「ユダヤ人大富豪の教え」・・・だけど本のタイトルからイメージするものとは、全然違った内容でした。 (これは面白かったオススメ本ジャンル様々)

ユダヤ人大富豪の教え（ふたたびアメリカへ篇）

本田健さんの本は、毎度、共感するところが多く、
ファンなのですが、この本も凄かった・・・。

本のタイトルからイメージするものとは、全然違った内容です。

対人関係における「感情」を4つのマトリックスに分けて、
それに基づき話が進みます。

ポジティブ自立と、ネガティブ依存
ネガティブ自立と、ポジティブ依存

これの何がすごいかと言うと、
必ずしも「ポジディブ自立のみが、一番良い」という文脈ではないところです。

ポジティブ自立の弊害が、説得力ある文章で記述されています。
逆に、ネガティブ依存の良いところさえも・・・。

ポジティブシンキングは、原則的には良いことですが、
そういう本を読むと、「人間は、それだけではいられないはず」
という違和感がありました。それが今回、すっきりしました。

人は、上記の4つの感情を併せ持っている存在で、
しかも、Aさんに対しては、ポジティブ自立となり、
Bさんに対しては、ネガティブ依存になったりと、変わるという訳です。

もう本当に！

思い当たる点だらけで！

読んでいて、怖かったし面白かった！

時々出くわす、
「もっと以前に読んでいたかった」と思わせる系の本です。