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2010/02/25 00:20

みなさんこんにちは。
商品開発担当の濱崎です。
最近ちょっとBトレインの話題がなかったので「小田急電鉄オリジナル版」開発の裏話を書いてみようと思います。

ほかの鉄道会社では販売数を限定しているところもありますが、小田急電鉄オリジナル版は逆に「数量限定は基本的に行わない」というポリシーで製作しています。

初回生産が売り切れれば、再生産。
再生産がなくなれば、再々生産。
特にオリジナル版のBトレインは通常の2~3倍の商品数を初回生産で発注し、店頭とネット在庫で各車種2000個以上の在庫を少なくとも1年間は常備するようにしています。
また、万一商品が売り切れた場合は完売までの期間、販売状況などを考慮した上で再生産の検討が行われます。

今夜はそのきっかけとなったエピソードをご紹介します。


<新しい教訓をもたらした、さよなら運転限定9000形>
2006年5月13日。
Bトレインショーティ「さよなら運転9000形」が発売されました。

6,000個限定販売。
限定販売については、担当としてちょっぴり反対していました。
しかし、数量・規模ともに当時としてはかなりの冒険だったので「限定販売でもいいと思います」と発言してしまいました。

ところが。
この商品は異常な人気となり、10日ちょっとで完売。
その後、ネットオークションで一時7倍近い価格がつく事態に発展。
ちょうど開発者として1年目を迎えた私は、一瞬で売り切れるヒット商品をついに生み出したことで気を良くしていました。



・・・いや。
現実は違いました。
ただ単にいい気になっていただけでした。



完売直後のある日。
用事で和泉多摩川店に立ち寄った際、商品を購入できないお客さまががっかりして帰られる姿を見かけました。
その間にもひっきりなしに電話やご来店があり、そのほとんどが9000形のBトレインの購入希望されるお客さまでした。
店にいたのは3時間ほどでしたが、そこではじめて自分が犯した過ちに気がつきました。



9000形のBトレインは「ヒット商品」じゃなくて「商品が足りなかった」のです。



お客さまの「欲しい」に対して、供給が不足していたから早く売れて、買えないお客さまがいたからプレミアがついていただけ。
お客さまが渇望するような話題をつくり、限定感をあおって価値を高める。
短期間で販売すれば、在庫リスクを回避できる。
そんなことばかりを考えていた自分に気がついて愕然となりました。

だって、ちっともお客さまのためになっていないじゃないですか。

機会があって、材料もあって、お客さまのご要望が多いのに限定にする。
「そんな商品をこれからも作り続けるつもりなのか」
答えは自問するまでもなくNOでした。

いい気になっていた自分。
ヒットを作り出したという思い込み。
この仕事をしていて、このときほど恥ずかしいと思ったことはありませんでした。


9000の完売を受けて、チームではすぐに再販売に向けた協議が行われましたが、限定6,000個という表記をしていたこと、直後にLSEの新・旧塗装が販売されることなどの理由から、再販を見送り別の新商品開発を進めることになりました。

<まさかのために準備されていたもうひとつの車種>
当時、9000形と一緒に開発していたモデルがありました。
側面と窓部品は共用。
最初から屋根パーツと前面を差し替えればどちらにもコンバートできる設計。

そうです。
既にお気づきだと思いますが、それがあの8000形でした。
このクルマ、9000形完成の段階でかなりの部分まで開発を進めていました。
そこで、秋に開発をスタートさせる予定だった別の商品と予算の差替えて翌年2月にデビュー。
開発コンセプトはもちろん、8000も9000もOK。
コストを強烈に度外視して、Bトレインでもめったにない「屋根12枚入り」というものすごい仕様になっていました。
初回はかなりの短期間で完売。したオリジナルBトレインのリピート第1号となり、現在の
リニューアル版の登場までに累計14,000個を販売。
8000形は本当の意味でヒット商品になりました。

※2014年12月22日追記
現在、Bトレ8000形は、金型を新規に作り直したものに生まれ変わっています。



プレミアをつけられるのは「恥」
開発した商品に価値があるからプレミアがつくのではありません。
その商品を購入したいというお客様に商品が充分届いていないから、プレミアがつくのです。
機会があって、材料があって、ご要望があれば生産できるものを「限定品とは呼ばない」
TRAINSの限定品に対するポリシーはこのときに誕生しました。

楽天で「小田急 Bトレ」で検索すると、SE3000形旧塗装・新塗装、HiSEなど、一般向けに販売されている商品以外の小田急電鉄オリジナル商品を高値で転売しているお店があるようです。
どんなにルールを考え抜いても転売を防ぐことはできません。
そのお店は小田急電鉄とは一切関係がありません。
お取引の際は十分ご注意ください。

小田急電鉄オリジナルBトレインショーティは、楽天では小田急グッズショップTRAINSのほか電車市場楽天市場店さん(送料ちょっと安いです)でも一部お取り扱いいたしております。
先ほど、電車市場の海江田さんに電話をして商品を補充していただきました。
売り切れ商品については順次補充される予定ですのでご安心ください。


※2014年12月23日追記
NSE3100形について、ツイッターで「限定品を作らないといっているのに、限定品だ」という誤った情報が流れているので追記します。

小田急電鉄オリジナル版は製作が不可能なものと、ニーズを満たした商品を除いて「数量限定は基本的に行わない」というポリシーで製作しています。
NSEに限らずこれからも、ええ、キッパリと!です。

特別なものを作るとすぐ限定ですか?と聞かれるのですが、皆さんの手元に届かなければそもそも意味がありません。
需要予測は外れることがどうしてもあるのですが、特殊な例を除いて全ての開発商品には必ず再生産や商品追加の余地を残しています。

2010年度は、新商品と一緒に、皆様からリクエストの多い人気商品のリピートも新たに開発計画に盛り込んでいます。
これも、商品開発コーナーにたくさんの声をお寄せ頂いたおかげです。
この場を借りて御礼申し上げます。

商品開発担当
濱崎

最終更新:2014/12/23 16:43

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