『１５時１７分、パリ行き（２０１８年）』 (その他)

こんばんワン♪
後から後から創作意欲が溢れ出す。
表現者として本当に理想的な事だと思います。
そしてその創作意欲を作品に変える、お金だったり人だったりの状況が整っていればもう最高。
何だってやりたい放題です。
監督として成功してからのクリント・イーストウッドがまさにそれ。
いまだに表現者として止まる事を知らないという感じがします。
既に齢90才だというのに撮る作品のどれもが充実していて衰え知らず。
近年も現役監督として変わらず映画を撮り続けています。
驚異的としか言いようがありません。
『１５時１７分、パリ行き』は実際に起こった事件を元に作られたイーストウッド監督作品。
2015年に起こったアムステルダム発パリ行きの高速鉄道内での銃乱射事件に基づき、
事件を忠実に再現した映画となっています。
ここでイーストウッドが仕掛けた実験的な試みが出演者に実際の事件の被験者を起用した事。
役者ではないズブの素人を使って映画を撮るなんて
イーストウッドほどの巨匠とは言えまともな作品になるのかと正直思いましたが、
その心配は杞憂に終わりました。
映画は普通に面白いです。
こんな思い切った試みを成功させられるのはイーストウッドならでは。
まだまだ長生きしてたくさん映画を撮ってください。

魂の評価 ★★★★☆

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