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2012-05-08 11:58

野生生物保護は「美しい種」が優先、生態系に影響も (その他)

「人気のある大型生物は保護のための法律が制定され、一般からの寄付も集まりやすい」〜〜なるほど。バランスが難しいですね(s)
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野生生物保護は「美しい種」が優先、生態系に影響も

(CNN) 動植物保護の取り組みは人間の目から見て美しく見える種が優先され、醜く見える種は無視されがちな傾向がある――。そんな研究結果が科学誌バイオディバーシティの2012年版に発表された。

この研究は「新しいノアの方舟――美しく有用な種に限る」とのタイトルで、カナダの農業機関の分類学者アーニー・スモール氏が寄稿した。それによると、絶滅の恐れがある種の中でも、人間から見て美しさや強さ、可愛らしさといった好ましい特性を持つ種は、そうした特性を持たない種に比べて保護活動の対象になりやすいという。

例えばクジラ、トラ、ホッキョクグマなど。これに対してヘビ、クモ、カエルといった生物は、生態学的には同程度の重要性を持つにもかかわらず、前者に比べて魅力が欠け、無視されることが多いという。

こうした傾向は生態系や食物連鎖のバランスに対してに重大な影響をもたらしかねないとスモール氏は言う。「特定種の保護にばかり力を入れることは、全体としての生物多様性を守るには不十分だ」と指摘。人間から見て魅力的に見える動物の方が生態学的な重要性が高いとは限らず、こうした選択の結果、人間のイメージや好みを反映した自然が形成される可能性もあると警鐘を鳴らしている。

この研究について世界自然保護基金(WWF)の関係者は、姿形が人間に似ている大型哺乳類の方が関心を集めやすいのは事実だとしながらも、「野生のトラの絶滅を防ぐには、広大な自然の森を保護し、また餌となる動物やその動物が餌とする植物全てを保護する必要がある」と語り、特定種の保護が他の生物を含めた生態系全体の保護につながると指摘する。
(CNN.JP 5月7日)

タグ: 野生動物 , 獣害 , 電気柵

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2012-05-05 00:50

南米産巨大ネズミ大繁殖 京都・鴨川や大阪城では餌やりが問題に (その他)

「地元住民や観光客などが日中に餌づけ、ヌートリアは昼間に活動するようになった」とは、問題の根が深いですね(s)
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南米産巨大ネズミ大繁殖 京都・鴨川や大阪城では餌やりが問題に

古都・京都の中心を流れる鴨川で、南米原産の巨大ネズミが大繁殖している。
水面を気持ちよさそうに泳ぐ、長い尻尾に白いひげを持つ動物。
南米原産の巨大ネズミ「ヌートリア」。
もともと、毛皮を軍の防寒具として使用するため持ち込まれたが、戦後、需要がなくなり、国内で大繁殖した。
鴨川でも、2011年から急速に増え始めたという。
観光客は、「びっくりしますね」、「まさか、そんなものがいるとは」などと語った。
農水省の調べによると、ヌートリアによる農作物被害は、全国でおよそ1億円。
日本では、北海道と九州を除くほぼ全域で生息しているが、ここ鴨川のヌートリアにはある特徴が見られる。
本来、ヌートリアは夜行性だが、昼間と比べると、夜は明らかに数が少なく、それも子どもだけで、親の姿はなかった。
京都精華大学の村上興正理学博士は「活動が変わってきて、夜行性から昼行性になった」と語った。
この変化に、大繁殖の一因があった。
地元住民や観光客などが日中に餌づけしたことで、ヌートリアは昼間に活動するようになったという。
京都府などは、動物の餌づけをやめるよう呼びかけているが、餌をやる人はあとを絶たない。
ヌートリアに餌をやる人は「僕、自問自答してますよ。あんまりなつかせていいものかと。(今後、餌やりは?)来ますよ。あいた時間の楽しみなんでね」と語った。
さらに同様の現象は、大阪の観光名所でもみられる。
観光地として有名な大阪城にも、ヌートリアが生息している。
大阪城のお堀にいるヌートリア。
日中、動き回るヌートリアの陰には、やはり餌づけがあった。
ヌートリアに餌をやる人は「俺だけじゃなくて、何人もやってるよ。別に悪いと思わへん」と語った。
外来生物法には、餌づけについての禁止事項がないため、人々のモラルに任せるしかないのが実情となっている。
農作物などへの目立った被害がないため、鴨川・大阪城公園の周辺では、行政による捕獲・駆除は行われていないという。
京都の住民は「やっぱり駆除しないと、あかんのとちゃいますかね」と語った。
京都精華大学の村上理学博士は「(生息域が)今、どんどん拡大してます。できるだけ初期に対処をして、いないようにしないと」と語った。
京都府は今後、看板などを増やして、餌やりを自粛するよう、広く呼びかけていくという。
(FNN 5月3日)

タグ: 野生動物 , 獣害 , 電気柵

2012-04-29 06:10

長野県 町を電気柵でぐるり、富士見町 (その他)

「町が資材を提供し、地区住民らが設置作業をするなどの協働方式」で「維持、管理にも力が入る」という、なかなかですね(s)
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長野県 町を電気柵でぐるり、富士見町

鹿や猿など野生動物による農林業被害を防ごうと、富士見町が進めていた電気柵の設置が、この春で完成した。総延長は10年間で41キロ。道路や河川、市町村境の一部などを除き、ほぼすべての市街地と農地が電柵で囲い込まれた。町は「人とケモノのすみ分けをテーマに事業を進めてきた。農業被害は確実に減っていくだろう」と自信を深めている。
 富士見町は、八ケ岳と南アルプスの二つの山裾に挟まれた鞍部(あん・ぶ)に、市街地と農地がある。鹿や猿による被害は、北東部の八ケ岳と、南西部の南アルプスに近い農地に集中。トウモロコシやトマト、ソバ、水稲などが被害に遭っていた。
 町は当初、個別の農地ごとに電柵を張る方法を考えたが、人と野生動物のすみ分けをハッキリさせた方が、恒久的な対策になる、との判断から全町的な囲い込み計画を採用。2002年の花場地区(320メートル)を手始めに、電柵設置作業に入った。
 電柵は、高さ1・2〜2・3メートル。鋼製フェンスやネット、水平に電線を何本も張る「段張り」など形状は様々で、5千〜7千ボルトの高電圧の微弱電流が流れている。
 最初の2年ほどは、業者に発注していたが、メートル単価が1万円ほどと高価だったため、町が資材を提供し、地区住民らが設置作業をするなどの協働方式にしたことで、費用も抑えられた。資材費中心の事業費は、10年間で約8400万円。
 電柵設置が進むにつれて、農業被害も減った。06年度に約1300万円だった被害額は、10年度には、約560万円に。葛窪地区で「電牧柵管理委員会」の役員を務める農業、平出清仁さん(77)は「電柵で被害は確実に減った」としたうえで、「自分たちが手弁当で汗水流して作っただけに、維持・管理にも力が入る」という。
 町産業課の植松佳光課長は「今後は、電柵の維持・補修とともに、猟友会とも協力して、鹿や猿の個体数の調整に努め、さらに農業被害を減らしたい」。
 県林務部野生鳥獣対策室の中村勤室長は「町全体をぐるりと囲い込めたのは、地形にもよるだろうが、戦略的に計画したことが素晴らしい」と高く評価している。
(朝日新聞4月24日)

タグ: 野生動物 , 獣害 , 電気柵

2012-04-27 02:00

北海道 エゾシカ:対策条例を制定へ、食害で頭数管理 (エゾシカ)

条例化でどこまで出来るようになるのか、すごい速さで拡大していっている被害をどうやってくいとめるのか、具体的な方向性や手法が提言されるのだろうか〜(s)
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北海道 エゾシカ:対策条例を制定へ、食害で頭数管理

エゾシカによる農林業被害の拡大を受け、北海道は対策を強化するため「エゾシカ対策条例(仮称)」を制定する方針を決めた。特定の生物に焦点を絞った条例は全国でも珍しく、今後、具体案を検討し、来年度中の制定を目指す。
 北海道エゾシカ対策室によると、野生動物の頭数の管理目標や施策などは、道が鳥獣保護法に基づいて策定する保護管理計画で定めている。だが、エゾシカのように特定の種が増えすぎ被害が拡大したり、生態系のバランスが崩れる可能性が生じたりした場合に、どう個体数を管理すべきかを示した法令はなかった。
 条例では、道内でエゾシカの頭数を増えすぎないよう管理する意義や必要性を明記した上で▽頭数管理による生物多様性の保全▽適正数維持のための取り組み推進▽捕獲したエゾシカの有効活用−−などを基本理念として盛り込む。道や道民、狩猟者などの責務、役割についても検討する。
 同室は来月以降、道内各地で住民との意見交換会を開催。その後、道環境審議会に諮問し、今年度中に素案をまとめる方針。
(毎日新聞4月25日)

タグ: 野生動物 , 獣害 , 電気柵

2012-04-24 01:40

秋田 ヒグマ 「飼育した人襲うなんて」 (ニホンジカ)

遺族のご冥福をお祈りします。ただ、ヒグマ1匹の縄張りは60kmであるという。10年間以上も狭い塀の中に詰め込まれ、野犬のように痩せ細ったヒグマ達にとって、どのような環境だったのだろうか?いろいろ考えさせられる事件です(s)

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秋田 ヒグマ 「飼育した人襲うなんて」

鹿角市八幡平切留平の「秋田八幡平クマ牧場」で20日、ヒグマに襲われて2人が死亡した事故で、死亡が確認された飼育担当の舘花タケさん(75)(八幡平坂比平)の遺族や、死亡したとみられる舘花タチさん(69)(同)の親族は大きく肩を落とし、声を震わせた。

 タチさんの妹佐藤ヨリさん(64)は20日正午過ぎ、外出先で夫から「クマが逃げたようだ」と連絡を受けた。タチさんのことが心配で、何度も電話をしたが通じなかった。

 間もなくタチさんの次男から「クマにやられた。ダメかもしれない」と電話を受け、すぐに牧場に向かった。現場では救急隊員らが遺体を運び出すところだった。警察官らから、タチさんが警察車両で運ばれたと知らされ、タチさんの自宅へ。「もしかして無事なのでは、と待っていたけど」。佐藤さんは言葉を詰まらせた。

 佐藤さんによると、タチさんは頼まれると何でも引き受ける、面倒見のよい姉だった。佐藤さんのために買い物で送り迎えをしたり、牧場への出勤でタケさんを乗せたりしていた。

 牧場で働き始めたのは3〜4年前。既に働いていたタケさんに誘われ、手伝いに行くようになったのがきっかけだった。

 佐藤さんがタチさんに最後に会ったのは17日。買い物に連れて行ってもらった。佐藤さんは「まだそばにいるような感じで、信じられない」と目を潤ませていた。

 一方、タケさんの子供らによると、タケさんは昨年亡くなった夫と一緒に、十数年前から働いていた。タケさんは勤勉で明るく、夫が体調を崩してからも1人でほぼ毎日出勤。受付で入場券を売ったり、クマに餌をやったりしていた。クマ牧場の冬季休園中も餌やりで週3日出勤していた。

 長男の舘花剛さん(50)は「10年以上も飼育してもらった人を襲うなんて。クマが憎いし、悔しい」と声を震わせた。次女の舘花ユキ子さん(52)は「ずっと心配していたことが起こるなんて……」と言葉を失った。
(読売新聞4月22日)

タグ: 野生動物 , 獣害 , 電気柵

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