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色、輝き、透明度、模様、形などが美しいものを、人間はその誕生以来今日まで、身を飾るものとして愛用してきました。

それが、ジュエリーに使われる宝石です。
長く使っていても、こわれたり変色しない耐久性をもっていること、そうざらにあるものではないこと(希少性)、身につけて負担にならないこと(携行性)などが要求されます。
これらの性質から、宝石が権威やステイタスあるいはグループの象徴になったり、護身符や祭祀用に使われたりするようになります。
長い歴史の中で変わらずに愛好されたものもありますし、流行に左右されたものもあります。


(1)宝石と結晶

宝石としてつかわれてきたものの大部分は、自然に産出した鉱物です。
真珠、さんごやこはくのように、生命活動と関係してできた有機起源(有機質)の宝石もありますが、主なものは無機起源の鉱物です。
現在知られている独立した鉱物種(他とは違う特性をもっている鉱物の種類)は約4,000種以上ありますが、コレクター用のレアストーン rare stone(珍しい宝石種)を含んでも、このうち約70種ぐらいしか宝石には使われていません。
ポピュラーなものは20種たらずでしょう。
このうちの主なものをとりあげて説明しますが、まず全体に共通することをこの章では解説することにしましょう。


(2)結晶と非晶質、単結晶と多結晶

鉱物のほとんどは結晶(crystal)です。
結晶というのは、それをつくっている原子が、規則正しく並んでいる固体のことをいいます。
固体の中には、構成原子が規則正しく並んでいないものもあります。
ガラスとは、宝石でいえばオパール、テクタイト、モルダバイト、こはくなどがそれに相当し、それらは非晶質(amorphous)と呼ばれます。
液体や気体の中では原子は規則正しく並んでいません。
ですから非晶質の固体は、固体であるけれども中の骨組みは液体と似ているということになります。

水晶は目で見える大きさまで成長した結晶です。
このような結晶を単結晶(single crystal)といいます。
ブリリアントカットのように小さな切子面で囲まれたカット石を得るためには、このような単結晶が原石として必要です。
しかし、水晶と同じ化学組成でも、結晶のサイズが目で見えないほど小さくなってたくさん集まると、めのうになります。
このような小さな結晶の集まりのことを多結晶(polycrystalline)と呼びます。
結晶が目で見えなくても、めのうは結晶質です。
めのうはファセットカットしてもその美しさが十分発揮できません。
たいてい曲面で囲まれたカボションカットするか、縞模様をうまくいかしてストーンカメオに細工されています。





めのうを作っているものは小さくても結晶です。
これに対して、成分はよく似ていますが、水を含んでいるオパールの中では、原子は規則正しく並んでいません。
かわりに原子よりも数千~数万倍も大きい球状の非晶質のほぼ同じ大きさの粒子がびっしりつまって並んでいます。
オパールの美しい虹色は、この粒子の並びと光との相関で生まれるわけです。




(3)鉱物名、変種名、宝石名

鉱物の中では、原子が規則正しく並んでいるわけですから、鉱物は一定の化学式であらわすことができます。
例えば、ルビーとサファイアは別種のように思う人がいるかもしれませんが、両者ともAl2O3という化学式であらわせるコランダムという鉱物名のついた同じ鉱物種です。

化学式が違えば、当然違う鉱物種になり、違う鉱物名がつきます。
SiO2という化学式であらわされる水晶はコランダムとは違った鉱物種です。
同じ化学式であらわされる鉱物でも、中の原子の並び方(結晶構造)が違う鉱物もあります。
それぞれに独立の名前をつけて区別しないわけにはゆきません。
この違いは、できるときの条件の差によります。
炭素だけでできている鉱物に、ダイヤモンドとグラファイト(石墨)があることは誰でも知っていることでしょう。

こうして、化学式が違うか、化学式は同じでも結晶構造が違うかをもとにして、他とは違った独立の鉱物種が決まり、独自の鉱物名が与えられます。
今では4,000種を超える独立鉱物種が知られているわけです。

水晶もめのうも共に同じ化学式と結晶構造をもっていますから、水晶(あるいは石英)quartz という一つの鉱物名で呼ぶ方が学問的には厳密です。
しかし、みかけが全く違っていますから、別の名前を使ったほうが便利かもしれません。
こうしてつけられた別の名前を変種名 variety name といいます。
宝石の名前の多くは、この種の変種名にあたります。
コランダムの赤色のものをルビー、青色および赤色以外の色調のものをサファイア、スターがでるものをスターサファイアと呼ぶのはこの様な便宜上、あるいは商業上の理由からです。
ベリル(緑柱石)という鉱物名をもった同じ鉱物種でありながら、色調の違いによって、エメラルド、アクアマリン、モルガナイト、ヘリオドール、ゴッシェナイト、イエローベリル、レッドベリルなどという名前が宝石名としてつけられているのも同じ理由からです。
宝石の場合には、商業上の理由から、もっとさまざまな名前がつけられています。

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