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2012-01-14 14:09

昭和40年(1965年)のスキー毛糸優良販売店 (その他)

押入れの中から、手芸の山久(小売部)が昭和40年にスキー毛糸の優良販売店として
「金賞」(3000kg以上販売)受賞したときの副賞の「時計」が出てきました。


 当時は手編み機で編む中細が全盛で量も売れたので、今では1小売店が
1ブランド毛糸を3000kgも販売することはめったに無いと思います。


s40ski金賞1
s40ski金賞3
s40ski金賞2

このお店で1週間以内に売れた人気アイテム

2011-12-13 22:35

毛糸素材のいろいろ (その他)

動物の毛を採取して、毛糸をつくります。
ただし、毛糸にするのに適した動物が(主として、山羊、羊)が
いるので、世界から高級な原毛を輸入している商社の名川繊商
さんの、以前のパンフレットから(現在は別の画像を使われています)
抜粋して紹介させていただきます。
(1)アルパカ
動物園でも見かけるアルパカは南米のアンデス高地に生息しています。
原毛としては絹のような光沢と肌触り、羊毛の半分の軽さ、2倍の暖かさ、
吸湿スピードも羊毛の2倍という、素材としての素晴らしさを持っています。alpaca
(2)モヘア
モヘアはアンゴラ山羊からとれる獣毛繊維の中でもで優れた光沢を持っています。
繊維長が長く、発色性が高く被染色性にすぐれています。
繊維の表面が滑りやすい性質があるためホコリがつきにくいというメリットも持っています。
mohaia
(3)キャメル(らくだ)
原毛として、使えるらくだの毛はふたこぶラクダで、主に中国、外蒙古を中心に産出されています。
ラクダの毛の外側の大半は粗硬毛で、針金のように強靭ですが、内側の毛は細い軟毛です。
整毛した軟毛は大変軽く、毛と毛の間に空気を張らんで盛り上がる性質があり、保温力に優れています。
camel
(4)カシミア
カシミアはチベット原産のカシミヤ山羊から採れる毛のことをいいます。
繊度が細く、柔らかで、独自のぬめり感と光沢を持ち、深みのある色調が愛されています。
主な産地は中国、モンゴル、イランです。
cadhmere
(5)ブリティッシュ ウール(英国羊毛)
羊毛の毛はオーストリア産のモリノウールを思い浮かべがちですが、イギリスなどには
様々な品種の羊(結果としていろいろな性質を持った羊毛)がいます。
写真は一例です。
通常のウールマークは、オーストラリアの羊毛公社のマークですが。
ここに掲載されているように英国羊毛は羊飼いの杖のマークです。
british wool
(6)その他
これ以外にもアルパカの近縁である、リャマ、ビキューナ、ガナコとか、
山羊、羊の種類ではない「アンゴラうさぎ」といったものも原毛として仕様されます。

近年、一つは名称に高級感があるので、定率混紡で、名前を使ったりしてイメージ
ダウンしたり、大切に扱わなければならない機能性としての弱さがあったりして
、よほどのマニア以外は「もどき」で満足していると思います。

2011-06-26 16:57

はさみの仕組みと切れ味(クロバーニュースより) (その他)

こんにちは手芸の山久店長の 高山です。
手芸のメルマガで数回にわたってはさみについてご紹介してきましたが、たまたま、クロバーさんの
手芸小売店向けの季刊誌「クロバーニュース」にはさみについて掲載があったので、転載させて
もらいました。(ちなみに手芸の山久は本体は手芸問屋なのでクロバーの正規代理店です。)

クロバーの手芸アイテムは991件以上
 http://item.rakuten.co.jp/handcraft/c/0000001071/

もちろん、クロバーのはさみも38種類以上(全品種)ネット上で販売しています。
  http://item.rakuten.co.jp/handcraft/c/0000001706/

クロバーはカタログやニュースなどでの表現のプロなので、
(1)この中でのはさみ構造と各部分名称、
(2)ラシャ切りはさみのすり合わせ部分の解説、
(3)ブラックシリーズの柄部と刃部のネジによる接合
(4)ギザ刃(FT)シリーズの説明
(5)ラシャ切りはさみと呼ぶ由来
など、なるほどと思わせる解説が多いです。
clon-n-2011sp-stclon-n-2011sp-st2clon-n-2011sp-rasya-1clon-n-2011sp-rasya-2clon-n-2011sp-kozo-1clon-n-2011sp-kozo-2clon-n-2011sp-hizumi-1clon-n-2011sp-hizumi-2clon-n-2011sp-black-1clon-n-2011sp-black-2clon-n-2011sp-nuno-n-1clon-n-2011sp-nuno-n-2

2011-06-18 08:45

握りはさみ(和はさみ。糸切りはさみと日本のはさみの歴史 (その他)

こんにちは店長の高山です。
手芸の山久が以前、入っていた東京糸問屋組合の縫い糸ハンドブックから、はさみの項目を
転載しました。

握りはさみ形式。
 和バサミとも呼ばれ、一見支点に相当する物が見当たりませんが、握ってU字型に曲げられ、バネの
部分が支点を兼ねています。
 日本独自のハサミと思われがちですが、紀元前10世紀頃のギリシャ時代から使われだし「ギリシャの鋏」
と呼ばれています。
 主に羊毛を刈り取るときに使われ、全長1mに近いものが現存しております。
 日本最古の遺物としては正倉院の御物や、鎌倉鶴八幡宮に北条政子の使ったハサミが所蔵されています。

昔は、京都を中心に作られましたが、現在では小野市(兵庫県)が圧倒的シェアをしめています。
 一本の軟鉄丸棒を叩き、鋼をつけ刃の形にし、更にもう一方も同様に加工し、中央部はそのままつぶし
弾力を持たせます。
 刃部を焼入れし、全体を磨きあげ、最後に一気にぐいっと曲げてU字型はさみの出来上がりです。
握りハサミはU字型に曲げるまで切れるかどうかわからず見られない訳で、気合一つでいきなり完成品に
なるところが日本的職人芸を感じます。
糸きりはさみのタイプ
日本のはさみの歴史
 

2011-06-14 23:20

ギリシャのはさみとローマのはさみ? (その他)

店長メルマガ2011・06・11号よりの転載です。



   握りはさみはギリシャのはさみが起源?
   布切りはさみはローマのはさみが起源?
    

 はさみの起源とはさみの種類についてです!

 はさみには支点の位置によって

 1.元支点型=U字型で腰がバネになっていて和ばさみとも呼ばれる。
  (糸切りはさみタイプ)


 2.中間支点型=X字型で2枚の刃を柄と刃の中間でネジによ
 組み合わせたラシャ切りはさみタイプ。

 3.先支点型(葉巻はさみなど)の3種類があります。


 1.のタイプのはさみは「和はさみ」「握りはさみ」とも呼ばれて

 いますが、実はその起源は海外で、古代ギリシャの青銅製のはさみが
 ルーツとされています。(羊の毛を刈るはさみです。

   ギリシャ→インド→中国→日本と伝わってきました。
  ---鎌倉の鶴岡八幡宮には北条政子の化粧用握りはさみが--


 また、2.のX字形のハサミ=ラシャ切りハサミタイプのはローマ時代
 の遺物にあることから「ローマの鋏」とも呼ばれています。

  日本には15世紀以後、ヨーロッパから伝わり、
  --久能山の東照宮にはポルトガル人が家康に献上した洋バサミと
  西洋医学の外科手術用のX字形タイプのハサミが残っています。--

   明治維新で洋服の一般化とともに、廃刀令で困った東京の
  刀鍛冶がその技術を生かして仕立て技術とともに海外から
  伝わってきたフランス製のハサミを手本として日本人向けに
  改良し、それが広まって現在に至りました。

  この、日本のラシャ切りはさみを創製した元祖の元刀鍛冶は
  吉田弥十郎(弥吉)=東京千住の出身=といい、この弟子、孫弟子、
  曾孫弟子たちによって技術が受け継がれ発展してきました。
   その系図はここにあります。
   http://m3.rakuten.co.jp/handcraft/417422/854664/%253fscid%3drm_192591/-/1/44lr/7yquv/1/hpgxt/
   今でも高級なラシャ切りはさみは東京で作られています。

  この日本タイプへの革新は(1)日本刀の切れ味の鋭さを加味して、
 (2)手が大きく握力が強く重い欧米人向けを手が小さく握力の劣る
  日本人向け仕様にしたことにあります。

  ---弥吉は、西洋のハサミが刃と柄を一体の鋼でつくる全鋼製に
  対して日本刀の伝統技術である付け鋼を採用し刃部に鋼と軟鉄の
  複合材を使用して鍛造し、柄(鋳物)と溶接することにより、
  鋼と軟鉄の特徴を生かした素晴しい切れ味を生みだしました。

  布を切る仕組みとしてもすり合わせて切れ味を良くするために、
  裏スキとソリとネジリ(ヒズミ)という職人の技術が加味されて
  います。



ーー糸切りはさみの方はというと、私は以前、糸切りはさみの生産量
  日本一(7割位)の兵庫県小野市に行ったことがあります。
  (隣の三木市とともに播州金物の産地です)


  --印象は-- 何も無い静かな町という感じで都会的なネオンが
  欲しい方には不向きな土地柄です。



  小野市の握り鋏の創始者は1783(天明3)年、大阪ではさみ造りの
  修業をして帰郷した盛町宗兵衛で、その弟子達が技術を伝承、
  その後、庶民への糸切りはさみの普及とともに広がり、
 (1)大阪の繊維問屋を通じての縫製工場ルート、
 (2)洋裁道具としての手芸店への販売の拡売で現在に至っています。

  当時は布地の裁断のように長いものを切るときには「もの裁ち刀」
  と呼ばれる包丁に似た刃物を用いるのが一般的でした。
  http://image.www.rakuten.co.jp/handcraft/img10133684595.jpeg?scid=rm_192591

  明治維新となり1874年にラシャ切りはさみが初めて輸入されて
  以降も日本の握りはさみは世界でも稀な存在になりながらも、
  細部の始末、糸切りはさみとして、存続しています。
     

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