![]() ![]() ![]() ![]() 前回からの続きでゴザイマス。 とにかく一回目の授業から念のため「長襦袢を着るまでに必要なものを持ってきたほうが無難よ」と受付のおばちゃんに言われ 「(うそや~ん・・・。絶対いらんて。)」とひそかに心の中で思いながらも 「半衿を縫い付ける授業だから裁縫道具もね」という言葉に一旦思考停止。 我が家にはろくな裁縫道具がない・・・・。のだ。 非常に恥ずかしいがどんなもんかお見せしよう。 ![]() 「・・・。」 お正月のおせちが入っていたお重が年々たまる為、母が体よく処分を兼ねて私に持たせたもんです。 そしてその中身はある一時期、刺繍に凝りまくったことがありその時に使っていた糸しか入っていない。という有様。横にある赤いのは「舞妓さんの台衿」をイメージして趣味で作っていた未完成品。 「はぁ・・・・・。」 普通の方は一回目の授業で必要な 「長襦袢、半衿、衿芯」とかを用意することから始められるかもしれませんがこのように趣味を最優先させ、したいことだけを率先してきたたちの悪い人間は授業以前の「裁縫道具」から悩まなければいけなく、とにかく何をするにもマイナスからのスタートなのでございます。 しかし、一回目の大事な授業はすでに明後日にせまっている・・・。 「いや、でもこんなん持っていけん・・・。引かれるにきまってる。第一印象が肝心だもんね!」と、すでにそんなレベルの問題からは遠く離れたところにいる自分を無視しつつ,とにかくこの裁縫道具をどうするかを考える。しかし、すでに夜も遅い。実際買うより他にないことをあっさり認め、この日はあきらめて寝る。すぐ寝る。 そして翌日。裁縫道具のことはすっかりバクが食べてしまい何もなかったかのように自転車で出勤。 案の定、お昼頃に稲妻のように私の頭の中を「さいほーどーぐぅーーーー!!!」という神?の声が響き渡る。 26年間ずっとこれ。「今日やっ!」じゃないだけマシなほうです。 頭の中をぐるぐるまわる理想の裁縫道具。あるんです。私が持っていきたい裁縫道具のイメージは。 でもそんなん、どこに売ってんねやろ・・・。 なんて考えていた時に「ビビビ」とくる! 「手づくり市やってた!」 そう、自転車で通勤してくるとき会社の近くで今日確かに見たのです。 「毎月8日 手作り市」という看板を! 行ったことはないが、売ってるかどうかわからんが、でもなんかありそうな感じする!ってことで 速効自転車にまたがり見たはずの看板を探しに出かける。 会社から徒歩5分ぐらいのところにようやく朝見たその看板を発見。 少し細い路地の奥を入ってみると・・・。 やってました!手作り市。 ![]() そして、なんとその中にあったのです。 理想の針山が&お針箱が! 「あれも欲しい。これも欲しい」で結局30分ぐらいウロウロしつつ、買い求めて完成した私のお針箱! じゃん。 ![]() 「なかなかグッドじゃーん♪」と悦に浸りながら後ろにアイビーの葉っぱなんかを置いちゃって、パシャリ。 可愛い紅型の丸い入れ物は紙製で、 よくあるお茶の缶のすっごく短いやつを想像してもらえればいいと思います。これは一個300円。 んで、薔薇のプリント生地で作られた小さな針山はこれも小さなかごに入れられたデザインでかわいー!つまみかんざしのパーツがちょこっと付いてたりして(この写真じゃ見にくいんですが・・・)細かな手作り感が優しい感じなんですよー。これは一個700円だったかな。 それから、本来の目的とは全くカンケーないのにどうしても欲しくて買っちゃった猫のパッチン留め髪飾り。ちょうどうちの猫2匹とそっくりのペアで売っていて、「がしっ」とわしづかみにされた次第です。値段は忘れました・・・。お金がたまらないハズです。 でも、とにかく本来の目的であった「裁縫道具をどうにかする」というミッションは無事終了いたしまして やっと、スタートラインにたちました。 そうです。 「肌襦袢、裾よけ、長襦袢、半衿、着付けベルト」どうすんの?です。 そしてこの時すでに授業当日。まさにぎりぎりの人生。 次回「第一回目 記念すべき初授業」に続く! |