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2015/07/24 12:54

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Breedlove / C2 MH '95 【中古品】


今回のオススメは、ブリードラブの1995年製中古品です。
日本では近年知名度が増しているとは言え、まだまだマニアックなブランドとしてみられる事の多いブリードラブですが、
1990年の創業との事ですので、四半世紀ほどの歴史が有り、USA本国ではけっこうシェアを伸ばしているようです。
ただ、どのブランドにも言える事かと思いますが、創業時は小さなギター工房程度の規模で、有る程度の製作規模となるのは
創業から少し経ってからだと思います。
すみません、自分もブリードラブの歴史についてはそれ程詳しくなく、只今勉強中でしたのでメーカーのWebサイトを見ていくと、
ラリー・ブリードラブとスティーブ・ヘンダーソンによって1990年に創業し、1992年のNAMMショウに3つのボディーシェイプと5つの
モデルを出品、その後ラリーの実兄で現在のブリードラブを切り盛りしているキム・ブリードラブが1994年から加わったとありますので、
今回ご紹介のギターが製作された1995年とは、ブリードラブで有る程度の量産体制が整った初期の頃だと推測されます。
このようなブランドの基盤が整った頃の製品には、そのブランドのテイストが感じられる物が多いと思うのですが、
今回ご紹介のギターにも、ブリードラブらしさが感じられるような気がしております。

ブリードラブのブランドは、テイラー社の修理工房を経て独立と言われ、創業者の一人ラリー・ブリードラブも現在では
テイラー社のハイエンドカスタムショップ部門に勤務と、テイラーとは深い関係にあり、機能美を感じさせるモダンなデザインや
ボルトオンのネックジョイント、薄めで演奏性の高いネックグリップ等にその流れを感じさせます。
また、これは実物を手にすると解るのですが、このような初期の頃の生産でありながら、製作精度の高さを感じさせる
質感の高さ等もテイラーに近いニュアンスが有るかもしれません。
ただ、そのようなブリードラブですが、より機能性を極めたモダンなテイストを持つブランドだと個人的に思います。
そこでポイントとなるのが、ヘッド形状、ピンレスブリッジ、そしてボディー内部の構造の為、外見からは解らないのですが、
ブリッジ・トラス・システムという独特な構造があるかと思います。

今回ご紹介のギターを構えた時、サウンドホールからチョコっと見えるプラスティックのパイプ状の物が、初期の頃の
ブリッジ・トラス・システムのパーツの一部なのです。現在ではもう少し洗練された構造になっておりますので、
見た目は変わっておりますが、基本的な構造は初期の頃から同様な働きをしております。
はじめにこのブリッジ・トラス・システムの働きを聞いた時、ボディーエンドブロックとトップ材をこのシステムでガチガチに
固めてトップ浮きを抑えていると思っておりましたが、初めて実物を見た時に調整をして、そうでは無い事が解りました。
ブリッジの裏に、このブリッジ・トラス・システムの本体が固定されておりますが、そこからボディーエンドブロックに伸びている棒は
ブロックには特に固定されておらず、トップに掛かる弦のテンションの力をエンドブロックに逃がす役割をしているだけなのです。
すみません、詳しい構造の説明をする事は難しいので省かせて頂きますが、思っていたよりもこのブリッジ・トラス・システムが
トップ材を抑え込む様な構造にはなっていなかったのです。
そして、ボディー内のブレーシングも、かなり大胆なスキャロップになっているのは、このブリッジ・トラス・システムによって
トップ材の変形を防げるから可能なのであるのですね。そこに弦振動をボディーに伝え易いと言われるピンレスブリッジ、
ブリッジからペグまでができるだけストレートになる事で弦に掛かる余分な負担を減らすように設計されたヘッド形状等、
全体的に細かなピッキングニュアンスを正確に響かせるような構造を主眼に設計されているギターだと思います。

このような、ある意味では極端な方向性に振った設計のモデルですので、万人受けするモデルではなく、大きくラウドな
響きを求める方よりも、フィンガーピッキング等でナチュラルでクリアーなトーンで演奏される方に好まれるモデルだと思います。
ボディースタイルも、やや小柄なコンサートサイズですが深めな胴厚で響きに深みを増し、やや幅広で薄めなネックグリップは
細かなフィンガリングもし易い等、現在の「フィンガーピッキング向け」と呼ばれるようなスタイルを、このギターが造られた
20年程前には既に完成させていたと思うと、なかなか感慨深いものがあります。
ある意味設計思想にブレの無いスペックを持ち、年月が経った中古品としてみてもシッカリした感触が残っているのは
真面目に造られたからだと思われ、初期の頃にこのようなギターを造るブランドには好感が持てます。
デザインやサウンド傾向などで好き嫌いの出るギターかと思いますが、もし気になる方は、一度お試し頂けたらと思います。

以上、変なこだわりブラウン峯田のオススメ品でした。


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最終更新:2015/07/24 12:54

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