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2016-12-07 13:28

hitink_bee9

2016年ももう12月、
第9の季節になりました。
といっても、店長は年がら年中、
気が向いたら第9を聞いていますので、
年末だけ第9というわけではありません。
コンサートホールでも、
多くの第9を聞いてきましたが、
最近は少しご無沙汰しています。

第9といえば、
懐かしいCDがあります。
店長にCDの価値を思い知らせ、
普段聞くメディアを、
LPから一気にCDに変えしまったCDが、
ハイティンクの第9だったのです。

CDのまだ初期の頃、
店頭に並ぶCDの種類はあまり多くありませんでした。
その中で巡り合ったのが、
ベルナルト・ハイティンク指揮
アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団の、
1980年ライヴ盤ベートーヴェン/交響曲第9番でした。
全集とは別の録音です。
このCDが国内でリリースされた当時、
店長はLPをせっせと購入していました。
まだ、CDは持っていませんでした。
店長がCDプレーヤーを買うきっかけになったのは、
LPでは発売されなかった
ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮ベルリンフィルの
マーラー/交響曲第9番ライヴ盤ですが、
CDプレーヤーを買い、
そして最初に買ったCDがこのハイティンクの第9だったのです。

CDを初めて聞いた時には驚愕しました。
なんせ、無音の中から音が立ち上がってくるのですから。
LPではPCM録音とはいえ、
針を落とした瞬間から、
サーフェスノイズやそのほかのノイズが聞こえてきますが、
デジタル録音された演奏を収録したCDでは、
当たり前のごとくそれらのノイズはありません。
それと、ダイナミックレンジの広大さには驚きました。
LPではレコードにするためにリミッターがかかっている場合が普通ですので、
「どこまでもフォルテシモ」をLPで実現すると(無理ですが)、
さて、そのLPがちゃんとトレースできるか、
音が割れないかなどが問題になります。
CDではそのことをあまり気にしないでも済みます。
あとはアンプとスピーカーの問題です。
ハイティンクの第9第4楽章の合唱部分を初めて聞いた時には、
その第4楽章終結部の「どこまでもフォルテシモ」が、
何の問題もなく再生されてゆくのに、
ものすごい快感がありました。
特に第4楽章終結部は、
LPではちゃんと再生され、それなりの音圧で聞ける...
ということは希でしたからなおさらです。

CD初期当時から、
LPの音の方がいいとか、
CDの方がいいとか、
議論はありますが、
店長はLPとCDの音は分けて考えています。
扱いはCDの方が圧倒的に楽ですが。
LPの音がいいと思えば、
LPを聞けば済むだけの話で、
LPの音をCDに求めるのは筋違いだと思っています。
異なる仕様のメディアなのですから。

ハイティンクの第9は録音もよく、
演奏も中庸を得て大変優れています。
中庸といっても面白みがないということではなく、
ライヴ盤ではけっこう情熱もあり、
安心して聞ける安定感があります。
最初にリリースされたCDは既に廃盤ですが、
元のレーベルPHILIPS盤をDECCA盤として、
数年前に復刻されたようです。

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2016-11-30 15:07

furt_schumann4

今日、11月30日は、
ドイツの大指揮者ウィルヘルム・フルトヴェングラーの命日です。
68歳で亡くなったのですね。
今でいえば、まだまだ若くして亡くなったということでしょうか。
第2次大戦中や戦後の苦労が、
フルトヴェングラーの生命をを一気に縮めたような感があります。

店長は白状すると、
フルトヴェングラーの作り出す音楽が少し苦手だったりします。
我がハンス・クナッパーツブッシュ・ファンに比べて、
フルトヴェングラー・ファンの方が圧倒的に多いので、
なかなか言い出すのが怖いというところはありますが、
「なんで、ここでアチェレラントがかかるのだろう?」
とか、
スコアを見ながら聞いていると、
音楽の表情付の記号がほぼすっ飛ばされ、
フルトヴェングラー流の表情付に変わってゆきますので、
「え?」ということが多々あります。
フルトヴェングラーは作曲家でもありましたので、
自分の感じる様式に、
スコアを読み直してゆくところが大いにあるのではないか、
と思ったりします。
さらに、聞いていて、
呼吸感がなかなか自分と合わない、
というもどかしさを感じることもあります。
「これだけ名演の録音だと言われているのなぜだろう?」と、
悩んだこともありました。
それはまあ、仕方のないところではあるのですが。

でも、
「これはどの指揮者も敵わない」と
思う演奏録音がいくつもあるのは確かで、
店長が「フルトヴェングラー」という名前から真っ先に頭に浮かぶのが、
ワーグナー/「トリスタンとイゾルデ」全曲、
ブラームス/交響曲第3番、
そして、シューマン/交響曲第4番です。

特に、
初めてフルトヴェングラーのシューマン/交響曲第4番を聞いた時には驚愕しました。
音楽が巨大な蛇のように、
生きてうごめいているようなのです。
クナッパーツブッシュのように、
律儀にスコアの書き込みを再現した演奏録音ではありませんが
(クナッパーツブッシュは意外にスコアの書き込みに忠実です)、
有無を言わせぬ説得力を持った凄みのある演奏に、
ただただ驚き、聞き惚れました。
シューマン/交響曲第4番は、
冒頭からハイテンションで繰り返しや回帰が多く、
店長は他の指揮者で同曲を聞いた最初の頃、
やかましく感じてしまって、
なかなか入り込めない音楽でした。
店長がシューマン/交響曲第4番の素晴らしさに目覚めることができたのは、
フルトヴェングラーの演奏録音のお陰だと言ってもいいくらいです。
音楽の持つ生命感をこれほど見事に演奏してしまった例は稀有だと思います。
その後も、数多くの同曲の演奏録音に接してきましたが、
いまだにこの演奏録音が第一ではないか、
と思っています。

ドイツ・グラモフォンの1953年同曲の演奏録音はセッション録音ですが、
フルトヴェングラーは編集による細切れ録音を嫌い、
一発録りであったそうです。
そのため、オーケストラにミスはあるものの、
4楽章がアタッカで演奏されますので、
音楽の勢いがそのまま最後まで持続します。

シューマン/交響曲第4番は、
本来2番目に作曲された交響曲です。
でもシューマンが望む評価が得られず、
長い間お蔵状態でしたが、
シューマンがその短い晩年に改訂して、
スコアは第4番として出版されました。
シューマンの激情がそのまま音楽になっているようで、
フルトヴェングラーの演奏録音で聞くと、
非常に聴き応えがあります。

面白いのは、
最近の全集ばやりが反映して、
どの指揮者も4曲の交響曲全部を録音したりしていますが、
古いドイツの指揮者は
シューマンの交響曲全曲をレパートリーにすることは少なかったらしく、
たいてい第4番は誰でも演奏するのに、
第1番から第3番は残っている演奏録音を見ても、
指揮者によってかなりばらつきがあるということでしょうか。
現在、人気の高い第3番「ライン」が案外少ないのが面白いですね。

2016-11-17 13:19

fumiko

店長は夜寝るときに良く音楽を聞きます。
案外、
ベートーヴェンの交響曲でも子守歌代わりにしていますので、
何でもいいようなところがありますが...。
以前には、ブルックナー/交響曲第8番が最も良い子守歌代わりでした。
特に第2楽章ではけっこうオーケストラの音は大きいのに、
気持ちよかったですね。
むろん、アンプのボリュームは絞り気味です(^^;。

このところ、
頻繁に子守歌代わりにしているのが、
少し旧聞に属するアルバムで、
ヴァイオリニストfumikoの"f-celebrate the sound of spirits"
というアルバムです。
fumikoさんはこのアルバムの後、
ファドのアルバムも出しているようですが、
残念ながら未聴です。
fumikoさんは、
ちょうどアルバムが出た2004年頃だったか、
「風船おじさん」とあだ名されたお父さんが、
気球でアメリカへの太平洋横断冒険を始めた矢先に遭難するという、
そういう話題になったこともありました。
"f-celebrate the sound of spirits"は、
けっこう売れたのではないかと思います。

"f-celebrate the sound of spirits"は、
路線的にはクロスオーバーです。
テレビドキュメントの主題曲やCMにも使われた録音もあったようで、
「どこかで聞いたことがあるな」という曲も多いです。
実は、買ってしばらくして忘れていたのですが、
最近、棚から発見、
そのファンタジックなアレンジ、演奏に気持ちよくなって、
今頃になってほぼ毎晩聞いています。
2曲目は少し激しい曲ですが、
その後はメロディアスでfumikoさんの素敵な演奏ともども、
ふんわりと気持ちよく聞けます。
横になりながら、結局最後まで聞いてしまうことも再々です。

店長はクラシック親父の顔をしていますが、
実は雑食系で、
ジャズでもロックでも何でも聞きます。
最近では"PPAP"のサウンドが昔のテクノポップそのままで、
なんだか懐かしくなり、
「ペンパイナッポーアッポーペン」もしっかり覚えました(^^)。

2016-11-07 14:22

voces8_winter

11月も半ばに差し掛かり、
京阪神地方もかなり寒くなってきました。
ほんの2週間前、「暑い暑い!」と言っていたのが嘘のようです。
初秋がなく、いきなり晩秋の雰囲気ですね。

新譜で冬をイメージしたCDもいくつか出ていますが、
今回取り上げるのは、ずばり"WINTER"と題された、
イギリスのア・カペラグループVOCES8のアルバムです。
イギリスは大聖堂合唱隊の伝統があるかから、
このVOCES8のサウンド・クオリティは凄いものがあります。
男性6人、女性2人という編成ですが、
聞いて驚くのは、
合唱の音に濁りがないということでしょうか。

"WINTER"は北欧やヨーロッパの現代音楽、
クラシックやトラッドからの楽曲から成っており、
ア・カペラだけではなく、控えめながら楽器の音も入ります。
たまたまCDショップで試聴機に入ったものを聞いて購入したのですが、
これは一発で気に入り、購入してしまいました。
で、毎日聞いています(^^)。
濁りのない合唱がもたらす、
冬のキーンとしたような透明な空気感が心地よいとともに、
その中から不思議と暖かみを感じることができます。

VOCES8の活動歴は意外と古く、
CDショップで検索をかけると、
かなりの数のアルバムがヒットしてきます。
DECCAに移籍して3枚目のアルバムだそうですが、
前の2枚とはまた違った趣ながら、
この"WINTER"は成功しているようです。

ア・カペラによるアルバムは今までもいろいろと聞いてきましたが、
これだけ透明で濁りのない響きには少しショックを受けました。
VOCES8は昨年に引き続き、
今年もクリスマス・シーズンに来日、
あちこちでコンサートを開催するようです。
冬に向かう中、
このアルバムは音楽ファン、オーディオファンどちらにも、
お勧めすることができます。

2016-10-12 11:27

tennstedt_varkure

ワーグナー「ニーベルンクの指環」は4部作のオペラで、
休憩日を挟み、4日かけて上演されます。
最初(序夜、前夜祭)の「ラインの黄金」はそれほど長くありませんが、
続く、
「ワルキューレ」
「ジークフリート」
「神々の黄昏」
は、それぞれがかなり長いオペラです。
どれも人気のあるオペラで、
単独で上演されることもありますが(最近は少なくなったようです)、
中でも「ワルキューレ」の人気が高いですね。
楽劇全体の主人公ジークフリートはまだ生まれていませんが、
もう一方の女主人公ブリュンヒルデの活躍と没落が描かれます。

「ワルキューレ」は、
有名な「ワルキューレの騎行」が管弦楽曲でとくに有名で、
「ワルキューレ」全曲なんて聞いたことはなくても、
「ワルキューレの騎行」ならだれでも知っている、
という超有名曲です。
でも、「ワルキューレの騎行」がオペラのどこで、
どういう風に使われているのか、
オペラ全曲を聞くとやはり面白いです。

「ワルキューレ」は、
全曲だけではなく、
第1幕のみ、コンサート形式でもよく取り上げられます。
第1幕は楽曲としても劇的ですし、
登場人物はコーラスなどは必要なく3人だけですので、
物理的に演奏しやすい...という面が大きいからだと言えます。

「ワルキューレ」第1幕のレコードといえば、
わがハンス・クナッパーツブッシュに1957年にステレオで録音された、
キルステン・フラグスタート、
セット・スヴァンホルム、
アルノルト・ヴァン・ミル
そしてウィーン・フィルとの歴史的名盤があります。
さらにクナッパーツブッシュには、
1963年ウィーン芸術週間での、
クレア・ワトソン、
フリッツ・ウール、
ヨーゼフ・グラインドル
そしてウィーン・フィルとの映像も残されています。

さらに、
オットー・クレンペラーにも、
「ワルキューレ」第1幕のセッション録音が残されており、
クナッパーツブッシュとはまた別の興趣の、
オペラたたき上げ指揮者による演奏録音を聞くことができます。

そして、
新たにロンドン・フィルの独自レーベルから、
クラウス・テンシュテット指揮ロンドン・フィルの、
1991年ライヴ録音がリリースされました。
拙宅に届いて何回か聞きましたが、
冒頭の前奏曲から凄い演奏になっています。
歌手は、
エーファ=マリア・ブントシュー、
ルネ・コロ、
ジョン・トムリソソン
という顔ぶれで、安定した歌唱を聞くことができます。
ルネ・コロのジークムントをしっかり聞けるなんてすばらしいですね。
ジークリンデのブントシュー、フンディングのトムリンソンも素晴らしいです。
そして、何より雄弁で迫力のある管弦楽!
迫力がありながらも、非常に緻密な音楽を聞くことができます。
テンシュテットのテンポは部分的には少しゆったり気味に、
管弦楽の持つ意味を抉り出してゆきます。
前奏曲から、ただならぬ空気が漂う演奏で、
最後まで陶酔しながら聞くことができます。
「ワルキューレ」第1幕の、
破格の名盤の誕生といってもいいと思います。

このロンドン・フィル・レーベルの演奏録音は、
1991年10月7日と10日から編集されていますが、
今までコレクターズ・アイテムとして、
10日の膝録り録音(いけない録音ですね)が海賊盤で出たことがあります。
でも、会場のかなり遠いところで録ったのか、
歌手の声が貧弱で、
コンサートの迫力は十全には伝わってきませんでした。
今度のロンドン・フィル・レーベルのリリースは大歓迎です。
最後の熱狂的な聴衆の拍手に、
どんな演奏であったのか、その意味を如実に分からせてくれます。

テンシュテットのコレクターズ・アイテムとして、
「ワルキューレ」第1幕は、
同じロンドン・フィルでの1981年ライヴ録音も海賊盤で出たことがあります。
その時の歌手は、
ジェシー・ノーマン、
ロバート・シュンク、
マリウス・リンツラーでした。
1991年に比べて、
1981年当時のテンシュテットの特徴であった、
音楽を追い込むような迫力満点の演奏録音ですが、
やはり音があまりよくなく(というよりかなり悪いです)、
「あれもリリースしてくれないかな~」などと、
ないものねだり的に思ってしまうのでした。

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