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2009-08-10 11:57

箱根めぐり  (ワザモノ!)

いつも小田急グッズショップTRAINSをご利用いただき誠にありがとうございます。
皆さんへのコメントを返そうと打ち込んだ原稿を「ESCキー2回押し」で消しちゃった濱崎です。
テキストベースで打ってからコピーすればいいのですが、どうもなじめなくて・・・。
すみません、もう少し時間ください。

さて。
順番が入れ替わっちゃうのですが、すでに発売されているブリキのおもちゃ「箱根めぐり」をご紹介します。



ゼンマイ電車がプレートを走るシンプルなおもちゃです。ブリキのおもちゃ「はこねめぐり」

このおもちゃは、箱根プロモーションフォーラムが企画し、箱根トイミュージアムがプロデュースしたブリキのおもちゃです。
製作は1948年創業の三幸製作所製。
この製作所は、小田急電鉄の創立と同じ年に開業した東京の下町にある昔ながらの町工場。
いまでもブリキのおもちゃを製造しています。

長く親しまれるベストセラーとして、今でも存在するブリキのおもちゃのヒミツ。
開発者としては、どんなおもちゃかがとても気になります。
機械は嘘をつかないので、本当はいけないのですが仕事振りが見たくて分解してみました。

IMG_5762.jpg

このおもちゃ、外から見ると素朴で懐かしい印象ですが、やはりなかなかのワザモノ。
中身は組み付け精度の高いゼンマイ仕掛けになっています。
主動力となるゼンマイ装置は、シンプルかつ堅牢。
IMG_5759.jpg
鉄板を打ち抜いたシャーシと簡素な素材の歯車と言う構造は今のおもちゃには見られない設計です。

廉価な玩具はたいていの場合接着やネジ止めが多く、部品の組み付け精度も甘いのですが、この商品は接着剤やネジを使わずに、手できっちり組まれています。
あくまでも想像ですが、これはおそらく凄く腕の立つ下町の「おじちゃん」か「おばちゃん」が組んでいるに違いありません。
反りや曲がり、ガタのないシンプルな構造。
開発者としては、さすがは日本製・・・と思わず唸ります。

フリクションのヒミツは、この偏心円回転をするフライホイール。
IMG_5758.jpg
フライホイールは、最大で約4回転半しかないゼンマイから安定したトルクをうまく取り出し、バネが一気に戻ることを防いでいます。

ボディも打ち抜いた後のことを考えて設計されているので、これまたワザモノ。
IMG_576p2.jpg
こういう鉄板を絞って抜くと、一番力のかかる角が薄くなっちゃうんですが、これまた綺麗な抜け方です。
いい仕事してますな〜。

あ、絶対に分解しないでくださいね。


レトロで懐かしいおもちゃ「箱根めぐり」には、箱根地区のたくさんの人たちの想いが込められています。
おもちゃの世界の職人芸。
今ではなかなか見れない設計思想と技術は、工芸品としてもお勧めです。
技術的に見れば、1,300円はお買い得価格です。
・・・と言うわけでご購入はこちら。


ゼンマイ電車がプレートを走るシンプルなおもちゃです。ブリキのおもちゃ「はこねめぐり」

おもちゃコンサルタント41期
濱崎

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