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2009/07/25 10:40

屋比久から望む本部ミャークニーの里
本部ナークニー

ひらめき 沖縄に来られる方の多くは北部へ、その大半は本部町の美ら海水族館にお越しになられます。沖縄民謡で本部といえば、「本部ナークニー」。地元では「本部ミャークニー」と発音しています。漢字にすると「本部宮古根」。由来は「宮古からの移住民が謡っていたトーガニアヤグが今帰仁に根付いた」とか。

道歌やモーアシビ歌、座敷歌、労働歌など数多くの歌が琉歌形式で本部ミャークニーとして歌い継がれていますが、歌碑に相当するものはないようです。そのかわり、本部ミャークニーに出てくる地名が名護から今帰仁に向かう国道449号線や旧道の県道116号線あたりにたくさん残されています。地図を見ながら、車レンタカーで地名オリエンテーリングをしてみては?

取材では、歌詞に「美人が多い元辺野地」とあるので、本当かどうか行ってみました。
たしかに今の美人も昔の美人も多かったです!


 【本部ミャークニー】(むとぅぶみゃーくにー)
渡久地(とぐち)から 登(ぬぶ)てぃ花ぬ元辺名地(むとぅひなじ)よ
遊(あし)び健堅(きんきん)ぬ 恋(くい)し本部(むとぅぶ)

「渡久地から登って 美人が多い元辺名地
 遊びの盛んな健堅 本部が恋しい」


! ミャークニー(ナークニー)の源流は今帰仁と言われています。地元では「今帰仁ミャークニー大会」という歌会が毎年開かれていて、全国からの参加者が思い思いの詞をミャークニーにのせて歌っています。
ユネスコの世界遺産に登録されている今帰仁城跡には、「今帰仁の城節の歌碑」として今帰仁ミャークニーでも歌われる琉歌が刻まれています。


 【今帰仁ミャークニー(今帰仁の城節)】(なちじんみゃーくにー・なちじんぬぐすぃくぶすぃ)
 今帰仁(なちじん)ぬ城(ぐしく) 霜(しむ)実(ない)ぬ九年母(くにぶ)
 志慶真乙樽(しじまうとぅたる)が ぬちゃいはちゃい

「今帰仁城に 遅く実った九年母(みかん)
 城主の妾の志慶真乙樽が 大事にしている」

最終更新:2009/07/28 10:48

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2009/07/25 10:40

音符きらきら伊野波節 歌碑

伊野波節

見つけやすさ 目 ★★★☆☆ 
駐車場 駐車場 △

車 名護市内から本部半島の中央を抜ける県道84号線に。伊豆味から渡久地方向に坂道を下り、八重岳入口の所で右折し、山際に差し掛かると駐車場があります。そこに車を止めて200メートルほど進み、伊野波公民館の横の坂を登ると伊野波節の歌碑があります。新しく整備された道のほか、この歌の時代からの道が残されています。

元の石くびりの道
石くびり

整地された石くびりの道
伊野波節2


ひらめき 伊野波節は300年前の伊野波の女性と首里の役人の恋物語を歌ったもので、琉球古典を代表する曲であり古典女七踊りのひとつ。八八八六の30文字を歌いきるのに6分以上かかり、1文字分を歌うのに30秒以上かかる箇所もある、ゆったりとした壮大な曲調です。歌碑の近くには歌に登場する石くびり道(石ころだらけの道)があり、歌の主人公の子孫が今も道沿いに住まわれているそうです。

なお、新民謡にも「石くびり」がありますが、この地とは関係ないようです。



【伊野波節】(ぬふぁぶすぃ)
伊野波(ぬふぁ)ぬ石くびり 無蔵(んぞ)連(ち)りててぃ登(ぬぶ)る
にゃふぃんも石くびり 遠さはあらな

「伊野波の石ころだらけの道を 恋人を連れて登る
 この難儀な石ころだらけの道が 永遠に続いていたらなあ」

最終更新:2009/07/28 11:24

2009/07/25 10:40

音符きらきら浦々の深さ 歌碑

見つけやすさ 目 ★★★☆☆ 
駐車場 駐車場 ×

浦々の深さ

車 名護十字路に戻り、右折して58号線の手前を左折すると城公民館があり、「浦々の深さ」の歌碑が立っています。

ひらめき 今帰仁ミャークニーの一節にもなっています。また、「国頭ジントヨー」に織り込まれているものもあり、優しいメロディがお馴染みですね。(ビクター「決定版 沖縄の民謡」) 

 【浦々の深さ】(うらうらぬふかさ)
浦々ぬ深さ 名護浦(なぐうら)ぬ深さ
名護(なぐ)ぬ美童(みやらび)ぬ 思(うむ)い深さ

「深く入りこんだ湾の中でも 最も深く入りこんで美しいのは名護浦だ
(それにもまして)名護の娘たちの 情けは深い」

最終更新:2009/07/28 10:42

2009/07/25 10:30

音符きらきら大兼久節歌碑

大兼久節

見つけやすさ 目 ★★☆☆☆ 
駐車場 駐車場> ×

<車 名護城を降りて川沿いにまっすぐ行くと、右手に大きなガジュマルの木があります。この国指定の天然記念物「ヒンプンガジュマル」を右折し、名護十字路を越えて200メートルほど走ったところ、右手の大中郵便局と沖縄銀行名護支店の脇に「大兼久節」の歌碑があります。ものすごく地味なので、注意して見ないと確実に見落とします。

天然記念物のヒンプンガジュマル
ヒンプンガジュマル

商店街の中、大中郵便局と沖縄銀行名護支店の脇に
あります

大兼久節


ひらめき 古典音楽で知られる大兼久節。名護の大兼久は馬を走らせるのによいところ、というのが1番の歌詞の内容で、いま車で走ってきた商店街の道が大兼久馬場にあたるそうです。

 【大兼久節】(うふがにくぶすぃ)
名護(なぐ)ぬ大兼久(うふがにく) 馬はらちいしょうしゃ
舟はらちいしょうしゃ 我裏泊(わうらとぅまい)

「名護の大兼久は 馬を走らせると喜ばしい
 舟を走らせるのに喜ばしいのは 前に広がる浜だ」

最終更新:2009/07/28 17:11

2009/07/25 10:20

音符きらきら別れの煙 歌碑
白い煙黒い煙3

見つけやすさ 目 ★★★★★ 
駐車場 駐車場> ○

車 58号線を北上すると、青い海が広がる海岸線に出、名護市に入ります。
左手にA&W、TUTAYAを過ぎて、名護市消防本部のある交差点「名護消防前」を右折して山の方に向かうと名護博物館があります。その先のオリオンビール工場の手前を左折してすぐに幸手川橋を越えて右折すると、名護中央公園・名護城跡があります。登っていくと、中腹に「白い煙と黒い煙」の碑があります。

05_白い煙黒い煙sk1kp.jpg

白い煙黒い煙2

碑のあるところは、かつて子を乗せて那覇港を出た船を
父母が煙をたいて見送った場所。
名護の浦や名護の市街地が見渡せる

05_白い煙黒い煙sk5kp.jpg


ひらめき 碑には、1957年ごろに作られ沖縄で大ヒットした新民謡「別れの煙」の元になった話が書かれています。
かつて、本土に出稼ぎに行く10代半ばの子が乗った船が目の前を通りゆくのを、父母がこの地で煙を炊いて涙ながらに見送ったという話です。船の白い煙と、名護城からの黒い煙の悲しいコントラストが歌い継がれています。
この話は戦前、全国の教科書にも載ったそうです。

【別れの煙】(わかれのちむい)
別てぃ旅行かば 嬉(うり)し淋しさん
思出(うびじゃ)しよ産(な)し子(くわ) 島ぬくとぅん
ちゃー忘(わし)んなよ

「別れと旅立ちは 嬉しくもあり淋しくもあり
 思い出してくれよ我が子よ 島のことを」


音符 がっきー独断推奨
この曲が聴けるイチオシハート(手書き)CD
沖縄島唄 糸数カメ・知名定男(ビクターレコード)

知名定男さんはネーネーズの生みの親であり、
「別れの煙」を作詞・作曲した知名定繁氏の息子
今日的感覚で歌い上げています

最終更新:2009/07/28 17:10

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