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2019/10/01 14:33

皆さんは神話が好きですか?

ギリシャ神話やエジプト神話、北欧神話に日本神話。世界中の様々な地域で多種多様な神話が語られ、有名なものは私たちの生活の中でも耳にすることがありますね。

筆者は神話が大好きです。なので今回は猫ちゃんやワンちゃんにも関わりが深いエジプト神話についてお話したいと思います。

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【エジプト神話の猫と女神の存在】

猫好きの方はご存知かもしれませんが、猫といえばエジプト!というほどエジプトと猫は深い関わりを持っています。古代エジプトにおいて猫は3000年以上にわたって人々の暮らしの身近にあり、大切にされていました。なんと初めて野生の猫を飼いならしたのも古代のエジプト人だと言われています。

猫の頭を持った女神、バステトはエジプト神話の中でもかなり有名な存在ですね。第二王朝時代、紀元前2890年頃に崇拝されたバステトはもとはライオンの姿をしており、その役割は同じくライオンの頭部を持つ強力な女神、セクメトと同じものでした。

そこからバステトとセクメトは「同じ女神の二つの側面」としてとらえられるようになり、ライオンの姿をしたセクメトは死や戦いを司る強き者、そしてバステトは王や太陽神の守護者、また音楽や享楽の神であり家庭の守護者としての母性をも併せ持つ神として、優しい雌猫の姿になったのです。

こういったイメージは初代王朝で猫が毒蛇からファラオを守ったとされる逸話からきているのかもしれません。

【エジプト神話の犬とアヌビス神】

ではエジプト神話に登場する犬はどうでしょうか。
アヌビスという神の名前を聞いたことがありませんか?

ピンと立った尖った耳に細い鼻先の
黒い犬のような頭を持つアヌビスは死者の魂を導き、裁く存在です。

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▲画面中央の黒い犬の頭をした神がアヌビス

このアヌビスのモデルになったのはジャッカルというイヌ科の動物だと考えられています。

当時の人々が墓場を徘徊していたジャッカルを見て死者を見守っていると考え、そこから死者を導くアヌビスのイメージが形成されたのでしょう。アヌビスはミイラづくりの神でもあり、その真っ黒な姿はミイラを作る際に防腐目的で用いるタールによるものだと考えられています。

古代エジプトで犬も猫のようにペットとして可愛がられていたかというと、どうやらそうではなかったようです。しかしながら犬とのかかわり方は実に多様で、警備や軍事、また狩猟にも携わったことがわかっています。何千年も前の世界でも、犬は人間と仕事をし、猫は愛玩動物として人間を癒していたと思うとなんだか不思議で面白いですね。

【現代に生きる古代エジプトの猫と犬】

古代エジプトにおいて猫も犬も人間と共に生活していたことは壁画に描かれた姿からもわかっています。
では古代の人々が愛した猫、犬は今も存在するのでしょうか?

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▲エジプシャンマウの額の模様は古代エジプト人にとって神聖なものでした

【聖なる模様を持つ猫、エジプシャンマウ】
壁画に描かれた特徴をもとにエジプトで発見された猫を改良、
繁殖させ確立されたのがエジプシャンマウという猫です。

グレーの体に美しい斑点模様を持ち、どこか神秘的な雰囲気を醸しています。古代エジプトではスカラベという昆虫が聖なる虫として崇拝されていましたが、エジプシャンマウの額の模様がスカラベのマークに似ていることが神聖視される理由だと考えられます。くっきりとした瞳もエキゾチックな魅力を秘めていますね。

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▲古代エジプトの美しい犬、チズムを祖先に持つとされるグレイハウンド

【古代犬チズム(Tesem)を祖先に持つ犬たち】

古代エジプトの壁画に描かれた犬にTesem(チズム)という犬がいます。細く引き締まった体にまっすぐ通った鼻筋は美しく高貴さを感じさせます。そんなチズムの別名はAncient Greyhound、太古のグレイハウンド。

その名からわかる通り、グレイハウンドがこのチズムの血を引いています。有名な犬種ではイングリッシュグレイハウンドやバセンジーなどが挙げられます。グレイハウンドの引き締まった美しい体や見るものを圧倒する走りのルーツが太古のエジプトにあったのです。


世界の神話や伝説は他にも多く存在します。

皆さんが一緒に暮らしているワンちゃんや猫ちゃんたちも意外なところにルーツがあったりするかもしれません。

最終更新:2019/10/01 14:33

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2019/09/04 15:42

猫には猫の習性が、犬には犬の習性があります。猫と言えばもちろん爪とぎの行動。
では、犬と言えばなんでしょう?それが、穴掘りの行動かもしれません。
実際のところ、犬はそのくらい穴掘りを頻繁にする動物なのです。


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▲弊社社員のオラフさんも新商品 iDig Stay で穴掘りに夢中です。


猫向けには、すでに多くの爪とぎ用品が販売されていますが、犬が穴を掘りたいという欲求を満たしてあげるための穴掘り用品は、これまでありませんでした。
そんな製品が発売された今、はたしてその製品を犬に与える必要性や購入の価値があるのかどうか?
そのためには、犬たちの穴掘りの現状を確かめてみる必要があるようです。


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【ワンちゃんが穴掘りをするその理由】
犬が穴掘りの行動をする理由はすでにいろいろと紹介されていますが、簡単には寝床を作る時、余った食べ物を土の中に隠す時、穴に住む獲物を捕獲する時などです。
これらの行動はみな、犬の祖先であるオオカミの習性であり、現代の犬たちもそれを受け継いでいるのです。

【パワーあふれる穴掘りの方法】
庭の無いマンション住まいで、散歩するのはいつもアスファルトの上といった生活を送っている場合、なかなか犬が穴を掘る姿を見ることはできないかもしれません。

しかし、そんな犬でさえも、いざ砂浜や土の上で自由にさせたとき、すごい勢いで穴を掘り始める子もいるかもしれないのです。

穴掘りは、ほぼ2本の前足をフルに使って掘り始めます。さらにはおそらく匂いも嗅ぎながら、
鼻を使って土を押し上げ、足も顔も土だらけになって掘り進んでいくのです。

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▲顔まですっぽり!すごいパワーです。


こんな対策も

日本に比べ、広い庭の多いアメリカなどでは、犬が家の庭に穴を掘りすぎることが
問題とされるケースがあり、日本ではほとんど目にしないようなユニークな問題行動対策が紹介されていることがあります。

【対策例その1 風船を埋める?】
犬がどの場所によく穴を掘るのかを確かめ、その場所に膨らませた風船を埋めておきます。
いつものように犬が穴を掘り始めた時、犬の爪先が風船に当たって割れれば、犬はその音に驚きますので、穴堀り行動が抑えられるというもの。


【対策例その2 金網を埋める?】
犬が掘った穴を埋める際、いくつかの穴には金網を埋めておきます。
犬は金属性の金網のような肌触りを好まないため、穴を掘ることが抑制されます。


【対策例その3 パイナップルを食べさせた後のうんちを穴に埋める?】

犬が掘った穴を埋める際に、犬のうんちを埋めておくことで穴掘りが抑制されるそうです。
さらに効果を上げたい場合、前もって犬にパイナップルを食べさせておき、その後のうんちを混ぜることでより効果がアップするというもの。
理由は、うんちの中にパイナップルの成分が混ざると、ひどい匂いになるそうです。


【掘ったあとの表情は最高に楽しそう】
程度や場所によっては問題行動にもつながる犬の穴掘りですが、皆様は実際にともに暮らすワンちゃんがものすごい集中力で穴を掘っている姿を見たことはあるのでしょうか?

インターネットで検索すれば、何かにとりつかれたように必死に穴を掘っている犬たちを、静止画でも動画でも見ることができると思います。

このときの犬たちの表情は、舌を出し「ハアハア、ハアハア」と大きく息をしつつも、とっても満足気でキラキラした顔をしているように見えます。

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▲たまには目一杯穴掘りをさせてあげるのも良いかもしれません。

毎日、健康食と日課のお散歩だけでは、愛犬たちに隠された本能的な欲求は十分に満たせていないかもしれません。

これを機に、穴掘りも愛犬の楽しみに加えてあげてはいかがでしょうか?
皆さま、是非ご一考を。


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最終更新:2019/09/04 15:43

2019/07/10 15:36

最近「ジビエ」という言葉をよく耳にします。
ジビエの語源はフランス語で、狩猟などでとらえた野生動物の食肉を指します。つまり一般的に販売されている畜産動物の肉ではない、野生下で生きている鳥獣の肉のことです。最近ではジビエ料理を提供するお店も多く見られます。

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▲鹿や猪など野生下で生きている鳥獣


【野生動物の食肉の現状】

先日テレビでタレントの木村拓哉さんが野生の鹿の、捌いたばかりの生の肝臓を食べたという内容の放送があり、大きな反響を呼びました。

この当時は、「野生鳥獣肉の衛生管理に関する指針(ガイドライン)」のなかった時だったのかもしれませんが、今では様々なリスクもわかってきたため、生のまま食べることや飲食店での生肉の提供は絶対にやめるよう指導されています。

ところでペット業界では、生のお肉を与えるといえばBARF(バーフ)という犬の食事管理を思い浮かべる方が多いでしょう。

(※BARFとは『生物学的に適切な生食:Biologically Appropriate Raw Food』もしくは、『生の肉と骨:Bones And Raw Food』の略。)

犬はオオカミ同様、獲物を生のまま食べる体の構造と機能を備えている動物ですので、BARFは犬に合った食事と言えます。

しかし、安価で取り扱いの楽なペットフードが登場してからというもの、それに慣れた現代の飼い主の多くは生の肉や骨を犬に与えることに抵抗を感じるようになってきました。

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▲ペットフードを食べる子犬



【ペットに生食を与えることは良いこと?悪いこと?】

ペットフードを生まれた時から与えられて育った犬たちの中には、それまであまり見られなかったアレルギーや病気になる犬たちが出てくるようになりました。

そのような犬たちに対して生食を与えた場合、なんとそれらの症状が劇的に改善に向かったという事例が多く報告され、生食を与えるメリットが改めて見直されました。今では日本でも、ペット業界の常識のひとつとなりました。

しかし、生肉を与えることはメリットばかりというわけではありません。特にジビエと言われるシカやイノシシなどの肉を与える場合、肉の取り扱いから注意をしなければならない面もあるのです。

その内容を知れば、今回の木村拓哉さんが、かつてシカの生の肝臓を食べたという事実がどれだけ危険な行為だったかということがわかってきます。
では、国内外のシカ肉などの生食についての情報の一部を見てみましょう。



<厚生労働省>

生または加熱不十分な野生のシカ肉やイノシシ肉を食べると、E型肝炎ウイルス、腸管出血性大腸菌または寄生虫による食中毒のリスクがあります。
ジビエは中心部まで火が通るようしっかり加熱して食べましょう。また、接触した器具の消毒など、取扱いには十分に注意してください。

<日本獣医師学会>

犬にE型肝炎の症状が認められたことはありませんが、感染は成立します。
また、鹿肉を原因としたヒトのO157食中毒事例が国内外で報告されていますし,様々な寄生虫感染が極めて高率に認められています。このような寄生虫感染症が犬や猫のみならず,ヒトに対してどのような病原性があるのか,まだ十分に解明されていません。

<海外サイト情報>

●慢性消耗性疾患(CWD)
狂牛病と同じ種類の病気。感染した鹿の脳がスポンジ状になり、衰弱死、痩せこけて異常行動をとるようになり最終的に死に至る病。

人間への感染は今のところ例がないが、サルへの感染は確認されており、アメリカやカナダで鹿やムース(ヘラジカ)などの間で蔓延している。韓国で感染した鹿が見つかったため日本に絶対に入ってこないという保証はない。

●鹿結核
鹿結核にかかっている鹿肉を食べると人にも感染する。

●鉛
銃で狩った鹿は弾丸の破片の鉛が肉に付着している可能性がある。鉛は成長段階の子供が摂取すると様々な障害が出る可能性がある。




さて食事は本来、あなたにとっても愛犬にとっても、もっとも楽しいひと時のはずです。
愛犬がおいしそうに食べる姿、食べ終わった後も目を細めて空(から)になった器をぺロペロなめる姿、おしりをモミモミしながら食事を待つ姿など、見ているだけでかわいくって仕方がないという飼い主様も多いはずです。

もし愛犬の食事に悩んでいて、生食に挑戦してみようと考えている人がいらっしゃれば、まずはササミや馬肉など、人の外食店舗でも生で提供されることのある素材を利用して挑戦してみるのも方法の一つでしょう。素材のメリットとデメリットをただしく認識すれば、きっと今日からあなたも生食の実践者になれるはずです。




最終更新:2019/07/10 15:38

2019/05/28 14:37

国民的スターの嵐が2020年末で活動停止となりますが、今回ペットに関わる話は、そのうちのメンバーの一人で、動物に関する番組などでも大活躍中の相場くんに関わる話題です。

相場君が子供のころ、両親がクジャクのつがいを飼っていたという話が以前話題になったそうです。現在は動物園などでしか見かけることが無くなってきた鳥ですが、実は日本にとっては縁の深い鳥で、以前は鳥小屋を建ててペットのように飼育していた家庭も多くありました。

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▲美しい羽根色が特徴的クジャク

【国鳥に選ばれるほどの美しさを持つ鳥たち】

ご存知のように、クジャクはたいへん美しい羽根を持つキジ科の鳥の仲間です。
キジと言えば日本の国鳥で、長い羽根は無くともクジャク同様に多彩で美しい羽色を持った鳥です。

キジ科の鳥の仲間には美しい羽根を持つ種類が多いため、日本以外にもネパールや台湾などがキジを国鳥としています。

現在日本の動物園などにいるクジャクの多くはインドクジャクなのですが、このクジャクも実はインドの国鳥です。


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▲宝石のような色彩を持つクジャク石


【いろんな孔雀にまつわるモノ】


クジャクが羽を広げた時は実に優雅なものですが、その羽根の独特な模様や美しさは、他の鳥だけでなく、ほかのどのような生き物とくらべても、格別で極上とも言える美しさがあります。
その為、美しいものの例えとして、『クジャク』の名を冠したものがいろいろとあります。



【クジャク石】
エジプトの時代から宝石としても珍重された石で研磨された石の模様はクジャクの羽に似ています。青い色を利用し、クレオパトラのアイシャドウとして、また花火の青色の発色剤としても利用されています。

【クジャクアスター(クジャク草/クジャク菊)】
ひと枝に花が連なって咲くキク科植物です。 小さな花が集まり、あちこちに花がちりばめられたように見えるその様子は、クジャクが羽を広げた姿のように見えることからこの名前がつけられました。

【クジャクサボテン】
羽根の色柄を思わせるような大きな鮮やかな花を葉の先端に咲かせます。夜に咲き、強い香りで開花を知らせるともいわれる月下美人も、このクジャクサボテンの仲間です。

【クジャクバト】
品種改良された観賞用のハトです。尾の羽根の数が通常のハトよりも多く、その形はまさにクジャクの羽根のように広がっています。

【孔雀魚】
様々な体色や尾ひれの模様などを楽しむ、有名な熱帯魚グッピーの中国名です。

【クジャク尾】
こちらも観賞魚に関連する名称です。愛知県の天然記念物の金魚である地金(ジキン)の尾びれが、クジャクが羽を広げた時のように広がっていることから、この名称がつきました。

【クジャクチョウ】
はねの表側にクジャクの飾り羽に見られる目玉模様があります。この模様は鳥などの天敵から身を守るためのものではないかと言われています。

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▲クジャクで変化した流行のファッション

【クジャク(ピーコック)革命】

1967年、アメリカのデイヒター博士が提唱し、繊維メーカーのデュボン社が提案したファッション・プロモーション。

特に男性ファッションについて、1960年代まで流行していたダークスーツに対し、雄のクジャクのように男性ももっと色彩を取り入れようとの考えから始まったのが"クジャク(ピーコック)革命"といわれ、現在の男性ファッションの カラフル化の出発点となりました。

クジャクについて調べていくうちに、世の中には特別なものと認識されている美しさがあるということがわかりました。

人は美しいものに惹かれ、胸をときめかせます。
それは、花や昆虫、石などと形をかえても引き継がれていました。
きっと今後も、クジャクの名称を冠した新たな何かが生まれてくる予感がします。

最終更新:2019/05/28 14:37

2019/03/08 14:43

「シェルターに保護されている黒い犬は他の明るい毛色の犬たちに比べて新しい家族に引き取られにくい」という傾向を表す”Black dog syndrome”(ブラックドッグシンドローム)という言葉があるのをご存知でしょうか。

主に英語圏で知られているこの言葉ですが、今まで聞いたことのなかった方も多いのではないでしょうか。ましてや黒い毛色の犬たちがそのように評価されていることに疑問を感じる方もいるでしょう。

このような言葉が生まれるに至っては、実は宗教が深く関連しています。

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▲黒い毛色の犬と宗教の関係

【イギリスの伝承 Black Dog“ブラックドッグ”】

イギリスの伝承にBlack dog(ブラックドッグ)というゴースト、または悪魔とされるものが存在します。日本語で黒妖犬とも呼ばれる彼らは真っ黒な子牛ほどの大きな犬の姿をしており、赤く光る眼を持ち夜行性で非常に凶暴、姿形を自在に変化させることができると言われています。

またブラックドッグは死の兆しとして恐れられ、ブラックドッグを見た者には近いうちに死が訪れると言われます。

ブラックドッグはhellhound(ヘルハウンド)と呼ばれることもあり、口から炎を吐いたり、駆けた後の地面が燃えるなど様々な伝説が存在します。ヘルハウンドは死者の世界の入り口を見張っており、冥府の神ハデスの使いだとも言われます。

オカルト的な話が大好きな筆者にはこういった伝承は大変興味をそそられるものですが、怖いと感じた方もいらっしゃるでしょう。
そう、これが黒い犬差別、ブラックドッグシンドロームの原因だと考えられています。

【宗教との関係性】

悪魔と言われている以上、宗教的な面からみるとブラックドッグは非常に邪悪で恐ろしい存在です。

日本は無宗教と言われるほど宗教にあまり関心のない人が多数を占めていますが、世界中には様々な宗教があり、もちろんそれぞれの宗教を信仰する人々が存在します。「天使」と「悪魔」という存在はあらゆる宗教において語られます。日本人になじみ深い仏教にも天使、悪魔にあたるものが存在するのです。

天使は善良なもので悪魔は邪悪なものというイメージが自然と付いていますよね。
ブラックドッグが映画や本の中で悪魔として邪悪に描かれ、人々にそう信じられていれば、真っ黒な毛色の特に大型犬にそんなイメージが付いてしまうのは避けられません。

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▲イメージから生まれた差別

また、という色に人はマイナスなイメージを持つ傾向があります。
魔女狩りの時代、ヨーロッパでは黒猫が黒魔術を使う魔女の使いであるとして人々の攻撃対象になったと言われています。

もちろん黒猫は魔女の使いではないし、黒い犬も悪魔ではありません。けれども歴史や宗教の流れから彼らにはそういったイメージが付いてしまったというわけです。

【黒い犬へのマイナスなイメージを無くすプロジェクト】

ブラックドッグシンドロームはシェルターで黒い犬が引き取られにくいという事を指すと冒頭でも述べましたが、実はこのような話に根拠はなく、実際に犬達を引き取る際に重視されるのは体の色でなく年齢だと主張する声も上がっています。

もちろん様々な宗教になじみ深い英語圏の人たちの中にも黒い犬を家族に迎えた人は多く存在します。

それでも黒い毛色の、特に大型犬は見た目で怖がられてしまうことも少なくないため、世界では黒い犬へのマイナスなイメージを無くそうと、彼らのかわいらしい写真を撮り、共有してゆくプロジェクトも行われています。


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▲黒い犬に罪はない。良い伝承もあります。

またブラックドッグに関する伝承も悪いものばかりではありません。善良な精霊としてのブラックドッグは迷える人間を導いて助けたり、超自然的な世界や生物の秘密を守る存在だと言われます。そう考えるととても神秘的で美しい存在のように思えてきませんか?

マイナスなイメージを払拭することは難しいですが、こうして話題に上ることで黒い犬たちの魅力が広まってくれることを願いたいですね。

最終更新:2019/03/08 14:43

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