私の手元にもようやく「 マイナンバーカード（仮） 」が届きました。
大竹です。


11月に入り、2015年もいよいよ大詰めとなってまいりました。
そして、今年は「 ATELIER Z 」も創立25周年というアニバーサリーイヤーでもあります。
そんな2015年を締め括り、「 ATELIER Z 」創立25周年記念最後の限定モデルがリリースされ、ロックハウスに入荷してきましたので、今回はそちらを細かく紹介してみたいと思います。

前回「 ATELIER Z 」をご紹介した時は主に「 青木 智仁 シグネチャーモデル：M-245シリーズ 」にスポットを集めましたが、今回の限定モデルは「 ATELIER Z 」の通常ラインナップとは異なる特徴を持つモデルとなっております。

それがコチラ！！




ATELIER Z Z#2015/5 LIMITED (Pearl White/PauFerro/Matching Head)



Z#2015/5 LIMITED (Gun Metallic Blue/PauFerro/Matching Head)






まずボディシェイプは「 ATELIER Z 」お馴染みのJBタイプとは違った印象を受ける形状となっております。

どうやらこのボディシェイプの元となっているのは、同じく「 ATELIER Z 」から受注生産のみで販売されている「 日野 賢二シグネチャーモデル：JINO-6 」ではないかと思われます。

その為、やはり基本はJBボディスタイルのままではありますが、24F仕様のネックに合わせ、ボディカッタウェイが大胆にカットされています。





ハイフレットの演奏性を高める為、ネックのジョイント部分も大幅に変更された独特のヒールレスジョイントになっています。

ボディ材はアルダー材をチョイス。





指板は近年代に多く見られるパーフェロー材を採用しています。

音質はエボニーに近い硬質な印象を受けますが、触った感触はローズウッドの様な感じですので、エボニーとローズウッドの中間の様なイメージです。

そして定番のメイプルネックに「 KTS：チタンサポートバー 」がインストールされていますので、ネックの強度に心配する事はありません！！





そしてこのモデルの最大の特徴とも言えるフィンガーランプ！！

ピッキングする弦との距離を縮める事によって無駄な動きが省かれるフィンガーランプが最初から装着されているのは嬉しい仕様ですね。

ここ最近の流行でもある、テクニカルで素早く細かいフレーズを多様するベースプレイヤーが好んで使用していますが、基本的にフィンガーランプは1つ1つカスタマイズされて製作されていますので、別途制作費用が掛かってしまうのが一般的です。

しかも、他の木材を加工して取り付けますので外観にも影響されてしまう弱点もあったりします。

しかし、このモデルには標準装備されているので別途費用も掛かりませんし、ボディカラーに合わせた塗装も施されていますので、外観に大幅な違和感を持つ事はありません！ お得です！！

ピックアップの配置は70年代仕様のJBレイアウトとなっていますので、パンチあるアタック感ながらもクッキリとした音像を出力してくれます。





プリアンプ回路には「 ATELIER Z：EQ-M 」オリジナル回路を搭載。

同じく「 ATELIER Z：JBZ-5 」オリジナルピックアップとの相性も良く、低音域のブーストを最大限に活かし、ナチュラルなサウンドながらも太くしなやかなサウンドのコントロールが可能です。





ブリッジはヴィンテージスタイルの「 GOTOH：205B-5 」をチョイス。

倍音豊かで、美しく優しい印象となるサウンドとなる手助けをしてくれます。

ブリッジプレートには1弦サドル・5弦サドルの下に溝が入ってサドル全体が固定される様になっていますので、激しいピッキングでもサドルがズレたりしないので安定したピッチ感が保たれます。


このモデルは国内生産50本限定、しかもこの2本のカラーバリエーションはイケベ楽器オーダーのみの特別カラー（ 数本のみ ）となった、レア中のレアアイテムに昇格しています！

遠目で見ると清楚な純白カラーに見えますが、目を凝らしてみるとメタリックがかったパールホワイトに、渋い質実剛健な印象を持つガンメタリックブルーながらも、どこか柔らかいコントラストを持ったカラーリングで仕上がっています。

2015年最後を締め括る限定モデルをお見逃しなく！