桃 珊 瑚
【産地】
日本近海の、五島列島、八丈島、小笠原諸島、高知沖、奄美・沖縄諸島、
又南シナ海などで採取されていましたが、現在採取されているのは
高知沖と奄美・沖縄諸島だけである
【特徴】
色は、濃い朱色をした物からピンク色をした物まで幅広く、スキ( 透明度 )が少なく
フがハッキリとしている。
他の種類と比べると、大きく成長し、直径が手首程度の原木も多い。
朱色をした玉のルースです
特に桃珊瑚のピンク色をしたものは、昔から『 ボケ 』と呼ばれ、現在、採取量が少ないこともあって、とても珍重されています。
このボケの名称は、明治時代に珊瑚を買い付けに来たイタリア人が、初めて見るピンクの珊瑚を気に入り、安く買うために、ぼけた色の珊瑚と表現していたため、そのなごりで現在もボケと呼ばれています。
又、昭和の後半になると、南シナ海やミッドウェーで、似たピンク色の珊瑚が沢山見つかりましたが、価格的には一桁以上の差があり、それらと区別するために『 本ボケ 』と呼ばれることもあります
ボケと呼ぶのは、右側のピンク色です