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2016/02/11 19:27

2月9日、国立競技場を含む再開発が進む外苑前エリア。澄んだ陽気の中、RECKB沼田が向かった先。
ご存知、『サイデラ・マスタリング』のオープン・ハウス・イベントに、お邪魔して参りました!

saidera_16feb_pmc_eclipse.jpg

今年でなんと20周年を迎えるという『サイデラ・マスタリング / サイデラ・パラディソ』さん!

20年、ひたすら“音の先端”に居続けてきたサイデラさん!
代表のオノ セイゲンさんは、エンジニア、ミュージシャンという枠にとどまらない、“自在な”活動で、今もシーンの最前線で作り、産み出し、発信し続けていらっしゃいます!
特に、昨今のハイレゾ・シーンの黎明期から今に至るまで、ひたすらに実践し、情報を発信し続け、シーンを形成した功績は絶大!
saidera_16feb_seigen_ono_mr.jpg
手にするは、オノさんのSACDサラウンド作品、2点!
『Memories Of Primitive Man / SEIGEN ONO & Pearl Alexander 』、『SEIGEN ONO / Maria And Maria』!<これがまた素晴らしい作品なのです!
当日のスタジオ会場では、こちらの作品も聴かせて頂きました!もちろんサラウンドで!
作品が制作された現場で作品を聴く。しかもご本人の解説付き!<なんという贅沢(笑)!

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オノさん、そしてサイデラさんの “良い音”、“純な音”に対する感度の高さ、応用力、そして創造性は、その全ての活動に一貫していらっしゃいます!

例えば!
最近導入されたというマスタリング用のDAW『MAGIX SEQUOIA』
saidera_16feb_sequia_remote.jpg
チーフ・エンジニア 森崎雅人さんが、その優位性を語ります。
曰く、まず、アナログを含むマスタリング処理を施した、アーカイブとしての「マスタリング・マスター」を製作。
これを『SEQUOIA』内で
「ハイレゾ用」
「CD用」
といった、様々なフォーマットに則したマスタリング素材に調整処理。
一見、一工程増えているかの様な(ひと手間増えているかの様な)この手法。
しかしながら、様々なフォーマットが林立している現在のシーンにおいては非常に有効であると。
そして、そうした行き来自在な環境が『SEQUOIA』にはあると。
もちろん、基本的な音質面でも非常に高い評価!

今回の「オープン・スタジオ」では、なんと、森崎さんの解説付きで、リアルなフォーマット別素材を『SEQUOIA』上で比較試聴!
saidera_16feb_morisaki_mr.jpg
同じミックス素材で、
・マスタリング・マスター、
・ハイレゾ用マスター(24bit96kHz)、
・CDマスター(16bit44.1kHz)
の3種を聴き比べ!<中には、スペシャルな大物アーティストさんの素材も!
現在のマスタリング事情を俯瞰できる、貴重な機会でした!

ちなみに、当日の『SEQUOIA』アウトプットは『RME FIREFACE UCX』『GRACE DESIGN M906』にてDA!
普段の『SEQUOIA』作業では?
『RME Fireface UFX』または『RME HDSPe AES』を使用し、モニター用DAは『GRACE DESIGN M906』です。
音作りのマスタリング回線の途中のAD/DAは『Lavry Engineering DA-N5 Quintessence』、『PrismSound Dream ADA-8』、『dB Technologies 4496』、『dCS 905』等をその時々でチョイスします。」(スタジオ・マネージャー MUSHさん談)
この“使い分け”も技のひとつなのですね!

続いて!!
サイデラ・スタジオの壁面には、「反射」、「吸収」を自在にセッティング可能な「稼動壁」が標準装備されています。
saidera_16feb_studio_wall.jpg
この壁を「吸音」モードにセッティングし・・・
常設されたゼンハイザーのコンデンサー・マイク『MKH-40』が収音する場の音が・・・
saidera_16feb_surround_mic.jpg
前後左右、そして上部に配された10本のスピーカーから、“響き”として「反射」されて来ます!
saidera_16feb_surround_front1.jpg
「3Dリバーブ・システム」と言葉にしてしまうと簡単ですが、実際に体験すると、“凄い”
決して大きくはない、(でも、しっかりとした天井高のある)スタジオ空間が、あたかもコンサート・ホールにいるかの様な巨大な“音響”空間に!
サイデラ・スタジオには、そんなサラウンド・リバーブのシステムが常設されています!

更に!
そのサラウンド・リバーブ・システム内での演奏をマルチマイクで録音された、“3D音響システム用”のアコースティック・トリオ・アンサンブル素材を聴かせて頂きました!
saidera_16feb_surround_top.jpg
10本のスピーカーから流れる、その“音”。

・・・!!!!

まるで、目の前にプレイヤーがいるかの様なリアルな臨場感!
そして、音場内、どこに動いても、プレイヤーの位置は変わらず!
しかも、素材がハイレゾ!

これは強烈!

少し前のレポートで触れた、Inter BEE会場で体験してきた様々な3Dシステムで感じた以上の感動です!!
これだけで十二分に“エンターテインメント”!!

ちなみにその録音/再生システムは、オノさんによるマルチマイキングをKORGの『MR2000』『Clarity』(!)を使用しての5.6MHz/DSDマルチ録音!
当日は、そのDSD素材が、192kHz/32bit floatにコンバートされ、『AVID Pro Tools11』+『RME MADIface(USB3.0)』+『Ferrofish A16(MADI、DA)』にて再生されていました。
オノさん曰く、「音決めは、ほぼマイキングの時点で。」とされる、この“3D”録音作品。
なんと、今から5年程前の素材である事実が発覚!
そんなに前から既にこんな事を(笑)!
先に行き過ぎています!(笑)

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スタジオでのデモ/試聴会の後、階上でオノさんの他ワークスを試聴させて頂きました。
私もそれとは知らずに聴いていたあんなレコードやこんなレコードのレコーディング時のエピソードを聞かせて頂いたり。
特に、オノさんが「このミックスは自分でも凄い事をやった、と思っている。」と語った、80年代の清水靖晃さんの45回転アルバム
を、オノさんの解説付きで、その上、豪華PMCモニターで試聴!<なんという贅沢(笑)!

滞在時間、わずか2時間程度。その間に、めいっぱい楽しませて頂いた、高純度な“音芸”の数々!とてもとても素敵な時間となりました!
これからの10年、20年も、是非、“音”で感動と驚きとわくわくを!期待しています!

saidera_16feb_on_piano.jpg
おまけ:スタジオのピアノに、坂本さんのアルバムや、『KORG minilogue』や:)

最終更新:2016/02/11 19:27

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