『静かなる男（１９５２年）』 (その他)

こんばんワン♪
ジョン・フォード監督の映画が好きです。
とは言え、まだ数本しか観賞していませんが。
ただ、これまでに観た作品が全て素晴らしい作品で、
特に『わが谷は緑なりき』は自分の人生にとって忘れられない1本となっています。
今回ジョン・フォード作品4本目の観賞。
『静かなる男』はアメリカに移住した男が、幼い頃に生まれ育った
アイルランドの片田舎に帰郷する場面から始まります。
アイルランド生まれながら移住によりアメリカ人として生きてきたため、
アイルランドの風習や価値観に戸惑う主人公。
せっかくの恋や結婚も思い通りに行かず何とも歯痒い展開になります。
しかしそんなモヤモヤを全て吹き飛ばす秀逸なラスト。
「おいおい、これでいいのかよ」と賛否両論あるでしょうが、これでいいんです。
ともすれば重い表現になりがちな国と国との文化的・宗教的価値観の違いも、
コメディタッチの作品らしくサラッと上手に描かれています。
『駅馬車』のような西部劇、『怒りの葡萄』のような社会派の作品を残しながらも、
『わが谷は緑なりき』のような温かい人間ドラマや
この作品のような喜劇まで描けるジョン・フォード監督の手腕には脱帽です。

魂の評価 ★★★★☆

ヤマトDM便発送可 (出演) ジョン・ウェインモーリン・オハラヴィクター・マクラグレンウォード・ボンドフランシス・フォードミルドレッド・ナトウィックバリー・フィッ【バーゲンセール】【中古】DVD▼静かなる男【字幕】▽レンタル落ち