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2012/12/30 10:00

 いつも本当にありがとうございます。


 岩手の酒蔵あさ開 あさびらき十一代目 源三屋

 店長の佐々木伸一です。


 さて、本日のメルマガは、

 お酒などのご案内はございません。


 年末に一年間の感謝の気持ちをお伝えする、

 2012年の最終メルマガです。



 あの震災から660日。


 おかげさまで昨日の12月29日(土)を持ちまして、

 本年も酒蔵あさ開は、

 無事に仕事納めを迎えることができました。


 まずは皆様に、

 この2012年も格別のご愛顧を賜りましたこと、

 心より御礼を申し上げます。


 本当にありがとうございました。



 思い返せば。


 今年は自分自身の働き方や働く意味というものが、

 大きく変化した年だったように思います。


 前年の3月に東日本大震災が発生し、

 まったく先行きが見えない不安でいっぱいだった直後から、

 復興支援の爆発的なご注文が始まりました。


 最終的に昨年2011年のネット通販部門の売上は、

 前年2010年との対比で145%の大幅な売り上げ増。


 震災直後には酒蔵自体の存続すら危ぶまれた状態から、

 奇跡的に危機を脱する事が出来ました。



 その一方で。


 「この支援の動きはすぐに風化するんだ。」


 その事は自分たちが一番よくわかっていました。



 そして迎えた本年2012年。



 予想通りにそれまでの1.5倍にも膨れ上がった、

 この「前年対比」という数字に追いかけられ続けた、

 そんな一年でもありました。



 それでも。


 前年にたくさんのご支援を頂いていた頃から、

 ずーっと考えていました。


 いずれ復興支援としてのご注文が終わるのなんて当たり前、

 そもそもこれは自分たちの実力でもなんでもない売上。


 だから自分たちが集中するべきことは、

 今の売上を最大化する事ではない。


 この震災をきっかけに、

 源三屋に出会っていただいたお客さんに、


 「ああ、日本酒って美味しいんだなぁ。」

 「この店で買い物をして良かったなぁ。」

 「岩手って良いものがあるんだなぁ。」
 

 そんな風に思ってどれだけ満足していただけるか?

 そんな真っ当な商売でお返しすることが出来るのか?


 ただそれだけを考えてきました。



 要は「良い商売を目指す本質」としては、

 実は震災前と何も変わらないんですよね。



 だから支援をありがたく賜りながらも、

 お客さんのご厚意に甘えるような、

 また自らの仕事を驕るような、

 そんな気を抜いた商売は絶対にするまい。


 そう思い続けて、

 この一年を過ごしてきました。


 それが結局は沢山のご支援を頂いた皆様への、

 何よりのご恩返しだと私には思えましたし。


 地元・岩手の米で醸した地酒を県外に販売する事は、

 一番の復興支援になりうると考えたからです。



 その結果。



 本年も12月までの累計売上で前年を8%上回るという、

 信じがたいような結果を残すことが出来ました。


 およそ40年間、

 ずっと消費が減り続けてきた日本酒業界。


 このたった10年間でも消費量は60%ほどに減少するなど、

 大きく落ち込み続けています。


 そんな中、源三屋は皆さんのおかげでまったくの例外。


 2004年3月のオープン以来、

 一度として前年の売上を下回ったことがありません。


 こんなにも恵まれている酒屋なんて、

 日本中を探したってなかなか無いと思います。



 また、そんな恵まれた状況だからこそ、

 支援を受ける側ではなく支援をする側へ。


 震災以来、沿岸の出身者としてずっと胸にあった思いを、

 今年は少しずつですが実現することが出来ました。


 皆さんにもご協力いただいた、

 源三屋の震災復興支援のプロジェクトは、

 累計で1,300万円以上の大きな数字となりました。

 https://item.rakuten.co.jp/asabiraki/c/0000000336/


 また年明けには、

 被災した沿岸でのネットショップのセミナー講師なども、

 僭越ですが勤めさせて頂くことになっています。

 https://shop.plaza.rakuten.co.jp/asabiraki/diary/detail/201212040003/




 そういえば。


 こんなにも店を留守にして、

 4月のサンフランシスコを初め、

 北海道、青森、宮城、東京、長野、大阪、徳島。


 アチコチと忙しく飛び回ったのは、

 初めてのことです。


 そしてその間も、

 スタッフたちが留守をしっかりと守ってくれました。




 ほんの数日前のお話です。



 この日はずっと殺人的に忙しかったこの年末の中でも、

 一日当たりでそれまでの最高の出荷件数でした。


 きっと以前だったら、


 「なんで自分だけがこんなに大変なのか!もう嫌だ!」

 「俺だって大変なんだよ!」


 きっとお互いにそう言い合って、

 険悪な雰囲気になっていたと思います。


 実際につい去年ですら、

 そういう日がありましたから。



 でも、その日は以前とは雰囲気が全然違いました。



 作業が大変な発送チームのヘルプのために、

 web担当も受注担当もメルマガ担当も店長も。


 普段は事務所にいるスタッフのみんなが、

 飲み比べセットのセット組みをするために発送倉庫へ。


 お互いに声を掛け合ってテキパキと作業しながら、

 冗談を言い合っては笑いながら作業していました。


 その日は大雪の日で、

 倉庫の中ですら気温は氷点下だというのに。


 ほどなく翌日の出荷準備の作業を終えて、

 発送チームのパートさんたちを帰した後で、

 事務所組はまたそれぞれの仕事。



 事務所でもバカ話が炸裂して、

 お腹が痛くなるほど笑い転げながら、

 涙を流してました。


 でも私だけは浮かべていた涙の意味が、

 きっとみんなとは違っていました。



 以前にも何度か書きましたが、

 私は本気で辞表を出そうとしたことがあります。


 ちょうど5年前の2007年末のことでした。


 暖房すら止まった一人きりの明け方の事務所で、

 当日の出荷伝票を作成し終えた瞬間でした。


 「もう・・・これ以上は無理だなぁ。」


 ずっと張りつめていた何かが切れました。



 当時、もの凄い勢いで仕事が忙しくなる一方で、

 会社からはまったく協力が得られず、

 大好きだったはずの仕事がドンドン辛くなっていきました。


 本当はもっとお客さんに喜んでもらえるのに。

 オレがやりたいのは自動販売機みたいな店じゃないのに。


 そんな葛藤を心の中にずっと抱えながら、

 それでも半年の間、一度も休まず、

 時には会社に泊まり込んで、


 「自分が立ち上げた店なんだ。俺には責任がある。」

 「お客さんを残して逃げるような真似はするまい。」


 必死で歯を食いしばって頑張り続けました。


 それでも増え続けるご注文を、

 いつしか「こなす」だけで精一杯に。


 社内に味方は一人もいない、

 責任だけを押しつけられて見殺しにされている、

 そうずっと感じていた当時の私は、

 辞表を提出する事を心に決めました。



 その直後でした。


 初めての楽天ショップ・オブ・ザ・イヤーの受賞を知らされ、

 自分でも嬉しいのか悔しいのかすらわからずに、

 感情が溢れてきて事務所で号泣しました。


 そしてその後に出会った様々な人たちのおかげで、

 「最後にもう少しだけ頑張ってみよう。」

 そんな気持ちになって仕事を続けることが出来ました。




 あれからちょうど5年。



 当時、自分が欲しくてたまらなかったものが、

 いま目の前にあることを。


 心の底から有難いとは思わずにいられませんでした。


 あの時に辞めなくて、

 あきらめなくて本当に良かった。


 たくさんのご支援のおかげで、

 震災後も源三屋を続けることが出来て、

 本当に本当に良かった。


 そんな風に思いながら、

 スタッフたちを眺めていました。



 ・・・でも。


 自分でも困ったことに、

 現状に満足しきっているわけではないんですよね(笑)。


 クレームを0件にしたい。

 お客様レビューを5点満点だけにしたい。

 日本酒を楽しむ人をもっともっと増やしたい。

 もっとスタッフたちにもやりがいを持って働いてほしい。

 もっともっと良いお店にしたい!



 今も変わらずそう思っています。


 まだまだ笑っちゃうぐらいに力不足なくせに、

 大きなことばかり言ってしまって、

 皆さんには叱られちゃいそうですけどね。


 でもそこを「目指す」事だけは、

 ずっと続けていきたいと、

 本気でそう思っています。




 さてはて。



 年末も相変わらずの私の長口上も、

 本年はこれにて終了。


 そして酒蔵あさ開と源三屋の2012年も、

 これにて一巻の御仕舞でございます。


 本年も源三屋にお付き合いいただき、

 ありがとうございました。


 少しばかりお正月に骨休みをさせて頂いて、

 また来年もスタッフとともに、

 そしてお客さんとともに、

 ゆっくりと確実に一歩ずつを踏みしめて、

 目指す道を進んでまいります。



 お手頃価格で格別に美味い酒。

 出来うる限り親切丁寧な接客。

 ゆるくておかしな従業員。


 インターネットを通しても、

 しっかりと笑顔が見える、


 お酒の事なら安心して相談できる、

 皆さんの「近所の酒屋」を目指して。


 自分たちの大好きなお酒が人の間の和を繋ぎ、

 笑顔を醸し幸せに繋がっていくことを願って。


 そして大好きなこの岩手の地が、

 より元気にたくましく立ち上がることを信じて。



 最後になりますが。


 皆様がこの年末年始を心穏やかに幸せに過ごされ、

 また迎えられる新しい一年が、

 希望と慈愛に満ちた素晴らしき年となりますこと。



 心よりご祈念を申し上げつつ、

 源三屋からの本年のご挨拶とさせていただきます。



 少しはやりきれたかな?といういくばくかの満足感と、

 もっとももっと頑張らなきゃ、頑張ろう、頑張れる!

 そんな決意と自信を持ちながら、

 今年もこんなに穏やかな気持ちで、

 仲間とともに笑顔で幸せに年を越せるのは、

 ひとえに皆様方のおかげです。




 それでは!



 年末恒例の「三本」で締めさせていただきます。


 それではモニターの前の皆様!



 お手を拝借ー! (^o^)丿



 よーおッ!



 パパパン♪パパパン♪パパパン♪パン♪



 ハイ! (^o^)丿



 パパパン♪パパパン♪パパパン♪パン♪



 ソレ! (^o^)丿



 パパパン♪パパパン♪パパパン♪パン♪



 この一年間も、本当にありがとうございました!


 皆様もどうぞ、どうぞ良い新年をお迎えください。



 酒蔵あさ開と、あさびらき十一代目 源三屋を

 2013年もよろしくお願いいたします。





                  2012年12月30日

            あさびらき十一代目 源三屋


                 店長 佐々木伸一

                   スタッフ一同


             北の酒蔵より感謝をこめて

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最終更新:2012/12/30 10:12

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