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2016-09-12 16:53

marimba_ravel

昼間の気温はガクンと下がるということはありませんが、
朝夕は涼しくなり始めました。
ここ数年、気候変動のためか、
残念ながら「秋」が短いと感じてしまいます。
夏から、いきなり冬という感じでしょうか。
昨年はそれでも、「秋」を感じられましたが。

うわー、もう少し前に発売してほしかった!
という、涼やかなアルバムが、
BISという北欧のレーベルからリリースされました。
「ジョイント・ヴェンチャー・パーカッション・デュオ」というデュオグループで、
マリンバ2台、
もしくはマリンバとヴィブラフォンで演奏された「ラヴェル楽曲集」です。
少し渋めの楽曲ですが、
「クープランの墓」
「マ・メール・ロワ」
「なき王女のためのパヴァーヌ」
が収録されています。

非常に凉やかな響きの演奏録音で、
自宅でエアコンで冷房を入れたまま聞くと、
少し寒くなりました(^^;。
でも、非常に気持ちのいい響きです。
マリンバの低域はたいへん深みがあり、
高域もきれいな音で、
「マ・メール・ロワ」など、
2台のピアノで演奏される以上に、
楽曲の面白さも同時に味わえます。

クラシックとニューエイジ・ミュージックの境界にあるような響きの演奏録音で、
これは成功しています。
店長は普段、古色蒼然とした演奏録音を聞くことが多いので、
こういう、新鮮な響きの試みの録音を聞くと、
もろ手を挙げて賛成したくなってしまうのでした。
演奏、録音とも大変優れています。

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2016-08-31 14:13

sitokovetsky_goldberg

ヨハン・セバスチャン・バッハの、
「ゴルトベルク変奏曲」はチェンバロ、
もしくはピアノでの演奏が主流ですが、
その他にも様々な楽器に編曲された版が存在し、
その演奏録音も少なからずリリースされています。
「フーガの技法」も様々な楽器で演奏されますが、
「フーガの技法」は演奏に際しての指定楽器はなく、
多くの音楽家の想像力を刺激しているようです。
でも、「ゴルトベルク変奏曲」はクラヴィア曲、
すなわち鍵盤楽器で弾くための楽曲です。

店長の子供の頃はGOLDBERGをそのまま英語読みして、
「ゴールドベルグ変奏曲」でしたっけ。

古くはワンダ・ランドフスカのチェンバロによる演奏や、
グレン・グールドによる2つのセッション録音が定盤でした。
ランドフスカのLP復刻盤や
グールドの2種類のセッション録音はLP以来の付き合いですので、
随分前から聞いていることになります。
チェンバロやピアノで聞く「ゴルトベルク変奏曲」の決定盤かも知れませんね。
その他、ピアノではマレイ・ペライヤの素敵な録音や、
チェンバロではヘルムート・ヴァルハやカール・リヒターの演奏録音も懐かしいです。

でも、これだけ録音が増え、
さらに異楽器での演奏録音が増えると、
「どれでも定番」になりそうな雰囲気ですね。

店長が好きでよく聞く「ゴルトベルク変奏曲」は、
ドミトリ・シトコヴェツキーが弦楽三重奏曲に編曲、
ドミトリ・シトコヴェツキーのヴァイオリン、
ジェラール・コセのヴィオラ、
ミッシャ・マイスキーのチェロの演奏で、
1984年に録音されたORFEO盤です。

シトコヴェツキーの編曲版は、
その後、拡大された弦楽合奏版、
マイスキーが他の演奏者と録音した演奏録音などがあり、
すっかり定着したした感がありますが、
やはり弦楽三重奏によるプリミティヴとも思える最初の演奏録音が、
クラヴィア以外での演奏録音では一番好きかな?
とも思えます。
まだマイスキーが大きな話題を持って迎えられる前の、
1984年の録音ですが、
音の大変いいCDで、
各楽器の溶け込み具合も素晴らしいです。
聞いていて、とっても気持ちよくなります。
オーディオ的にも優れた録音です。

「ゴルトベルグ変奏曲」は、
不眠症で悩む貴族のために作曲されたという逸話がありますが
(本当かどうかはわからないそうです)、
このところ、店長が夜寝るときの子守歌代わりにしています。

2016-08-30 10:39


新発売QUADRAL RHODIUM200 ブックシェル・スピーカー

若い人たち(店長もまだまだ若いつもりですが^^;)の、
オーディオ離れが言われて久しくなりました。
まあ、確かに「金がかかる」
「面倒くさい」
「何が本当かわからない」
ということはありますので、
敬遠する傾向があることはわかりますね。
車も同じ傾向をたどっているようです。

でも、
自分の若いころを(^^;;;;思い出してみると、
そんなにお金をかけず、
オーディオーの世界に入っていったようなところがあります。
昔はヤフオク!というより、ネット環境なんてそもそもありませんでしたから、
新品を買うか中古店で中古を買うしか方法がありませんでした。
知人に譲ってもらうという手もありましたが...(^^;。

オーディオ雑誌にはハイエンドの製品が、
「これでもか!」と載っています。
でも、最初は別にハイエンドでなくてもいいのです。
自分にとって適価な製品から始めないと、
何も始まりません。
少し経つと、「あ、もう少し背伸びしたほうがよいかな」と、
グレードアップしてゆけばよいだけです。

世に、
最初から最高級のオーディオを揃えられるという、
羨ましい環境の方もおられます。
でも、それで「いい音で鳴っているのか?」というと、
案外そうでもないお宅にお邪魔して聞かせてもらったことが何度もあります。
すなわち、
自分が聞きたい音のリファレンスがないため、
あれこれ高級機を買っては、
さらによく分からなくなっている...ということが案外多いのかも知れません。
バランスが悪いことが多いです。
逆に、
安いオーディオから出発してグレードアップしていった人のオーディオは、
そういう失敗があまりありせん。
要は、
最初から「いい音」は金さえ出せば簡単に手に入るものではなく、
経験と試行錯誤からあれこれ試してゆくとよい、
ということになります。
これは、男女関係なく、
はまると大変面白い趣味だと言うことができます。
最近は、オーディオ女子が増えているようですし。

店長はホームセンターやDIYショップが大好きで、
例えばスピーカーの下に敷くインシュレーターなど、
あれこれ素材を変えて聞き比べたりします。
木とかゴムとか石とか、その他いろいろ。
一気に高価なオーディオ用インシュレーターを買うのではなく、
まずどういう素材が自分には適しているのか安い素材で試してみて、
それからオーディオ用インシュレーターに手を伸ばしたりします。
それに、最初から高価なオーディオ用インシュレーターを買っても、
他のものでいろいろ試していないと、
どういう効果があるのか分かりません。

その、自分なりの音のリファレンスにするのが、
「生の音」です。
ただし、ロックコンサートなどの、
自然の音とは次元の異なる音を好む人もたくさんいますので、
これはあくまでPAを通さない、
クラシックを聴く店長の趣味です。
PAを通したどでかい音は、
日常から離れた快感があるのは確かですし...。

「生の音」のリファレンスは、
理想的にはアコースティックなコンサートですが、
なかなかコンサートに行けない、
あるいは近くにコンサートホールがない...
という方も多いと思います。
店長も、最近はコンサートにはなかなか行けなくなってしまいました。
でも、近所の小学校や中学校、
あるいは高校のさまざまなコンサートや、
ブラスバンドなら聞きに行ける機会もあるでしょうし、
もう時期外れになってしまいましたが、
花火や盆踊りの太鼓の音も結構参考になったりします。

それに、
音楽でなくても自然の音、
近くで、あるいは遠くで鳴っている雷の音、
風や雨の音、
自動車や電車の走る音や駅のアナウンスがどんなふうに聞こえるのか
(駅のアナウンスそのものは良い音ではありません。
要は屋外の吹き曝しのスピーカーや、広い駅舎でどのように響くのかですね)、
それに、人々の話し声などなど、
環境音のファンや生録ファンでなくとも、
自然の音は結構参考になる場合が多いです。

これから秋の季節は、虫の音も面白いですね。

外に出るとすぐにヘッドフォンを耳につけて、
音楽を聞く、ということも悪いことではありませんが
(店長もたまにやっているし)、
自分を取り巻く環境でどんな音が鳴っているのか、
耳を澄ましていると、
目立った音がなくても、
静かな処でも何らかの音があったりします。
これがオーディオには案外役に立つことが多いのです。

あらいぐま堂で扱っているスピーカーでは、
まずこの辺りからかな?
ということで、
RHODIUM200のご紹介です。

2016-08-27 14:38

kna_bruckner7

思い出したら、
ブルックナーの交響曲は、
高校生くらいから聞いてはいたのですが、
その良さがあまり分からず、
その魅力を知って頻繁に聞き始めたのは、
かなり大人になってからです。
ブルックナーの交響曲は繰り返しが多く、
唐突な曲想変化も頻繁にありますので、
最初の頃は、「楽しむ」というところまでは、
行かなかったようです。

長じて、
ブルックナーの交響曲をあれこれ聞き出すきっかけは、
カラヤンの1975年、
全集盤へと発展する第7番のセッション録音からではなかったか?
と記憶しています。
LP2枚組で鳥の羽根のジャケットもかっこよかったです。
第7番はその前にカール・シューリヒト指揮ハーグ・フィルの
コンサートホール盤を聞いていたはずですが、
巷間、高い評価を受けていたレコードのはずなのに、
当時はその良さが分かりませんでした。

カラヤンのセッション録音は響きが豊穣で、
第1楽章冒頭から夢見るような世界に連れて行ってくれました。

その後、
朝比奈隆指揮大フィルのザンクト・フローリアンでのライヴ録音や、
ロヴロ・フォン・マタチッチ指揮チェコ・フィルなどがお気に入りで聞いていましたが、
クナッパーツブッシュ指揮ウィーン・フィルの、
1949年ザルツブルク音楽祭でのライヴ録音にショックを受けました。

最初の頃、クナッパーツブッシュの1949年盤は、
あまりいい音のLPやCDには出会えず、
1949年という録音年代に「そんなものか」と思って聞いていました。
でも、その音楽の持つリアリティというか、
これだけ厳しい第7番の演奏録音は希だと思われます。
どこかムード音楽のようになってしまいがちな第7番を、
クナッパーツブッシュは冒頭のテンポから少し早めに、
意外と厳しく演奏してゆきます。
第1楽章や第2楽章は、
むしろ、「とっつきにくい」といっても過言ではないほどです。
どちらかというと、巌のような音楽です。
特に第2楽章は、
ワーグナーの死を悼んで作曲されましたので、
纏綿とした音楽になりがちですが、
クナッパーツブッシュの音楽作りは、
情緒に流されない独特の演奏だと言えます。

第3楽章や第4楽章も、
交響曲としてのバランスはあまりよくないのですが、
クナッパーツブッシュの演奏では、
あまりそのことを感じさせません。

クナッパーツブッシュには、
晩年の1963年にもケルン放送交響楽団とのライヴ録音が残っていますが、
クナッパーツブッシュの基本的な解釈は変わりません。
やはり、かなりの厳しさを持った演奏録音です。
1949年とかなり古いライヴ録音ですので、
もちろんHIFIではなく古臭いですが、
さまざまな指揮者による同曲の後に聞くと、
「あれ、ブルックナー/交響曲第7番ってこんな音楽だったのか」と、
思われること必定です。

2016-08-19 11:18

kna_bruckner8

クナッパーツブッシュのブルックナー、
セッション録音ばっかり取り上げてきましたので、
今回もセッション録音、
Westminsterへの交響曲第8番です。
ものすごく嬉しいことにステレオ録音です(^^)。

クナッパーツブッシュには、
このWestminster盤と同時期、
1963年1月24日のライヴ録音も残っていて、
そちらはモノラルながらとてつもなく素晴らしい演奏が収録されています。
Westminster盤はその前後にセッション録音されました。

Westminster盤はクナッパーツブッシュの貴重なステレオ録音の一つです。
これはLP時代からの付き合いで、
随分長く聞いてきたことになります。
ただ問題なのは、
LPやCDを含めて、
「何が正しいのか?」が、
かなりややこしいということです。

まずLP時代、
ステレオの左右が逆でした。
第1ヴァイオリンが右側から聞こえてきます。
バイロイト祝祭劇場ばりに、
指揮者の右側に第1ヴァイオリンを配置した録音か?
と思ってレコードのジャケットに載っているオーケストラ配置を見ても、
第1ヴァイオリンは左側です。
トラックダウンの時に、左右逆に収録してしまったようです。
また、エコーはあまりなく、かなりデッドな録音です。

次にCDですが、
初期のPIONEER盤はLPからの板起こしで、
左右の音像は逆のままです。
同じく初期のアメリカMCA盤は、
テープかLPからの板起こしか判然としませんが、
やはり左右逆のままです。

次にイギリスMCAから左右を入れ替えて、
正常な音場でのCDがリリースされました。
ただ、元の音にリヴァーヴを加え、
音に厚みが加わり、聞きやすくしてあります。

日本ビクターのスタッフがマスターテープをWestminsterの倉庫から発見した...
という触れ込みで、
初めて左右の音像正常、
リヴァーヴなどを付け加えないCDがリリースされました。
基本、これが最も正しい音に近いCDでしょう。
CD番号はMVCW-14001/2です。
今回の画像はわかりやすいように帯び付きです。

その後、
Westminsterの販売権をドイツ・グラモフォンが獲得、
アメリカ・プレスですが、
ドイツ・グラモフォンからリリースされました。
ただ、残念ながらイギリスMCAのCDを下敷きにしたのか、
かなりリヴァーヴが加えられ、
聞きやすいですが、
正しい音ではありません。
このCDは、元の音がデッドであまり聞きやすくないため、
ドイツ・グラモフォン盤は聞きやすいことから、
歓迎している人は多いようです。

その後も、
TOWERレコードから出ていますが、
確認できていません。

クナッパーツブッシュのブルックナー/交響曲第8番は、
セッション録音、ライヴ録音を含めて5種類の録音が残っています。
1951年 ベルリン・フィルとのライヴ録音
1955年 バイエルン州立管弦楽団とのライヴ録音
1961年 ウィーン・フィルとのライヴ録音
1963年 ミュンヘン・フィルとのライヴ録音
1963年 Westminsterへのセッション録音
ステレオ録音は、1963年 Westminsterへのセッション録音だけです。

クナッパーツブッシュの使用しているスコアは、
ヨーゼフ・シャルク版(いわゆる初版)です。
ヨーゼフ・シャルクはフランツ・シャルクの兄で、
フランツとともに作曲をブルックナーに師事、
兄弟そろってブルックナーの弟子でした。
ブルックナー/交響曲第8番第1稿は、
当時高名であった指揮者ヘルマン・レヴィ(ワーグナー「パルジファル」の初演者)に、「演奏不可能」と言われ、
自信をなくしたブルックナーは改訂につぐ改訂を重ねてゆくのですが、
初演を可能にしたのはヨーゼフ・シャルク改訂による初版でした。
初演はやはり当時の大指揮者ハンス・リヒターがウィーン・フィルと行いました。
ブルックナーの初版スコアへの批判は、
エルヴィン・デルンベルクの書籍が元になっていて、
日本での初版批判はこの本からの受け売りが多いようです。
でも、虚心に初版を聞くと、
「改悪版」とか「改竄版」のような悪口は通用しないことが分かります。
ブルックナー受容史の中で貴重なスコアだといえます。
シャルク版スコアは、音楽家兼音楽評論家、野口剛夫氏の主宰する
「音と言葉社」から日本でも発売されていましたが、
今も入手できるかどうかわかりません。

1951年の録音から聞けるわけですが、
1951年盤は、ものすごく楽曲に対してリアルな演奏録音です。
1963年の2つの演奏録音を除き、
大きく4種類の演奏内容はどれもかなり異なります。
他の交響曲では、
クナッパーツブッシュの解釈はそれほど変わらないのですが、
第8番ではその演奏内容がかなり変化しています。
1951年のリアルな演奏から、
だんだんと自然体へと変化してゆき、
1963年には、クナッパーツブッシュでしか到達しえなかったであろう、
透明さと自在さを獲得しています。
特に抒情的な部分の素晴らしさ、
雄大で強大なフォルテシモなど、
クナッパーツブッシュのセッション録音は緊迫感が今一つながら、
それでも非常な高みにある演奏録音だと言えます。
第1楽章から素晴らしいですが、
第3楽章の静かな慟哭、
第4楽章の悠然と進むスケールの大きさなど、
聞きどころの多い演奏録音です。

店長にとって、
ブルックナー/交響曲第8番の演奏録音では、
クナッパーツブッシュの一連の録音と、
カラヤンの最晩年、1988年11月に録音されたドイツ・グラモフォン盤が、
いずれも忘れ難い録音です。

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