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2011/04/21 15:00

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内藤から4月29日、英国王室の婚礼にあわせて、サンエンタープライズ社の
ルビー、サファイアを新デザインで企画している、と話がありました。
彼女も、あのコランダムの魅力に心奪われている一人。

大理石母岩に結晶するルビー、サファイア。
さらに、それがダイヤカットとなると、その煌めきはどこまでも深く、どこまでも
透明で一切の雑味がない。
彼女がサンエンターのコランダムを語ると、本当にいいものだなと、改めて感じます。

そして、その内藤からのミッションは、
<サンエンター社長サンパルさんと会長の関係を教えてくれ>というもの。

さかのぼれば30年前。
サンパル氏との出会いを思い出しながら、書いてみます。


今思い起こせば30年前に初めてバンコクを訪れた時取引をしたのはSantenterprise社の前
身である
SS Agency社であった。
私はまだ、カラーストーンの業者がほとんどいなかった頃に、その魅力に心を奪われ、
いち早く、カラーストーンのバイイングに取り込んでい。
ちょうどSantpal氏の弟のGurmeet氏が米国でGIAのGGを取得してタイに帰っていて、
ビルマのペリドットを買い付けした記憶がある。

その時、彼から、タイには良質のアフリカ産のアメシストの原石が不足しているとの話で、
それなら甲府に山のように有ると言ったら、早速次に持って来てくれという。
代金は相殺にしようというので、コランダムを見せてもらった。

その時に担当は兄のSantpal氏であると言って紹介してくれたのが最初で、
それから長い付き合いが始まるのであった。
Sin家族は代々宝石の貿易を生業としている名家である。
兄弟そろって家業を継いでいくというので、年代も近いのでお付き合いをお願いした。
インド人の生活慣習、商売の鉄則、取引のコツ等を指導してもらった。
とにかく堅い。
絶対に損はしない、儲かればしまい込む。
脱帽である。

当時カットはステップカット全盛である。
しかし彼らはインドの伝統的な方法は用いていなかった。
すでに先を見据えマシーンカットを取り入れていた。
実合理的である。

その頃、まだ誰も日本に半貴石の小さいサイズのマシーンカットを輸入している人はいなかった
ため、独占出来ると思い、大量注文してしようと試みた。
しかしまだ信用が無かった。

しょうがない、信用状取引しかなかった。
コストと時間がかかるが他に手立ては無い。
日本に帰り約1カ月かかり商品を引き取った。
その日のうちに売れてしまった。

それから信用を積み続け、現代に至るが、商品に対する厳しいこだわり、
また顧客に対する信用力をいまだに変わっていない。
とにかく頑固なのである。
という事で今までに商品にかかわる事でトラブルになった事は一度もない。
これからも無いであろう。
10年以上前にコランダムのベリリウム処理が問題になったが、彼らは目もくれなかった。
私はあの時ほど彼らの忠告を聞いておけばと悔やまれてならない。
タイには星の数ほどコランダムの業者がいるが、私にとってSantenter社はバイブルなのである。

最終更新:2011/04/21 15:00

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