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2017-04-14 13:52

bugaku

寒さと温かさが交互にやってきて、
なかな着る服に困りますが、
もう1ヶ月もすると、
「暑い!」となるのでしょうね。
年齢を重ねると、
なかなか季節に身体が合わなくなってきているようです。

少し暖かくなると、
毎年、店長はどういうわけか現代音楽(同時代音楽)を聞きたくなります。
何枚か最近購入したストックはあるのですが、
今回は古~い作品、黛敏郎「舞楽」"BUGAKU"です。
1962年の作品です。
録音は1965年、岩城宏之指揮NHK交響楽団です。

黛敏郎は映画「天地創造」や、
TV「題名のない音楽会」でファンでしたので、
LPで「涅槃交響曲」を最初に聞き、
それから「天地創造」のサウンドトラック、
そして、「舞楽」と「曼荼羅交響曲」がカップリングされたLPを聞きました。
黛敏郎は「キューポラのある町」などの映画音楽も手掛けていますので、
「へ~、あの映画も黛敏郎か!」と驚くこともあります。
その後も交響詩「立山」やオペラ「金閣寺」、
遡って室内楽や初期のテープ作品も聞きましたが、
黛敏郎の作品で、
最も好きな音楽が「舞楽」です。
最初のピアニシモで始まる、
妖しげで官能的な弦楽器のグリッサンドから刺激的で、
管弦楽が徐々に盛り上がり、
壮大さをも感じさせる第一部、
より激しい第二部など、
どこをとっても聞き応えがあります。

「舞楽」は元々バレエ音楽で、
ストラヴィンスキーの影響をもろに受けています。
そのストラヴィンスキーの影響の中にも、
東アジア人のアイデンティティを作品に込めた、
黛敏郎の気概が感じられます。
韓国の尹伊桑、ベトナムのヌエン・ティエン・ダオなど、
モダニズムにあふれた、
優れたアジア人作曲家の嚆矢ともいえる存在が、
黛敏郎であったのかもしれません。
武満徹は、
感覚的には黛敏郎の少し後になります。
「舞楽」は雅楽をモチーフにしているとはいえ、
日本的というより、汎東アジア的な響きのする楽曲です。
中国、韓国にも雅楽のもとになった古典音楽があり、
それを聞いても面白いですよ。

東アジア人のアイデンティティから、
黛敏郎はさらに日本人のアイデンティティにこだわりを持ち、
その思想は右傾化してしまうのですが、
その作品は作家から独立して独り歩きします。

日本人としてのアイデンティティの問題は、
海外に出た作曲家や音楽家には非常に大きな問題で、
とある非常に優秀なピアニストが、
ヨーロッパで、
「お前はベートーヴェンやショパンをうまく弾くが、
日本人としてのアイデンティティはどこにある?」
と聞かれて煩悶、
なかなか自身の作品を生み出せなくなった、
ということをどこかで読んだことがあります。
日本人のアイデンティ=愛国心や国粋主義とは違うと思うのですが、
黛敏郎も国際的に活躍してゆく過程で、
そのことに悩んだのかもしれません。

「舞楽」は、
作曲当時は前衛的な作品という評価があったかもしれませんが、
今聞くと、
とても聞きやすく、
クラシックを聞く方なら、違和感は少ないと思います。
録音はそれほど多くありませんが、
一度聞いておくべきことをお勧めしたい、優れた作品です。

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2017-04-07 16:31

myaskovsly_cello

店長は古くからクラシックを聞いていますが、
古今東西の作曲家、その作品をすべて知っているわけではありません。
極めて狭い範囲の作曲家とその作品を聞いたことがあるだけです。
ハンス・クナッパーツブッシュの残した録音なら、
大概は聞いているのですけどね(^^;。
「知っている」ということになると、
スコアまで当たっているか?
ということになりますが、そうなるとその幅はさらに狭くなります。

店長はかなりのおじさんになってしまいましたが、
いまだに知らない作曲家の作品を、
いろいろな情報をもとに聞くのが好きで、
琴線に触れる作品に行き当たると、
思わず縦掘り(その作曲家の作品をあれこれ買っては聞く)してしまう、
悪い癖があります(^^;。

このところのお気に入りは、
ロシアのニコライ・ミャスコフスキーという作曲家の作品で、
一時あれこれ日本でも輸入されていた韓国のYEDANGというレーベルの、
ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー指揮の交響曲第1番をたまたま聞き、
「へ~...」と驚いたことによります。
ミャスコフスキーの交響曲第1番は、
若書きの作品ということで、
あちこちのサイトを見ても、
「すごい作品」という評価には出くわさないのですが、
店長にとって、シューマン/交響曲第1番「春」に匹敵するくらいの、
作品の質の高さに唸ってしまった楽曲なのでした。

そこで、
熱心にミャスコフスキーの交響曲を録音し、
全集を作ったエフゲニー・スヴェトラーノフ指揮のBOXを買ってしまったのでした。
ミャスコフスキーには交響曲が27曲ありますが、
その全てが4楽章形式の、
いわゆる普通の交響曲ではなく、
1楽章形式の交響曲や3楽章形式の交響曲もあります。
それでも、27曲とは多いですね(^^;。
さらに、その交響曲集をまだ全部聞いていないうちから、
他の楽曲も魅力的だ、というあちこちのサイトを見て、
チェロソナタとチェロ協奏曲の入ったCDを買ってしまったのでした。
実は、まだ他にも買ったCDがあるけど、まだ内緒です(*^^*)。

チェロソナタ第1番から、
もの凄くロマンティックで、
第2番はさらにセンチメンタル、メロメロになる寸前です。
ロシア・ロマンティシズムの奥深さを感じる楽曲です。
ロシアには、
まだまだ店長が知らない作曲家が多く、
知ってはいても、ほんの少しだけ...
ということが多いです。
まるで果てしのない海に分け入ったような感覚にとらわれます。

2017-03-14 11:02

los_angeles

ビクトリア・ロス・アンヘレスは、
フリューベック・デ・ブルゴスのファリャや、
アンドレ・クリュイタンスのフォーレ/レクイエムなど、
昔から聞いていました。
録音も多いし、日本にもよく来日するしで、
何を聞いていたのか、にわかには思い出せないほどです。
でも、店長の聞く音楽の中心は、
現代音楽から始まり、
時代をさかのぼってドイツ・オーストリア系の、
それも交響曲やシリアス系の音楽が中心でしたので、
オペラやサルスエラが中心のロス・アンヘレスのレパートリーと、
自分の聞く音楽がずれていて、
よく聞いてはいたのだけど、
関心の中心からは外れていた、
というのが本当のところです。
オペラをよく聞くようになったのは、
おじさんになってからですし...。

そんな店長が、
貰いもので、
その存在を忘れていたLPレコードをたまたま棚から発見、
聞いて衝撃に近い感動を得てしまったLPが、
ロス・アンヘレスのメンデルスゾーン/「歌の翼に」が入ったアルバムでした。
最近、声楽をよく聞きます。
ワーグナーの楽劇が中心のようなところがありますが、
店長はかなり以前から、
アメリカの黒人歌手バーバラ・ヘンドリックスが好きで、
ルチア・ポップもあれこれ集めていたことがあります。
さらに年齢を重ねると人恋しくなるのか(^^;、
最近では歌曲を聞くことが以前より多くなったりしています。
歌曲は今まで聞く専門ではないので、
気になった録音を手あたり次第、
というところはありますが、
ロス・アンヘレスはノーマークでした。
若いころはロス・アンヘレスを知らず、
ロス・アンヘレスがおばさんになってからしか知らない...
という男性側の勝手な理屈にもよりますが。

ところがところが、LPを聞いて「歌の翼に」を聞き、
その天国的な美しさにノックアウトされてしまったのでした。
そうなると、あれこれ聞いてみたくなります。
幸い、ロス・アンヘレスの、
様々な録音を集めて7枚のCDに収めたボックスが発売されています。
早速、飛びついて購入しました。

以来、そのボックスは座右の書物のように、
作業部屋の一番手の届くところに置き、
暇を見つけてはあれこれ聞いています。
カントルーブ「オーヴェルニュの歌」もよかったし、
歌劇「ボエーム」から「私の名はミミ」で大感動、
「蝶々夫人」から「ある晴れた日に」では、
その清楚な歌声にうっとりとしました。

店長はロス・アンヘレスの古くからのファンというより、
最近、俄かにファンになったという、
付け焼刃的ファンといえます。
まだ、その残されているオペラ全曲は聞いていないし、
フリューベック・デ・ブルゴス指揮ファリャ/「三角帽子」や、
アンドレ・クリュイタンス指揮フォーレ/「レクイエム」でも、
ロス・アンヘレスは歌っているのですが、
強い印象は残っていず、
たまたま聞いた名曲集的なアルバムで、
一発でファンになった、というところがあります。
でも、ロス・アンヘレスの実力というか、
歳をとってもその可憐な歌声、
ここぞという時の表現力、
しっかりとした音程に、
「すごい歌手だったんだなぁ...」と、
改めて思うのでした。

2017-03-03 11:20

tintner_bru4

もう、10年以上前の話になってしまいましたが、
クラシックの廉価盤レーベルNAXOSから、
ゲオルグ・ティントナーのブルックナーが次々とリリースされました。
各交響曲が発売されるたび、
店長は楽しみに買っていたのですが、
ある時、CDを大量に処分しなければならなくなり、
ティントナーのブルックナーをあれこれ聞いて(全部揃っていました)、
交響曲によってオーケストラが非力で、
ヘロヘロ気味になっている演奏録音や、
ティントナーのじっくりとしたテンポの遅さに、
「これはもういいかなぁ...」と処分してしまったのでした。

その後、長い間ティントナーのブルックナーは忘れていたのですが、
大阪の中古CD屋のお買い得ワゴンの中に、
第4番「ロマンティック」が格安で投げ込まれており、
そのジャケットの懐かしさに、
思わず買ってしまったのでした。

随分久しぶりに聴いてみたら、
第4番のオーケストラは、
グラスゴーのロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管弦楽団で、
合奏制度が高く、
10年前に比べて自分の耳が変わったからか、
ティントナーの遅めのテンポが、
しみじみとした興趣でしみ込んでくるのでした。
じわっと涙があふれてしまうような...。

こうなると、ティントナーの他のブルックナーが聞きたくなってしまいます。
結局、ボックスで出ているブルックナー交響曲全集を買ってしまったのでした。
レベルダウンの買い直しですね。
なんともはや。

ティントナーはNAXOSのブルックナーが出るまで、
全く知られていない指揮者でした。
1917年オーストリア生まれで、
ウィーン少年合唱団に在籍していたこともありますが、
ユダヤ人であったことから、
ヒトラーが政権を奪取、
オーストリア侵攻に伴い、
国外脱出を余儀なくされたのでした。
その後、ニュージーランド、オーストラリアを経て、
南アフリカでも指揮活動をしていましたが、
オーストラリアに戻り、
その後、カナダに活動拠点を移しました。
日本ではあまり注目されていない地域での活動、
レコード録音もありませんでしたので、
日本のクラシックファンはその存在を知らなかったのは、
無理からぬところです。

ティントナーは来日予定があったにも関わらず、
癌を苦に82歳で自殺、
その生涯を閉じてしまいました。

聞き手も年齢を重ねると、
ダイナミックなブルックナーよりも、
しみじみとしたブルックナーの方により共感を覚えるようです。
交響曲によってはオーケストラがヘロヘロで、
その遅いテンポともども、
「これは聞くのがつらい」という録音があるのは事実ですが、
大事に聴いてゆきたい全集であるのは確かです。

中古CD屋のワゴンに投げ込まれていた、
格安CDがティントナーの再発見をさせくれたのでした。

2017-03-01 11:46

chiziiwa_poeme

店長はフランス音楽でも、
特に室内楽が好きでよく聞きます。
フォーレが特に好きで、あれこれ聞いては楽しんでいますが、
ドビュッシー、ラヴェル、フランク、ダンディ、プーランクなど、
手あたり次第のところがあります。
室内楽は、
ドイツ音楽よりもフランス音楽の方が好きかもしれません。

最近発売されたCDに、
パリ管弦楽団の副コンサートマスター、
千々岩英一さんのヴァイオリン、
上田晴子さんのピアノで録音された
"ポエム"と題されたアルバムがあります。
内容は、
フランク/ヴァイオリンソナタ、
フォーレ/ヴァイオリン・ソナタ第2番ホ短調
ショーソン/詩曲(イザイ編)
と、店長の好きな楽曲が並んでいます。

これが大変すばらしいCDで、
千々岩さんのヴァイオリン、
上田さんのピアノともども、
深い音色で大人の響きがするのです。
特にフランクは、
大概のヴァイオリニストなら必ず挑戦する楽曲で、
録音も非常に多いです。
店長はジャック・ティボーのヴァイオリン、
アルフレッド・コルトーの1929年の
とてつもなく古い録音が大好きですが、
千々岩さんの録音に、
新しい演奏録音では最大のフェヴァリッツになりつつあります。

最近は新録音で、
「いいなぁ」と思うことが少なくなってしまっているのですが、
この千々岩盤は諸手を挙げて大推薦です。
最後までゆったりと、
それでも弛緩することなく聞ける、
稀有のアルバムだと言えます。

難点は、通常のCDとはケースの入れ方が逆で、
何時も間違ってしまうということでしょうか(^^;。

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