日本語では、いろいろな意味で「仕事」という単語が使われます。

「仕事があるから、また今度…」

「今日中に終わらせる仕事は？」

「これこそ、俺が探していた仕事だ！」

同じ「仕事」という単語でも、さまざまに使い分けられています。


いっぽう、英語では「仕事」という単語がいくつかあるようです。

そのニュアンスによって使い分ける英語の「仕事」。

それでは、さっそく問題に入ります！用意はいいですか？





問題

I have a lot of (　　) to do today.「今日は仕事がいっぱいあるよ」

(　　)のなかに入るのは、次のうちどれ？

1、business

2、work

3、job

4、task


4つの選択肢、どれもが仕事を指すものです。

日本語での「仕事」が、英語ではしっかりと分類されています。

さて、それでは設問の「今日は仕事がいっぱいあるよ」に入るものは、

いったいどの「仕事」になるのでしょうか？


「business」は日本語にもなっています。

ビジネスマンのビジネスですね。かっこいいスーツ姿が連想されます。


「work」はワーク。こちらも日本語で使われています。

そういえば、よく小学校などで使う宿題も「ワーク」と呼ばれていた気がします。


「job」、転職サイトなどでよく「ジョブ」という言葉が使われていますね。


「task」も今ではすっかり日本語になっています。タスク管理の「タスク」です。

「ルーチン」と同じような意味でしょうか。


こうみていくと、どの「仕事」もすでに日本語化されています。

そのイメージをもとに、答えを導きだしましょう。


それでは正解です。正解は2番「work」です。

ここで今一度、「仕事」を表す英単語をおさらいしてみましょう。


business　…　仕事、事業、商業

work　…　(やるべき)仕事、業務

job　…　(収入などをもらう)仕事、職

task　…　(一定期間に)課せられた仕事


このようにみていくと、おのずと選択肢に入るものが見えてきますね。


ちなみに、「仕事が好き」という場合に使われるのはjobです。

「my job」で「自分が携わっている仕事」。

これが「my business」になると「私の経営している事業」を意味します。


さて、私が子供の頃、父親に遊びに連れて行って欲しいときにいつも言われていたのが、

「仕事があるから、行けないんだよ、ゴメン」の一言。

当時から私は「仕事って、なんていい加減な言葉なんだろう」と、おぼろげながら感じていました。


大人になってやっと父の言葉を理解できましたが、

私はなるべく「仕事だから」と思わずに働こうと決めています。

「もっと能動的に仕事とかかわりたい」いつもそんなことを意識しています。


以前読んだ本に、こんなことが書かれていました。

「仕事はつまらなくすると死事、情熱をもってすると志事」


また、ロシアの作家ゴーリキーも、こんな言葉を残しています。

「仕事が楽しければ人生は楽園、仕事が義務なら人生は牢獄」


とはいうものの、どうすればもっと楽しく仕事ができるのでしょうか？


私の場合、「もしも仕事がなかったら？」と、あえて想像してみることがあります。

鳥はカゴの外へ出たがりますが、出てしばらくしたら、またカゴが恋しくなるものです。

同じように、「仕事がなかったら、きっとつまらないだろうな」と思ってみることで、

なぜかモチベーションが回復するのです。


もしあなたにとっておきの「熱い仕事術」があったら、ぜひ教えてくださいね！


今回の問題はこちらの書籍に収載されています。


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NOVA ONLINESHOP、湯澤でした。