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2018/02/02 18:39



ロックサウンドを語る上で、欠かすことのできないアンプといえば、マーシャルアンプでしょう。常にステージの主役ににあったマーシャルアンプの伝説は、言うまでもなく輝かしいものです。

しかし、クラシックロックについて語る時、Suproのことを忘れるわけにはいきません。そのシンプルな構造のコンボアンプは、多くのアーティストがレコーディングを中心に使用し、伝説の名盤に命を吹き込んだのです。

このペダルは、最高のローゲインODだ。BJFがそう言ったペダル、One Control Super Apricot OD。実際にそのサウンドは、ロックを嗜むギタリストであれば心地よいと感じるのではないでしょうか。

そのアンプは数奇な運命により、伝説として語られるようになりました。
1940年、リゾネーターギターの代名詞となったメーカーをルーツに持つ新たなメーカーがシカゴに生まれます。そのメーカーは多くのブランドのギターやアンプを製造し、60年代には米国で第3位のアンプメーカーとなりました。
そのメーカーのオリジナルブランドであるスプロも、多くのギターやアンプをラインナップし、地元シカゴのブルース・ミュージシャンをはじめ、多くのアーティストが使用していました。

初期の真空管コンボアンプ。シンプルな作りのそのアンプは、初期のロックンロールサウンドのコアであり、魂とも言えます。

One Control Super Apricot ODは、そんなスプロアンプのトーンを作るAIAB(アンプ・イン・ア・ボックス)です。

Super Apricot ODを設計したBJFといえば、“スプロアンプからインスパイアされた”トーンのペダルとして知られる、伝説のHoney Bee ODの設計者でもあります。
Super Apricot ODは、Honey Bee ODよりも“少し後”のアンプサウンド。特徴を簡単に言えば、ジャジーな滑らかさとダークさのあるHoney Bee ODと、ロックなSuper Apricot ODと言えます。

回路上は一切共通点はありません。Super Apricot ODはAIABであり、Honey Bee ODはオーバードライブエフェクターなのです。

Super Apricot ODの音色は、クラシックなアンプトーンが持つ素朴なトーンと言えますが、音を出していくにつれ、その奥深さに驚くことでしょう。
恐ろしくダイナミックでコントローラブル。サウンドにコンプレッション(圧縮感)を一切感じないのに、強いサチュレーション(飽和感)があるのです。

サンダーボルトというアンプがあります。ベースアンプとして作られたその15インチコンボアンプは、ベースアンプとしては一般的な汎用モデルでした。ところが、そこにギターを接続すると魔法がかかります。
大口径スピーカーの余裕と、クラシックな真空管アンプの飽和感が生み出す、不思議で魅力的なトーンはSuper Apricot ODでも味わうことができるのです。



DRIVEコントロールやギターのVOLUME、手元のピッキングで容易にゲインをコントロールし、すぐにクリーンまで戻すことができます。しかし、そのクリーンにもどこか飽和感があり、まさに“ホットなクリーン”となります。

一方、DRIVEを高くして強くピッキングをすることで強く歪ませることができます。しかし、その歪みはクリーントーンのような解像度が備わっています。

そして、コンプレッションや飽和感と共に、常にあるコンボアンプ特有のレンジ感。オープンバックキャビネット特有の倍音成分の潰れ感が加わります。

Super Apricot ODは、まさにリアルなアンプサウンド。ロックの核となったトーンがここに存在します。

最終更新:2018/02/02 18:39

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