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2011-10-30 20:33

NHKあさイチ  (その他)

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先日22日のNHKスペシャルで取り上げられた福島県内の苦悩する農家2社、会津美里町のグリーンサービスと

伊達市の伊達水密園があさイチで再登場です。NHKで人気の情報番組「あさイチ」。明日31日から11月4日

までは福島キャラバンと銘打って福島ウィークです。明日は会津の東山温泉から、3日目11月2日の朝は

福島市の果樹園からだそうです。その11月2日に「放射能に負けない!」というメインテーマでお送りするとのこと。

今回の東電原発事故に際して私が何を考え、我が社がどう対応しようとしたかをお話ししたいと思います。


3月11日大震災の後原子力災害が発生して、ここ会津にも放射性物質が飛散したと知らされた時、

今まで約20年近く続けてきた環境にこだわった稲作、土作りの取り組みが一瞬にして台無しになり、

大切にしてきた農場が放射能に占領されてしまったと思いました。これからどうすればよいのだろうか。

しばらく気が抜けてしまったような、空虚な時間を過ごしたように思います。

この時、この様な私の背中を押してくれたのはお米社債の債権者の皆様からのお電話、お手紙などであり、

お客様からの励ましのお言葉でした。そしてもう一つ、私の頭によぎったのは約400年間も続いてきた

我家の先代の皆様のことでした。伊達政宗公により滅亡した会津芦名家、その家来であった我が祖先は、

太閤豊臣秀吉の会津仕置により会津入城された蒲生氏郷公を頼りとします。

しかしながら、蒲生氏の急逝により武士としての拠り所を失うこととなった新國氏は、帰農して会津に土着します。

その後、新國氏の分家などは江戸開府のころ新田開発によりここ桧の目新田に入り開拓を行います。


あれから20数代、年に数回の洪水などの災害に見舞われながら、一代も欠けることなく脈々と繋がって参りました。

もし誰か一人でも現状を嘆くなり諦めたりすれば繋がることはなく、私は存在しなかったことと思います。

400年前に武士を棄て帰農した時の覚悟、その後子孫の皆さんが20数代、次代へ次代へと繋いでいった覚悟、

大げさな言い方かも知れませんが、私は今回の原子力災害に遭遇した時、この祖先達の覚悟を思ったのです。


原子力災害による放射能問題は今年や来年で終わるもの、解決するものではありません。

これから何十年、何世代にも渡るものです。ではどうすればよいだろうか。

まず出来るだけ正しく現状を認識しなければなりません。

そこで、我が社の農場について線量計による計測や土壌分析などにより、

農場で一番汚染されたと思われる圃場を探しました。この田んぼの土壌分析により汚染度合いを調べ、

ここから収穫されたお米から放射性物質が検出されなかったら、他の圃場から収穫されたお米は全て安全といえます。

一部自前でも行いましたが、第三者機関に委託することにいたしました。

それがNPO法人「日本GAP」協会による「放射能検査プログラム」なのです。


当店で販売しているお米は、この様にして安全性がGAP協会から合格農場として認定された

グリーンサービスの圃場から100%収穫、生産されたものです。

私の能力の無さ、弊社の仕組みのまずさもあり、お客様の皆様には個数やお届け先、金額などのミスを犯し、

大変なご迷惑をおかけしたこともございます。本当に申し訳ございません。

私は代表取締役であり、この会社経営の全責任者です。

私たち社員はこの農場から収穫される、生産される全ての農産物、商品、サービスに確固たる責任を持っています。

私たちの力ではどうにもならない放射能、そうであれば正しく現状を認識する努力を重ね、

情報を皆様に公表していくことが非常に重要だと捉えています。

ここに加えて、東電や国が責任を持って詳しく土壌分析を行い、正確な汚染マップを作成する必要があります。

正確な現状を把握できてこそ私たち農業者は、科学的見識と仮説に基づいて農産物の収穫生産に全力を傾け、

より汚染の少ない、より人に良い食べ物を皆様に提供できます。

この様な実践の連続が、次世代によるこの地での農業を継続させる得ることとなりましょう。

私はこの様なことを考えております。





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