネソタ州

雹嵐によってミネソタ州の数千エーカーの畑の作物が破損した
山東省当局は干ばつに対する緊急対応を開始した。
minnesota-crop-june2019.jpg
・雹嵐で全滅したトウモロコシ畑

6月20日、ミネソタ州を襲った雹(ひょう)嵐は、数千エーカーのトウモロコシと大豆を破壊した。

今年は、春の洪水の影響で植え付けが大幅に遅れていたが、地元の農家の人たちは、「やっと植え付けが始まったと思ったら、雹でやられてしまった」と嘆いている。トウモロコシは 7月の最初の週までは植え付けが可能だが、天気予報では雨が多い予測となっている。

ブラジル

7月最初の週にブラジル全土が寒波に見舞われる予測。農業被害の懸念
riotimesonline.com 2019/07/01
brazil-cold-07.jpg

強力な寒気が、ブラジルに近づいている。

7月3日頃から、ブラジルのこの季節としては、前代未聞の寒さを感じることになるだろう。

地域的には、気温が氷点下にまで下がる場所もあり、南部などでは農業への影響が非常に心配される。

このように、いろいろなところで、気象の異変と共に農作状況への影響が伝えられています。

上の記事では、非常に大きな人口を持つ大国インドでは、7月まで「まったく雨が降らない」状態が続き、全土的に水不足と干ばつが広がっており、それによる農業被害が懸念されていることなどを取り上げました。

ところが、この記事の後、今度はインドの各地で、干ばつから一転して「大洪水」に見舞われていまして、なかなか容赦ない自然の動きを垣間見せています。

インドの大洪水を伝える7月13日のカナダのニュースより
india-flooding-100m.jpg

今は、世界各地で、農業生産などの生産が相当やられている現状だと思われるのですが、今年はこれまで「中国」はそれほど出てきませんでした。

中国は大農業国でもありますが、同時に「世界最大の食糧消費国」でもありまして、この中国で食糧流通に大きな問題が起きたりし続けますと、影響は周辺各国にも及ぶような気はいたします。

中国の南部と中部と北部の一部で「歴史的な干ばつが続いている」ことに関しては、今年 5月の以下の記事でご紹介したことがあります。

気象の異常が定着していく中、世界各地で春を飛ばして「冬から夏へ」。中国では、気象コントロールを行い続けているにも関わらず世紀の干ばつが拡大中

2019年5月21日の中国の報道より
yunnan-drought-2019.jpg


Severe drought continues to rage in Yunnan Province
CGTN 2019/05/24

雲南省で深刻な干ばつが悪化し続けている

中国南西部の雲南省における深刻な干ばつは、農業生産の大きな損失と、地元住民の日常生活の混乱を引き起こしている。

中国気象局のデータによると、雲南省での 4月1日から 5月17日までの平均降水量は 35.3ミリメートルで、これは前年同期の平均降水量より約 63パーセント少なく、1961年以降で最低の降水量の記録となる。気温は平年より 1.9℃高く、1961年以来最高の平均気温となっている。

この極端な気象は、雲南省の大部分を襲った。中国防災委員会の予備調査によると、36の郡の都市で 116万人以上が被災したと推測される。

被害を受けた作物は、コメ、トウモロコシ、ジャガイモ、ゴム、タバコ、そして他の様々な野菜を含めて、広い面積で作物が枯れた。

状況がますます厳しくなっている中で、当局は、絶え間ないひどい干ばつを軽減するための行動を取っている。

5月19日から22日にかけ、雲南省の気象局は、条件が許されている地域で、大気中および地上からの人工降雨作業を行った。このような努力は今後も続く。

また、5月上旬以来、消防士は、干ばつの激しい地域に 6,000トンの水を届けるキャンペーンを実施してきた。

中国国立気候センターの主任予報官は、雲南省では平年の場合、5月中旬から後半にかけて雨季が訪れるが、今年は雨季がやってくるのが遅くなると予測しているため、この干ばつ状態はまだしばらく続くと見られると語った。

それが、夏に入った途端、今度は、中国は各地で豪雨と洪水に見舞われ続けるようになっていまして、冒頭の報道にありますように、「 170万ヘクタールの畑に洪水による被害が出ている」という事態となっています。これは中国の新華社が報じたものです。

その新華社の報道によれば、「夏に入って以来」とありますので、夏至(6月22日)以降という区分だと思われますが、現在までに洪水で以下のような被害が出ています。

2019年7月13日までの中国の洪水の被害

・1991万人が洪水の影響を受けている

・58万2000人が緊急援助を必要としている

・3万4000軒の家屋が倒壊

・176万ヘクタールの畑が被害

・経済被害額は推定 534億元 (約 8300億円)


しかも、これは「終わった被害ではない」のです。

7月30日までの中国の天気の予想を見ますと、

「今後、雨はさらに激しくなる」

という予測となっています。

なお、日本も各地で梅雨が明けないなど気象は波乱含みではありますが、日本列島でも、西日本は 7月の終わりにかけて、かなり長く激しい雨に見舞われる予測となっているようです。

今後の東アジアの気象のよそくについて、少しご紹介させていただこうと思います。これは、必ずしも日本の気象庁の予測とは一致しないかもしれないですが、世界標準のひとつの気象予報です。

図が少し見にくいかもしれないですが、この予想図は、以下の部分が示されているものです。
weather-map-july2019.jpg

色分けは、「紫から黄色」の部分が特に激しい雨量の予測が示されています。

rain-forecast-0723.jpg

黄色が最も多い雨量を示していまして、これは24時間雨量だと思われますが、

「黄色の部分は 300ミリ以上の降水量」

を示しているようです。

濃い紫の部分でも 100ミリ以上の雨を示します。

この 7月の後半は、このような気象配置がずっと続くようで、上の図の 5日後の 7月27日の予想は以下のようになっていまして、「黄色の範囲」が拡大しています。

2019年7月27日の東アジアの降水予想
rain-forecast-0727.jpg

中国の干ばつは、場所によっては解消されそうですが、今度は、各地が洪水の拡大に見舞われる可能性が高くなっているようです。

それにしても、この予想を見る限り、日本の西日本は、今後まだかなりの雨量に見舞われる日もある可能性もあるのかもしれません。

以下は、日本と朝鮮半島の部分を拡大したものですが、日本と、そして韓国と北朝鮮も、かなり雨量が多くなることが示されています。

forecast-japan-0727.jpg

7月22日頃から 7月の終わり頃まで、ずっと同じような降雨予測となっていまして、場合によって、東アジアでは、長く大雨が続くということになってしまうのかもしれません。

もちろん、これはかなり先の予測で、まったく違ったものになるかもしれませんので、何とも言えないですが、国際的な予測では「東アジアは、しばらく雨が多い」という予測となっているようです。

九州南部や四国などでは、すでに雨が多くなる日が続いていますので、ちょっと心配ですね。

いずれにしても、東アジアは広範囲で豪雨に見舞われる夏になる可能性は高そうです。

ちなみに、先ほども少しふれましたけれど、中国は、ほんの少し前までは、

「干ばつによる農業被害が最も大きな問題だった」

のです。

下は 10日ほど前の報道です。

2019年7月5日の報道より
china-drought-jula2019.jpg

先ほどの雨量の分布予測を見ますと、この干ばつ被害を受けている中国北部に十分な雨が降るかどうかは微妙な感じでして、どうも現在の中国は、

「干ばつで農業被害を受けている地域」

「豪雨による洪水で農業被害を受けている土地」

がどちらも同時に存在している状態なのかもしれません。

この中国の洪水の拡大によって、今年の中国の食糧価格や食糧流通が影響を受けるかどうかは今はわかりません。ですが、可能性はありそうです。

何より中国は食糧の消費量が膨大ですから、中国国内で食糧に問題が起きれば、周囲に影響も波及する可能性はあり得ます。

先ほどの雨の分布の予測を見る限りは、フィリピンやタイやベトナムなどの東南アジアでも、洪水等が発生する可能性があるような降雨量の予測となっていまして、長期間続くかどうかはわからないにしても、ある程度の期間、アジアは「洪水の期間」になりそうです。

あとは、8月頃までに、きちんと夏に入ってくれるのかどうかですかね。

日本の気象庁の予想では、東日本では来週あたりに梅雨明けする可能性があり、その後は、ちゃんとした夏になるとされています。ただ、先ほどの予測を見る限り、西日本はもう少し先になりそうです。

まあ、今後急速に気象や気温の状況が改善されていく可能性もないではないでしょうし、過度に気にするようなことではないと思いますけれど、これだけ多くの農産地や地域が、いっせいに「気象にやられている」という状況もなかなか珍しいことだとは思います。

そんなわけで、中国の気象と今後について、少しご紹介させていただきました。

今の東アジアは政治的にもいろいろありますけれど、気象と気温が社会と経済におよぼす影響は、それが一定の度を越えると、政治的問題などとは比較にならないほど大きなものとなる可能性があるものでもあります。

最終更新:2019/07/16 21:52

2019/07/15 17:37

日本各地で記録的な日照不足。気温も東京で過去50年間の記録に並ぶ寒い夏に

日本気象協会の報道より
tokyo-sun-light2019.jpg

世界各地で、気象がカオスの状況を呈している中で、日本は、いわゆる自然災害的な気候での被害を今はあまり受けていないこともあり、意識しないような面もありますが、実は「相当な異常気象」の渦中にあります。

7月14日の時点では、北海道の一部を除いて日本列島に「太陽が出ない」日々が続いているのです。

地域によって差はありますが、たとえば、7月14日の NHK は、以下のような報道がしています。

都心で記録的な日照不足 昭和63年以来
NHK 2018/07/14

東日本と北日本の太平洋側は先月末から曇りや雨の日が多く、東京の都心では、日照時間が3時間未満の日が13日までで17日連続となりました。これは日照不足となった31年前の昭和63年以来です。

日照時間の合計 都心が平年の7%

気象庁によりますと、オホーツク海高気圧の影響などで東日本と北日本の太平洋側を中心に湿った空気が流れ込んで、先月末から曇りや雨の日が多くなっています。

13日までの10日間の日照時間の合計は、さいたま市が2時間で平年の5%、東京の都心が2.9時間で平年の7%、前橋市が3.5時間で平年の9%、福島市が12時間で平年の34%などと大幅に少なくなっています。

このうち東京の都心では、先月27日から13日までの17日連続で、1日の日照時間が3時間未満となりました。

“関東~北海道で農作物に被害”の昭和63年以来

日本気象協会によりますと、東京の都心で17日連続で日照時間が3時間未満となったのは、日照不足が続いた影響で関東から北海道にかけて農作物に被害が出た31年前の昭和63年以来です。


7月14日までの気象庁のデータでは、たとえば、東京の過去 10日間の日照時間の平年との差は以下のようになっていました。

・東京都・八王子 平年の 1%
・東京都・府中 平年の 3%
・東京都・東京 平年の 7%

関東では同じような場所が相次いでいることが気象庁のデータからわかります。

以下は、7月14日までの 5日間の日本列島の平均気温の平年との差異です。

青から水色の地点は、「平年より気温が低い」ということになっていまして、北海道以外は、ほぼ全国的に平年より、かなり寒い夏となっているようです。

2019年7月10日-14日の平年との気温の差異
tem5dhi00.png

関東から西日本の気温の低さが際立ちますが、東京では、7月12日まで 8日連続で最高気温が 25℃未満となり、1988年、1993年と並んで最近 50年で最長の記録となりました。

このような状況で最も困惑する状況としては、1993年に起きた「日本から米がなくなる」ということかもしれません。

お忘れの方もあるかもしれませんので、以下に Wikipedia から抜粋しておきます。

1993年米騒動

1993年米騒動とは、1993年(平成5年)の日本における記録的な冷夏による米不足現象である。

1993年の記録的冷夏は、20世紀最大級ともいわれる1991年6月のフィリピン・ピナトゥボ山の噴火が原因で発生したと目されている。夏の気温は、平年より2度から3度以上下回った。


今後の予測として、気象庁は、東日本では 7月20日過ぎ頃に梅雨明けして、暑い夏が戻るとしていますが、西日本の先行きは、現時点では不透明です。

ただ、日本列島全域の問題として、いったん夏の気候となったとしても、少し先の国際的な予測を見ますと、7月下旬も、なお曇りと雨が多い日が続く可能性が高いようです。

7月27日の雨量の予測です。
forecast-japan-0727r.jpg

西日本の一部では、繰り返し大雨となる可能性もあるようです。

気象と気温に関して、今年の夏は、多少混乱した様相となってしまう可能性が高くなってきています。

最終更新:2019/07/15 17:37

2019/07/15 17:32

「たった10分間の暴風雨により7名が死亡し、100名が負傷」というギリシャ北部では史上初めての出来事となった超暴風雨

2019年7月12日のギリシャの報道より。写真は「10分間の暴風」で破壊された家屋
superstorm-greece-july2019c.jpg

温暖で穏やかなギリシャ北部のリゾートに何が

ギリシャにハルキディキというリゾート地があります。旅行サイトには以下のように書かれているような場所です。

ハルキディキはエーゲ海に突き出した複数の半島で知られるギリシャ北部の県で、静かな入り江にある砂浜につながる地中海の森林を擁しています。

最西端の半島カサンドラは、近代的なリゾートやナイトクラブがある特に開発が進んだ地域です。

ギリシャ・ハルキディキの場所
chalkidiki-greek-map2019.jpg

少なくとも通常では、荒れた天気になるというようなことはほぼないこの土地が、「前代未聞のスーパーストーム」に見舞われました。

しかも、この嵐は「予測されていなかった」もので、突如として、この穏やかなリゾート地を襲ったのです。

その最大風速は、報道によれば、時速 100キロメートル超というハリケーン並みのものでしたが、何よりすごいのは、

「暴風に見舞われたのは、たった 10分間だった」

ことでした。

その短い時間の中で、数々の破壊が発生し、多くの人々にダメージを与えました。

リゾート地ですので、被害者は外国人が多く、死亡した 7名のうちの 2名がチェコからやってきたカップル、2名がロシアからやってきた家族のうちの父親と息子、そして、ルーマニアからやってきた親子などとなっていました。

もちろん、このような暴風雨は、この地では「前例のない現象」であり、ギリシャ気象当局も、ギリシャ北部でこのような気象が発生するのは極めて珍しいと述べています。

以下は、 嵐が去った後のハルキディキの様子です。「一晩、暴風雨に見舞われた」のではなく、「10分ちょっとの間、暴風雨に見舞われた」だけの後の様子です。

わりと大きな車が転倒しているあたり、その強風がおわかりになるかと思います。

2019年7月10日 スーパーストームの直後のハルキディキ
beach-superstorm-002.jpg

ssg-car-003.jpg

ssg-car-003.jpg

こちらは嵐の渦中の動画です。

https:●//youtu.be/wOHBn1uZf6E

ssg-roof-house004.jpg

ssg-houses-005.jpg

ssg-trees-007.jpg

このハルキディキ以外にも、ギリシャ北部の広範囲で、激しい悪天候が発生し、各地で時速 80キロから 100キロ級の突風に見舞われたようです。

ギリシャは、本来は穏やかな気候を持つ場所で、それだからこそ、リゾートも多いのですけれど、昨年あたりから、ギリシャの気候は明らかに変化しています。

昨年は、地中海で発生するハリケーンである「メディケーン」と呼ばれる暴風で、ギリシャの広範囲が大きな影響を受けたことを以下の記事でご紹介したことがあります。

地中海で発生する珍しいタイプのハリケーン並の暴風雨「メディケーン」によりギリシャで壊滅的な洪水での大きな被害

2018年9月29日 地中海で発生した暴風雨を報じるギリシャの報道より
medicane-greece-0929.jpg

暴風雨による洪水で破壊されたギリシャの街並み
flash-flood-greece0929.jpg

日本も台風の直撃の連続に見舞われていますが、他の国々でも暴風雨の直撃や被害が相次いでいます。

そのような中、ギリシャが、地中海で発生してヨーロッパに向かって進んでいくという珍しいタイプの暴風雨による豪雨や暴風、そして洪水により大きな被害を受けています。

洪水と高波で浸水したギリシャの街キャト
kiato-floods-0929.jpg

洪水の後のギリシャの町の様子
greece-aftre-floods0929.jpg

下の動画は、大規模な洪水に見舞われたギリシャのアルゴスという街の様子です。

https:●//youtu.be/kQuQYQncSJw

被害は、ギリシャのペロポネソス半島の大半に渡って発生したようです。

ペロポネソス半島
peloponnese-greece-map2018.jpg

この暴風雨は、地中海で発生ものですが、報道などでは、サイクロンと呼んでいる場合もありましたが、実際には、

「通常ならほとんど発生しないタイプの暴風雨」

なのです。

そのようなわけで、実際には「カテゴリーとしての名前はない暴風雨」なのですが、冒頭のギリシャ CNN の報道のように「メディケーン」と呼ぶ報道が多くありました。

この「メディケーン」という言葉は、私も初めて聞いたのですが、その説明をアメリカの気象サイトから抜粋しますと、以下のようになります。

What is a 'medicane'?

「メディケーン」とは何か

現在、ギリシャ、そしてトルコ西部で、大雨、強風、沿岸での大規模な洪水が発生している。しかし、この暴風雨は、おそらく多くの人たちが聞いたことがないものだと思われる。

これは「メディケーン (medicane)」と呼ばれ、地中海地域に特有のものだ。

医学(medicine)と似た綴りだが、何の関係もない。この名前は 「地中海 (Mediterranean)」と 「ハリケーン (Hurricane)」の 2つの言葉の組み合わせだ。

公式の気象用語ではないが、この名前はこれらの台風やサイクロン、ハリケーン等との地域的な違いを分類する。

気象予報士のタイラー・ロイズ(Tyler Roys)氏は、「過去 20年間、このメディケーンの報告が増えてきているのです」と言う。


このようなものです。

かつては、地中海で発生した暴風雨がギリシャを壊滅的な被害に導くというようなことはほとんどなかったのですが、今は、このようなことが起きてしまうようになったのです。

この「メディケーン」は、現在も暴風雨として移動していて、10月始めにかけて以下のような進路を取るとされています。

2018年10月1日までのメディケーンの予想進路図
9-29-medicane.jpg

このような強力な暴風雨が地中海で発生する理由は、おそらく「地中海の海水温度がきわめて高いため」ではないかと考えられます。

2018年 6月に、地中海の気温が異様に高いことを以下の記事で取りあげました。

ヨーロッパの地中海での海水温度が完全に異常な状態となっており「通常より5℃高い」海域も。原因は不明

2018年6月14日の地中海の海水表面温度の平年と差異
mediterranean-sea-temperature2018.jpg

アドリア海の海水表面温度は高いまま推移しているのですが、最近になって、海水温度が高いのは、このアドリア海という狭い範囲だけのことではなく、

「地中海全域が平年に比べて異常に高い海水温度を記録している」

ことが判明したのです。

冒頭の気温分布は、世界地図では以下の範囲となります。

mediterranean-sea-temperature0614.jpg

これは色の分布を見ますと、イタリアのアドリア海は、平年との気温の差が「 5℃以上」(薄い紫から白で示されています)となっている海域がかなりの面積を占めていて、これは・・・ちょっと異常ですね。

そして、地中海のイタリアからギリシャ、トルコにいたる海域がほぼすべて「平年より 3℃以上、海水温度が高い」ということが示されています。

前のアドリア海の記事の時にも書いたのですけれど、海水温度は大気のいわゆる気温とは違い、そんなに大きな変動があるものではないのです。

平年より 3℃高いというのも相当なもので、まして 5℃高いとなると、異常ということが言えるかと思われます。

どうして、このようなことになっているのかはわかりません。

それに、何よりも不思議なのは、実は世界的には、「今年は海水温度が比較的低い」のです。

この数年、非常に高い海水温度が続いていた世界の海ですが、今年はそうでもないのです。

たとえば、下は、アメリカ海洋大気庁(NOAA)の「海水温度の差異」のデータで、リリースされている中で最新の 6月18日のものです。

赤くなればなるほど平年より高い」
青くなればなるほど低い」
黄色が平年並み」

ということで見ていただくと、おわかりやすいかと思います。

2018年6月18日の世界の海水温度の平年との差異
sea-2018-0618.jpg

黄色の部分(平年並み)と、青い部分(平年より低い)が多く、赤い部分(平年より高い)は、かなり少ないことがおわかりかと思います。

実は、この海水温度が台風やハリケーンの行方も決定していくものとなるのですが、このように世界的に低い状態のままならば、今年は台風やハリケーンが「多くはならない」可能性がありますが、この先の変化もありますので、今はそのことにふれられないとしても、最近数年とは違う落ち着いた海水温度を示しているといえます。

ところが、その中で、地中海、そして北欧などのヨーロッパ周辺の海域は突出して高いのです。

eu-st-05.jpg

どうしてこんなことが起きているのかということについて興味はありますが、ここまで高いとなると、どうしても「海底火山など、メタンガスの噴出を含む地質の活動」を疑ってしまいます。

これはそのうち記事にしようと思いますが、実際現在は世界中でメタンガスの噴出がとても活発なのです。このブログで最近取りあげただけでも、オーストラリア、インド、アメリカ他、さまざまな場所でメタンガスが地底から噴出しています。

そして、NOAA の図を見ていますと、海もまた「異常に海水温度が低い場所」もあれば「異常に高い海域」もあることがわかります。気温だけではなく、海水温度も均衡を欠いた状態となっているということなのかもしれません。

2018年9月の終わりということで、基本的に夏は終わりを迎えているのですが、実は「いまだに地中海の気温はものすごく高い」のです。

下は、最近の地中海の海水温度の分布です。

2018年9月25日の地中海の気温(赤い部分は25℃以上)
sea-t0925-mediterranean.jpg

今の地中海の海水温度は、軒並み 25℃以上となっています。

なぜギリシャがこのようなことになってきているのか、はっきりしたことはわかりません。地中海の海水温度が関係しているかもしれないですが、それだけであるというようにも思えません。

いずれにしましても、現在のヨーロッパ全体にいえることですが、今のギリシャは、もはや以前のギリシャとはちがった場所となっているのかもしれません。

最終更新:2019/07/15 17:32

ページ上部へ

カレンダー

2019年7月
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31

今月

このお店で1週間以内に売れた
人気アイテム