宿根草の育て方についてまとめました。
良かったら参考にして下さい。
★宿根草の育て方
苗について
宿根草は文字の通リ、根を充実させて育っていきます。このため、地上部の見栄えより根の充実度が大事で、この点は1年草とはやや異なります。
冬季は地上部が無くなる宿根草が殆どで、見た目は悪く心配になりますが、地際部の芽や地下部の根がしっかりしていれば全く問題ありません。
土壌造り
宿根草を丈夫に育てるには土作りが重要です。
特に夏季が暑い地域では、水はけに留意して下さい。水はけの良くない庭の場合、ごろ石や粘土質を取り除き、腐葉土、赤玉などを適量混ぜ水はけの良い用土を作って下さい。
育てる環境にもよりますが、庭土3:堆肥、腐葉土2:赤玉1が目安です。土に、粒剤の元肥、必要であれば病害虫予防の薬剤を混ぜて植え込むと良いでしょう。植え込むに前には、深さ25~35cm程度は良く耕して下さい。
植え付け
植え込む配置は背が高いものを奥に低いものを手前に配置すると見栄えが良いです。植え込む間隔は植物が成長する大きさをイメージして、ある程度の間隔をあけるようにします。
一般的には30cm程度を目安として植えて下さい。ポットから苗を抜き、植え込みます。 根がポットいっぱいに回っている場合は少し根鉢をほぐし植え込みます。
ただし、暑さが厳しい夏の時期は、根をあまり傷めないように植え込んだ方が良いです。 また、深く植えすぎると多湿になりやすい場合がありますので注意しましょう。
植え込んだ後は、たっぷり水をあげて下さい。
水やり
水やりについては、夏季に乾きすぎるような場合以外は、鉢植えのように頻繁に与える必要はありません。
根がしっかり庭で根着くまではたっぷり水をあげて、順調に育ってきたら自然の雨水にまかせる程度で大丈夫です。夏季の植え付けの場合は、植え付け1週間程度は十分に水を与えるようにし、
暑さで乾燥し過ぎないよう、株元のマルチングや日除け等の対策が必要になります。
肥料
宿根草は肥料は控えめで大丈夫です。痩せた土壌以外では鉢物のように肥料を与える必要はありません。
肥料を与える場合は、植物が生育する春と秋に与えます。
肥料は一般的な花苗用の緩効性肥料で良いです。また、植え付け後すぐには肥料は与えないでください。
植物の種類にもよりますが、数週間で新しい根が伸びてきます。新芽が伸び、株が育ち始めたら肥料を与えてください。
暑さ対策
宿根草は夏の暑さに弱いものもあります。
暑さに弱いものは、西日の当らない半日陰の風通しの良い場所に植えつけて下さい。
また、株元をバーク等にてマルチングしたり、込みすぎた枝をカットするなど風通しが良く、涼しい環境をつくってあげると良いでしょう。
寒さ対策
ほとんどの宿根草は寒さに強いですが、極寒地の場合や、寒さに弱い品種には敷きワラや落ち葉をかけるなどし、霜から守ってあげると良いでしょう。また、北風の当たらない南向きの場所に植え込むのもお勧めです。
只今当店では宿根草のセットが大人気!
セット一覧へ
宿根草一覧へ