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2019/07/04 18:44



音が遠くから跳ね返ってくるやまびこ効果を作るディレイエフェクト。目の前の壁から跳ね返ってくる音が混ざり合うとエコーサウンドとなります。

それをエフェクトで再現するために、歴代様々な試みがなされてきました。溝を掘ってしまえば1度しか使えないレコードを何枚も使ってエコーを作ったり、磁気ディスクに一時的に音を記録したり・・・安定したのはテープエコー以降でしょうか。その後BBDやデジタルが登場したのは多くの方もよく知っていることでしょう。

オイル缶を使ったエコーは、テープエコーや磁気ディスクエコーよりももっと前、まさにディレイエフェクトの黎明期に作られたユニットです。

Catalinbreadが伝説的なディスクエコーを再現し、世界的に注目を集めた“Echorec”の開発を始めた頃、同時にオイル缶エコーの再現にもとりかかりました。後にAdinekoと呼ばれることになるこのペダルの開発が始まったのは2012年の夏のことです。本物の音を知るために、いくつものヴィンテージユニットを使用し、来る日も来る日も研究を重ねました。ユニットごとの音色の違いはもちろん、日によって、時には1時間ごとに音が変わるような個体も存在していました。理想の条件に於ける最高のオイル缶エコーのトーン。クールでブライト、同時にダークなエコーサウンド。オイルの揺れがもたらすヴィブラートモジュレーションと、オイル缶エコーの持つ独特の、霧の中に浮遊するような音色。それを、現代のコンパクトペダルとして当然のエコータイムとリピートを十分に確保した上で再現すること。Adinekoは、この全てを実現したディレイペダルです。Adinekoのケースには、ヴィンテージオイル缶エコーの中にあるオイル缶を思わせるエイジド塗装を施しています。薄く錆が浮いたように見える塗装を施すことで、ヴィンテージエコーマシンの雰囲気までも再現しています。※エイジド塗装は1台1台手作業で行っているため、全て違った表情を見せます。ヴィンテージサウンドを再現する新たなペダルを作る時、Catalinbreadでは必ず“古い経験”を尊重、それをさらに広げるように務めています。もちろん、Adinekoも同様です。例えば、経年変化や熱により粘度の変わったオイルが作る独特のダークな音色も、VISCOSITY(粘度)ノブでコントロールすることができます。暖かなエコークオリティを保ったまま、かつてのオイル缶エコーの領域を遥かに越えるディレイタイムをTIMINGノブでコントロール可能。そして、BALANCEノブではオリジナルエコーユニットのデュアルプレイバックヘッドが作った独特なシンコペーションを再現できます。

最終更新:2019/07/04 18:44

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