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2020/04/29 15:33


瑞峰院さんを出まして右側へ、参道を右折れしながら、奥深く山門が迎えてくれるのでした。
大慈院さんお庭は一般公開されていないようですが、境内には精進料理の泉仙さんが営業しておられるお寺さんです。少し椿の花を見たさに山門をくぐらせていただくことに。


山門から入って右側に例の椿。向こうの松皮葺の屋根は瑞峰院さん。お庭には落葉を掃き清めておられる植木屋さんらしき方がおられましたので、撮影の許可をいただくことに。そしてついでといっては何なのですがこの椿の品種名をおたずねさせていただきました。


すると「品種はようわからんです」とのこと。当方はともかくも撮影させていただくことに。


この季節咲き始めのようです。3月~4月咲き性の品種かと。


後姿も品種の決め手になるのでは?


よく咲いている姿も。


更にもう一枚莟を撮影。


掃き集めてある加茂本阿弥の落ち花。苔の上によく似あいます。ここにもヤマトフデゴケが育っています。


その加茂本阿弥の椿です。瑞峰院さんのそれと比較しましてかなりの若木。これは仕方ありません。


その加茂本阿弥。若々しく咲いています。


小枝に囲まれながら元気に咲いています。


これは「紅妙蓮寺です」と御案内いただきました。


真盛りに咲いている妙蓮寺椿。やはり京都では妙蓮寺の名前がピッタリでは。その妙蓮寺の前に立っているスベスベの肌の樹木、ナツツバキでは?きっと花の咲く夏の頃には白い花がたくさん咲いているのでは。お訪ねできればと思います。


妙蓮寺を撮影さしていただいている間に作務衣に着替えられた植木屋さんが現われ、「奥に胡蝶侘助が咲いています」といっていただきました。ここでわかったのです。植木屋さんでは無く、この大慈院の御住職であることを。


参道を曲がり奥まったとこに唐門があります。オシャレな景観です。そして日光(紅唐子)が咲いているのでした。


塀越しに見る日光も意匠的です。


その日光。


瓦の上に咲く日光。


唐門から見る方丈。演出された空間が広がり、別世界へ導かれている思いがいたします。


見越しの松の枝より見える胡蝶侘助、その大きさに驚きです。


空間を被っている胡蝶侘助です。そこへ法衣姿の御住職がいでまし、一礼するのでした。「外にも黒椿が咲いていますよ」と気軽にお声をかけていただき、重ね重ね感謝する次第です。


「今年は花が少ない年です。たくさん咲く年は見事ですよ」といっていただき、その年に出会えましたならと思う次第です。


石灯篭と瓦、松の老木とそこに凛として咲く胡蝶侘助。時代を感じさせる空間です。やはり天正年間に創建された歴史があります。


スギゴケに胡蝶侘助。ここでしか見ることのできない演出では。


苔の間に石の頭がのぞいているのです。心憎い演出効果にこの石を埋められた作庭家に驚意を評します。何んでもないことですが昔の職人さんはすごいです。


太い幹が本来の胡蝶侘助。手前の胡蝶侘助は後世の自然実生ではと思えます。そして青々とした苔、ツヤゴケでしょうか。そこに椿の花。人の訪れることの機会が少ないこのお寺大慈院さん。静寂さの中で演出されていました。


当方只今胡蝶侘助を調べております。この大慈院さんに植えられたのはいつの頃かと。江戸時代文政の大地震(1830年)により倒壊されたとのこと。その後古材により縮小して再建されたらしいのですが、詳しいことは不明。「昔はこの胡蝶侘助、簡単には植えさせてもらえなかったようです」と御住職のおことば。それだけにこの方丈の庭に植えられた胡蝶侘助だったのでは。


寂しげに咲く胡蝶侘助


侘びしく咲く胡蝶侘助


胡蝶侘助を見せていただき、境内大きな椿をあちらこちらと見せていただくのですが、この椿花は終わったのか、苔の上に落ちているのでした。


小輪系の椿のようです。苔と椿の花、そしてお寺。


山門を出まして奥深い参道にはサンシュウの花、漢字では山茱萸という字を書くのですが季節を迎えていました。


よく手入れされたサンシュウの木です。古木の風格を充分に味わえるサンシュウ。


サンシュウといえば枝は箒立ち。その素性をまったく感じさせない手入れに匠の技を感じさせます。


塀越しには瑞峰院さんの加茂本阿弥が見えるのでした。




最終更新:2020/05/04 15:49

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